I 複視
100H9
67歳の男性。悪臭鼻漏と複視とを主訴に来院した。4か月前から悪臭鼻漏と鼻出血とを繰り返すようになり,歯痛もある。右側の眼球突出と複視とが徐々に出現し,顔貌も変形してきた。副鼻腔単純CT冠状断面を別に示す。
考えられるのはどれか。
a 上顎癌
b 上咽頭癌
c 副鼻腔嚢胞
d 慢性副鼻腔炎
e 歯性上顎洞炎
○ a
× b
× c
× d
× e
正解 a
診断 上顎癌
100H34(試行問題)
16歳の女子。複視と歩行時のふらつきとを主訴に来院した。2週前に咽頭痛,全身倦怠感および微熱を生じたが数日で軽快した。昨日,起床時に物が二重に見えることと歩行時のふらつきとを自覚し,徐々に症状が増悪してきた。水平方向の眼球運動制限を認め,左方視で複視が出現する。四肢で筋力は正常であるが,腱反射が消失している。血液検査では異常を認めない。脳脊髄液検査では細胞数は正常,蛋白は軽度の上昇を認める。
適切な治療はどれか。2つ選べ。
a 抗凝固療法
b 血漿交換療法
c 免疫抑制薬内服
d 免疫グロブリン点滴静注
e 副腎皮質ステロイド薬点滴静注
× a
○ b
× c
○ d
× e
正解 bd
診断 Fisher症候群(あるいはGuillain-Barre症候群の亜型)