喜屋武「あ!先輩お疲れ様です。僕は喜屋武健(きゃんたける)、ハンターになってまだ間もない感じです」
喜屋武「双三さんより説明が下手ですが、頑張ります!」

地域概要

喜屋武「まずはここ、漣島の説明からしますね」

漣島(さざなみしま)

喜屋武「蒼から数十キロ離れた、南方の島です。一応、大和最南端の島ってことになりますね。大和、飛鳥で昔から領有権を巡って争っている曰くつきの場所ではありますが、直接戦争とかになった事はないから心配せず調査してください。
最近の飛鳥の後継者を巡る動乱もあったせいか、現在は大和領のまま、飛鳥からは何も言ってきてはいないみたいですね。
特産品は珊瑚と真珠。魚介類も多く取れますが、農作物やその他資源や娯楽物は本土からの船頼みですね」

栄命島(えいめいとう)

喜屋武「この漣島から東南に15キロ程行った先にある島…と言いたい所ですが、既に島ごと海底に沈んでいます。
もし沈んでなければ、最南端は漣島ではなくここになったでしょうね。
先輩達が調査をすると聞いた海底遺跡も、この栄命島にあるんですよ。
…沈んだ理由ですか?なんでも、過去に邪神を崇拝して呼び出したために、島ごと沈んだっていう伝説はあるけど、実際に誰も確認してないからわかりませんね。
その調査も君達の依頼のうち、ってところになるんじゃないですかね」

邪神ランマー

喜屋武「以下、双三さんの見解でした。
邪神ランマーとは、グレートマムと呼ばれるタコ型魔物である。
この魔物は海の悪魔と呼ばれてはいたが、なぜ邪神と崇められるようになった経緯は、かつて栄命島で行われていた邪神崇拝による儀式から始まる。
儀式に生贄を捧げ、邪神がその願いを叶える。それにより栄命島は大きな繁栄を築いた。
しかし、一体の魔物の出現により、栄命島は危機を迎える。
かつて生贄による儀式が行われていた時、島を一体の魔物…グレートマムが襲ったのだ。
グレートマムは儀式の間に出現すると、ちょうど邪神の力がこの魔物に宿ってしまった。
もはやただのタコ型魔物というよりは、魔獣と呼んでもいいくらい強大な力を持ったグレートマムは、漣島の人間から邪神ランマーと恐れれるようになった。
なお、栄命島で行われていた邪神崇拝がどういったものかは、今は知る由もない。

だそうです。グレートマムは、確かにこの近隣に棲息するタコ型魔物ですね」



最終更新:2015年04月01日 03:45