はじめに
文書を書くことの意味
- 大学で論文を書く訓練を十分に受けていない人は社会でも苦労します
- 管理人が社会に出てから驚いたことの一つは「文章が書けない人が多い」ことです
- 公務員やコンサルタントには必須のスキルであり,ここが足りないと致命的です
- 多くの会社がそこまで指導する余裕がないため,会社に入ってから訓練を受けるのでは手遅れの可能性があります
- 入社試験で筆記試験が行われる/べき理由は純粋に文章力を見て志願者をスクリーニングするというものです
どうすればいい文章を書けるか
- 多くの刊行物や論文を読みましょう
- 内外部の査読を受けた刊行物や論文を普段から読み,頭の中の辞書を大きくしておきましょう
- 辞書が大きくないと自分が書いた文章や体裁がおかしいことにすら気づけません
- 学生のうちに論文をたくさん書きましょう
- 「赤文字で沢山の論文」や「原型をとどめていない論文」の山があなたの文章力を高めます
- 個人的見解ですが,採用試験では学生時代に書いた論文の本数や大学院生を重視することは有効だと考えています
- 会社に入ってから論文投稿にチャレンジするのもいい機会かと思います
- 大学の先生の指導を受けて論文を書くということは人生で滅多にない貴重な経験なのです
文章表現
文章表現
- 表現の重複・連続は避ける
- 「述べている」→「述べている」→「論じている」
- 漢数字と普通の数字は統一する.「一」と「1」
- 普通は英数字
- 「一点目」よりも「第一の◯◯」のほうが好まれる.また,格式も高いらしい.
- %の前後にはスペースを
- 応援の対義語は受援
校正語リスト
修正前 | 修正後 | memo |
---|---|---|
制約を違反 | 満たさない | |
挙げる | あげる | |
当って | 当たって | |
当り | 当たり | |
当たる | あたる | |
あらためて | 改めて | |
予め | あらかじめ | |
或いは | あるいは | |
一旦 | いったん | |
いっぽう | 一方 | |
色々 | いろいろ | |
言わば | いわば | |
云う | 言う | |
伺える | うかがえる | |
窺える | うかがえる | |
行なう | 行う | |
行なわれる | 行われる | |
概ね | おおむね | |
恐らく | おそらく | |
および | 及び | |
於いて | おいて | |
起す | 起こす | |
起る | 起こる | |
係わる | かかわる | |
関わる | かかわる | |
如く | ごとく | |
いぜん | 依然 | |
毎に | ごとに | |
する事 | すること | |
組替える | 組み替える | |
組み替え | 組替え | |
共同組合い | 共同組合 | |
更に | さらに | |
然かし | しかし | |
したがって | 従って | |
充分 | 十分 | |
即ち | すなわち | |
少い | 少ない | |
既に | すでに | |
全て | すべて | |
総て | すべて | |
その内 | そのうち | |
其ほど | それほど | |
それ程 | それほど | |
それ故 | それゆえ | |
たほう | 他方 | |
する為 | するため | |
つぎに | 次に | |
次いで | ついで | |
次いでに | ついでに | |
就いて | ついて | |
出来る | できる | |
但し | ただし | |
等は | らは | |
通り | とおり | |
とくに | 特に | |
伴なう | 伴う | |
共に | ともに | |
と言う場合 | という場合 | |
とみて良い | とみてよい | |
取出す | 取り出す | |
ねらい | 狙い | |
ならびに | 並びに | |
殆ど | ほとんど | |
の他 | のほか | |
増える | ふえる | |
先ず | まず | |
迄に | までに | |
又 | また | |
または | 又は | |
全く | まったく | |
もしくは | 若しくは | |
勿論 | もちろん | |
余程 | よほど | |
故に | ゆえに | |
渡る | わたる | |
判る | 分かる | |
わかる | 分かる | |
注: | 注) | |
及び, | ,及び | |
,, | , | |
継ぎ手 | 継手 | |
知ってる | 知っている | |
にと | と | |
にて | で | |
変る | 変える | |
等 | など | |
尚 | なお | |
づらい | にくい | |
複重化 | 多重化 | |
いえる | 言える | |
枝管 | 支管 | |
敷設 | 布設 | 東京都は敷設 |
時間最大配水量 | 時間最大給水量 | 配水量は設計指針では使われない |
弁尖 | 弁栓 | 止水弁・消火栓 |
節点需要 | 節点の需要水量 | 需要が何を指すのか読者がわからない可能性がある |
だった | となっている | だったは口語 |
物 | もの | |
所以 | ゆえん | |
訳 | わけ | |
様々 | さまざま | |
色々 | いろいろ | |
及び | および | |
並びに | ならびに | |
予め | あらかじめ | |
未だ | いまだ | |
大して | たいして | |
沢山 | たくさん | |
度々 | たびたび | |
丁度 | ちょうど | |
到底 | とうてい | |
果たして | はたして | |
一段落 | ひと段落 | 漢字だと「ひと段落」とは読めなくなる |
除す | 除する | |
...した所が | ...したところが | |
普段 | 通常時 | 水量の修飾として使う場合 |
鉄マンガン | 鉄・マンガン | |
- ソースは教員による校正と公的団体の校正語リスト
- 昔はWordの校正語登録機能でこれらの判別と自動修正ができましたが,なぜかWord2016でサポートをやめてしまいました.
- だれか代替機能があったら教えて下さい.