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boykisser(Silly Cat)
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kemonowikii
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ずんケモん動画解説版

概要
boykisserとは、白い猫のようなデフォルメキャラクターを中心としたインターネットミームである。元は「Silly Cat」と呼ばれていたキャラクターが、海外のSNS上で「You like kissing boys, don’t you?」という台詞とともに改変・拡散され、boykisserという呼称が定着した。英語圏を中心に、LGBTQ+・ファーリー文化圏を巻き込みつつ広がっており、かわいらしさと皮肉を含んだ演出で多数の派生作品が存在する。
キャラクターの起源
この白い猫キャラは、TwitterユーザーのMauzymiceによって2022年頃に投稿されたドローイングが起源とされている。当初は「Silly Cat」という名称で、特に台詞や設定は付随しておらず、ただ「おちゃめな表情をする白い猫」として描かれていた。
boykisserという呼称の定着
後に、このキャラに「You like boys… you’re a boykisser」というフレーズを重ねる形式が登場し、ミーム化が進行した。この構文は、相手の性的指向や好みを軽く煽るような形で用いられ、反応込みで楽しむやり取りの中で浸透していった。その結果、このキャラ自体が「boykisser」と呼ばれるようになり、名前とミームが一体化するかたちで定着した。
外見の特徴
boykisserとされるキャラクターは以下のような特徴を持つ。
• 白い丸っこい猫の姿 • 丸く開いた大きな瞳 • 赤いチークのような模様(表情によって変化あり) • ピンクの尻尾や首輪が加えられる場合もある • デフォルメ的で感情表現が極端に強調されている
そのビジュアルの簡素さと汎用性から、様々なファーソナや創作キャラにboykisser風アレンジが施されている。
ファーリー文化との関係
boykisserはファーリー的には擬獣化された猫キャラと分類でき、性別や年齢を問わず二次創作で描きやすい。ファーリーコミュニティでは、ProtogenやSergalなどのキャラをboykisser風に描く文化が一部で見られるようになっており、単なるミームではなく「表情テンプレート」「性癖テンプレート」として機能している。
派生ミームと文化的影響
boykisserは以下のような形で派生・展開している。
• boykisserに煽られる側のキャラ(“ur a boykisser!”と指差される図) • Bongo Cat、Sad Cat Danceなど既存ミームと融合したアニメーション • SiIvaGunnerによる音楽パロディ「Boykisser (song)」 • boykisserのアイコン化・グッズ化(非公式含む) • boykisserに似た構図での“girlkisser”“they/themkisser”などのバリエーション派生
チピチピチャパチャパ猫はboykisserの文脈から生まれたミームである
「チピチピチャパチャパ猫」は、2023年後半からネット上で爆発的に拡散された猫系ミームの一つである。白い実写猫がリズミカルに頭を揺らす映像に、チリの歌手Christellによる「Dubidubidu」という楽曲が合わさり、TikTokやYouTube Shortsを中心に急速に定着した。
一見、音楽と猫のテンポが奇跡的にマッチした純粋な“かわいい系ミーム”のように見えるが、このミームには明確な起源が存在する。
起源は「boykisser」という独立したキャラ・構文にある
「boykisser」とは、アニメーターKuowon(くををん)氏が制作したループアニメーション「silly cat」に登場するキャラクターを指す。元映像では、ピンクの背景で人型の猫が左右に揺れながらニヤけた顔で「boykisser」と字幕が表示される。強烈なビジュアルと文言から、2022年中盤以降、海外ミームとして注目を集めるようになった。
この「silly cat」のアニメーションこそが、チピチピチャパチャパ猫の動きの元ネタである。つまり、後発の“猫動画”は、オリジナルであるboykisserの動作や構図を実写猫に置き換えたリミックス系ミームとなっている。
「チピチピチャパチャパ猫」は文脈の再構成である
動画の文脈は完全に再構成され、かわいさと無意味さを前面に出した軽いノリのコンテンツへと変化した。元々boykisserに含まれていた“危うさ”や“妙な引力”、さらにはシュールな皮肉性といった要素は取り払われている。
言い換えれば、チピチピチャパチャパ猫は、boykisserという特異なキャラクターが持っていた“魂の個性”を解体し、「誰でも共有できるミームテンプレート」へと再加工した結果である
まとめ
boykisserは、元は名前のなかった「白い猫のイラスト」がSNS文化の中で変容し、呼称・意味・アイデンティティを獲得したミームである。その背景にはファーリー文化や性的多様性をめぐる言語的遊び、そしてかわいさと皮肉が共存する視覚演出があり、今後も多数の改変・引用が続くことが予想される。