物語開始前、ハルトの病気を治すため、
九十九 一馬と
トロンを生贄にしてバリアン世界への扉を開いた。扉の向こうのバリアン世界で「
アストラル世界の破壊」を約束にバリアンの力を借り人間世界に帰還。ハルトの延命に成功する。
しかしバリアン世界に滞在しただけで顔半分が無くなり身体が幼児退行したトロン、行ったきり帰って来なかった一馬という前例があるにもかかわらず、何故フェイカーだけが特にこれといった影響もなく、すぐに人間世界に帰って来れたかは謎のままである。
作中ではアストラル世界を葬るための兵器、「スフィアフィールド砲」のエネルギー源である
ナンバーズ狩りの命令をカイトに、ハルトには謎パワーでアストラル世界を爆撃させる命令をしている。ハルトを助ける為にアストラル世界への攻撃をハルトにやらせる、といったかなり意味不明な行動をとっており、スフィアフィールド砲という必殺兵器があるのも合わさり、ハルトを生かしたいのか殺したいのかどちらなのか。
なお、カイトには自分とハルトのバリアンとの関係について話していなかった。理由は心労をかけさせたくなかったからである。だがナンバーズハンターは、設定が曖昧なので詳細は不明だが肉体的に負荷が掛かり、WDC編中盤時になるとカイトはボロボロの状態だった。心労はかけさせたくなかったのに、肉体的なダメージは与えていたのだ。彼の行為はほぼ全て矛盾している。
※ナンバーズハンターとはカイトだけでなく
ゴーシュや
ドロワというメンバーがいる。詰まる所別に
『カイト以外にはできない仕事』ではない。幾ばくか分担していればカイトのみに負荷が掛かる、といった事態は回避できたが、ゴーシュとドロワが作中使用・所持・入手したNo.は0枚。ナンバーズハンターという組織を作っているならカイトばかりに戦わせる意味はいったい…
もうちょっと息子さんを大事にしてあげて下さい。
また、カイト・遊馬・シャークに、バリアンとの約束のがバレた際、彼らから
「バリアンとの約束なんか破ってしまえばいい。それでバリアンがハルトを襲うようになっても俺たちが守るから大丈夫だ(意訳)」と言われた。この発言に妥協しかけたが彼にとって息子とは何なのだろうか…
その直後、
バリアンに身体を乗っ取られてしまった。ハルトの延命はバリアンの力のおかげ、といった説明があったにもかかわらずカイトたちはそのバリアンを問答無用で撃退。なあなあで済んだから良いものの、一方的にバリアンとの約束を破り、更に使者まで撃退したとなると今以上に危険な目に遭うこと必須だが、特に何の対策もしなかったのは言うまでもない。
とにかく行動と態度と発言が常時二転三転しており、遊馬のもとへ残った唯一のバリアン世界関係者だが後のストーリーに一切関わらず、彼自身も特に行動も起こさなければそもそも反省や罪悪感などを感じないといった、遊馬先生の言葉を借りるなら「自分勝手な大人」の象徴である。
最終更新:2023年08月08日 13:54