田村ひよりは眼前に広がる光景にひどく興奮していた。
その美しさはひよりが今までに見てきた同人誌やゲームなどでは到底表すことはできない。
唯一彼女の頭の中、つまり『妄想』においては表しえたかもしれないが、
先ほどの二つのようなもので得た知識ではたかが知れているものだ。
その光景には圧倒的な『生々しさ』があった。
どれほど官能的な絵であっても、現実のそれには敵わない。
目の前の耽美を求めるのは人間の本能か、はたまたひよりの好奇心か。
ひよりの目はただ真っ直ぐに体を重ねあう友人達を見つめていた。
その美しさはひよりが今までに見てきた同人誌やゲームなどでは到底表すことはできない。
唯一彼女の頭の中、つまり『妄想』においては表しえたかもしれないが、
先ほどの二つのようなもので得た知識ではたかが知れているものだ。
その光景には圧倒的な『生々しさ』があった。
どれほど官能的な絵であっても、現実のそれには敵わない。
目の前の耽美を求めるのは人間の本能か、はたまたひよりの好奇心か。
ひよりの目はただ真っ直ぐに体を重ねあう友人達を見つめていた。
彼女はなぜこのような状況下に置かれているのだろうか。
時刻は二十分ほど前に遡る。
時刻は二十分ほど前に遡る。
「大丈夫かなー、小早川さん」
放課後の少し騒がしくなった廊下を独り言を呟きながら歩く。
午後になって少し体調を崩してしまったゆたかと
そのゆたかに付き添って看病をしているみなみの様子を見に、
ひよりはもうすっかり通いなれてしまった保健室へ向かう途中だ。
廊下の窓から青々と生い茂った木が風に揺らされて踊っているのが見え、
それと同時にアニ研の部室の窓も視界に入り、ひよりは自分の原稿の
締め切りが近いことを思い出して小さく溜息をついた。
「天原先生いないんだ……」
保健室のドアには養護教諭の天原ふゆきは職員会議のため
室内にいないという旨の張り紙がされている。
すなわち今保健室の中には他に体調を崩して休んでいる生徒がいなければ
みなみとゆたかの二人きりのはずなのだ。
保健室に二人きりというのは学校モノではお決まりのおいしいシチュエーションであり、
ひよりも何度かその設定の同人誌を書いたことがあった。
張り紙を見た瞬間にひよりの脳内では一本のストーリーが構築されていき、
数秒間いつものトリップ状態に入ってしまったが、
はっと本来の目的を思い出して頭を振り、何とか意識を現実へと引き戻した。
「このまま入るのも何だし、そーっと入ってちょっとびっくりさせちゃおうかな」
特に深い意味はなかったが、ひよりは気付かれないように室内に入り、二人を脅かすことにした。
もしかしたらさっき繰り広げた妄想のようなことを二人がしていないかなと考えてしまったが、
最近の自分の頭のあまりの汚れ具合に嫌気がさしたのか、すぐさま脳内で自重した。
音をたてないように静かにドアをスライドさせ、保健室の中に入る。
やや薄暗い室内の奥に、仕切りのカーテンが閉められているベッドが一つ見えた。
向こう側からもこちら側からもお互いの姿は見えないようで、
脅かすという当初の目的は難なく達成できそうであったが、
ひよりはベッドの方から聞こえてくる音に思わずその目的を忘れてしまいそうになった。
あまりそういうゲームはやったことがないのだが、
形容するならば『アダルトゲームのキスシーンの音』。
向こうから聞こえてくる音はそれにとても『似ていた』。
放課後の少し騒がしくなった廊下を独り言を呟きながら歩く。
午後になって少し体調を崩してしまったゆたかと
そのゆたかに付き添って看病をしているみなみの様子を見に、
ひよりはもうすっかり通いなれてしまった保健室へ向かう途中だ。
廊下の窓から青々と生い茂った木が風に揺らされて踊っているのが見え、
それと同時にアニ研の部室の窓も視界に入り、ひよりは自分の原稿の
締め切りが近いことを思い出して小さく溜息をついた。
「天原先生いないんだ……」
保健室のドアには養護教諭の天原ふゆきは職員会議のため
室内にいないという旨の張り紙がされている。
すなわち今保健室の中には他に体調を崩して休んでいる生徒がいなければ
みなみとゆたかの二人きりのはずなのだ。
保健室に二人きりというのは学校モノではお決まりのおいしいシチュエーションであり、
ひよりも何度かその設定の同人誌を書いたことがあった。
張り紙を見た瞬間にひよりの脳内では一本のストーリーが構築されていき、
数秒間いつものトリップ状態に入ってしまったが、
はっと本来の目的を思い出して頭を振り、何とか意識を現実へと引き戻した。
「このまま入るのも何だし、そーっと入ってちょっとびっくりさせちゃおうかな」
特に深い意味はなかったが、ひよりは気付かれないように室内に入り、二人を脅かすことにした。
もしかしたらさっき繰り広げた妄想のようなことを二人がしていないかなと考えてしまったが、
最近の自分の頭のあまりの汚れ具合に嫌気がさしたのか、すぐさま脳内で自重した。
音をたてないように静かにドアをスライドさせ、保健室の中に入る。
やや薄暗い室内の奥に、仕切りのカーテンが閉められているベッドが一つ見えた。
向こう側からもこちら側からもお互いの姿は見えないようで、
脅かすという当初の目的は難なく達成できそうであったが、
ひよりはベッドの方から聞こえてくる音に思わずその目的を忘れてしまいそうになった。
あまりそういうゲームはやったことがないのだが、
形容するならば『アダルトゲームのキスシーンの音』。
向こうから聞こえてくる音はそれにとても『似ていた』。
まさか、とひよりは思った。
そんなはずはない。そんなのは自分の妄想だけで十分だ。
一瞬でもそんなことを考えてしまった自分が嫌になる。
しかし、聞けば聞くほどにその考えは払拭できなくなっていく。
ぴちゃぴちゃ、ちゅくちゅくという水音。
そして時々漏れたように聞こえてくる息のような音。
違うと思いたい。でももしそうだったら……そう思うと体の動きが止まってしまう。
この場にいてはいけないような、そんな気になってくる。
普段はみなみとゆたかのことを好き勝手妄想しているひよりだが、
この時ばかりはいつもと逆の思いであった。
妄想はありえないことだからこそして楽しいものであり、願望とは違う。
それが現実のものとなったとき、人は喜ぶよりもまず驚き、困惑してしまうだろう。
ひよりは今まさにその状態であった。
自分は立ち去ったほうがいいのだろうか。
しかし、単なる勘違いという可能性もある。どちらかは正直分からない。
そんなはずはない。そんなのは自分の妄想だけで十分だ。
一瞬でもそんなことを考えてしまった自分が嫌になる。
しかし、聞けば聞くほどにその考えは払拭できなくなっていく。
ぴちゃぴちゃ、ちゅくちゅくという水音。
そして時々漏れたように聞こえてくる息のような音。
違うと思いたい。でももしそうだったら……そう思うと体の動きが止まってしまう。
この場にいてはいけないような、そんな気になってくる。
普段はみなみとゆたかのことを好き勝手妄想しているひよりだが、
この時ばかりはいつもと逆の思いであった。
妄想はありえないことだからこそして楽しいものであり、願望とは違う。
それが現実のものとなったとき、人は喜ぶよりもまず驚き、困惑してしまうだろう。
ひよりは今まさにその状態であった。
自分は立ち去ったほうがいいのだろうか。
しかし、単なる勘違いという可能性もある。どちらかは正直分からない。
真偽を、確かめたい。
ひよりは先ほどまで耳に集中させていた神経を足に移し、
二人に気付かれないようにゆっくり歩みをすすめていった。
足音はもちろん呼吸の音でさえも最小限に留め、静かにベッドに近づいていく。
「んっ……ちゅく……ふぅ……ん……」
ベッドに近づくにつれ、さっきの『キスのような音』がより鮮明に聞こえてくる。
体の奥の何かを刺激されるような、甘い音。
ひよりの中で疑惑はほとんど確信へ変わっていた。
ベッドの前にたどり着く。さて、ここからどうしたものだろうか。
「ぷはっ……はぅ……みなみちゃん、何だかえっちだったよぅ……」
あれこれ思案していると、カーテンの中から聞きなれたゆたかの声がしてきた。
それまでもしかしたら違う人がいるのではないだろうかと
ひよりは思っていたのだが、その可能性もこれで否定されたことになる。
しかし今ひよりはそんなことを考えている場合ではなかった。
たった今聞いたゆたかの台詞。それはひよりの精神をぐらつかせるのには十分であった。
そして続くみなみの言葉でひよりは完全にノックアウトされた。
「そんなこと……ない……。ゆたかのが……その……えっち、だった……」
体を後ろにのけぞらせ、際限なくにやけてくる顔を両手で覆う。
足が震えてくる。武者震いというやつだ。
(くはぁっ……やばいやばいやばいやばいヤバイヤバイぃぃぃぃ!!
純粋そうな小早川さんとクールな岩崎さんが……え、えっちだなんて言葉をっ……!!
ふふ、ふふふふふ……落ち着け、落ち着け私……顔がにやけてるぞ……フヒヒ……
見たい、見たい見たいみたいミタイミタイ……あの中で一体何が……!!)
ちなみにその時のひよりの心境を表すとこんな感じである。
二人に気付かれないようにゆっくり歩みをすすめていった。
足音はもちろん呼吸の音でさえも最小限に留め、静かにベッドに近づいていく。
「んっ……ちゅく……ふぅ……ん……」
ベッドに近づくにつれ、さっきの『キスのような音』がより鮮明に聞こえてくる。
体の奥の何かを刺激されるような、甘い音。
ひよりの中で疑惑はほとんど確信へ変わっていた。
ベッドの前にたどり着く。さて、ここからどうしたものだろうか。
「ぷはっ……はぅ……みなみちゃん、何だかえっちだったよぅ……」
あれこれ思案していると、カーテンの中から聞きなれたゆたかの声がしてきた。
それまでもしかしたら違う人がいるのではないだろうかと
ひよりは思っていたのだが、その可能性もこれで否定されたことになる。
しかし今ひよりはそんなことを考えている場合ではなかった。
たった今聞いたゆたかの台詞。それはひよりの精神をぐらつかせるのには十分であった。
そして続くみなみの言葉でひよりは完全にノックアウトされた。
「そんなこと……ない……。ゆたかのが……その……えっち、だった……」
体を後ろにのけぞらせ、際限なくにやけてくる顔を両手で覆う。
足が震えてくる。武者震いというやつだ。
(くはぁっ……やばいやばいやばいやばいヤバイヤバイぃぃぃぃ!!
純粋そうな小早川さんとクールな岩崎さんが……え、えっちだなんて言葉をっ……!!
ふふ、ふふふふふ……落ち着け、落ち着け私……顔がにやけてるぞ……フヒヒ……
見たい、見たい見たいみたいミタイミタイ……あの中で一体何が……!!)
ちなみにその時のひよりの心境を表すとこんな感じである。
「ゆたか……触っても、いい?」
求めるようなみなみの声が聞こえ、
少したった後、布の擦れる音と共にさきほどのキスの音がした。
たたみかけるような展開に、ひよりの脳内はもう暴走寸前になっていた。
少し前までの困惑はどこへやら、彼女の頭の中は
いかにしてカーテンの中を覗き見るかということでいっぱいであった。
高揚する心を落ち着かせ、カーテンに隙間がないか確認する。
しかし両側から閉められたカーテンは光が差さないようにきちんと交差しており、
当然中を除き見れるような隙間は開いていなかった。
ただ、ひよりはここで諦めるような人間ではない。
夢にまで見た百合の花咲き乱れる世界。それが布一枚隔てた先に広がっているのだ。
何としても見たい。いや、見なくてはならない。
ひよりは眼鏡を不気味に光らせ、ゆっくりとカーテンに近づいていく。
中からは相変わらず布の擦れる音が聞こえ、一層想像力を掻きたてられる。
気付かれたらそれまで。
仮にも友人の秘密を覗き見ようとしているのだ。リスクは大きい。
少しずつ、ばれないように少しづつカーテンをずらしていく。
きっとゆたか達も『行為』に夢中なはずだから、こっちには気付かないはず。
緊迫した空気が流れる。脳内ではゴゴゴやドドドといった擬音が渦巻いていた。
「ぁう……みなみちゃん……」
切なげな声を出すゆたかに一瞬余計な力が入りそうになったが、何とか堪える。
そしてついにひよりの目の前に一筋の光が差した。
言われないと分からないほどのごくわずかな隙間。
ひよりは二人にばれることなくついに新世界への扉を開いたのであった。
求めるようなみなみの声が聞こえ、
少したった後、布の擦れる音と共にさきほどのキスの音がした。
たたみかけるような展開に、ひよりの脳内はもう暴走寸前になっていた。
少し前までの困惑はどこへやら、彼女の頭の中は
いかにしてカーテンの中を覗き見るかということでいっぱいであった。
高揚する心を落ち着かせ、カーテンに隙間がないか確認する。
しかし両側から閉められたカーテンは光が差さないようにきちんと交差しており、
当然中を除き見れるような隙間は開いていなかった。
ただ、ひよりはここで諦めるような人間ではない。
夢にまで見た百合の花咲き乱れる世界。それが布一枚隔てた先に広がっているのだ。
何としても見たい。いや、見なくてはならない。
ひよりは眼鏡を不気味に光らせ、ゆっくりとカーテンに近づいていく。
中からは相変わらず布の擦れる音が聞こえ、一層想像力を掻きたてられる。
気付かれたらそれまで。
仮にも友人の秘密を覗き見ようとしているのだ。リスクは大きい。
少しずつ、ばれないように少しづつカーテンをずらしていく。
きっとゆたか達も『行為』に夢中なはずだから、こっちには気付かないはず。
緊迫した空気が流れる。脳内ではゴゴゴやドドドといった擬音が渦巻いていた。
「ぁう……みなみちゃん……」
切なげな声を出すゆたかに一瞬余計な力が入りそうになったが、何とか堪える。
そしてついにひよりの目の前に一筋の光が差した。
言われないと分からないほどのごくわずかな隙間。
ひよりは二人にばれることなくついに新世界への扉を開いたのであった。
そこから先のひよりは何度叫びそうになったか分からない。
ベッドではみなみがゆたかに覆いかぶさるようにしてキスをしており、
二人は開いた手を制服の下からしのばせてお互いの胸を触りあっているようだった。
みなみの姿はひよりの側からは後ろ姿しか見えなかったが、
時々びくりと反応する体のせいでスカートからショーツがちらちら見え、
普段冷静な彼女が大胆にもひよりに不埒な姿を晒すことになっていた。
「あっ、ああぅ……み、みなみちゃん……」
声色が少し変わり、ゆたかは表情を歪ませた。
みなみは体を起こしてゆたかの腰の上に女の子座りで乗っかり、
ゆたかの大事な部分を触っているようだ。
そして倒れるこむようにしてゆたかの顔に近づき、
「もっとゆたかの可愛い声、聞かせて……」と囁いた。
「んんぁっ……! お、おかしくなっちゃうよぅ……みなみちゃん……」
憂いを込めた声でゆたかが言ったが、みなみは何も言わずにゆたかを愛撫し続けた。
(う、うおおおおぉぉぉぉぉっ!! い、岩崎さんが『攻め』!!!
ふふ、ふふふふふふ……みな×ゆた……みな×ゆたか……。
妄想が加速する……はぁーっ……はぁーっ……落ち着け……自重しろ私……
いや、自重してないのは向こうの方か……ふふふふ……
だ、だめだ……フヒヒヒヒ……にやけが止まらない……)
一方でひよりの精神もおかしくなりそうであったが、二人には関係のない話である。
ベッドではみなみがゆたかに覆いかぶさるようにしてキスをしており、
二人は開いた手を制服の下からしのばせてお互いの胸を触りあっているようだった。
みなみの姿はひよりの側からは後ろ姿しか見えなかったが、
時々びくりと反応する体のせいでスカートからショーツがちらちら見え、
普段冷静な彼女が大胆にもひよりに不埒な姿を晒すことになっていた。
「あっ、ああぅ……み、みなみちゃん……」
声色が少し変わり、ゆたかは表情を歪ませた。
みなみは体を起こしてゆたかの腰の上に女の子座りで乗っかり、
ゆたかの大事な部分を触っているようだ。
そして倒れるこむようにしてゆたかの顔に近づき、
「もっとゆたかの可愛い声、聞かせて……」と囁いた。
「んんぁっ……! お、おかしくなっちゃうよぅ……みなみちゃん……」
憂いを込めた声でゆたかが言ったが、みなみは何も言わずにゆたかを愛撫し続けた。
(う、うおおおおぉぉぉぉぉっ!! い、岩崎さんが『攻め』!!!
ふふ、ふふふふふふ……みな×ゆた……みな×ゆたか……。
妄想が加速する……はぁーっ……はぁーっ……落ち着け……自重しろ私……
いや、自重してないのは向こうの方か……ふふふふ……
だ、だめだ……フヒヒヒヒ……にやけが止まらない……)
一方でひよりの精神もおかしくなりそうであったが、二人には関係のない話である。
「はぁっ……はぅぅ……」
「ゆたか、気持ちいい……?」
「はぁぁっ……うん……気持ちいいよ……みなみちゃん……」
「ならもっとしてもいい、よね……? ゆたか……?」
「えっ? だ、駄目、これいじょ……あっ……あぁぁ、ん……!!」
「声、出しちゃだめ、ゆたか……我慢して……」
さながら恋人のような(と言ってももう恋人同士なのかもしれないが)甘い会話が二人を結ぶ。
ゆたかはみなみに言われた通りに口を塞いで声を出さないように我慢しているが、
時々耐え切れなかったのかよがった声が指の隙間を縫って出てきていた。
「ん……、ふっ…………ぁっ……」
(こ、小早川さん……エロっ……!)
みなみの手から伝わる快感を必死に堪えているゆたかは
いつもの無邪気な彼女からは想像もつかないほど乱れきっていた。
しかし息を荒くし、体を小さく震えさせ、
愛する人と行為に及ぶその姿は普段より何倍も『女性的』であった。
「……!! だ、め……ゆたか……」
「えへへ……おかえしだよ、みなみちゃん……」
ゆたかが自分の上に馬乗りになっているみなみの秘部に手を伸ばす。
みなみはやや制止する素振は見せたもののそれ以上の抵抗はせず、
二人はお互いのそこを触りあって快感を募らせていった。
「あっ……あぁ……」
「みなみちゃん、声出しちゃ駄目だよ……我慢しなきゃ、ね?」
先ほどとは打って変わってゆたかが優勢に出る。
ゆたかの表情はとても楽しそうであった。
ひよりからは見ることができなかったが、ゆたかを攻めているときのみなみも
いつも感情を露にしない彼女が他人から見ても分かるほどに嬉しそうな顔をしていた。
両人とも攻め気質なのか受け気質なのかは分からないが、、
二人はひよりの妄想を突っ走らせることには長けているようである。
「ぁ、あっ……ふっ……んん……」
「み、みなみちゃん……も、我慢できないよ……しよっ?」
ゆたかが震える声で訴えるとみなみはその手を止め、ゆたかのショーツを下ろした。
そして自分のショーツも脱ぎ、片方の足をゆたかの足の下に、
もう片方をゆたかの足の上に来るような形に体勢を変えた。
つまりこの体位は、
(かっ、かかかかか貝合わせ!!!?)
「あ、はぁっ……ん、ん、んんっ……」
「はぅぅ……みなみちゃん……気持ちいいよぅ……」
クチュクチュといやらしい音が保健室に響く。
貝合わせはあまり気持ちよくならないと聞くが、
二人はお互いのツボを心得ているのか、十分に快感を得ているようであった。
「ゆたか、気持ちいい……?」
「はぁぁっ……うん……気持ちいいよ……みなみちゃん……」
「ならもっとしてもいい、よね……? ゆたか……?」
「えっ? だ、駄目、これいじょ……あっ……あぁぁ、ん……!!」
「声、出しちゃだめ、ゆたか……我慢して……」
さながら恋人のような(と言ってももう恋人同士なのかもしれないが)甘い会話が二人を結ぶ。
ゆたかはみなみに言われた通りに口を塞いで声を出さないように我慢しているが、
時々耐え切れなかったのかよがった声が指の隙間を縫って出てきていた。
「ん……、ふっ…………ぁっ……」
(こ、小早川さん……エロっ……!)
みなみの手から伝わる快感を必死に堪えているゆたかは
いつもの無邪気な彼女からは想像もつかないほど乱れきっていた。
しかし息を荒くし、体を小さく震えさせ、
愛する人と行為に及ぶその姿は普段より何倍も『女性的』であった。
「……!! だ、め……ゆたか……」
「えへへ……おかえしだよ、みなみちゃん……」
ゆたかが自分の上に馬乗りになっているみなみの秘部に手を伸ばす。
みなみはやや制止する素振は見せたもののそれ以上の抵抗はせず、
二人はお互いのそこを触りあって快感を募らせていった。
「あっ……あぁ……」
「みなみちゃん、声出しちゃ駄目だよ……我慢しなきゃ、ね?」
先ほどとは打って変わってゆたかが優勢に出る。
ゆたかの表情はとても楽しそうであった。
ひよりからは見ることができなかったが、ゆたかを攻めているときのみなみも
いつも感情を露にしない彼女が他人から見ても分かるほどに嬉しそうな顔をしていた。
両人とも攻め気質なのか受け気質なのかは分からないが、、
二人はひよりの妄想を突っ走らせることには長けているようである。
「ぁ、あっ……ふっ……んん……」
「み、みなみちゃん……も、我慢できないよ……しよっ?」
ゆたかが震える声で訴えるとみなみはその手を止め、ゆたかのショーツを下ろした。
そして自分のショーツも脱ぎ、片方の足をゆたかの足の下に、
もう片方をゆたかの足の上に来るような形に体勢を変えた。
つまりこの体位は、
(かっ、かかかかか貝合わせ!!!?)
「あ、はぁっ……ん、ん、んんっ……」
「はぅぅ……みなみちゃん……気持ちいいよぅ……」
クチュクチュといやらしい音が保健室に響く。
貝合わせはあまり気持ちよくならないと聞くが、
二人はお互いのツボを心得ているのか、十分に快感を得ているようであった。
ここでようやく時刻は冒頭に戻る。
ゆたかとみなみがこういう関係だったことや
二人の普段とは違う一面、そして今目の前で行われている行為を目の当たりにし、
この短時間でひよりはすっかり興奮しきっていた。
「はぁ、ん……あ、あぁ……ああぁ……」
「ん……んふっ……はぁぅ……」
相変わらず二人はひよりに見られていることなど知らずに
一心不乱に腰を動かし続けている。
あまりに生々しい絡み合い、ぬちゅぬちゅと聞こえてくる水音、
そしてベッドから漂う独特の女の子の匂い。
視覚、聴覚、嗅覚で性感を刺激され、ひよりの体は疼きに疼いていた。
「はぁっ…………はぁっ…………」
呼吸が深いのが自分でも分かる。
あんなものを見せられて健全な女子高生が欲情しないわけはない。
ひよりは片手を自分の秘部へと近づけ、立ったまま自慰を始めてしまった。
今まで我慢していたこともあってそこはすでに濡れそぼっており、
少しの刺激でも敏感に反応してしまうほど感度が上がっていた。
指の腹で自分の一番気持ちの良いところを弄び、
刺すような鋭い快感に大きく喘ぎそうになったが、
二人に気付かれてはいけないことを思い出し、無理矢理声を殺した。
目をとろんとさせ、口を少し開けて自慰に勤しむひよりの姿は
ベッドで行為をしている二人以上にあまりにも淫らだった。
「……っ……はぁっ…………、んっ……」
(駄目……友達をネタにしてこんなこと……しちゃ……)
頭では分かっていても体は止まらない。ひよりはあまりに欲望に忠実であった。
段々と支えがなくては立っていられなくなり、開いている手でカーテンを掴んで耐える。
快感を得られるならいっそバレてもいい。
そんな考えすらひよりの頭には浮かんでいた。
「はぅ……みなみちゃ……私、もう……」
「私も……限界……ゆたか、一緒に……」
ベッドで互いの秘唇を擦り合わせていた二人はもう消えそうになるほどのか弱い声だった。
二人の動きはラストスパートとばかりに激しくなり、
やがて目を見詰め合ったまま小さく叫び声を上げて絶頂を迎えた。
「っはぁ……ゆ、たか……」
「みなみ……ちゃん」
体を起こしていたみなみがゆたかの方にぐったりと倒れこみ、
お互いの愛を確かめ合うかのように二人は抱き合った。
それと同じくしてひよりも顔を歪ませ声を殺すようにして歯を食いしばり、
「――――――――――――!!!」
と言葉にならない叫び声を上げ、体を大きく痙攣させた。
しかし襲い来る快楽に耐えられず、ついにひよりの体は足から崩れていってしまった。
ゆたかとみなみがこういう関係だったことや
二人の普段とは違う一面、そして今目の前で行われている行為を目の当たりにし、
この短時間でひよりはすっかり興奮しきっていた。
「はぁ、ん……あ、あぁ……ああぁ……」
「ん……んふっ……はぁぅ……」
相変わらず二人はひよりに見られていることなど知らずに
一心不乱に腰を動かし続けている。
あまりに生々しい絡み合い、ぬちゅぬちゅと聞こえてくる水音、
そしてベッドから漂う独特の女の子の匂い。
視覚、聴覚、嗅覚で性感を刺激され、ひよりの体は疼きに疼いていた。
「はぁっ…………はぁっ…………」
呼吸が深いのが自分でも分かる。
あんなものを見せられて健全な女子高生が欲情しないわけはない。
ひよりは片手を自分の秘部へと近づけ、立ったまま自慰を始めてしまった。
今まで我慢していたこともあってそこはすでに濡れそぼっており、
少しの刺激でも敏感に反応してしまうほど感度が上がっていた。
指の腹で自分の一番気持ちの良いところを弄び、
刺すような鋭い快感に大きく喘ぎそうになったが、
二人に気付かれてはいけないことを思い出し、無理矢理声を殺した。
目をとろんとさせ、口を少し開けて自慰に勤しむひよりの姿は
ベッドで行為をしている二人以上にあまりにも淫らだった。
「……っ……はぁっ…………、んっ……」
(駄目……友達をネタにしてこんなこと……しちゃ……)
頭では分かっていても体は止まらない。ひよりはあまりに欲望に忠実であった。
段々と支えがなくては立っていられなくなり、開いている手でカーテンを掴んで耐える。
快感を得られるならいっそバレてもいい。
そんな考えすらひよりの頭には浮かんでいた。
「はぅ……みなみちゃ……私、もう……」
「私も……限界……ゆたか、一緒に……」
ベッドで互いの秘唇を擦り合わせていた二人はもう消えそうになるほどのか弱い声だった。
二人の動きはラストスパートとばかりに激しくなり、
やがて目を見詰め合ったまま小さく叫び声を上げて絶頂を迎えた。
「っはぁ……ゆ、たか……」
「みなみ……ちゃん」
体を起こしていたみなみがゆたかの方にぐったりと倒れこみ、
お互いの愛を確かめ合うかのように二人は抱き合った。
それと同じくしてひよりも顔を歪ませ声を殺すようにして歯を食いしばり、
「――――――――――――!!!」
と言葉にならない叫び声を上げ、体を大きく痙攣させた。
しかし襲い来る快楽に耐えられず、ついにひよりの体は足から崩れていってしまった。
「た、田村さん……!?」
ゆたかが物音のした方を向くと、ひよりが居た。
倒れたときに手にもっていたカーテンが開いてしまったようで、
しりもちをついてベッドを見上げているひよりの姿はゆたかから丸見えであった。
これにはみなみも驚きの表情を隠せないようで、
ゆたかの顔とひよりの顔を交互に見ては信じられないといった目をしていた。
「ひょっとして……見てたの……?」
「えっ……あの……その……これは……」
まだ完全に回らない頭で必死に弁解の言葉を探してみるものの、
この状況を打開できるような理由などあるはずもない。
ついに観念したのかひよりは、
「ご、ごめん……なさいっ……!!
始めは覗くつもりはなかったんだけど……小早川さんの様子を見に来ただけで……
その……ちょっと脅かそうと思って静かに入ったら……二人の声が聞こえてきて……
ほ、ホントに……ごめんな……さいっ……」
目に涙を浮かべながら二人に向かって頭を下げた。
許してもらえるとは思えない。絶交されることも覚悟した。
不可抗力とは言え二人の行為を隠れ見たことは事実。
最低なことをしてしまったと、後悔の念がひよりを支配した。
あの時立ち去っていればよかったのに、好奇心に勝てなかった。
あわよくば新刊のネタに……などと考えていた自分を消してしまいたかった。
永遠に感じられる沈黙の中、ひよりは自分のしたことを真剣に悔いた。
ゆたかが物音のした方を向くと、ひよりが居た。
倒れたときに手にもっていたカーテンが開いてしまったようで、
しりもちをついてベッドを見上げているひよりの姿はゆたかから丸見えであった。
これにはみなみも驚きの表情を隠せないようで、
ゆたかの顔とひよりの顔を交互に見ては信じられないといった目をしていた。
「ひょっとして……見てたの……?」
「えっ……あの……その……これは……」
まだ完全に回らない頭で必死に弁解の言葉を探してみるものの、
この状況を打開できるような理由などあるはずもない。
ついに観念したのかひよりは、
「ご、ごめん……なさいっ……!!
始めは覗くつもりはなかったんだけど……小早川さんの様子を見に来ただけで……
その……ちょっと脅かそうと思って静かに入ったら……二人の声が聞こえてきて……
ほ、ホントに……ごめんな……さいっ……」
目に涙を浮かべながら二人に向かって頭を下げた。
許してもらえるとは思えない。絶交されることも覚悟した。
不可抗力とは言え二人の行為を隠れ見たことは事実。
最低なことをしてしまったと、後悔の念がひよりを支配した。
あの時立ち去っていればよかったのに、好奇心に勝てなかった。
あわよくば新刊のネタに……などと考えていた自分を消してしまいたかった。
永遠に感じられる沈黙の中、ひよりは自分のしたことを真剣に悔いた。
「許して……ほしい?」
「えっ……?」
ひよりは自分の耳を疑った。
まさかゆたかがそんな救済の言葉をかけてくれるとは思わなかったからだ。
「田村さんが反省してるなら私達もそんなに気にしてないから……許してあげるね」
「小早川さ……」
「でも、覗いたことは事実だから、ちゃんと罰は受けてもらわないとね?」
天使のような、しかし小悪魔の笑みにも見える顔でゆたかは言った。
罰とは一体なんだろうか。しかし二人はこんな自分を尚受け入れてくれた。
どんなことでもしよう。
ひよりはそう誓った。
「みなみちゃん、さっき話した通りね? じゃあ田村さん、こっちに来て~」
ゆたかがベッドから降り、手招きをした。
ひよりはまだ少しふらふらする足でベッドのほうへ向かう。
一体何をする気だろうか――
「!!?」
と考える間もなく、ひよりは突然ゆたかとみなみにベッドに押し倒された。
わけがわからず、ひよりは狼狽して二人の顔を見る。
「こっ、小早川さん? 岩崎さん?」
「私達、田村さんに恥ずかしいところ見られちゃったから、
今度は私達が田村さんの恥ずかしいところ見たいなぁ……ねっ、みなみちゃん?」
「ゆたかがそういうから……我慢して、田村さん……」
ゆたかのあまりの笑顔に、ひよりは自分の血の気が引く音が聞こえた。
よくもまぁ、こんな恐ろしい罰が思いつけるものだと。
「えっ……?」
ひよりは自分の耳を疑った。
まさかゆたかがそんな救済の言葉をかけてくれるとは思わなかったからだ。
「田村さんが反省してるなら私達もそんなに気にしてないから……許してあげるね」
「小早川さ……」
「でも、覗いたことは事実だから、ちゃんと罰は受けてもらわないとね?」
天使のような、しかし小悪魔の笑みにも見える顔でゆたかは言った。
罰とは一体なんだろうか。しかし二人はこんな自分を尚受け入れてくれた。
どんなことでもしよう。
ひよりはそう誓った。
「みなみちゃん、さっき話した通りね? じゃあ田村さん、こっちに来て~」
ゆたかがベッドから降り、手招きをした。
ひよりはまだ少しふらふらする足でベッドのほうへ向かう。
一体何をする気だろうか――
「!!?」
と考える間もなく、ひよりは突然ゆたかとみなみにベッドに押し倒された。
わけがわからず、ひよりは狼狽して二人の顔を見る。
「こっ、小早川さん? 岩崎さん?」
「私達、田村さんに恥ずかしいところ見られちゃったから、
今度は私達が田村さんの恥ずかしいところ見たいなぁ……ねっ、みなみちゃん?」
「ゆたかがそういうから……我慢して、田村さん……」
ゆたかのあまりの笑顔に、ひよりは自分の血の気が引く音が聞こえた。
よくもまぁ、こんな恐ろしい罰が思いつけるものだと。
「んっ……んはぁっ……や、やめ……小早川、さん……」
「だーめ。みなみちゃん、もっと強くしてあげていいよ~」
「わかった……ごめんね、田村さん……」
「……!! はぁぁっ……!!」
ひよりは二人の少女に両方の胸を辱められていた。
苦痛になっていない分、罰かどうかは微妙なところであるが、
ひよりの羞恥は相当なものだった。
「もうこんなになってるんだ……ひょっとして、私達がしてるの見て一人でシちゃった?」
「こ、小早川さん……キャラが……」
「したの? してないの?」
「し、しました……」
ゆたかの小悪魔的な笑顔にひよりはなすすべもなく言いなりになるしかなかった。
「じゃあ、今どんな風にしてたかここで見せて~?」
抵抗するのも無駄だと気付いたのか、ひよりはゆたかの言うとおりに自慰を開始した。
みなみは「ちょっとやりすぎじゃ……」と言いたそうな目をしているが、
相変わらずひよりの胸をゆたかと共に攻め続けていた。
「はぁぅ……んっ……あぁっ……あ、ああぁっ……」
絶え間ない快感がひよりを包む。次第に思考がストップし、
みなみとゆたかが居ることなど構わずにひたすらに自分を攻め続けた。
さっき一度果てたこともあり、感度は相当なものであった。
「ん……イ、ク…………も……駄目ぇ……」
枕をぎゅっと握りしめ、これから来る快感に備える。
そして一気に絶頂への階段を上り始めた、そのときだった。
「だめだよ田村さん、勝手に気持ちよくなっちゃ……」
ゆたかに手を掴まれ、ひよりは強制的に自慰をやめさせられてしまった。
中途半端に止められた体は疼いたまま行き場をなくしていた。
させるなら最後までさせてほしい、とひよりは思った。
ひょっとしたらこれこそが一番罰に近いのではないだろうか。
しかしその願いはゆたかが「最後は私がしてあげるね……」
と言ったことによって叶えられることとなった。
「……あぁっ!! 小早川さ……激し……あぁんんっ……!!!」
「田村さん、静かにねっ?」
ゆたかがひよりの秘唇を激しく愛撫し、保健室にぴちゃぴちゃと水音が響く。
ひよりは声を抑えることが出来ずに口に手を当てて必死に耐えている。
当然口で息が出来ないので鼻で息をするが、
興奮しきったひよりには鼻のみの呼吸では酸素が足りず、ひよりは半ば酸欠状態で喘いでいた。
みなみは「私でもそんなに激しくされたことないのに……」と
若干ひよりに対して言いようのない嫉妬感を感じているようであった。
「はぁっ……はぁぁっ……も、イク……イクぅぅっ……」
全身の毛穴を開き体を痙攣させ、ひよりは限界に近づく。
「お疲れ様、田村さん♪」
ゆたかがにっこり微笑み、愛撫を強めた。そして、
「……はぁっ、あ、あっ、あぁぁんっ、ああぁぁ……あっ、ああっ――――!!!」
とひよりが叫び、快感を示すかのように体を大きく仰け反らせた。
その後事切れたようにぐったりとしてしまったが、
快楽そのものはまだ残っているのか体は尚もびくびくと動いていた。
「うわぁ……びしょびしょになっちゃったね……。あれ、田村さん?」
「気を失ってしまったみたい……とりあえず服だけでも元に戻してあげよう……
それとゆたか、さっき田村さんにしたことを今度私にも――」
「しっ、先生が戻ってきたみたい」
「…………」
「だーめ。みなみちゃん、もっと強くしてあげていいよ~」
「わかった……ごめんね、田村さん……」
「……!! はぁぁっ……!!」
ひよりは二人の少女に両方の胸を辱められていた。
苦痛になっていない分、罰かどうかは微妙なところであるが、
ひよりの羞恥は相当なものだった。
「もうこんなになってるんだ……ひょっとして、私達がしてるの見て一人でシちゃった?」
「こ、小早川さん……キャラが……」
「したの? してないの?」
「し、しました……」
ゆたかの小悪魔的な笑顔にひよりはなすすべもなく言いなりになるしかなかった。
「じゃあ、今どんな風にしてたかここで見せて~?」
抵抗するのも無駄だと気付いたのか、ひよりはゆたかの言うとおりに自慰を開始した。
みなみは「ちょっとやりすぎじゃ……」と言いたそうな目をしているが、
相変わらずひよりの胸をゆたかと共に攻め続けていた。
「はぁぅ……んっ……あぁっ……あ、ああぁっ……」
絶え間ない快感がひよりを包む。次第に思考がストップし、
みなみとゆたかが居ることなど構わずにひたすらに自分を攻め続けた。
さっき一度果てたこともあり、感度は相当なものであった。
「ん……イ、ク…………も……駄目ぇ……」
枕をぎゅっと握りしめ、これから来る快感に備える。
そして一気に絶頂への階段を上り始めた、そのときだった。
「だめだよ田村さん、勝手に気持ちよくなっちゃ……」
ゆたかに手を掴まれ、ひよりは強制的に自慰をやめさせられてしまった。
中途半端に止められた体は疼いたまま行き場をなくしていた。
させるなら最後までさせてほしい、とひよりは思った。
ひょっとしたらこれこそが一番罰に近いのではないだろうか。
しかしその願いはゆたかが「最後は私がしてあげるね……」
と言ったことによって叶えられることとなった。
「……あぁっ!! 小早川さ……激し……あぁんんっ……!!!」
「田村さん、静かにねっ?」
ゆたかがひよりの秘唇を激しく愛撫し、保健室にぴちゃぴちゃと水音が響く。
ひよりは声を抑えることが出来ずに口に手を当てて必死に耐えている。
当然口で息が出来ないので鼻で息をするが、
興奮しきったひよりには鼻のみの呼吸では酸素が足りず、ひよりは半ば酸欠状態で喘いでいた。
みなみは「私でもそんなに激しくされたことないのに……」と
若干ひよりに対して言いようのない嫉妬感を感じているようであった。
「はぁっ……はぁぁっ……も、イク……イクぅぅっ……」
全身の毛穴を開き体を痙攣させ、ひよりは限界に近づく。
「お疲れ様、田村さん♪」
ゆたかがにっこり微笑み、愛撫を強めた。そして、
「……はぁっ、あ、あっ、あぁぁんっ、ああぁぁ……あっ、ああっ――――!!!」
とひよりが叫び、快感を示すかのように体を大きく仰け反らせた。
その後事切れたようにぐったりとしてしまったが、
快楽そのものはまだ残っているのか体は尚もびくびくと動いていた。
「うわぁ……びしょびしょになっちゃったね……。あれ、田村さん?」
「気を失ってしまったみたい……とりあえず服だけでも元に戻してあげよう……
それとゆたか、さっき田村さんにしたことを今度私にも――」
「しっ、先生が戻ってきたみたい」
「…………」
ゆたかの言うとおり、会議から戻ってきたふゆきが保健室のドアを開けた。
「小早川さん、良くなったかしら……」
心配そうなふゆきの前に、ゆたかが仕切りのカーテンを開けて飛び出した。
「あ、先生。私ならもう大丈夫ですよ。
でも今度は田村さんが調子悪くなっちゃったみたいで……」
ゆたかは友人を気遣う目つきでひよりの寝ているベッドを見た。
みなみはゆたかの機転と、それを実行できるほどの演技力と度胸に少しだけ恐怖を感じた。
「しばらく休ませてあげてもらってもいいですか? お願いします」
「あらあら、わかりました。こちらでしっかり看病させてもらいますね」
「じゃあまた後で来るからね、田村さん。帰りにいっぱいお話しようね~」
無邪気な笑顔で手をふるゆたかに、
みなみはもう彼女には絶対に逆らわないようにしようと心の中で決めた。
ゆたかの開けたドアから入った爽やかな風が保健室の中を駆け巡る。
仲の良い三人の友情関係が少し、いやかなり変わった一日であった。
「小早川さん、良くなったかしら……」
心配そうなふゆきの前に、ゆたかが仕切りのカーテンを開けて飛び出した。
「あ、先生。私ならもう大丈夫ですよ。
でも今度は田村さんが調子悪くなっちゃったみたいで……」
ゆたかは友人を気遣う目つきでひよりの寝ているベッドを見た。
みなみはゆたかの機転と、それを実行できるほどの演技力と度胸に少しだけ恐怖を感じた。
「しばらく休ませてあげてもらってもいいですか? お願いします」
「あらあら、わかりました。こちらでしっかり看病させてもらいますね」
「じゃあまた後で来るからね、田村さん。帰りにいっぱいお話しようね~」
無邪気な笑顔で手をふるゆたかに、
みなみはもう彼女には絶対に逆らわないようにしようと心の中で決めた。
ゆたかの開けたドアから入った爽やかな風が保健室の中を駆け巡る。
仲の良い三人の友情関係が少し、いやかなり変わった一日であった。
「それと……保健室であんまりオイタしちゃだめですよ……?
私は保健の先生なんですから……匂いでわかりますからねっ」
保健室を出て行こうとするゆたか達に、ふゆきは少し顔を赤らめて言った。
私は保健の先生なんですから……匂いでわかりますからねっ」
保健室を出て行こうとするゆたか達に、ふゆきは少し顔を赤らめて言った。
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- みっみなみちゃん可愛いすぎっ!! -- 名無しさん (2013-04-26 01:07:59)
- みなみちゃんの嫉妬
かわゆいっ
-- 狂夜 (2011-04-16 23:26:13) - 黒ゆかた萌え// -- m子 (2010-05-30 09:38:32)
- ゆたかヤバいWWW
超かわゆす(≧ε≦) -- 名無しさん (2009-08-02 22:58:39) - ゆーちゃんのドSはやっぱイイ…… -- 名無しさん (2008-05-11 12:52:42)
- これだから一年は…大好きだw -- 名無しさん (2007-11-27 22:42:19)
- 先生に萌えた -- 名無しさん (2007-10-28 10:15:39)