D 観察研究
小項目
- 記述疫学,横断研究,症例対照研究,コホート研究
102B16
ある職場で飲酒習慣の有る集団について,健康診断の結果を基に10年間の追跡調査を行い生活習慣と肥満との関係を調べた。~ この疫学研究はどれか。
a 横断研究
b コホート研究
c 患者対照研究
d 介入研究
e メタ分析(メタアナリシス)
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
102B17
疾病と治療の5つの組み合わせについて,報告された治療群と対照群との改善者数は表のようであった。
疾病と治療の 組合せ |
治療群 | 対照群 | ||
人数 | 改善者数 | 人数 | 改善者数 | |
① | 200 | 100 | 200 | 80 |
② | 400 | 120 | 400 | 100 |
③ | 500 | 300 | 500 | 200 |
④ | 1000 | 600 | 1000 | 500 |
⑤ | 2000 | 800 | 2000 | 600 |
治療によってもっとも改善するのはどれか。
a ①
b ②
c ③
d ④
e ⑤
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
101B15
患者対照研究はコホート研究に比べてバイアスが生じやすい。
主な原因はどれか。
a 疾患の判定が困難である。
b 相対危険度を直接計算できない。
c 要因の情報を記憶に頼ることが多い。
d まれな疾患を対象とすることが多い。
e 疾患を有しない群の同定が困難である。
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
100G16
40~59歳の男性30000人を対象に,肺癌死亡について10年間観察した。結果を表に示す。
1日喫煙本数 | 肺癌死亡率(人/1000人年) |
0(非喫煙) | 0.10 |
1~19本 | 0.55 |
20本以上 | 1.50 |
誤っているのはどれか。
a 研究手法はコホート研究である。
b この研究は喫煙と肺癌の因果関係を証明している。
c 喫煙本数と肺癌死亡率の間に量・反応関係がある。
d この結果から喫煙による肺癌死亡の寄与危険度が計算できる。
e 1~19本の喫煙の非喫煙に対する肺癌死亡の相対危険度は5.5である。
○ a
× b
○ c
○ d
○ e
正解 b
100G24
患者対照研究で正しいのはどれか。
a 人年法を用いる。
b 後ろ向き研究である。
c 相対危険度を算出できる。
d 寄与危険度を算出できる。
e コホート集団を設定する。
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b