(作者様サイトの掲示板や本編からの情報を引用したりメモしたりしています。)
- 『目的のない凶器』の時点のキルマは一旦Aまで上がったのに落ちてきたBクラスの上級で、エン・ジハルはBクラスの真ん中辺り。
- Bクラスはかなり広く、強さが剣・体術だけでなく魔術・特殊技術などグチャグチャであまりはっきりしたレベル分けの出来ない状況。
- 本来はAから落ちるとそのままリタイヤしてしまうカイストが多いため、上がったり下がったりしているキルマは珍しい部類に入る。
- カイストは転生すると、誰かの子どもとして普通に生まれてから過去の記憶を保った状態で肉体を調整しつつ成人まで待つか、急ぎで加速成長(数日で成人)させるか。(一部のカイストはミドリムシ等のその辺の分裂したばかりの細胞に取りついて人間まで成長させることもある。)
- 持ち物は幾つかのカイスト組織が荷物預かりサービスをやっているので、携帯している物以外はそちらに保管しておく。
- 持ち物を大事にするタイプのカイストの場合は、死体から荷物を回収してくれるサービスを組織(ガルーサ・ネット)に頼んでおけば死亡が判明したら急いで回収部隊が駆けつけることになる。
- 『原点』のナラクの酒は、大昔の本物を大量に保管していて一つだけ持ち歩いていたのか検証士が記録した酒の成分データを再現してもらったのかのいづれか。
- カイストの間では「武器は安物を使え」と言われていて、強化された武器を使うとそれに頼って自身の力が弱るため、高レベルのカイストはその辺の普及品か自作武器を使うことが多い。(ただ、ごく一部のAクラスは他のカイストが作った名品を大事にしている。)
- ネスタ・グラウドは永遠に素振りをしているわけではなく、たまに修行を一休みしてまともになる。
- 『骸骨騎士』で剣士であるはずのキルマが鎌を使っていたのは心境の変化とかもあったかもしれないが、単に馬に乗っているから長柄の武器が良かったからとのこと。
- 魂の性別は本人の意識の問題なので、好きな時に肉体の性別を変更するカイストもいる。
- カイストにとって死は確かに軽いけれども、その死を避けて自分の好きなことを続けたいが故にカイストになった人達でもあるので、死というものに対するそれなりの意識はある。
- カイストの道は剣が峰を歩くようなもので、精神のバランスを崩すとあっけなく転がり落ちていくため、残るべき人達が残っての結果。墜滅する人は非常に多い。
- 転生後の記憶再生についてはおそらく様々だが、割と子供の頃からしっかりあってもいいかもしれない。
- カイストは容姿、体格、肉体、年齢思いのままだが、逆に自分のイメージが固着してずっと老人の姿になる人もいる。
- 自分で目覚まし設定して一定の年齢になるまで記憶を封印するカイストもいる。
- カイストの年齢は死んでいる間も普通に加算されるので出立時期がいつかだけをしっかり覚えていれば自分の年齢を忘れることはない。ただ、出立時の記憶は細部が曖昧になってしまいがちなのではっきりさせたい場合は検証士に頼むことになる。
- カイストの世界でも一般人にも使用可能な魔術というのは多分存在する(おそらくまだ科学者によって解明されていない世界の法則を利用したもの、或いは一般人の持つ程度の我力でも可能な術)。
- ↑魔術士はそれに我力を乗せてパワーアップさせることが出来る。そして我力を乗せることが出来るということを前提に加えた魔術体系が出来てくる。
- ↑しかしそういう法則とかの魔術体系とは全く関係なく、間違った方法論を信じて延々と努力し続け、何万年か何百万年か費やして我力で風穴を開け、独自の魔術を会得する者もいる。(他のカイストがそれを使うことは容易ではないが、他人の開けたものにせよ風穴は風穴なので新たな法則・体系と解釈して使う者も出てくる。)そうすると世界の法則でないものがカイストの魔術士達の間では法則になってきたりする。
- フロウの糸がカイスト相手に通用するのは、あまりに細過ぎるために接触面積辺りの我力強度は割と凄いから。
- スコッと墜滅するカイストもいればズルズルと弱くなっていく者もいる。
- 転生先に無頓着なカイストもいるが、ある程度選ぶカイストもいる。
- 魔神カ・ドゥーラの“魔神”は二つ名ではなく、契約で魔術みたいに自分の炎を他人に使わせてやったりもするからそんな感じの分類になっている。職名は一応魔術士で二つ名は今のところ『移り火』。
- Aクラスの基準に関して、一つは一万位周辺を行ったり来たりしているためチャート基準で安定してAクラスを名乗れる者が一万人より少ない。それから治療士だろうが探知士だろうがAクラスにもなればそれなりの強さを身につけており、多くはチャートでも一万位以内を確保しているとのこと。
- 本当に戦闘力を捨てている純粋探知士や純粋治療士、純粋検証士などは異様に際立った立ち位置を確保しているため、Aクラス内では非常に数が少ない。
- 一度Aクラスまでいったのに、わざとCクラスまで弱体化して楽しむ縛りプレイヤー的グループもあったりする。
- 『絶望の歌』第九十二番の『剣を振る』は確かにネスタ・グラウド のことだが、彼の本質を示すために書かれた話なのでもしかしたらネスタの実際とは微妙に違っているかもしれない。
- フロウの糸が並の探知士でも科学兵器でも検知出来ないとすれば、やはり我力によって物理限界以上に細いのではないかと思われる。
- 『骸骨騎士』はカイストシリーズでは二番目に書いた長編。
- グラン・ジーの出発点は「不死身」なので特に方向性を変えるような再構築はやっていない(カイストになった最初の時点から再生能力を持っていた。)。劇的な変化はサネロサだが、ただしこれも方向性自体が変わったわけではない。
- カイストは年月が経ってもあんまり性格もスタイルも変わらないし、成長も時間経過にちゃんと正比例しない。
- フロウの持つ我力は不明。非常に低いとは言われているが、本当は高いのを隠しているんじゃないかという説もある。
- 『骸骨騎士』のキルマの髪が灰色だったのは頭皮の栄養がちょっと足りなかったせいもある。
- キルマは転生した赤ちゃんの頃から髑髏顔だった。なので、生まれてすぐ騒がれる→這うか走るかして逃げる→加速成長で短期間で大人の姿に、というパターンを繰り返していた。(特に異形のカイストはスタートダッシュは慣れっこ。)ナメクジみたいな小生物で生まれて人間に進化させるカイストもいるが、当時のキルマはそこまでしそうにない。
- フィロスなんかはエイリアンばりに母親の腹を裂いてこんにちはしそう。
- フリーゾーンは文明の差がごちゃまぜ。地域によってはコンピュータ化していたり狩猟生活を送っていたり、自分で生産したものではなくて別の世界から持ち込まれた高度文明製品を使っていたりと様々。そのままだと進んだ文明を持っているところが他の地域を支配しそうだけど、文明の差を吹っ飛ばすカイストがいるのでそうならずに済んでいる。
- エン・ジハルのナイフのモデルはUSN(U.S.ネイビー)かUSMC(U.S.マリーンコンバット)。それにブラックコーティングかサテン処理したもの。刃渡り的には前者の方が近いが、もしかすると後者が砥ぎ減りで短くなったのかもしれない。
- ネスタ・グラウド は素振りをし続けることでの周囲への配慮はあまりしないが、周辺への被害はそれなりにはあれど世界を崩せるのは『彼』くらいなので崩壊とまではいかない。あと、素振りは荒野などでやっているようだが、そうでないところでやっても自然と荒野になる。
- サネロサはナメクジのような方。ついつい殴ったり踏んだりしたくなる良い上司。
- 一般人も転生で僅かに記憶や思考形式が受け継がれていてもおかしくないのとカイストも混じることから、自然に文字や言語体系も似通ったものになっていく。
- 無限牢の中で本当に魂が消滅しているのかは、もしかすると全ての記憶と能力を失って墜滅しているのかも知れないが、確かめようがなくどちらでも同じかあ、という解釈になっている。
- 裏鋭の右手の肉の中に予備の針が一本、左手の中に別の予備が一本ある。
- 文明管理委員会の管理世界にある地球において、大規模な地面巻き込み破壊活動をやらかしたエン・ジハルは相応のペナルティを与えられるリスクがある。
- 『目的のない凶器』の時期のキルマはスタイルの再構築を模索している時期。スランプとも言える。
- カイストはリフレッシュ休暇として記憶を一時的に封印することがある。
- 女性のカイストもいるが、強くなろうと望むのは男性の方が多いため戦士は割合的に少なめ。魔術士にはそれなりにいる筈。女性で強力なカイストといえば淫虐女王の人とか……(!)
- レオバルドー製の服は無理やり脱がされた場合、多分自分の意思で脱がないとまた着衣状態で再生してしまいそう。
- カイストにとって容姿を少しずつ調整していくことは容易だが、自己像が揺らぐのであまりメチャクチャな変更は普通はしない。性別変更もしない者が多いが、する者もいる。
- 戦争になると通信妨害もあるし、激しい戦闘では壊れやすいため、結局原始的で頑丈な道具しか持たないカイストも多い。
- カイストは嘘をつかないが、親しい間で冗談を言うことはあるし、また、事実を「言わない」ことは出来る。
- エン・ジハルのジハルは古代シスク語で『蟻』。エンが何処にでも入り込めるからついた名前だという。
- ゲートと呼ばれる異世界への通路は、一般人が使うことは許されていない。
- 一般人の依頼によるカイストへの復讐は、その世界を出てしまえば追及しないのがカイスト同士の暗黙の了解になっている。
- カイストは全身を我力の防壁で包むことが出来、科学兵器や我力の乗った刃などといった攻撃を防ぐ。
- 熟練したカイストは必要なら何ヶ月も眠らずに過ごせる。
- 空気抵抗無視、重力無視、更には空間座標確保まで修得すれば、カイストは何処までも加速して超スピードでの移動が可能になる。
- 検証士達の一部のグループは協力し合って膨大な『真実の歴史書』を作ろうとしている。
- 熟練したカイストの剣速は、音速の数倍から数十倍に達する。
- 熟練の戦士は傷周辺の血管を収縮させて、触れずに止血することが出来る。しかし、そうさせないような傷を負わせる技もカイストにはある。
- カイストは武器や術に我力を乗せて世界の法則をぶち抜き、望みの効果を生み出す。我力が強ければ強いほど、効果も強くなる。
- 長い時をかけて成し遂げたことは、全てその名によって記録されるため、カイストにとって名前は重要なもの。よって、カイストは自分と同じ名のカイストの存在を許さない。偶然名前がかぶってしまった場合、後に名乗った方が改名するか、敗北した方が改名すると約束した上で殺し合う。ただし、特に勝負に負けて改名した者は、アイデンティティーの傷から早晩墜滅してしまうことが多い。
- 統制士は、意識を繋げた全員の状態を正確に把握し、別々に操作しなければならない。超絶的な情報処理能力があっても、多人数の操作は困難を極める。
- ある程度年を取ってしまうと苦手意識もそのまま定着してしまい、思いきった自らの再構成をしない限り苦手分野の克服は困難になる。
- カイスト達が最も大切にしているのは契約で、それは真実を積み上げて自分の存在を強固なものにするため。
- 錬金術士の作る毒は恐ろしく、魔術士が作る毒とは段違い。ベテランの錬金術士は数マイクログラムでカイストにも致死的となる猛毒を練り上げるという。
- 自分の衝動を制御出来ず、喜怒哀楽が全て破壊と殺戮に直結するのが『彼』。
- 指先で触れるだけで意思を読み取り目当ての情報を映してくれる、羊皮紙に似せたディスプレイを持っているカイストもいる。
- BクラスからAクラスに上がる際には一万位以内のカイストを倒して順位を奪い取る必要がある。運や相性の要素を除外するため認定までには他のAクラスと立ち合って十戦以内に五勝することが必要となる。勝率五割以上、Aクラスと対等ということ。それで初めて、自他共に認める『神の領域』となる。
- カイストは普通、新陳代謝をコントロールしたり、垢や汚れを飛ばしたり、そもそも汚れを付着させないような技術を持っている。
- カイストは強敵と相対していても、第三者の不意打ちに備えて全方向への注意力を残しておくもの。
- 一度死んだカイストは転生しても同じ戦いには参加出来ないという不文律がある。
- カイストによって殺された場合、通常は魂レベルでのダメージが残る。転生までにある程度の休眠期間を必要とし、また転生しても数千年からひどいものでは数百万年以上、傷痕や障害が残る。
- 切断された手足を繋ぎ直したり再生させることは、それほど困難なことではない。しかし同時にカイストは、相手に再生させないように我力を込めて攻撃する。そのせめぎ合いの結果、多くの戦士達の手足が生え戻るのは来世以降となる。
- 脳を胴体に格納したり、重要器官を分散配置させたり一ヶ所にまとめて守りやすくしたり予備を用意していたり、体外に出して別の場所や亜空間に保管したりするカイストもいる。
- 多くのカイストが複数の知覚システムを併用している。意識を半ば分割して、二つの世界像を同時に知覚し処理することも出来る。そのため、カイスト同士の超高速戦闘に没頭しながらも一般人のスローな台詞が聞き取れたりもする。
- カイスト同士の戦いで、傷を負わせてきた相手に勝った場合は治癒も早い。
- ガルーサ・ネットの出張所は近くの酒場・宿屋と提携しているのが普通で、現地周辺の治安に責任を持つことも多い。連絡を受けるとガルーサ・ネットの警備員が飛んできたりする。
- 世界によってはカイストの我力を吸収して他の生物に再配分する、特殊なルールが設定されていることもある。
- ザム・ザドル系の魔術士は実験生物を通し番号で呼ぶ。
- 科学士の科学強化は道具を我力で強化するのではなく、反我力の性質を与えるのが強化士と異なる点。
- 科学は世界の法則を理解して利用するもので、我力で法則をねじ曲げるカイストとの相性は良いとはいえない。
- 科学強化された品と魔術は互いに干渉して、不具合を起こすリスクが高まる。
- 世界を殺すことはAクラス千人程度の我力を合わせて尚届かないレベル。『彼』が世界を殺したのは、強大過ぎる我力による単純なゴリ押し。
- ゲートで繋がっている世界同士は法則の差異も僅かであることが多い。
- 中央側世界は法則にバラつきが少なく辺境側世界は特殊な法則が目立つ傾向にある。
- 食べたものは異物でありながら吸収されて体の一部になろうとする。そんな境界の曖昧さが我力防壁を持つカイストにとっても弱点となることがある。毒物の摂取とは次元の異なる概念的なリスクになり得る。(Bクラスの上級にもなれば多くのカイストが対策出来ていることではあるという)
- 本来の視覚は電磁波である光を受け止めて構築されるものだが、ベテランのカイストになれば電磁波以外の現象から視覚を擬似的に再現する技術を持っている。そのため、光源がないだけの単なる暗闇なら問題なく見通すことが出来る。媒介手段なしに能力で直接情報を掴む探知士のような者もいる。
- 科学士は我力使用を大幅に抑制する拘束機を作ったりもする。
- カイストにとって記憶と力は何より重要なもので、力は積み重ねた修行の記憶が保証する。
- 手に入れた情報を他人が体感可能な幾つかのフォーマットに変換する装置である変換機器を、検証士なら皆持っているらしい。
- ある検証士が来世で巡り合うことを約束して心中した一般人を対象に一万年間の追跡調査をしたら、転生後に巡り合って結ばれる確率は十億分の一未満だったらしい。
- ガリデュエは検証士だけでなく滅殺士として扱われることもある。
- 元々四千世界というのは、生物が存在可能な世界をぎりぎりのとこまで含めて、合計で四千くらいあるということでそう呼ばれているだけ。実際にはカイストならなんとか行けるような世界はもっと沢山ある。
- 有力なカイストには一般的に生物が生存不可能とされる世界の一つを自分専用にして使っている奴もいる。そういう世界はムチャクチャ寒かったり暑かったり、何もなかったり空間が歪んでいたり、基本的な法則が通用しなかったりする。
- 中から外に出るのは難しいが外からは入りやすい世界がある。
- 長い時をかけて世界を渡り歩くカイストにとって、待ち合わせの期日は下手をすると数千年単位だったりする。
- カイストは自分の我力を武器に乗せ、相手の肉体を覆う我力の防壁を突き破りダメージを与える。その効果を半永久的に武器に込める技術が我力強化。我力強化を施した武器は、我力防壁を持つBクラス以上のカイストを、一般人でも使えば殺すことの出来る武器となる。(ただしこれは一般人の筋力と技量で、カイストに当てることが出来ればの話。)
- 性分というのは厄介なもので、苦手なものを克服出来ずにいるうち呪いのように定着してしまい、何万年何億年経ってもそのままとなってしまう。
- カイストの力は真実の積み上げであるため、嘘をつくことは基本的に許されない。特に、意図的な嘘をついた場合、そのままカイストを脱落する危険もある。(嘘が自分のスタイルであるギノスクラーレのようなカイストも稀に存在する。)
最終更新:2020年02月08日 11:17