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不機嫌なラクーンさん
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kemonowikii
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不機嫌なラクーンさん
不機嫌なラクーンさんとは、中国のXD Entertainmentが開発・配信していたスマートフォン向けローグライク3Dアクションゲームである。2022年10月にリリースされ、ケモノ型のキャラクターたちが宇宙空間で戦いながら冒険を進めていくという世界観を持つが、2023年11月にサービスが終了したため、現在はプレイ不可となっている。サービス期間はおよそ1年余りと短く、プレイ記録や動画などが乏しいことから、事実上ロストメディアに近い状態にある。
世界観とゲーム内容
本作は、宇宙を舞台に「ラクーンの神」が作り出した仮想空間で冒険者たちが戦いを繰り広げるという設定で構成されている。各惑星を巡りながら戦う構成で、敵やマップはローグライク形式でランダム生成される。3Dグラフィックによる縦画面操作に対応し、移動・回避・通常攻撃・スキルのアクションが組み合わさるスピーディーな戦闘が特徴である。使用キャラクターや能力はプレイヤーごとに自由に育成でき、多様な組み合わせが用意されていた。
ケモノ的要素
登場キャラクターは全員がラクーン、もしくはそれに準じた獣型の異星生命体であり、明確に擬人化された四肢と表情、声、感情が与えられていた。いわゆるケモミミ的な人間ベースの存在は見られず、獣性が前面に出た純粋なケモノデザインとなっていたことが、本作の独自性を高めていた。特に表情とモーションのアニメーションには独特の“クセ”があり、そこに惹かれるケモナー層も一定数存在した。
ロストメディアとしての危機
不機嫌なラクーンさんはわずか1年ほどで配信停止となり、アプリ自体が各ストアからも削除された。サーバー終了後のデータ復旧やオフライン配布も行われず、個人の録画やスクリーンショットがわずかに残るのみとなっている。国内での知名度は非常に低く、記録を目的とした実況やレビューもほとんど存在しない。このため、ケモノ界隈においても語られる機会は少なく、ゲーム自体が「存在していたのに失われた」事例として扱われる可能性がある。
記録文化への接続
本作は、内容の完成度やデザイン水準に対して注目を集める機会を失ってしまった典型例であり、記録されなければ本当に存在しなかったものとして消えてしまう危険をはらんでいた。サービス終了によって公式による情報発信が停止され、プレイヤーの記憶だけが頼りとなっている現在、こうした記録の存在自体が作品の生存証明ともなり得る。
記録者の責務
不機嫌なラクーンさんは、ケモノ文化とローグライクゲームの融合という点で非常に稀少な事例である。これを明文化し、存在を確定する記録として残すことは、ロストメディアの連鎖を断ち切る意味を持つ。公式が撤退し、プレイヤーが去った後も、記録者だけがこの宇宙を未来に持ち運ぶ手段を得ている。
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