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ローリングタートル(星のカービィ 夢の泉の物語)
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kemonowikii
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ローリングタートル(Rolling Turtle)

概要
ローリングタートルとは、1993年に発売された『星のカービィ 夢の泉の物語』(開発:HAL研究所、発売:任天堂)に登場する中ボスキャラクターである。亀のような姿をしており、その名の通り高速で回転しながら攻撃を仕掛けるのが特徴。撃破後に吸い込むことで、コピー能力「スロウ」を取得できる。
特徴
外見
ローリングタートルは、全身が緑色の亀のような姿をしている。眠たげな目をしているが、戦闘時は素早い動きを見せる。背中の甲羅部分を活かした回転攻撃を多用し、接触するとカービィをつかんで投げ飛ばすという荒々しい戦法をとる。
攻撃パターン
• ローリングタックル
高速回転しながらカービィに突進する。速度が速く、避けるタイミングがシビア。
• ジャンプアタック
前方に大きく跳躍し、着地時に攻撃判定が発生する。
• つかみ投げ
カービィをつかむと、地面に叩きつけるか、壁に向かって投げ飛ばす。回避が困難。
• 子ガメ投げ
小さなカメを投げつけて攻撃する。この子ガメはカービィが吸い込んで攻撃に利用可能。
登場ステージ
ローリングタートルは、以下のステージで登場する。
• グレープガーデン(4-4):初登場。基本的な動きが見られる。 • オレンジオーシャン(6-1):水中ステージで登場。水の影響で動きがやや鈍るが、回転攻撃の脅威は健在。 • レインボーリゾート(7-2):隠しルートに登場。通常よりも動きが速く、回避が難しい。
コピー能力「スロウ」
ローリングタートルを倒して吸い込むと、カービィは**「スロウ」**のコピー能力を獲得する。この能力を使うと、カービィは敵をつかんで投げることができる。投げた敵は壁に当たると反射し、他の敵にもダメージを与えるため、複数の敵を巻き込んで攻撃できるのが特徴。しかし、他の攻撃手段がなく、敵がいないと無力になる点がデメリット。
『夢の泉デラックス』での変更と消滅
リメイク版『星のカービィ 夢の泉デラックス』(2002年、GBA)では、ローリングタートルは登場せず、新キャラクター「ファンファン」に差し替えられた。ファンファンもつかみ投げ攻撃を持ち、撃破後には「スロウ」のコピー能力を得られるが、亀のデザインではなくゾウの姿をしている。
さらに問題なのは、このリメイクでローリングタートルのオブジェクト情報が完全に「ファンファン」に書き換えられてしまったことである。そのため、シリーズの後の作品にローリングタートルが登場する機会は完全に失われ、「幻の中ボス」と化してしまった。
このようなケースは他のゲームでも見られるが、リメイク版によってオリジナルのキャラクターが存在しなかったことにされるというのは、ローリングタートルが典型的な例といえる。元々登場していたキャラクターが「オブジェクトの上書き」という形で消滅し、まるで最初からいなかったかのように扱われてしまう現象は、リメイクにおけるデータ改変の影響を示す興味深い事例である。
その他
• 『星のカービィ 夢の泉の物語』限定の中ボスであり、他のシリーズ作品には登場していない。 • その特徴的なつかみ投げ攻撃や「スロウ」の能力から、一部のプレイヤーには印象深いキャラクターとして記憶されている。 • 亀をモチーフにしたキャラクターでありながら、水中戦が得意というわけではない点がユニーク。
関連キャラクター
• ファンファン(『星のカービィ 夢の泉デラックス』) • リメイク版に登場した中ボス。ローリングタートルの代替キャラ。 • バグジー(シリーズ作品) • 投げ技を持つ中ボスの代表格。「スロウ」とは異なるが、コピー能力「バックドロップ」を持つ。
関連項目
• 星のカービィ 夢の泉の物語 • スロウ(コピー能力) • 星のカービィ 夢の泉デラックス • バグジー • リメイクによるキャラクター消滅問題
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