いやぁ、祝日っていいよねぇ。
普段学校で先生の目を盗みながら昼寝しなきゃいけない日に、
堂々と家でゲーム出来るとか贅沢の極み。
そんなわけで、私泉こなたは今日も家でのんびり時間の浪費をしているわけだ。
普段学校で先生の目を盗みながら昼寝しなきゃいけない日に、
堂々と家でゲーム出来るとか贅沢の極み。
そんなわけで、私泉こなたは今日も家でのんびり時間の浪費をしているわけだ。
ラノベ風に言うなら、
さてさて折角の祝日で時間が余りに余っているのだが、これといってやる事も見つからず、
とはいっても私の頭の中に住むHIMA=JINという名の司令官は無意味な休息を許してはくれず。
結局私はそいつの言いなりになって、過去に何度も遊び尽くしたゲームをプレイして暇を潰しているのである。
さてさて折角の祝日で時間が余りに余っているのだが、これといってやる事も見つからず、
とはいっても私の頭の中に住むHIMA=JINという名の司令官は無意味な休息を許してはくれず。
結局私はそいつの言いなりになって、過去に何度も遊び尽くしたゲームをプレイして暇を潰しているのである。
わかりにくいから要約すると、やりたい新作もないからとりあえず何かゲームやってるってわけだ。
だって何もしないってのも損してるっぽいしねぇ。
だって何もしないってのも損してるっぽいしねぇ。
ま、そんなわけで、予想通りゲームも退屈でね。
横にあらかじめ呼んでおいたそれはそれは退屈そうにしてるかがみ様がいるわけだよ。
横にあらかじめ呼んでおいたそれはそれは退屈そうにしてるかがみ様がいるわけだよ。
「あー…おい、私は何故ここにいる」
「さあ…呼ばれたからじゃない?」
「誰に」
「お父さん」
「……私にどんな反応を期待しているんだ」
「さあ…呼ばれたからじゃない?」
「誰に」
「お父さん」
「……私にどんな反応を期待しているんだ」
いやまぁ特に意味はないんですけどねかがみ様。
「んで私はいつも通りに横にいりゃいいのかー?」
「んーだって一人でゲームしてもつまんないもん」
「いやだったらゲームすんな、勉強しろ」
「やーそれは祝日に失礼な気が」
「ああ?今なんつった?」
「んーだって一人でゲームしてもつまんないもん」
「いやだったらゲームすんな、勉強しろ」
「やーそれは祝日に失礼な気が」
「ああ?今なんつった?」
はい、ごめんなさい、かがみ様怖いです。はい。
「んー…これメトロイドよね」
「そ、SFCのスーパーメトロイドね」
「うちにあるわよ、クリアしてないけど」
「ふーん、じゃ別のにする?ネタバレなるし」
「別になんでもいいわよ」
「そ、SFCのスーパーメトロイドね」
「うちにあるわよ、クリアしてないけど」
「ふーん、じゃ別のにする?ネタバレなるし」
「別になんでもいいわよ」
いやなんでもいいってのが一番対応に困るんですけど。
まーでもいっか、このままぐだぐだでー。
まーでもいっか、このままぐだぐだでー。
「お、ここ覚えてる。確かこいつ襲ってくんのよね」
「そうそう、なんか知らないけど襲われる」
「そうそうなんかわからないけど襲われるのよ」
「なんかわからないけどイベントカット」
「え、ちょっ!それ飛ばせるの!?」
「気合いで」
「そうそう、なんか知らないけど襲われる」
「そうそうなんかわからないけど襲われるのよ」
「なんかわからないけどイベントカット」
「え、ちょっ!それ飛ばせるの!?」
「気合いで」
うーむやっぱりかがみはゲームだと話が続くねぇ。
てかかがみって普段どんなゲームしてるんだろ。
てかかがみって普段どんなゲームしてるんだろ。
「そいやさ、かがみってどんなゲームするの?」
「んー?(もぐもぐ)んー…STGとかRPGとか、あと(もぐもぐ)大作は一応買ってるわね」
「ふむ、まーそんなもんだよね」
「(もぐもぐ)(もぐもぐ)そんなもんよ」
「ところでそのポテト太るよ」
「ごふっ!!」
「んー?(もぐもぐ)んー…STGとかRPGとか、あと(もぐもぐ)大作は一応買ってるわね」
「ふむ、まーそんなもんだよね」
「(もぐもぐ)(もぐもぐ)そんなもんよ」
「ところでそのポテト太るよ」
「ごふっ!!」
ふーむ…わかりやすいライト層だ…。
んーでもかがみんはなぁ、ライトって感じでもないし、にわかでもないし、本質的にヲタクなんだよねぇ。
ま、本人に言うと怒られるから言わないけどー。
んーでもかがみんはなぁ、ライトって感じでもないし、にわかでもないし、本質的にヲタクなんだよねぇ。
ま、本人に言うと怒られるから言わないけどー。
「……しかし人間離れした操作してんな」
「いやー随分と無駄多いよー」
「こういうスーパープレイとかってさ」
「うん」
「プレイした事ないと凄さがわからないわよね」
「あー」
「いやー随分と無駄多いよー」
「こういうスーパープレイとかってさ」
「うん」
「プレイした事ないと凄さがわからないわよね」
「あー」
あぁ…かがみんはやっぱり私の嫁だにゃぁぁ…。
これがつかさだと
『わー、今のどかーんっていうのなにー?』
とか
『へえ~結構簡単なんだね~ え?むずかしいの?わーこなちゃん上手なんだぁ~』
とか…いかにも一般人な反応しかないからなァ…。
いやいやつかさが嫌いってわけじゃないよ、むしろ好きだよ。誰に言ってるわけじゃないけど。
これがつかさだと
『わー、今のどかーんっていうのなにー?』
とか
『へえ~結構簡単なんだね~ え?むずかしいの?わーこなちゃん上手なんだぁ~』
とか…いかにも一般人な反応しかないからなァ…。
いやいやつかさが嫌いってわけじゃないよ、むしろ好きだよ。誰に言ってるわけじゃないけど。
「ちょ!順番違うだろ!」
「いやーそれが行けてしまうのだよー」
「いや届かないっての!」
「いやいやーそれがこの目にもとまらぬ壁蹴りでだね、あ…」
「……落ちたわね」
「そだね」
「……」
「いーや、適当プレイ~」
「……プレイ内容でその人の性格がよくわかるわ」
「いやーそれが行けてしまうのだよー」
「いや届かないっての!」
「いやいやーそれがこの目にもとまらぬ壁蹴りでだね、あ…」
「……落ちたわね」
「そだね」
「……」
「いーや、適当プレイ~」
「……プレイ内容でその人の性格がよくわかるわ」
むぐぐぐ…。
ま、まぁいいさ、私は潔いのさ、認めよう、ああ認めよう、適当だよああ適当さ。
でもあそこ昇るのは難しいんだよ!?
普通にやったんじゃまず成功しないんだよ!?
だから私は下手じゃないんだよ当然なんだよ!?
エミュで低速にしてやっても難しいんだよ!?
あーはい、わかってます、言い訳ですね、はい、はい。
…見てろよかがみ。
ま、まぁいいさ、私は潔いのさ、認めよう、ああ認めよう、適当だよああ適当さ。
でもあそこ昇るのは難しいんだよ!?
普通にやったんじゃまず成功しないんだよ!?
だから私は下手じゃないんだよ当然なんだよ!?
エミュで低速にしてやっても難しいんだよ!?
あーはい、わかってます、言い訳ですね、はい、はい。
…見てろよかがみ。
ま、そんな適当プレイでほんと適当にクリアして、遂にやる事がなくなったわけだ。
別のゲームやろうとしたらかがみ怒り出すし、てか勉強見てやるとか言われてもあまり嬉しくないんですけど。
別のゲームやろうとしたらかがみ怒り出すし、てか勉強見てやるとか言われてもあまり嬉しくないんですけど。
んで、まーとうとう本格的に暇になったわけで、それでも帰るとか言わないところはかがみ優しいよねぇ。
二人分の麦茶と大量のお菓子やら何やらが無造作に置かれてるテーブルを囲んで、
私とかがみ様はぼーっとしてるわけだ。
二人分の麦茶と大量のお菓子やら何やらが無造作に置かれてるテーブルを囲んで、
私とかがみ様はぼーっとしてるわけだ。
「そんなに暇なら本でも読みなさいよ、ラノベとか」
「んー…あー、かがみはラノベは読むんだっけ」
「そーよ」
「ふぅん…ラノベ面白い?」
「面白いわよ、作品によるけど」
「んー…あー、かがみはラノベは読むんだっけ」
「そーよ」
「ふぅん…ラノベ面白い?」
「面白いわよ、作品によるけど」
ふむ、暇だったけどその暇は今この瞬間に消え去った!
こんな時はかがみんを弄って遊ぶに限る。
丁度いいからヲタクである自覚でも持たせてやらう。先輩としてッ!
こんな時はかがみんを弄って遊ぶに限る。
丁度いいからヲタクである自覚でも持たせてやらう。先輩としてッ!
「ねーかがみ、ヲタクってなんだと思う?」
「は?何わけわからん事言ってんのよ、あんたの事だろあんた」
「いやそーゆー意味ぢゃなくてさ
ヲタクにもアニメとかゲームとか色々あるじゃん、広く言えば電車とか釣りとかアイドルとか数学とか」
「…まぁ元々はそういう意味合いだったしな」
「そ。どんな分野でもヲタクになるのだよ、それが世間に認められるかの違い。」
「あんたにしては随分と真面目な話だな」
「は?何わけわからん事言ってんのよ、あんたの事だろあんた」
「いやそーゆー意味ぢゃなくてさ
ヲタクにもアニメとかゲームとか色々あるじゃん、広く言えば電車とか釣りとかアイドルとか数学とか」
「…まぁ元々はそういう意味合いだったしな」
「そ。どんな分野でもヲタクになるのだよ、それが世間に認められるかの違い。」
「あんたにしては随分と真面目な話だな」
むふふ。食いついてきよるぞ。
さぁてどう調理してやろうかねぇ。
かがみぃん?いい加減私と同類だって知ってもらわなきゃねぇ。んひひっ。
さぁてどう調理してやろうかねぇ。
かがみぃん?いい加減私と同類だって知ってもらわなきゃねぇ。んひひっ。
「数多いヲタクの中でも、一つだけ共通してる部分があるとしたら、なんだと思うー?」
「はぁ?……んー、熱意か何かか?」
「まそんな感じ。問題はそのモチベーションだよかがみ」
「ふむ」
「例えば電車好きがいるじゃん。電車の事調べて覚えたって開発とかに回らなきゃ人生的に意味はないわけじゃん。
じゃどうして電車を調べるか、それは意味のない事に意味を持ってるからだよかがみ」
「あー…なんとなくわかる、わかりたくないけど」
「はぁ?……んー、熱意か何かか?」
「まそんな感じ。問題はそのモチベーションだよかがみ」
「ふむ」
「例えば電車好きがいるじゃん。電車の事調べて覚えたって開発とかに回らなきゃ人生的に意味はないわけじゃん。
じゃどうして電車を調べるか、それは意味のない事に意味を持ってるからだよかがみ」
「あー…なんとなくわかる、わかりたくないけど」
んひゃひゃ。いいよかがみぃん?
そうだそうだよ。今まで散々馬鹿にしてきたダークサイドが、実は今自分が立っているところだったなんて。
夢にも思わないよねえ…?
そうだそうだよ。今まで散々馬鹿にしてきたダークサイドが、実は今自分が立っているところだったなんて。
夢にも思わないよねえ…?
「娯楽の延長よね、そーゆーの」
「まぁまぁ結論を急がない。
意味のない物に意味を持たせるのは人間にしか出来ない事だよ」
「いきなり話がそれたな…」
「それはつまり想像。話を考えたり未来を予測したり、それら全ての原点は皆ここなのさ」
「あー…メタ話されても」
「んーじゃ話戻そうね」
「まぁまぁ結論を急がない。
意味のない物に意味を持たせるのは人間にしか出来ない事だよ」
「いきなり話がそれたな…」
「それはつまり想像。話を考えたり未来を予測したり、それら全ての原点は皆ここなのさ」
「あー…メタ話されても」
「んーじゃ話戻そうね」
さあかがみん…その仮初めの一般人面を、この私の手で剥がしてあげよう…くすくすッ。
「つまり、想像力そのものがヲタクなんだよ。
その想像力が現実よりも面白いって認識こそがヲタクの根元なのさかがみ」
「今日はやけに語るな…何かあったのか?」
「んふふ。かがみはラノベを読むよね」
「そ、そうよ?」
「いい?想像力こそがヲタクに共通する事ならば、小説やラノベを楽しめる心もまたヲタクなのだよ…かがみぃ」
「な…何が言いたい」
「つまり!かがみは生まれながらの潜在的ヲタクなのだッ!認めたまえッ!!」
その想像力が現実よりも面白いって認識こそがヲタクの根元なのさかがみ」
「今日はやけに語るな…何かあったのか?」
「んふふ。かがみはラノベを読むよね」
「そ、そうよ?」
「いい?想像力こそがヲタクに共通する事ならば、小説やラノベを楽しめる心もまたヲタクなのだよ…かがみぃ」
「な…何が言いたい」
「つまり!かがみは生まれながらの潜在的ヲタクなのだッ!認めたまえッ!!」
「や、それわかってるし」
「……はへ?」
あい?
「つーかそれ当たり前だろ、人間として」
「そ、そう、なの、かな?」
「私が嫌がってるヲタクってのは、秋葉とかで騒いでるにわか共の事よ」
「あ、あー…はい」
「今更言ってもどうにもなんないけどね」
「そ、そだね…わ」
「はいストップそこメタ発言しない」
「くッ…私の発言を先読みしたと言うのか…ッ」
「うっさい」
「そ、そう、なの、かな?」
「私が嫌がってるヲタクってのは、秋葉とかで騒いでるにわか共の事よ」
「あ、あー…はい」
「今更言ってもどうにもなんないけどね」
「そ、そだね…わ」
「はいストップそこメタ発言しない」
「くッ…私の発言を先読みしたと言うのか…ッ」
「うっさい」
…ま、この展開読めてたけどね。
ずーっとかがみと付き合ってれば、この人がどんだけヲタク寄りかは嫌ってくらいわかるからねぇ。
ホントにヲタク嫌な人は嫌って言わないんだよね。
そーゆー話振られた瞬間に逃げるから。うん。
てか気付いたらテーブルのお菓子が半分ほどなくなってるし。
まーいーや。
なんとかしてかがみをデレさせたかったんだけど、
やっぱ私一人じゃ無理っぽいねぇ~、つかさがいると随分変わるんだけど。
ずーっとかがみと付き合ってれば、この人がどんだけヲタク寄りかは嫌ってくらいわかるからねぇ。
ホントにヲタク嫌な人は嫌って言わないんだよね。
そーゆー話振られた瞬間に逃げるから。うん。
てか気付いたらテーブルのお菓子が半分ほどなくなってるし。
まーいーや。
なんとかしてかがみをデレさせたかったんだけど、
やっぱ私一人じゃ無理っぽいねぇ~、つかさがいると随分変わるんだけど。
「つーかあんたは何を言いたかったんだ」
「えー…やー、親睦を深めようかなぁと」
「親睦ねぇ…」
「そ、親睦」
「…じゃ、これ読め」
「えー…やー、親睦を深めようかなぁと」
「親睦ねぇ…」
「そ、親睦」
「…じゃ、これ読め」
ん、かがみが鞄から出したのは文庫本だ。
えーと何々、お、死にバラじゃん。
いや待ってラノベじゃないッスかかがみ様…。
アニメ化されてるのに読めと申しますか…。
えーと何々、お、死にバラじゃん。
いや待ってラノベじゃないッスかかがみ様…。
アニメ化されてるのに読めと申しますか…。
「これ読んだら仲良くしてあげる、ただし今出てる巻までな」
「えー!?」
「勿論ちゃんと読んだかテストするわよ、流し読みだったら好感度リセットね」
「はいー!?いや、ちょ!かがみ!私アニメの消化で忙し」
「うっさい!これくらい読め!活字に慣れろ!ついでに勉強しろ!」
「えー!?」
「勿論ちゃんと読んだかテストするわよ、流し読みだったら好感度リセットね」
「はいー!?いや、ちょ!かがみ!私アニメの消化で忙し」
「うっさい!これくらい読め!活字に慣れろ!ついでに勉強しろ!」
うあああああああああああああ…。
ま…まぁ、いっか…。
これで仲良くしてもらえんだったらいっか…。
ラノベならまだ得意分野だし。うん。
ま…まぁ、いっか…。
これで仲良くしてもらえんだったらいっか…。
ラノベならまだ得意分野だし。うん。
そんなわけで、私泉こなたは当分の暇潰しに困る事はなくなったのだった。
「ところでかがみ、食べ過ぎじゃない?」
「うっ…うっさいわねっ!いちいち言うなっ!」
「うっ…うっさいわねっ!いちいち言うなっ!」
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- なんつーか、このほどよいgdgd感がいいよな -- 名無しさん (2008-07-13 10:48:11)
- メトロイドオモロイドって懐かしいな -- 名無しさん (2008-07-01 15:46:18)
- ……いい -- 名無しさん (2008-07-01 01:16:02)