シャルロット・アルベール
登場作品:百千の定にかわたれし剋
解説
ミケルティ王国の
首都サンタリア出身の魔術師。
幼少の頃から王立魔法学校に憧れ、両親の反対を押し切って入学、当初は才能が乏しいと周囲から見られていたが、最終的には屈指の優秀な成績を修めて卒業した努力家。
魔法学校の制服を気に入っており、終了後も自分なりに改造して着こなしている。
爵位を持つ家の生まれだが、両親の勧め通りに生きるだけで地位が手に入る事に疑問を持っており、自身の力だけで獲得したものしか本当の意味で自分のものと思えない。
また人の価値に生まれは関係ないという信条を持ち、身分に関わらず平等な関係性築くことを心がけている。
その価値観から、努力を笑う者や魔術を嗜み程度に学ぶ者とはあまり話が合わず、学生時代は同年代に友人と言える存在がいなかった。
なお両親は普通に貴族的な価値観を持った人物であるらしく、不仲でこそ無いが考え方の行き違いはある様子。
貴族らしからぬ性格だが、同時に貴族としての矜持も持ち合わせており、地位の高さを鼻にかけ傲慢になる者には嫌悪を抱き、強気に立ち向かっていく一面も持つ。
騎士団がうまく機能していない現状を憂いており、自身の力で周辺の魔物を倒そうと協力者を探しているところで
マルク達と出会い、
力を借りて魔物退治を行った後、民衆が苦しむ現状を改善しようとする彼等の目的を聞いて協力する事となった。
貴族だからでは無く、自分が努力して獲得した魔術師としての腕を買ってくれた
マルクの言葉には今までに無い喜びを感じており、仲間に誘ってくれた事に感謝している。
他の仲間達に対しても自身の力で道を切り開く者ばかりである事から敬意や好意を抱いている。
マルク達と行動を共にする傍ら、
ミケルティ王国の現状を改善する独自の行動として魔術を付与した武具の製作という新たな産業を生み出す事を考え、
当初は理論だけで試作品の実物すら無い状態だったが、
ソフィアや
ルーデンステルグの協力を受けて少しずつ試作品の質を高めていった。
ただし商品化するにはまだまだ問題も多く残されており、新たな産業となるのはまだまだ先となる模様。
深紅衣の動乱の後は魔術師として冒険をする事を終えて
サンタリアの実家に戻り、国の体制が大きく変わる日々を貴族令嬢として忙しくも楽しく過ごしている。
雑感・考察
光ルートではどちらのエンドでも最終的には実家に戻った事が語られる。
再会エンドで追加されるエロシーンの導入部からすると両親からは一生分は叱られた様だが、無事帰った事を泣いて喜ばれたとの事。
好き勝手生きてきたにも関わらず自分がいかに愛されていたかを知り、以後は貴族令嬢として家族の為に生きる事を誓い、次に政略結婚の話があった時はそれを受け入れる覚悟がある事を語っている。
ただし魔術師としての自分を捨てるつもりは無いらしく、冒険に飛び出したりこそしていないが、研鑽や研究自体は続けている。
正史ルートでも同じ道を辿る可能性はあるが、両ルートは国家の在り方に大きな差が生じる為、貴族としての生き方もまた変わる可能性もある。
最終更新:2024年10月29日 23:48