「男が外に位を正し、女が内に位を正す。男女の正しきは、天地の大義なり」(
易経)
天子に妃が后と謂は何か? 后は、君なり。天子の妃は至尊にして、故に后と謂うなり。(
白虎通)
后妃とは、
后と
妃、帝王の配偶者である。妃は
王の正妻の称として使われてきたが、秦漢以降、至尊である
天子の妃を特に
后とし、
王太子妃・諸
王妃と区別している。
史書では多く、歴代の
皇后と主だった
夫人の業績を「后妃伝」に編纂するが、
漢書は
外戚伝、
後漢書は
本紀の最後に
皇后紀としてまとめている。
皇后より下の側室を
夫人と総称し、その地位は
官吏や
爵位に対応されるが、時代によって変遷が大きい。
前漢代の皇后と夫人
後漢代の皇后と夫人
魏代の皇后と夫人
儀礼
宮廷が皇帝を頂点とした
百官諸侯の
儀礼秩序によって成立しているように、
後宮では皇后を頂点とした儀礼世界が構築されている。ここでは皇后の位格は皇帝に準じ、官吏諸侯に対するのに準じた礼をもって諸夫人と応対した。上の表での「地位」は、それぞれの夫人が対応している官位・爵位の位階の示す。
例えば、前漢に於いては、
皇后が
輿に乗っている際に
婕妤に
見えると、皇后は礼を払って輿を下り、
大長秋が「皇后が婕妤の為に輿をお下りなされました」と称えた。皇后が座している際には起立して礼を取り、大長秋が「お起ちになられました」と称え、その他の礼も皇帝と
丞相との関係に
比えられた。
娙娥に見えると、皇后はそのままで礼を払い、
女御長が「謝なさいました」と称え、その礼は
将軍・
御史大夫に比えられた。
昭儀に見えた時も同じようであるが、その礼は
中二千石に比えられた。
貴人に見えると、
女御長は「皇后は
詔して
可と
曰われました」と称え、礼は
二千石に比えられた。
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最終更新:2016年10月16日 02:31