12時ジャスト。
柳茜は玖珂ベルルムと連携を取りつつ、エリスタワー1階へと潜入した。
「誰もいない?」
「気を付けろよ茜。奴さんら、結構名の知れたテロ組織らしいからよ」
ベルルムの言葉に頷き、エントランスに出た二人。
そこには人の姿は無かったが…。
「ここもかよ…。どうする?2階に――」
「行かなくても良さそうよ」
エントランスから3階まで吹き抜けになっている頭上を見上げると、そこには人型のロボットが10体ミニプロペラで体を引き上げ、空に浮かんでいた。
ベルルムはギアアックスと呼ばれるハルバードタイプの武器を構える。
対して茜は、右手に携帯電話、左手に星形のバックパックを取り出してアプリを起動した。
するとバックパックへと茜の魔力が流れる。
魔素が極端に少ない出雲の街中でも使えるようにと、微量の魔力でも反応するように松原エレナの祖父、松原クリストフが発明した機械装置だ。
そのバックパックが変形し、巨大な白銀の翼へと変化した。
もちろん、見た目はメカメカしいが、それでもまるでかつて大和に存在した竜、グレイシアの翼のように美しいフォルムをしていた。
「ベルはサーチをお願い。後、撃ち漏らした奴と」
「へいへい」
「じゃ、いっくぞー!」
ヘッドホンについたインカムのボタン部分を押すと、ゴーグルのように目を覆う装置が現れる。
ベルルムがそれで周辺のサーチを開始するのを確認すると、茜は頭上で機銃を構えたロボット達に目を細め、翼を羽ばたかせる。
翼から炎が噴き出し、その炎がきらきらと雪の結晶のように変化した。
この効果に特に意味は無いが、松原博士の拘りらしい。
茜は空を飛び、そのまま加速しつつロボット達と交差する。
キィン!という音が辺りに響くと同時に、翼に触れたロボット達は真っ二つに切断された。
「残しすぎだろ!」
「あんたの仕事でしょ」
分断されても、地面に落ちてもまだ動くロボットを丁寧に機械式のハルバードで潰していくベルルム。
その間も空中でキィンという音が響き、次々にロボットが落ちていく。
「おい!横からデカいのが来るぞ!」
「横!?」
ゴォォン!と轟音を立てながら、2階部分の壁をぶち抜き、10メートルはある巨大ロボットがエリスタワー内へと入ってきた。
そして飛行中の茜へと豪快なアームパンチが繰り出される。
「遅い遅いっ!」
ウイング『グレイシア』状態での茜の速度に、巨大ロボットの攻撃速度は追いつけていない。
確かに驚きはしたが、出落ち感溢れるロボットに余裕を見せつつ、難なく茜はアームを回避した。
が。
「ぐうっ!」
『おーほっほっほ!甘い甘い!まるで手作りチョコレートのように激アマですわよ!』
高笑いが聞こえ、巨大ロボットから声が聞こえる。
アームは回避したのに、茜の体が痺れて動かなくなったのだ。
そのまま落下し、地面に激突する前にベルルムに受け止められたお蔭で落下ダメージは無かったが、足だけでなく腕も痺れており、声まで満足に出せない状態だ。
『このスペシャル☆フジヤマ試作機の威力はいかがかしら?回避したと思ったら痺れていた。この二段構えが私の素晴らしい科学力でしてよ!おーほっほっほ!』
「辺りに強力な電磁波でも出してやがんのか…?茜、動けるか?」
問題ない、と言うようにジェスチャーをするが、まだ立っているのもフラフラの状態だ。
このままでは次のアームの一撃に耐え切れそうにない。
「仕方ねえ、リリーフだ!お前は少し休んで回復を――」
「そうはいかんよ」
突如、影から現れるようにぬるっと現れた老人。
老人は茜とベルルムの影を踏むと、二人の体が動かなくなる。指一本動かせない。
「このジジイ…!」
『ちょっとコザック、最初はこのスペシャル☆フジヤマ試作機のテストをさせてくれる約束でしょう?』
「アリッサよ、ちゃんと調査書を呼んだのか?無能な騎士連中はともかく、神子と戦乙女。すぐにそのロボットを破壊する手を使ってくるはずじゃ」
『舐めてんの?そんなガキ共、すぐに倒せちゃいますわよ』
「それに…あの臥龍も3層へついたようじゃ」
『臥龍…!それはキケンですわね』
コザックと呼ばれた老人と、アリッサと呼ばれた巨大ロボットを動かす女性の話をただ聞くだけしかない茜とベルルム。
中でも、臥龍…つまり臥龍ヒアデスの方が茜よりも強敵扱いされている事が、茜には面白くなかった。
「ジャッカルは心配ではあるが…レイスが上手くフォローしているじゃろう。レイスならば、双星姉妹に遅れはとるまいて。
それに残りはザコ。松原という
ハンターは少々手強そうで心配ではあるが、屋上の無能騎士団の連中ならば、今頃ロボットで何とかなっているはずじゃ」
『すべては作戦通りってわけですわね…。予想通りに行き過ぎるのも、些か不安はありますが…まあいいですわ。コザック、例のアレを』
「やれやれ…年寄りをこき使わせすぎじゃ」
コザックが懐から金色に輝く珠を取り出す。
それに魔力を込めると、辺りに青い雷がほとばしる。
それと同時に、雷光により影が消えたため茜とベルルムは動けるようになった。
「ベル!」
「俺の心配よりも、自分の身を守れよ茜!」
「…わっ!」
青き雷は手当たり次第に、変則的に辺りに奔る。
無差別で予想不能の動きに、直撃したベルルムと掠った茜は雷光が止むのを待ち、目を開けた。
お互い、特に怪我などは無いようだ。
未だコザックの持つ珠は金色に輝いているものの、再度雷が出るということもなく。
「お?なんともねぇぞ」
『じゃあお試しになって?』
「油断すんな!エストレア!」
巨大ロボットから繰り出されるパンチが、ベルルムを襲う。
咄嗟に駆け出し、星形状のバックパックを変形させようとする。
しかし、彼女の予想に反してバックパックはいつものように変形を見せない。
「な…っ…!?まだエネルギー残ってるはずでしょ!」
「バカ野郎!どけっ!」
巨大ロボットの強烈なパンチが、茜を突き飛ばして無防備のベルルムに直撃。
ベルルムは大きく吹き飛び、壁に激突し動かなくなった。
『あらまあ、神子の力を使いましたのね。本当なら跡形も無く破裂するはずでしたのに』
「ふぉふぉふぉ、じゃがまあこれで後は戦乙女のみ」
「ベル!…あんた達、いい加減にしなさいよ!」
ベルルムに突き飛ばされ、体勢を立て直している間に状況が動く。
どんな高架化は分からないが、おそらくあの青い電撃は機械類を一切動かなくさせる力だ。
魔力を流せる機能があるとはいえ、基本的に茜の七変化するバックパックは機械。
出雲対策用と言った所だろうか、敵ながら天晴れではあるが…。
「まずったな…通信も使えなくされてるし、タワーの入口も機械での開閉だから援軍も来ない…」
『ほーっほっほっほ!更にこのスペシャル☆フジヤマが開けた穴には、ネズミ一匹通しませんわ!万事休すって所かしら?ハンターはどうでもいいんですけれど、まあ私たちの野望のために死んでもらいましょう。グッバイ!!』
回避!そう思ったが、再びコザックがいつの間にか茜の影を踏んでいる。
「このぉっ…!」
「相手が悪かったのう。アリッサのみならば、戦乙女と神子を止めることはできなかったじゃろうに…じゃが安心せい、ワシも歳だから、老い先は短い。あの世で再び会おうぞ、戦乙女」
『天誅!!』
茜は目を瞑る。
死を覚悟したのではなく、まだ何か対抗策はないかと。
だが、無情にも辺りに轟音が響いた。
ベルルムは咄嗟に神子の能力、彼の場合は身体を一時的に超強化する力を使ったのだろう。
それですらあの有様だ。
魔力も満足に使えない出雲の地で、機械も発動しないこの状況。
完全に、死が――。
☆
『W,WHY!?な、なぜ…』
「なんじゃと!?速い、速すぎるッ!!」
どうやら自分はまだ息があるようだ。
それどころか、体が満足に動く。
アリッサが攻撃を外した?
と思った矢先、聞き覚えのある声が茜の耳に届いた。
「フフフ…ハーッハッハッハ!!!このォ!!臥龍ヒアデス様をォ!!忘れてもらっては困るぞォォオォ!」
『ど、どうやってこのタワーの中に!?完全に入口は封鎖しており、スペシャル☆フジヤマが空けた穴に近寄れば、気づくはず…』
「ぬるゥゥゥいッ!!!この私が…キサマらテロリストに一切の備えもしていないと思ったかッ!!キサマらテロリストが行う、非道極まりない出雲の機械技術を封ずる対策を想定していないとでも思ったのかッッ!!」
ヒアデスはタワー入口を指さした。
そこは完全に爆発して吹き飛ばされており、更に彼の部下数十名が火薬式の手榴弾を構えている。
「あ、呆れたわ…この出雲でそんな原始的な道具をいつの間に…」
「私はァ!!この出雲の、法王様を守る盾なのだァッ!!ならば…故に…いつでも裏の裏のそのまた裏をかくのがこの臥龍ヒアデスなのだよッッ!!」
「さ、さすがは隊長格よ…!恐れいったわい!」
『ふ、ふざけないで!そんな原始的な武器で、このスペシャル☆フジヤマを破壊できるとでも本当に思っているのかしら!?それに臥龍ヒアデス!貴方の武器は機械式だから、どの道使えはしないじゃない!』
「貴様見破ったのかッ!!!?この流れなら、私が入口をこのアルデバランで破壊しやってきたと思うはずッ!!裏の裏のそのまた裏の裏をかいたと言うのかッ!?」
いつも以上に叫んで、ヘイトを集めているヒアデス。
その間に彼の部下が一人、細長く布に包まれた物を茜に持ってきた。
茜は真田に頼んでいた物が到着したことにほっと安堵し、持ってきた部下に感謝の意を伝えると布を取った。
布から現れたのは、二振りの真紅の直刀。
『D』と名付けられし、茜の魔導具だ。
「アリッサ!!抜けておる場合ではないぞッ!!!戦乙女が!!」
『しまったっ!!』
狼狽する敵二人とは対して、ヒアデスは余裕の笑みを茜へと向ける。
信頼にも似た笑みを向けつつ、小さくつぶやき。
「フ…今回ばかりはこの臥龍ヒアデスがあえて譲ってやろう。あえてだ。次はハンター風情が出しゃばるんじゃあないぞッッ!」
「さて…と」
ヒアデスの言葉を無視しつつ、茜が魔導具を構えると魔導具から不思議な力が放出される。
茜の場合、こちらはあまり使用しないが…魔導具周囲1キロ範囲の特殊な力を無効化するという魔導具の効果。
最初に茜のバックパックの電力が戻った。
それに気づいたコザックは、慌てて茜へと飛びかかる。
「いかん!何かする気じゃ!」
『させませんわ!』
「エストレア!!」
今度こそ、茜の言葉と共にバックパックは反応し盾へと変形した。
七変化の一つ、まずシールド『エストレア』で巨大ロボットのパンチを無効化するだけでなく、衝撃を巨大ロボットに跳ね返す。
巨大ロボットは吹き飛んだが、これくらいではダメージが届いていないくらい装甲は硬いようだ。
「猪口才な…動きを止めていてもらおうかの!」
「アドラメレク!!」
七変化の一つ、バックパック『アドラメレク』の形状へと戻り、紅く光る。
出雲外から広範囲に渡り、魔素をこのバックパックへと集まり始める。
それは茜の魔力へと変換され、この出雲に於いても飛鳥並の魔力を発揮させるという効果だ。
「じゃが踏んだァッ!!これでお主は動け…!?」
「ざーんねん」
既に飛んでいた。
七変化の一つ、ウイング『グレイシア』。
先刻も発動した翼への変化により、巨大ロボットが空けた穴からエリスタワーの外へと、空高く舞い上がる茜。
七変化の一つ、ブーツ『ミスリル』へと変化させ、落下と共にブーツから炎を吹き出し、ジェット噴射のように急加速する。
「頼むよ、『アスカ』!」
七変化の一つ、アーム『アスカ』により、直刀を持つ腕が鉤爪へと変化する。
巨大ロボットの頭上へと、『ミスリル』によるジェット噴射加速もプラスし、二本の直刀による倍撃を繰り出した。
更に鉤爪による一撃でロボットの装甲に傷がつき、コクピットのアリッサの姿が見えたものの、致命的な一撃にはならなかったようで巨大ロボットは体勢を立て直し、茜から距離を離した。
『有り得ません!コザック、もう一度影を!』
「やっておるわ!効きやせん!」
魔導具の効果ではなく、七変化の一つ、ベルト『ウロボロス』の効果。
ウロボロスを模したベルトが青き光を放ち、状態異常などは受け付けない。
他にも効果はあるが、今回は割愛しよう。
「今降参するなら、これで勘弁してあげるけど?」
『シャラップ!調子にのるなよ小娘!!』
「あらら」
煽り耐性低すぎない?と薄く笑って、茜はベルトから更に変化を行う。
『おーほっほっほ!勝った!その効果ならコザックの影縛りは受けないでしょうねえ!
でも効果を変えたらコザックはまだ貴方の影を踏んでいますのよ!!』
「ち、近寄るなアリッサ!!この女、まだ『変化を解いて』おらん!!」
「変化が一つだけっていつの私の話をしてるのよ。エクスハティオ!」
七変化の一つ、ヘルメット『エクスハティオ』。
エクスハティオの頭部を模したヘルメットの効果は、火属性変化と特殊技ABBAの強化の二つのみ。
更に、ここで魔導具のもう一つの特殊効果も更に発動する。
魔導具で斬りつける事に、最大3倍まで威力が上がる特殊効果。
2回斬りつけたので既に最大火力。魔導具『D』も燃え上がらん程の真紅の光を放っている。
これ以上威力を上げることもできるが、そうなると反動で自分もただでは済まないのが、異次元から戻ってきた劣化と言えるだろう。
そのためこれ以上上がらないように、現在はリミッターがつけられている。
『さ、さすがはCクラスハンター、柳茜…』
「だからいつの私の話をしてるのよっての!」
右の直刀でロボットを斬りつけ、氷漬けにする。ウロボロスの力の効果の水属性変化。
続けて左の直刀で斬りつけ、爆撃を起こす。エクスハティオの力の効果、火属性変化。
「Bクラスハンター、柳茜。地獄で覚えておきなさい!っどーんっっ!!」
最後にベルト『ウロボロス』をバックパック『アドラメレク』へと変化させ、ヘルメット『アドラメレク』で強化されたABBAを巨大ロボットにブチ込む。
大爆発と共に、跡形も無く巨大ロボットは消滅した。
「やばっ、やりすぎたかも!」
「また爆発オチかよ茜!」
苦しそうに体を起こしながら、ベルルムが背後からお疲れの意を込めて声をかける。
そんな事言ったってしょうがないじゃん、と返そうとした時、彼女らの目の前に銀髪の貴族風の衣装を纏った男が現れた。
その男は、巨大ロボットからすんでの所で救出したアリッサを抱え、空を飛んでいる。
「まだ仲間がいたの?」
「勘違いをしないでもらおうか、戦乙女。今回は君の健闘を称え、挨拶に伺ったまで」
暫く茜とベルルムは顔を見合わせた後、何言ってんのこいつという視線を男へと向けた。
男は気にせず、フ、とキザったらしく笑うと背を向けマントを翻して歩きだす。
「この出雲は必ず我々、朱赤い檻が手に入れる。天空神の名に掛けて、この出雲をあるべき姿に解放するために、な」
「今回は退いてやるわ…次は戦乙女、貴様がいない時に現れたいところじゃの」
「ちょっと、はいそうですかって見逃すとでも…!?」
余裕そうに立ち去る男、それに駆け寄る、爆発の余波によりボロボロのコザックを追おうとした茜とベルルムだったが、男と茜達の間が巨大な光によって阻まれた。
魔力とも、法術とも違うその力。
驚き、二人は一瞬立ち止まってしまった。
「フ…所詮は井の中の蛙。確かに魔導も法術も恐ろしい力ではあるが…世の中には更に上の力があるという事を忘れるな」
言うだけ言って消えた者達に、呆気に取られて見ていた二人。
すぐに正気に戻ったのは、誰かの悲鳴だった。
「なんだァこれはァァァァ!貴様らハンターがこんな惨状にしたのかッッ!?」
「あ、やっば」
「だからやりすぎだって言ったろ茜!」
「はぁ?知ってんのよ、あんた最後、法術使って私の力強化したでしょ!」
「は、はあ~?そんな事するわけないだろ!証拠あるのかよ!?」
「うるさいうるさァァァァいッ!!これだからッッ!!!ハンターは嫌いなのだッッ!!!事情聴取だ来いッッ!」
こうして、激怒したヒアデスから逃げるべく、二人は全力でエリスタワーから去って行った。
ヒアデスに捕まれば、
ギルドが不利な事になるのは明白。
そりゃあ少しは非を感じている二人だったが、エリスタワーの管理者はヒアデスではなくポルックスなのだから、そちらと交渉して今回の一件を説明すれば丸く収まる。
なので全力で今はヒアデスから逃げる事を決めた。
「待てェェいッ!逃げるんじゃあないッ!!」
「うるせー!事情はちゃんとポルックスちゃんに説明するっての!!」
「やっぱりギルドとは連携できないッ!!!騎士団の誇り高き精神とは噛み合わないッ!!」
新たな脅威が訪れはしたが、戦乙女をはじめとするハンターギルド。
そして常に敵対発言をしているものの、肝心な所は協力してくれなくもない騎士団。
この二つがあれば、出雲のどんな脅威も退ける事ができるだろう。
◆柳茜
異次元帰還後、Cクラスハンターへと昇格したのを切っ掛けに、風見次郎から声を掛けられ開設したばかりの出雲支部へと身を置くことになる。
そこで色々な事件を解決し、つい先日Bクラスハンターへと昇格する一方で魔導具の作成も積極的に行い、出雲支部では第一号の魔導具所持者となった。
状況判断にも長け、出雲支部の中ではそのハンタークラスが指し示す通り一番の功労者。
唯一の欠点といえば、市内戦に於いてはその力の被害が大きいため、その際は真田斎がストッパーとしてよく組まされる。
これでも異次元どころか、気象制御装置を止めた時よりも力は弱くなっているというのは本人談。
『戦乙女』という渾名を知らない者は、この大陸ではほぼいないくらいの有名人。
◆玖珂ベルルム
異次元帰還後、扱いこなせていた法術の力が、弱体化により再び使いこなせなくなった。
そのため鳳仙エルハイアに頼みこみ、騎士団の監視下ではあるがハンターギルドへの所属を認められる。
こと戦闘系の依頼では、柳茜や松原エレナと組むことが多くフォロー役に回る事が多い。
一方で一人での依頼の場合は出雲支部の中で誰よりも効率的に動ける典型的なソリストだが、その真価が発揮されることは今後ほぼ無い。
面倒見もよく、後年は新人育成に精を出した。
◆臥龍ヒアデス
異次元帰還後、いつもと変わらず法王に忠誠を誓い鉄甲を振るう。
ハンターギルドを常に敵視しいがみあってはいるが、ハンターギルドの必要性を説いた、実は出雲支部開設の影の功労者でもあるがそれが明かされる事は今後無いだろう。
最終更新:2016年08月17日 20:46