フェルアノ・リル・ラナハイム
登場作品:魔導巧殻
解説
ラナハイム王国国王クライスの姉。
男を魅了する傾国の美女。
ラナハイムの魔術総監であり、また外交官として各国との交渉事もまとめている才媛。
勝利に対する執着心が強く、何事においても負けを良しとしない自尊心の高さから祖国にも相応の格を求めており、
弟クライスに対しては王となる以前から覚悟と誇りを持つように教え込み、理想とする王に育て上げた。
その行いから国内では影の支配者とも揶揄されている。
弟が自分に向ける想いや
ラクリールの
弟に対する想いも全て理解しており、その上で二人の感情をうまく利用している。
センタクスとの開戦後に
ラナハイムが劣勢になると体勢を建て直す時間を稼ぐ為に
ヴァイスハイトに謁見し、
停戦の条件として
センタクスの属国となる事と自身が人質として
センタクスに留まる事を申し出た。
ヴァイスハイトはこの申し出に裏がある事を察しながらも優秀な人材である彼女を配下に引き込む好機と考えてこれを受諾、
以降は彼の下で働きつつその命を狙っていたが、
クライスには国の矜持を守る為に暗殺という手段を否定されてしまい、考え方の相違から弟と袂を分かつ事になった。
その後も
ヴァイスハイトの命を狙い続けたが、彼の下で仕事をしている内に次第に心惹かれてしまい、その事に苦悩した結果、一度は彼と刺し違えて自分の信念を貫こうともしたが、
ヴァイスハイトと語り合って彼の境遇を知った後は素直に負けを認め、自分の気持ちに素直になる事を受け入れた。
その後は主に内政面や魔術関連において
ヴァイスハイトの力となった。
後に
不死者にされた弟と相対した時には浄化するのではなく、
ラクリールを宿主として現世に留まらせているが、
それは二人の気持ちを理解した上での
ラクリールに対する嫌がらせが半分、
クライスに新たな道を見つけて欲しいという姉としての愛情が半分といったところであるらしい。
雑感・考察
友好イベントを消化せずに隷属状態の
ラナハイム王国へ侵攻すると
ヴァイスハイトを毒酒で暗殺しようと試みるも見破られ、その酒を毒味して死亡する展開となる。
その他、捕虜にして娼館送りにする展開なども存在するが、正史ルートを最後まで進める条件から上記解説通りに仲間にする事が正史となる。
攻略可能なヒロインの一人であり、彼女のエンディングでは
ヴァイスハイトと結ばれて子供も生まれている。
ゲーム上ではレベルアップ等の条件を達成する事で「ラナハイム国王の姉」、「悩殺女王」、「妖艶女王様」の称号を獲得可能。
最終更新:2020年01月31日 20:57