・レイヤ2トンネリングプロトコルとは
(参考:http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/verification/vpn02/vpn02_02.html)
主にPPPフレームをIPで運べるようにするために用いられる。(?)
・PPTP(ポイントツー ポイント トンネリング プロトコル)
-メリット:・PPPの認証機能等をIPネットワークで使用出来る。
・windowsに標準で実装されているので構築が手軽。
-PAC(PPTPの呼び出し元)とPNS(PPTPの接続を受ける)間でトンネリングを行う。
-PPTPのカプセル化
下のIPデータをPPPでカプセル化し、それをGREと新しいIPヘッダでカプセル化して送信する。
PACが下記パケットを受け取り、(新)IPヘッダとGREを取り除き、PPPフレームを処理し、対象のLANに流す。
PPTPのカプセル化:『(新)IP | GRE | PPP | IPヘッダ | データ』
・L2F(レイヤー2 トンネリング フォワーディング)
PPTPが制御情報コネクションの確立にTCP、トンネリングにGREを使うのに対し、L2FではUDPを使う。
現在ではL2TPに統合されている。
・L2TP(レイヤー 2 トンネリング プロトコル)
PPTPとL2Fを包括するようなプロトコルでIETFが標準化を勧めている。
-LACとLNS(PPTPのPACとPNSに相当)の間でトンネリングを行う。
制御コネクションとトンネルはL2Fと同様にUDPを使用する。
メリット:・ATM、フレームリレーでも使用できる。(PPTPはIPのみ)
・トンネルを構築する際の認証機能がある。(PPTPにはない)
・ひとつのトンネルで複数のユーザーセッションをやりとりできる。