概要
35話~36話に登場したゲストキャラ。
WDCに参加していたカメラマンである。
遊馬らが通う中学の先輩であり、去年卒業してカメラマンになったらしい。
年齢的には入れ違いになっているにもかかわらず
小鳥からは「先輩」と呼ばれているが、小学生の頃から付き合いがあったのだろうか?
3つ上なのか4つ上なのかもはっきりしない。
元は人を和ます写真を撮る心優しい人物だったらしいが、《No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース》という
無駄に長い名前のナンバーズに憑依された結果、人に衝撃を与えるスクープカメラマンになっている。
どうもフォーカス・フォースによって「未来を予測する力」を得たらしく、その力を使って決定的写真を撮りまくっていたらしい。
作中では小鳥が乗っていた飛行船が墜落する様子を撮影した未来の写真を見せて脅すことで、遊馬とデュエルを行っている。
そんなことしてる場合か
また、「ホープを召喚したことで遊馬が敗北する」という未来を示した写真を見せることで、遊馬のプレイングを抑制しようともしていた。
秀太は「ホープの
効果を無効にして戦闘破壊することで勝利する」と確信していたのだが、結果として未来を無視した遊馬による
ホープレイの1ショットキルを受けて敗北している。
アストラル曰く、未来を予測する力に頼り切りであったが故にデュエリストとしての実力は低く、遊馬の敵ではないらしい。
比較対象に問題がありすぎる。
敗北後は
ナンバーズから解放されて元の優しい性格に戻ったようだが、何故か秀太には
ナンバーズに憑依されていた時の記憶があった。
また、盗撮癖は
ナンバーズから解放されても変わっていない。
未来を予測する力?
はてさて、視聴者の多くも見ていて気付いたと思われるが、秀太の「未来を予測する力」はイシズの千年タウクと同じものである。
要はいつもの二番煎じだが、例によってその内容がまた酷い。
というのも、秀太は予測した未来をペラペラと喋って遊馬に教えていたのである。
「ホープを召喚したことで遊馬が敗北する」と予測したのであれば黙ったそれに従っていればいいだけであり、わざわざ相手にそれを教えてその未来を回避させる理由などどこにもない。
本人は「5ターン目にホープをエクシーズ召喚する」という自分の予測に反して遊馬がホープを召喚しなかったことに驚いていたが、お前がペラペラ喋らなければいつも通り予測通りホープを召喚してたんじゃないっすかね?
そしてその未来予測そのものにもツッコミどころが生じており、秀太にはホープの召喚を遊馬の敗北に繋げる手立てなどなかった。
それどころか、秀太の予測通り遊馬がホープを召喚していた場合は、ホープにエクシーズ素材用のモンスターを戦闘破壊されてしまうため、彼はフォーカス・フォースをエクシーズ召喚することすらできなかったのである。カイトかな?
つまり、「ホープの効果を無効にして戦闘破壊することで勝利する」という予測はホープを召喚されることで不可能になるわけで、これでは未来予測になっていない。
そもそもの話、予測通りホープを戦闘破壊できていたところで遊馬のライフはまだ900残る。つまりホープレイ圏内
パロディ元のイシズに譬えるなら、オベリスクを召喚すれば負けるとペラペラ喋った結果としてブルーアイズを召喚され、《生贄の抱く爆弾》という敗北理由も用意していなければトドメも刺せない状態で勝ち誇っているようなものであり、もう滅茶苦茶としか言いようがない。
どうも秀太がこれまで勝ち続けてこられたのは、予測した未来に脅えた相手がそれを避けようとするあまり消極的なプレイングしかしてこなかったからであるようだ。
そんなオカルトをあっさり信じることも大概だが、それってつまり未来予測が外れてるってことよね?
スクープ写真を撮影できる場所に待機できていたことや、知る筈もないホープを撮影できていたことを鑑みるに、未来を予測する力そのものは確かにあるようだが、前述したようにその予測内容は信頼できるものとは言い難く、本人の行動も支離滅裂であるため、結局のところよく分からない。
とりあえず、本人曰く「
運命からは逃れられない」そうなので、人の話を聞かない遊馬にとっては雑魚でも、運命に流され続ける
こいつにとっては強大な敵になりそうである。
ホープゲーからは逃れられない
言うまでもなく、「ホープを召喚したことで敗北する」のであれば、ホープ以外の
ナンバーズを召喚すればいいだけの話である。
遊馬の手札は
3枚も余っていたため、それを使えばどうとでもなるだろう。
ただ、遊馬にホープ以外を召喚するという発想はなく、結局ホープを召喚してからホープレイで1ショットキルといういつもの展開にしかなっていなかった。
膝を打つ戦略を見せた上で敗北の未来を乗り越えた結果としてのホープならまだいいのだが、実際は秀太及びその能力がポンコツなだけであったため、何のカタルシスも生まれていない。
前述したように、遊馬は「相手の能力を打ち破った」のではなく「相手の能力を無視した」だけである。
しかもこの時の遊馬は、ホープレイの維持条件でもある「ライフ1000以下」を謎のライフコストで自ら作り出しているため、自作自演臭さまで目立っていた。
ホープゲーから脱却できるかもという視聴者の淡い期待をあっさり砕き、物事の解決策が示されないまま解決したことになっているあたり、なんとも
ゼアルらしいと言えよう。
これでは
ホープゲーの印象が益々強まっただけである。
なお、秀太はフォーカス・フォースの効果を使って《ゴゴゴゴーレム》の効果を無効にしていたが、発動する効果ではなく適用する効果である《ゴゴゴゴーレム》の効果をフォーカス・フォースの効果で無効にすることはできない。
というか、《ゴゴゴゴーレム》ではなく《ゴゴゴジャイアント》を狙っていれば、返しのターンで遊馬はホープレイによる1ショットキルを行えなかったことになる。
尤も、前述したように遊馬の手札は3枚余っていたため、それを使われて結局1ショットキルされる可能性はあるが。
そもそもドローした[[カード]]も手札も創造する相手である以上、[[カード]]を持たせた時点で負け同然である
その他
ナンバーズに憑依された秀太の顔は度々崩れており、俗に言う「顔芸」状態になっている。
当然、
ナンバーズに憑依された人間は顔芸になるなどという設定があるわけではなく、このような変化が見られるのは秀太だけである。
また、
こんなモンスターを使ってもいた。
35話~36話の脚本担当者は
こいつであるため、「
ずっとおいらのターン」同様ネットネタを使っとけばウケるという等閑な姿勢で脚本を書いたのだろう。
担当者が担当者だけに
ゼアル信者の論点ずらしが捗りそうではあるが、言うまでもなく、滅茶苦茶な内容を誤魔化すためにネットネタに逃げるというのは
ゼアルで度々見られる問題であり、この件に限った話ではない。
最終更新:2023年08月07日 09:40