
ずんケモん動画解説版

boykisser(Silly Cat)
概要
boykisser(ボーイキッサー)とは、白い猫のような姿をしたキャラクター「Silly Cat」から派生したインターネットミームである。
元となったSilly Catは、アーティストMauzymiceによって描かれた白い猫型のキャラクターであり、当初から「boykisser」という名称や設定を持っていたわけではない。
その後、
「Ooooooo you like boys, ur a boykisser」
「You like kissing boys, don't you?」
など、男性を好きであることをからかうような文章と組み合わされた画像がインターネット上で拡散。
このミームの人気によって、元々のSilly Catそのものまで「Boykisser」と呼ばれるようになった。
白い身体、大きな目、猫のような耳、簡単な線で描けるデザインなどが特徴で、画像、GIF、動画、イラスト、プロフィール画像、ステッカー、3Dモデルなど大量の派生作品が制作されている。
特にファーリー/ケモノ文化、LGBTQ+コミュニティ、ゲイ・バイセクシュアル系のネットミームとの結び付きが強い。
また、2023年後半に世界的な流行となった
「チピチピチャパチャパ」
ことChristellの楽曲「Dubidubidu」がインターネットミームとして爆発的に広がる過程にもBoykisserが関係している。
2023年10月27日にアニメーターKuowonnがBoykisserを「Dubidubidu」に合わせて動かす短いアニメーションを公開。
この動画が拡散された後、Boykisser以外のキャラクターや実写猫へ置き換える派生動画が大量に制作され、「チピチピチャパチャパ猫」として世界規模の猫ミームへ発展した。
VRChatでもBoykisserをモチーフとしたアバターが使用されており、単なる2Dミームから「自分自身がBoykisserになる」3Dアバター文化へも広がっている。
- boykisser(Silly Cat)
- Boykisserとは
- 元々の名前はSilly Cat
- 作者Mauzymice
- なぜBoykisserになったのか
- なぜ流行したのか
- ファーリー文化との関係
- LGBTQ+文化との関係
- 同性愛ミームとしてのBoykisser
- Boykisserとチピチピチャパチャパ
- Dubidubiduとは
- 2023年10月27日
- チピチピチャパチャパ猫の誕生
- 実写猫が元祖ではない
- Boykisserから一般猫ミームへ
- 日本での流行
- BoykisserとVRChat
- VRChatのBoykisserアバター
- 2Dミームから3Dアバターへ
- VRChatグループとの関係
- VRChatにおける同性愛のシンボル
- Boykisserアバターとファーリー
- なぜVRChatと相性が良いのか
- Boykisserの派生
- Boykisserはキャラクターなのかミームなのか
- ミームによって名前が上書きされた例
- チピチピチャパチャパによる第二次拡散
- 検索されやすい関連キーワード
- まとめ
- BoykisserはPedophiliaのアイコンなのか
- 関連項目
Boykisserとは
Boykisserは、白い猫型キャラクターを利用したインターネットミーム。
名前を直訳すると、
Boy
=男の子・男性
=男の子・男性
Kisser
=キスする人
=キスする人
となる。
つまり、
「男の子にキスする人」
程度の意味になる。
有名なミームでは、
「Ooooooo you like boys, ur a boykisser」
などの文章とともにSilly Catが描かれる。
相手に対して、
「お前、男が好きなんだろ?」
と茶化すような構造になっている。
この非常に単純な構文と、妙にかわいい猫の組み合わせが人気となった。
元々の名前はSilly Cat
現在ではキャラクターそのものをBoykisserと呼ぶ場合が非常に多い。
しかし元となったキャラクターと、後から成立したBoykisserミームは厳密には分けて考えることができる。
元キャラクター
→ Silly Cat
→ Silly Cat
後発ミーム
→ Boykisser
→ Boykisser
という関係。
インターネットミームが元キャラクターより有名になった結果、
Silly Cat
≒
Boykisser
≒
Boykisser
として扱われるようになった。
作者Mauzymice
Silly Catの元となった白い猫キャラクターはMauzymiceによって描かれた。
シンプルな白い身体と猫のような耳、大きな目、特徴的な表情を持つ。
ここで注意したいのが、
Mauzymice
と
Kuowonn
と
Kuowonn
は別人物であること。
Mauzymice
→ Silly Catの元キャラクターを描いた作者。
→ Silly Catの元キャラクターを描いた作者。
Kuowonn
→ 後にBoykisserを使用した「チピチピチャパチャパ」の有名なアニメーションを制作した人物。
→ 後にBoykisserを使用した「チピチピチャパチャパ」の有名なアニメーションを制作した人物。
Boykisser文化が複数の作者による派生作品を経て発展したため、この二者が混同されることがある。
ゲイミームではあるが、Silly Cat自体はゲイ起源ではない
Boykisserは現在、
- 男性が男性を好きであること
- 男の子にキスすること
- ゲイ/バイセクシュアル
- LGBTQ+コミュニティ
- Furryコミュニティ
などと結び付いたインターネットミームとして広く使用されている。
特に、
「Ooooooo you like boys, ur a boykisser」
「You like kissing boys, don't you?」
などの文章とともに使用されたことで、
「男の子が好きな人をからかう猫」
「ゲイ系Furryミーム」
として知られるようになった。
しかし、ここで注意する必要があるのが、
「Boykisserというミーム」
と
「元になったSilly Catというイラスト」
は同じものではないという点である。
Silly Catそのものにゲイという設定は存在しない
Boykisserの元となった白い猫のイラストは、アーティストMauzymiceによって制作された「Silly Cat」と呼ばれるキャラクターである。
このイラストが制作された時点では、
「Boykisser」
という名称も、
「男の子にキスするのが好き」
という文章も付けられていなかった。
つまり、
Silly Cat
↓
第三者による文章・ネタの追加
↓
Boykisserミーム成立
↓
第三者による文章・ネタの追加
↓
Boykisserミーム成立
という順番である。
そのため、
「Silly Catは最初からゲイキャラクターとして描かれた」
「作者がゲイミームとしてBoykisserを制作した」
という説明は正確ではない。
Silly Catそのものには、確認できる範囲で特定の性的指向を示す公式設定は存在しない。
Boykisserという意味は後から付加された
現在知られているBoykisserのキャラクター性は、元絵そのものよりもインターネット上で行われた二次的なミーム化によって形成された部分が大きい。
白い猫のイラストへ第三者が、
「Ooooooo you like boys, ur a boykisser」
などの文章を追加。
これがSNSやDiscordなどを通じて拡散されたことで、
Silly Cat
=
Boykisser
=
Boykisser
という認識が広まった。
つまり「Boykisser」という名称やゲイミームとしての意味は、
原作者による元のイラスト
ではなく、
インターネットコミュニティによるミーム化
ではなく、
インターネットコミュニティによるミーム化
から生まれたものである。
Silly CatとBoykisserを区別する
厳密には、
Silly Cat
→ Mauzymiceによって描かれた元キャラクター/イラスト
→ Mauzymiceによって描かれた元キャラクター/イラスト
Boykisser
→ Silly Catを元にインターネット上で成立したミーム
→ Silly Catを元にインターネット上で成立したミーム
と分けることができる。
現在では両者がほぼ同じキャラクターとして扱われる場合も多いが、成立史を調べる場合には区別した方が正確である。
特に、
「Boykisserはゲイ系ミームである」
という説明は概ね正しい一方、
「Silly Catはゲイを表現する目的で制作されたキャラクターである」
とまで遡って説明すると意味が変わってしまう。
作者の属性とキャラクターの設定は別
また、原作者Mauzymice自身のジェンダーや性的指向に関する情報と、Silly Catというキャラクターの設定も分けて考える必要がある。
作者自身がどのような属性・アイデンティティを持っているかは、
「Silly Catがゲイキャラクターとして制作されたか」
を直接証明するものではない。
キャラクターの起源について判断する場合には、作者の属性ではなく、
- 元の投稿
- 元イラスト
- 当時の説明
- Boykisserという文章が追加された時期
などの成立過程を見る必要がある。
ファクトチェック
「Boykisserはゲイミームである」
→ 概ね正しい。
→ 概ね正しい。
「Silly Catは最初からゲイミームとして制作された」
→ 誤り。
→ 誤り。
「MauzymiceがBoykisserというゲイミームを制作した」
→ 誤り。
→ 誤り。
Mauzymiceが制作したのは元となったSilly Catであり、「Boykisser」という名称・文章・ミームとしての意味は後からインターネット上で付加されたものである。
したがって、
Silly Catの起源
と
Boykisserミームの起源
と
Boykisserミームの起源
は区別して扱う必要がある。
なぜBoykisserになったのか
元々のSilly Catには、
「男の子が好き」
という設定が最初から存在したわけではない。
インターネット上で、
白い猫
+
「You like kissing boys, don't you?」
という組み合わせがミームとして使われるようになったことで、
Boykisser
というキャラクターイメージが後から成立した。
つまりBoykisserは、
原作者が最初から設定したキャラクター名
というより、
インターネットユーザーが作り上げたミーム上の人格・呼称
として考えた方が分かりやすい。
なぜ流行したのか
Boykisserが広まりやすかった理由はいくつか考えられる。
まずデザインが非常に単純。
白い身体
猫耳
大きな目
口
頬
という少ない要素だけでもBoykisserらしさを再現できる。
そのため、
イラスト
GIF
動画
コラージュ
プロフィール画像
ステッカー
3Dモデル
などへ変換しやすかった。
さらに、
「You like ○○, don't you?」
という文章自体を改変できる。
このため元のBoykisserだけでなく、
girlkisser
menkisser
womenkisser
など大量の派生表現が生まれた。
ファーリー文化との関係
Boykisserは白い猫型の擬人化キャラクターである。
そのためファーリー/ケモノ文化との相性が非常に良い。
人間の顔ではなく、
猫耳
マズルを思わせる顔
体毛
尻尾
などを持つ非人間キャラクターとして描かれる。
海外ファーリーコミュニティでは、
自分のFursonaをBoykisser風にする
Boykisserの表情を別種族へ移植する
Protogen版Boykisserを作る
などの派生も見られる。
そのため現在では、
猫ミーム
ゲイミーム
ファーリーミーム
という複数の文化圏をまたぐ存在になっている。
LGBTQ+文化との関係
Boykisserという名称そのものが、
「男性が男性を好きである」
という文脈を持つ。
そのためゲイ、バイセクシュアルなどのユーザーが、自分自身を表現するジョークやプロフィール画像として利用する場合がある。
ただしBoykisser自体はインターネットミームであり、公式のLGBTQ+シンボルではない。
レインボーフラッグのような正式・歴史的な象徴とは性質が異なる。
むしろ、
「ネットコミュニティ内部で共有されるゲイ/ファーリー系ミーム」
という位置付けに近い。
同性愛ミームとしてのBoykisser
Boykisserの面白いところは、
「男性が好き」
という話を非常に軽い猫ミームへ変換したところにある。
文章だけなら、
「You like kissing boys」
という直接的な内容。
しかし横にSilly Catがいることで、
かわいい
↓
ちょっと煽ってくる
↓
でも本人もかわいい
という独特のコミュニケーションになる。
そのため自虐、冗談、プロフィール画像、友人同士のやり取りなどに使いやすい。
Boykisserとチピチピチャパチャパ
Boykisserの歴史を語るうえで重要なのが、
「チピチピチャパチャパ」
との関係。
このフレーズはチリの歌手Christellによる楽曲、
「Dubidubidu」
のサビに由来する。
曲そのものはBoykisserよりはるかに古い。
しかし2023年になって、
Boykisser
と
Dubidubidu
が組み合わされたことで状況が変わった。
loading tweet...— Kilian (@KilianDash) January 9, 2024
2024年1月には、Furryイベント会場の大型LEDスクリーンでBoykisser版「Dubidubidu」が上映される様子も投稿されており、ネットミームがオンラインだけでなく、実際のFurryイベント空間にも持ち込まれていたことが確認できる
Dubidubiduとは
「Dubidubidu」はチリの歌手Christellによる楽曲。
日本では、
「チピチピチャパチャパ」
というサビのフレーズで知られる。
歌詞は友達を家へ招いて、
遊ぶ
絵を描く
歌う
踊る
といった内容を持つ子ども向けの明るい楽曲。
元々Boykisserやファーリーを題材にした曲ではない。
2023年10月27日
大きな転機となったのが2023年10月27日。
アニメーターKuowonnが、
Boykisserが「Dubidubidu」に合わせて動く約10秒のアニメーション
を投稿した。
これがTikTokなどへ転載され、急速に広がった。
つまり、
Dubidubidu
↓
Boykisserアニメ
↓
大量の派生動画
という流れが形成された。
チピチピチャパチャパ猫の誕生
Boykisser版が広まった後、
同じ音楽と動きを別キャラクターへ置き換える派生動画が制作された。
そして2023年12月頃、
実写猫が曲に合わせて左右へ動く動画
がTikTokなどで大きく流行。
現在日本で、
「チピチピチャパチャパ猫」
として知られている形式が世界的に広がった。
実写猫が元祖ではない
ここは非常に誤解されやすい。
チピチピチャパチャパという楽曲
→ Boykisserより古い。
→ Boykisserより古い。
2023年のミーム化
→ Boykisserアニメが重要な初期段階。
→ Boykisserアニメが重要な初期段階。
その後
→ 実写猫版が爆発的に拡散。
→ 実写猫版が爆発的に拡散。
という順番。
つまり、
「実写猫動画からBoykisser版が作られた」
という単純な順序ではない。
むしろ2023年のミーム史では、
Boykisser版
↓
キャラクター差し替え
↓
実写猫版
↓
世界規模の猫ミーム
という流れを見ることができる。
Boykisserから一般猫ミームへ
ここでBoykisserは非常に面白い役割を果たした。
Boykisserは、
ファーリー
ゲイミーム
海外ネット文化
など比較的限定された文化圏との結び付きが強かった。
ところが実写猫版になると、
Boykisserを知らない人でも楽しめる。
かわいい猫
+
耳に残る曲
という非常に普遍的な形式になったためである。
その結果、
Boykisser文化を知らない人まで
「チピチピチャパチャパ」
を知るようになった。
日本での流行
チピチピチャパチャパは日本でも2024年に大きく流行した。
楽曲「Dubidubidu」も日本のSpotify Viral 50で1位を記録するなど注目された。
日本では、
「Dubidubidu」
という正式タイトル以上に、
「チピチピチャパチャパ」
というサビの音から覚えられることが多かった。
猫動画との組み合わせによって、
海外ファーリーミーム由来の流れを知らない一般層にも広がった。
BoykisserとVRChat
BoykisserはVRChatにも持ち込まれている。
VRChatではユーザーが3Dアバターを使用して仮想空間へ参加できる。
そのため2D画像だったBoykisserを、
3Dモデル
↓
VRChatアバター
へ変換する文化が生まれた。
VRChatのBoykisserアバター
VRChatコミュニティでは、
Boykisserを再現した公開アバター
が利用されてきた。
ユーザー間では、
Avatar Search系ワールドなどで
「boykisser」
と検索してアバターを探す方法が共有されることもある。
これによって、
画像を見る
だけではなく、
自分自身がBoykisserの姿になる
ことができる。
2Dミームから3Dアバターへ
これはVRChat特有のミーム文化でもある。
通常のSNSでは、
Boykisser画像をプロフィール画像にする。
↓
Boykisser GIFを投稿する。
程度。
VRChatでは、
Boykisserの3Dモデルをアバターにする。
↓
その姿で他人と話す。
↓
Boykisser同士で集まる。
というところまで進む。
ミームが「身体」になるのである。
VRChatグループとの関係
VRChatにはユーザーがコミュニティを形成する「グループ」機能がある。
ファーリー
ケモノ
LGBTQ+
ゲイ
など、さまざまなテーマのグループが存在する。
Boykisserはその性質上、
ファーリー
+
男性同性愛ミーム
という二つの文脈を同時に持つ。
そのため一部のVRChatグループやユーザー間では、
Boykisserアバター
Boykisser画像
Boykisserアイコン
などが、
「男性が好き」
「ゲイ/バイ系コミュニティに親しみがある」
ということを冗談めかして示す記号として使用される場合がある。
ただし、
Boykisserアバターを使っている
=
必ずゲイ
=
必ずゲイ
という意味ではない。
単純にミームが好き、
猫キャラクターが好き、
ファーリーが好き、
かわいいから使っている
というユーザーも存在する。
VRChatにおける同性愛のシンボル
VRChatでは現実世界の公式シンボルとは別に、
アバター
プロフィール
グループアイコン
ステッカー
絵文字
などがコミュニティ内の意思表示として機能する。
Boykisserも一部ではその一つ。
特に、
Boykisser
+
レインボー
Boykisser
+
プライドフラッグ
などを組み合わせた派生画像・アバターでは、
LGBTQ+的な意味がより明確になる。
Boykisserアバターとファーリー
VRChatはファーリーコミュニティが大きいソーシャルVRでもある。
そのためBoykisserは、
単なる猫ミーム
ではなく、
実際に使用可能なファーリーアバター
として受け入れられやすい。
これはBoykisserのデザイン自体が最初から擬人化された猫型であることとも関係する。
なぜVRChatと相性が良いのか
BoykisserとVRChatには共通点がある。
どちらも、
「ネット上で別の姿・人格を使ってコミュニケーションする」
文化との相性が良い。
SNS
→ Boykisserをアイコンにする。
→ Boykisserをアイコンにする。
VRChat
→ Boykisserそのものになる。
→ Boykisserそのものになる。
という違い。
特にVRでは、
頭を動かす
手を振る
踊る
他のBoykisserと抱き合う
など、元の静止画には存在しなかった身体表現が可能になる。

boykisserのアバター

boykisserのアバター
Boykisserの派生
Boykisserの構造が単純だったため、多数の派生が生まれた。
代表的なものとして、
Girlkisser
などがある。
さらに、
別の動物
別のファーソナ
Protogen
Sergal
オリジナルケモノ
などをBoykisser風の表情・構図にする派生も存在する。
Boykisserはキャラクターなのかミームなのか
現在のBoykisserは、
元キャラクター
ミーム
ネット上の人格
ファーリーキャラクター
LGBTQ+系ジョーク
プロフィールアイコン
VRChatアバター
という複数の性質を持つ。
そのため、
「一つの公式キャラクター」
として理解すると分かりにくい。
むしろ、
Silly Catという元キャラクターを核として、
インターネットユーザーが大量の意味を追加したミーム文化
と考える方が実態に近い。
ミームによって名前が上書きされた例
Boykisserは、
元キャラクターよりミーム名の方が有名になった
という興味深い例でもある。
Silly Cat
↓
Boykisserミームが流行
↓
キャラクター自体がBoykisserと呼ばれる
という変化が起きた。
インターネットでは元作品の文脈から切り離された画像が大量に転載されるため、このような現象が起こることがある。
チピチピチャパチャパによる第二次拡散
Boykisser単体のミームを知らなかったユーザーにも、
Dubidubiduとの組み合わせ
によってキャラクターが届いた。
さらに実写猫版が流行したことで、
Boykisser
↓
Dubidubidu
↓
チピチピチャパチャパ猫
という奇妙な文化的連鎖が成立した。
この意味でBoykisserは、
2023~2024年の世界的猫ミーム流行をつないだキャラクターの一つ
として見ることもできる。
検索されやすい関連キーワード
boykisser
Boykisserとは
boykisser 猫
Boykisser ミーム
Boykisser 元ネタ
Boykisser 意味
Boykisser 作者
Silly Cat
Silly Cat Boykisser
Mauzymice
Boykisser LGBTQ
Boykisser ゲイ
Boykisser ファーリー
Boykisser ケモノ
Boykisser チピチピチャパチャパ
Boykisser Dubidubidu
チピチピチャパチャパ 元ネタ
チピチピチャパチャパ 猫
チピチピチャパチャパ Boykisser
Dubidubidu Boykisser
Kuowonn Boykisser
VRChat Boykisser
VRChat Boykisser アバター
VRChat ケモノ Boykisser
VRChat ゲイ アバター
VRChat LGBTQ アバター
VRChat ファーリー アバター
Boykisser avatar VRChat
まとめ
Boykisserは、Mauzymiceによる白い猫型キャラクター「Silly Cat」から派生したインターネットミームである。
元々Silly Cat自体に、
「男性が好き」
という設定が存在したわけではない。
しかし、
「You like kissing boys, don't you?」
などの文章と組み合わされたことで、
Boykisser
というミーム上の人格が形成された。
その後、ファーリー文化やLGBTQ+系ネットコミュニティを中心として大量の派生作品が制作された。
さらに2023年10月27日にはKuowonnが、
Boykisser
+
Christell「Dubidubidu」
を組み合わせた短いアニメーションを公開。
この動画が拡散され、
別キャラクターへの置き換え
↓
実写猫への置き換え
↓
「チピチピチャパチャパ猫」の世界的流行
へと発展した。
そのため、
「チピチピチャパチャパ猫」
と
Boykisser
は完全に無関係な猫ミームではない。
2023年のDubidubiduミーム化を追うと、Boykisserが重要な初期段階に存在する。
さらにVRChatではBoykisserが3Dアバター化され、
「Boykisserを見る」
だけでなく、
「Boykisserになる」
ことまで可能になった。
一部のファーリー・LGBTQ+・ゲイ系コミュニティではBoykisserが男性同性愛を冗談めかして示す記号として利用される場合もあり、
猫ミーム
↓
ゲイミーム
↓
ファーリーミーム
↓
音楽ミーム
↓
実写猫ミーム
↓
VRChatアバター
という非常に珍しい広がり方をしたインターネットキャラクターとなっている。
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Screenshot 2026_08_15 7_20_46 (1).png)
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Screenshot 2026_08_15 7_20_46 (1).png)
ファクトチェック*大見出し
※ Boykisserの流行後、原作者Mauzymiceへの嫌がらせが発生したとされる。ただし、これはBoykisserというミーム自体の性質ではなく、一部のトロールやユーザーによる行為であり、ミームの成立経緯とは区別する必要がある。
BoykisserはPedophiliaのアイコンなのか
インターネット上では、
「BoykisserはPedophiliaのシンボルである」
「Boykisserを使っている人はPedophiliaである」
といった主張が投稿されることがある。
しかし、Boykisserの成立経緯を確認すると、この説明を裏付ける資料は確認できない。
Boykisserの元になったキャラクターは、アーティストMauzymiceによって描かれた白い猫型キャラクター「Silly Cat」である。
その後、2023年初頭ごろに第三者がSilly CatのGIFへ、
「Ooooooo you like boys, ur a boykisser」
などの文章を追加。
これがDiscordやSNSなどを通じて拡散され、
「Boykisser」
というミームが成立した。
つまりBoykisserの基本的な意味は、
「男の子・男性が好き」
「男の子にキスするのが好き」
というジョークを猫のキャラクターで表現したもの。
Pedophiliaを示す意味は、この成立過程には存在しない。
Pedophiliaのシンボル説は事実と異なる
Boykisserについて、
「Pedophiliaのアイコン」
と説明する投稿が存在するが、Boykisserそのものがペドフィリアを示すシンボルとして制作されたという記録は確認されていない。
また、
Silly Cat
↓
Boykisserミーム
という成立過程にも、児童への性的関心を示す意味は存在しない。
そのため、
「Boykisser=Pedophiliaのアイコン」
という説明は、少なくともBoykisserの起源・一般的な意味を説明するものとしては事実と異なる。
なぜこのような説が生まれたのか
Boykisserを中心としたオンラインコミュニティには若年ユーザーも存在する。
そのため一部コミュニティでは、成人ユーザーによる不適切なDMやグルーミングなどが問題として語られることがある。
しかし、
「Boykisserコミュニティ内で問題行為をする人物がいた」
ことと、
「BoykisserというキャラクターそのものがPedophiliaのシンボルである」
ことは全く別の話である。
これは、
ある作品のファンに犯罪者がいた
↓
その作品自体が犯罪者のシンボルである
と結論付けるのと同じ論理的な飛躍になる。
Boykisserはゲイ系ミーム
Boykisserはむしろ、
- 男性が好き
- 男の子にキスする
- ゲイ
- バイセクシュアル
- Furry
などの文脈で使用されることが多い。
そのためインターネット上では、
「ゲイ系Furryミーム」
「LGBTQ+系ネットミーム」
として認識されることがある。
ただしレインボーフラッグのような公式・歴史的なLGBTQ+シンボルではない。
あくまでインターネットコミュニティ内で広まったミーム的なアイコンである。
Boykisserはゲイ系ではあるがあのイラストはゲイ起源ではない
Boykisserはゲイ系ではあるがあのイラストはゲイ起源ではない
原作者について
Silly Catの原作者はMauzymice。
SNS上やコミュニティではMauzymiceについてノンバイナリーであると紹介される場合がある。
ただし、本人自身による明確な一次資料を確認できない場合には、性自認について断定するべきではない。
Boykisserの起源を説明するうえで重要なのは、
Mauzymice
→ Silly Catを制作
→ Silly Catを制作
第三者
→ Boykisserという文章を追加
→ Boykisserという文章を追加
インターネット
→ ミームとして大量拡散
→ ミームとして大量拡散
という流れである。
原作者への嫌がらせとの混同
Boykisserの流行後、原作者Mauzymiceに対する嫌がらせや誤認が発生したとするコミュニティ上の記録も存在する。
しかし、これもBoykisserというミーム自体の意味とは別問題。
問題なのは、
Boykisser
ではなく、
ミームを口実に原作者へ嫌がらせを行った一部のトロールやユーザー
である。
したがって、
「原作者が嫌がらせを受けた」
↓
「Boykisserは危険なシンボル」
↓
「Boykisserはペドフィリアのアイコン」
という説明には根拠のない飛躍が含まれる。
Pedobearとの混同
インターネットには実際に「Pedobear」と呼ばれるミームも存在する。
Pedobearは4chanなどで広まった、児童への性的関心を持つ人物を揶揄するための熊キャラクターミーム。
こちらは名称そのものに「pedo」が含まれており、児童への性的関心を揶揄するミームとして発展した。
一方、
Boykisser
にはそのような成立経緯は存在しない。
そのため、
Boykisser
≠
Pedobear
≠
Pedobear
であり、両者を混同するべきではない。
ファクトチェック
主張
「Boykisserはペドフィリアのアイコンである」
判定
誤り。
理由
Boykisserの元となったSilly CatはMauzymiceによって制作されたキャラクター。
2023年初頭ごろ、第三者によって、
「you like kissing boys, ur a boykisser」
などの文章が追加され、Boykisserミームとして拡散した。
確認できる成立過程に、
ペドフィリア
児童への性的関心
児童性的虐待
を示す意味は存在しない。
一部のBoykisserコミュニティで不適切なユーザーが問題になったことと、キャラクターそのものの意味は分ける必要がある。
したがって、
「Boykisser=ペドフィリアのシンボル」
という説明は、Boykisserの起源および一般的な用法と一致しない。
「Boykisser=Pedophiliaのアイコン」という断定が危険な理由
Boykisserについて、
「BoykisserはPedophiliaのアイコンである」
と断定する投稿が見られることがある。
しかし、これはBoykisserの成立史や一般的な使用例から確認できる意味とは一致しない。
Boykisserは、
Silly Cat
↓
第三者による「you like boys」「boykisser」系キャプション
↓
ゲイ/バイ系Furryミームとして拡散
↓
第三者による「you like boys」「boykisser」系キャプション
↓
ゲイ/バイ系Furryミームとして拡散
という流れで成立した。
確認できる起源に、
- 児童への性的関心
- 児童性的虐待
- Pedophiliaを示す象徴
という意味は存在しない。
一部ユーザーの問題行動とミーム全体を混同しない
仮にBoykisserを使用するコミュニティ内で、一部ユーザーによる不適切な行動や未成年への接触が問題になったとしても、
「一部の利用者が問題を起こした」
ことと、
「Boykisserというキャラクター自体がPedophiliaのシンボルである」
ことは別問題である。
これは日本で例えるなら、
「一部のアニメファンが犯罪を起こした」
という事実から、
「アニメオタクは犯罪者である」
と断定することに近い。
一部の構成員の行動を根拠に、作品・ミーム・ファン文化全体へ犯罪的な属性を付与するのは、極端な一般化である。
日本でいう「アニメオタク=犯罪者」と同じ構造
日本では過去にも、特定の事件をきっかけに、
「アニメ好きは危険」
「オタクは犯罪者予備軍」
といったステレオタイプが広がったことがある。
しかし、
アニメを見ること
と
犯罪行為
には直接的な同一性は存在しない。
同様に、
Boykisserをプロフィール画像に使用すること
Boykisserのミームを楽しむこと
Boykisserのファンアートを描くこと
と、
Pedophilia
を同一視する根拠も確認されていない。
したがって、
「Boykisserを使っているからPedophiliaである」
「BoykisserはPedophiliaのアイコンである」
と断定することは、
日本でいう
「アニメオタクだから犯罪者である」
と決めつけるのと同じように、根拠の薄い属性付けや偏見につながる危険な一般化である。
ミームの意味は成立史から確認する
インターネットミームの意味を判断する場合には、
- 誰が元キャラクターを制作したか
- 最初にどのような文章が付けられたか
- どの時期に拡散したか
- 当時どのような意味で使われていたか
などを確認する必要がある。
後から一部コミュニティで問題が発生したことを理由として、ミームの起源そのものを書き換えるべきではない。
Boykisserの場合、
「ゲイ系Furryミームとして成立した」
ことと、
「後に一部ユーザーによる問題行動が語られた」
ことは時系列上も意味上も分離して扱う必要がある。
まとめ
「Boykisser=Pedophiliaのアイコン」
という主張は、Boykisserの確認できる成立史とは一致しない。
また、一部ユーザーや一部コミュニティで発生した問題を根拠として、Boykisser利用者全体へPedophiliaという属性を付けることも適切ではない。
日本でいう、
「一部のアニメオタクが犯罪を起こした」
↓
「アニメオタクは犯罪者である」
↓
「アニメオタクは犯罪者である」
という決めつけと同様に、
「一部のBoykisser利用者が問題を起こした」
↓
「BoykisserはPedophiliaのアイコンである」
↓
「BoykisserはPedophiliaのアイコンである」
という結論には大きな論理的飛躍がある。
ミームそのものの意味と、個々の利用者の行動は区別して考える必要がある。









