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種類:特殊潜航艇 |
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スペック |
雷装:+12 |
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装備可能艦種 |
駆逐 |
軽巡 |
重巡 |
戦艦 |
軽母 |
空母 |
水母 |
航戦 |
雷巡 |
航巡 |
潜水 |
潜母 |
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ゲーム内情報
図鑑紹介
独自開発された「特殊潜航艇」です。
軽巡洋艦や甲標的母艦に改装した水上機母艦、そして潜水艦が
搭載して運用します。
二発の魚雷を装備し、敵艦に肉薄して雷撃、艦隊決戦を補助す
る特殊兵器です。
サービス開始当初は雷撃値を大幅に上げるだけの
アイテムの一つであり、重要性はそれほど大きくなかった。
転機が訪れたのは7月のメンテナンスにより、重雷装艦・潜水艦へ搭載した場合に『開幕雷撃』が可能となったことである。
特に重雷装艦は甲標的を搭載しないと開幕雷撃が不可能であり、甲標的は重雷装艦最強伝説に欠かせない武装となった。
史実情報
日本海軍が開発した特種潜航艇。
巡航潜水艦や専用母艦などから発進し、艦隊決戦での敵艦隊への先制攻撃を行うことが主目的であった。
ロンドン軍縮条約締結にて米国艦隊と日本艦隊の戦力差は大きく開くばかりとなり、これを打開するため日本海軍艦政本部は漸減要撃作戦用の新兵器を開発することとする。
当初の案は「魚雷に人間が搭乗し、肉薄攻撃を行う」という後の『回天』そのものであったが、戦前の日本海軍ではまだこの手の兵器を否定できるだけの余裕があったために、この提案は却下となった。
其の結果1939年7月に生まれたのが超小型潜航艇『甲標的 甲型』である。
『甲標的 甲型』は45cm魚雷二本を艦首に搭載した23mほどの小型潜航艇として仕上がった。
224個の蓄電池による電動推進、乗員は2名で、水中では最大で19ktの速力で活動が可能であった。
ただし元の案が「人間搭乗魚雷」だったことや、主任設計者が魚雷の権威であったこともあり、挙動は潜水艦というより魚雷に似ており、操縦性などが非常に劣悪な面もあった。
また航法的・条件的にも母艦による回収が非常に難しいという欠点もあった。
一応表向きは「対潜爆撃用標的」という名目で製造された『甲標的』は艦隊決戦での最終兵器として多数が製造され、専用母艦まで用意されるほどに海軍に期待されていた。
しかし山本五十六
連合艦隊長官は旧来からの漸減要撃作戦に否定的で、漸減要撃作戦の権化たる『甲標的』は本来の任務とは全く異なる形で初陣へと望むこととなった。
それが真珠湾への甲標的による隠密攻撃である。
機動部隊の攻撃と合わせ、ハワイ近海に展開した巡潜型潜水艦5隻から出発した5杯の甲標的は、戦艦オクラホマとウェストバージニアの2隻を雷撃。このうち米サイドはオクラホマを転覆させる決定打を与えたとしている。
しかし5杯の甲標的はこれを発見したアメリカ海軍により攻撃される。
この結果5杯のうち4杯は撃沈、1杯は自沈する。搭乗者のうち9人は戦死、1人は太平洋戦争による日本軍の捕虜第一号となったのであった。
戦死者9人は本国で『九軍神』として祀られた。
この後も『甲標的』は緒戦でシドニー港やマダガスカル港への潜入任務を行い、前者では豪海軍の宿泊艦クッタブル、後者の出撃では英戦艦ラミリーズを大破させ、タンカーを撃沈するに至った。
本来の用途とは異なる方向での発展となったが、徐々に改良され、ガダルカナル島やフィリピン戦域、での戦闘にも参加したのであった。
ただし、甲標的の操縦性・運用性の悪さは指摘されており、それが結果的に甲標的乗員が『回天』開発を提案するにいたる理由となった。
とは言え、その海中での高速性能の高さは、後に開発された第71号艦や伊201型などの高速潜水艦の礎となった。
なお、艦これに登場するのは初期型の『甲型』であり、改良型に充電設備を備えた乙型、少々大型化した丙型、エンジンによる通常航行を行える丁型「蛟龍」などが存在した。
艦隊決戦用兵器→敵母港襲撃用兵器→局地防衛用兵器と次々とその用途が変遷する、数奇な兵器であったとも言える。
コメント
- 史実情報など加えてみましたが、正直あまり文が良くない気がするので、随時訂正お願いします。 -- (名無しさん) 2014-01-11 18:33:10
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最終更新:2014年06月10日 11:15