ヴァイスハイト・フィズ・メルキアーナ(ヴァイスハイト・ツェリンダー)
登場作品:魔導巧殻
解説
メルキア帝国の軍人。
軍人らしい誠実さと強さを持つ一方、人当たりの良さという一見背反したような性質も併せ持つ男。
前皇帝と使用人であった母親の間に生まれた庶子であり、皇族としての自覚と誇りを持ち、誰よりも皇族らしくあれという母の言葉に従って誇り高く生きる事を心がけている。
その生まれから逆境こそが人を強くすると言う人生訓を持っており、現状に甘んじる事を良しとせずに常に上を目指す上昇志向の強い性格。
後見人である
オルファン元帥の配下として一軍を率いていたが、
ユン・ガソル連合国に占拠された
センタクスと
レイムレス要塞の攻略を成し、
また
ユン・ガソルの侵攻で行方不明となっていた
魔導巧殻アルの救出という功績を挙げた事から
皇帝ジルタニアに消息不明となった
ノイアスの後任として元帥に任命され、
センタクスを任された。
多芸な人物であり、副官の
リセル曰く、菓子作りの腕は職人としてやっていける程。
立場上、非常に多忙な身であるはずだが、
アルの私設後援会の会長を務めたりもしている。
武人としての才だけでは無く、為政者としても非凡な才を持っており、
ユン・ガソルの侵攻で大きな被害を受けた
センタクスの復興を通して住民からの信頼を獲得し、
また周辺諸国との外交も上手く立ち回る事で友好的な国とは同盟を結び、止むを得ず戦いとなった場合においてもその全てに勝利を収めた。
魔導兵器の是非を巡って
エイフェリアと
オルファンの間で対立が起きた時には双方の語る将来の展望を聞いた上で最終的には
エイフェリアを支持する事を選択、
彼女や
リューンと共に
メルキアの新たな象徴となる
魔導戦艦の開発に着手した。
その後、様々な困難を乗り越えて
魔導戦艦を無事完成に導き、また
オルファンを打ち破る事で
メルキアの内乱を収める事には成功したが、
その一方で戦乱の影で暗躍する
ノイアスに
エイフェリアを殺害され、また
アルを
アルタヌーの化身に覚醒させられてしまった。
エルファティシアから
魔導巧殻の真の使命を教えられた事で
アルに封じられた
晦冥の雫の力の入手が
皇帝ジルタニアの真の目的と知り、
目的の為ならいかなる犠牲をも許容する
ジルタニアから
アルと
メルキアの民を救う為に自身が新たなる皇帝となる事を決意、戦いを通して集った仲間達と共に
ジルタニアに最後の戦いを挑んだ。
決戦の中で
アルに正気を取り戻させ、
ジルタニアとの戦いに勝利する事で
晦冥の雫の破壊にも成功したが、
晦冥の雫に代わる新たな核を用意する事は出来ず、
アルの命を救う事は適わなかった。
戦後は
メルキアの新たな皇帝となったが、
魔導巧殻や
晦冥の雫に関わる事柄を歴史の闇に葬った事により、その行動の真意が伝えられ無かった為、
後世においては評価が割れており、周辺諸国を統合して
メルキアの全盛期を築いた偉大なる賢王とされる一方、
皇帝や元帥を討って帝位を奪った簒奪王とも呼ばれる。
雑感・考察
上記解説は正史である兵器ルートのもの。
魔法ルートでは正史とは異なり、
オルファンを支持する事となる。
ゲーム上ではシナリオ進行で「帝国軍千騎長」、「東領元帥」の称号を獲得可能。
またレベルアップ等の条件を達成する事で「魔術を求めし戦王」、「兵器を求めし戦王」、「戦術を極めし覇王」の称号を獲得する。
最終更新:2024年06月17日 11:01