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免許更新

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免許更新 05/02/27

  免許の更新期間が誕生日の前後合わせて二ヶ月になっていたとは知らなかった。

  慌てる必要など全くなかったわけで、しかしそれよりも更新通知書をよく読めば書いてあったことが情けない。糊付されていて隅に爪があり「ここから剥がしてください」と書いてあるから剥がしてみて、格別の情報はなかったから更新に必要な物品を点検して更新に向かった。

  本当に写真は必要ないのかと疑いながら電車に揺られていると、「印鑑忘れた!」更新通知書には印鑑が必要とは書いていないが要らない筈はなかろう。仕方がないから途中で三文判を買う。

  番号の順に回遊していれば簡単なのだが、回遊の途中で更新通知書を引き剥がされた。二枚に折り畳んであるのではなくて三枚に折り畳んであったらしい。見ると更新期間や手数料等の最も大事な情報が隠されていた。これを知らずに更新しようとは恐ろしい。そういえば前回の更新では全部開いたような記憶もある。

  試験場には駐車場もある。当然車が沢山停車している。ナンバープレートに薄く緑がかった透明の板を被せてある車がざっと五・六台居た。あれは確か速度超過で写真撮影されても適当に反射して実際の番号が写らないようになっているという、販売者が逮捕された品ではないだろうか。

  退屈との評判しかない啓蒙映画は実に楽しめた。「悲しみは消えない」と題された映画で主題歌はさだまさしの「償い」主演は永島敏之なのだが、見所は何といっても「取り調べ警官役のいっぱいいっぱいの演技」「被害者の弟役の操り人形のような演技」に尽きる。人身事故の悲しさと悲惨さを訴える映画で笑わせてどうする。

  結局最後まで印鑑は使わなかった。手続きが大幅に簡略化されているのは非常に喜ばしいが、ライター並みに増殖を続ける印鑑群をどうしろというのか。

  新しい免許を手にして建物を出ると、そこは喫煙所だった。小憎い配置に笑みが零れる。
 
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