「じゃあ、『提案』に乗ってくれるってことでいいのかしら?」
「ええ……本当に、不本意だけど」
満天の夜空の下、未だ暗闇に包まれたどこかの大地。そこにいるのは『女』と『少女』
まるでそこらのボロ布をつなぎ合わせたような服装を身にまとった女を、少女にとってはそれは『獣』と同じような印象を抱かせるには十分だった
事実女は当初、最初に出会った女を問答無用で殺そうとは思っていた。が、女にとって予想外だったのは少女が『毒使い』であったことだ
女は文字通り『少女』を文字通り喰らおうと考えていたが、もし少女を喰らったまではいいとしてその『毒』が自分に効かないという保証はない。
そしてそんな矢先に先手を仕掛けてきたのは『少女』の方だ。少女は、ある提案を『女』に投げかけ、その提案の『不気味さ』を警戒しながらも、仕方なく乗るという回答をし、現在に至る
まるでそこらのボロ布をつなぎ合わせたような服装を身にまとった女を、少女にとってはそれは『獣』と同じような印象を抱かせるには十分だった
事実女は当初、最初に出会った女を問答無用で殺そうとは思っていた。が、女にとって予想外だったのは少女が『毒使い』であったことだ
女は文字通り『少女』を文字通り喰らおうと考えていたが、もし少女を喰らったまではいいとしてその『毒』が自分に効かないという保証はない。
そしてそんな矢先に先手を仕掛けてきたのは『少女』の方だ。少女は、ある提案を『女』に投げかけ、その提案の『不気味さ』を警戒しながらも、仕方なく乗るという回答をし、現在に至る
「……だけどその前に一つ良いかしら。アンタ、あっさりと『私に協力する』って言ったけど、それはどういうつもりかしら?」
「そのままの意味よ。別に優勝なんかして叶えたい願いなんて無いし、別に殺し合いに積極的に乗るつもりはない。必要なら虐殺なりなんなりさせてもらうけどね」
「そのままの意味よ。別に優勝なんかして叶えたい願いなんて無いし、別に殺し合いに積極的に乗るつもりはない。必要なら虐殺なりなんなりさせてもらうけどね」
ただ、方向性こそ違うなれど。『目的のためには手段を選ばない』というのは似た者同士だろ
女は『復讐』、少女は『入手』とであるぐらい
女は『復讐』、少女は『入手』とであるぐらい
「……まあいいわ。じゃあ改めて『私はあんたの目的の邪魔をしない』『あんたも同じく私の目的の邪魔をしない』『最終的にあんたを無事脱出させる』。これを守れば良いのね?」
「ええ。……じゃあお礼代わりに一つ訪ねたいことが有るけど、いいかしら?」
「……何よ」
「あなたはこの殺し合いの中で何を望むのかしら? 私の目的は既にあなたに話した、それはこの殺し合いの中で願いを叶える権利なんてなくても叶う代物。お互い手の内を晒さないとフェアじゃない?」
「ええ。……じゃあお礼代わりに一つ訪ねたいことが有るけど、いいかしら?」
「……何よ」
「あなたはこの殺し合いの中で何を望むのかしら? 私の目的は既にあなたに話した、それはこの殺し合いの中で願いを叶える権利なんてなくても叶う代物。お互い手の内を晒さないとフェアじゃない?」
言っていることはご尤もだ。事実、この少女は、女に対し交渉のためとは言え手の内や自分の目的を全て明らかにし、その上で組む提案を提示した
少女の目的、『間宮あかりが持っている秘毒・鷹捲を手に入れ、帰還する』。女からすれば『鷹捲』なる毒の価値など知ったことではない。
だからこそ、なのだろうか。少女の提案に渋々乗ったのは。邪魔する気もない、つもりもない。ただ目的を果たして無事帰還できればいい。『利用し、される』関係としては、女からすれば意外にも価値のあった提案なのだろう
だからこそ、なのだろうか。少女の提案に渋々乗ったのは。邪魔する気もない、つもりもない。ただ目的を果たして無事帰還できればいい。『利用し、される』関係としては、女からすれば意外にも価値のあった提案なのだろう
「……私が願うのは、復讐。私達を裏切って、ラフィーを殺した。あの男を殺す、その力を手に入れる。ただそれだけよ」
「……」
「……」
女の憎悪の籠もった返答に、ただ少女は静かに耳を傾ける。
女はある男に全てを奪われた、平和な暮らしも、隣人も、友人も、人生も、そして大切な弟も
女はある男に全てを奪われた、平和な暮らしも、隣人も、友人も、人生も、そして大切な弟も
その後牢獄へ落とされた女は、『男』への憎悪を積もらせ続け、地獄のような日々を生き続けた
そして転機の日、ある出来事を得て覚悟を決めた女は復讐への道を歩み始めた……最も、その途端にこの歪な殺し合いに巻き込まれてしまったわけであるが
そして転機の日、ある出来事を得て覚悟を決めた女は復讐への道を歩み始めた……最も、その途端にこの歪な殺し合いに巻き込まれてしまったわけであるが
「……それで、あんたはこっからどうするの?」
「では、少し付き合ってくれないかしら?」
「?」
「……あの一回じゃわからないこともあるだろうし、改めて実力と、手の内のお披露目を、ね」
「では、少し付き合ってくれないかしら?」
「?」
「……あの一回じゃわからないこともあるだろうし、改めて実力と、手の内のお披露目を、ね」
◯ ◯ ◯
エリアD-2 都市型温泉テーマパーク 宮比温泉物語
地下の源泉から組み上げた掛け流し天然温泉他、売店やジャグジー等により本来なら賑わうこの施設は、その照明の輝きに似合わぬほどの静寂さに包まれていた
その施設内部、赤い唐傘が連なるロビーにて二人の少女の姿
地下の源泉から組み上げた掛け流し天然温泉他、売店やジャグジー等により本来なら賑わうこの施設は、その照明の輝きに似合わぬほどの静寂さに包まれていた
その施設内部、赤い唐傘が連なるロビーにて二人の少女の姿
「異能が日常に馴染んでる世界、かぁ……ちょっと想像できないかなぁ」
そう呟くのは、黒いゴスロリ調の衣装を身に纏い、その腰に黒い鎖を巻きつけ携えた金髪ツインテールの少女
「まぁ、馴染んでるって言っても裏だと治安超最悪っすからね。私達暗部の人間からすれば超日常って感じですけど」
同じく答えるのは、ふわふわニットのワンピースを着込んだ12歳ほどの少女
金髪ツインテールの少女の名は『狩野朱歌』。ダーウィンズゲーム内でトップランカーの一角として数えられたプレイヤーにして、クラン『血盟 』メンバーの一人
そしてもうひとり、ワンピースの少女の名は『絹旗最愛』。学園都市に偏在した暗部組織の一つ『アイテム』の構成員
クラン〈エイス〉を壊滅させ、本格的に始動し始めた血盟 。だがそんな途端で巻き込まれたのはテミスによる『殺し合いゲーム』
この殺し合いにおいてシュカが優先のはカナメたちクランメンバーの捜索(もちろん最優先はカナメではあるが)
彼女の異能 『荊棘の女王 』は、紐状の構造体なら何でも操ることが出来る。それが鎖だろうがワイヤーであろうと
支給品には運良くいつも使っている鎖と、何の変哲もないロープ。名簿には愛しのカナメ以外には同じクランメンバーのレインとリュージ、自分が追い詰めカナメが引導を渡したはずの王 と、宝探しゲームで脱落したらしい『花屋』ヒイラギイチロウ
なぜ死んだ王 が行きているのかは知らないが、もしカナメにまた手を出そうものなら今度は本当に一切の容赦なく切り刻んでウミネコの餌にしてやろうなどと考えていた
この殺し合いにおいてシュカが優先のはカナメたちクランメンバーの捜索(もちろん最優先はカナメではあるが)
彼女の
支給品には運良くいつも使っている鎖と、何の変哲もないロープ。名簿には愛しのカナメ以外には同じクランメンバーのレインとリュージ、自分が追い詰めカナメが引導を渡したはずの
なぜ死んだ
そんな時に出会ったのが絹旗最愛。こっちはこっちで元の世界で心理定規率いる猟犬部隊に捕まったと思ったら突然こんな殺し合いに巻き込まれるという始末。さらに無事学園都市から脱出できたと思っていた浜面と滝壺まで呼ばれたと思ったら滝壺の方が見せしめとして爆殺される
アイテム壊滅後は何だかんだで二人を気にかけていた絹旗が憤慨しないわけもなく、テミスとかいう女にはとりあえずぶん殴る方針を立てまずは浜面を探そうと思っていた途端にシュカと遭遇
アイテム壊滅後は何だかんだで二人を気にかけていた絹旗が憤慨しないわけもなく、テミスとかいう女にはとりあえずぶん殴る方針を立てまずは浜面を探そうと思っていた途端にシュカと遭遇
そもそもシュカもカナメやクランメンバー以外は比較的どうでもいい方であり、絹旗の出方次第では殺害も辞さないつもりであったが、当初シュカのことを統括理事会の刺客かなんかと勘違いしていた絹旗からの誤解が解けた事で比較的穏便に解決、なし崩し的に行動を共にする形となったのだ
「でもそっちのダーウィンズゲームっていうのにあるクランってこっちで言うところの暗部組織みたいなものなんすか?」
「別に、そういう裏でこそこそやってるわけじゃないんだけどね。こっちは最近手に入った渋谷のルール取り決めとか、泥棒猫の掃除とか。暇があったらカナメと一緒にランデブーしたいんだけどなぁ」
「そのカナメって人は、シュカさんの超恋人みたいな人?」
「恋人みたい、じゃなくて恋人関係になりたいの! カナメは初心者なのに『無敗の女王』なんて勝手に言われていた私に勝てた人なんだよ。カナメだけは私にとっての特別だから、彼のためならなんだってする」
「そ、それは超ご熱心なことで……。……もし滝壺さんが浜面に対しスキンシップを超自重しなかったら超あんな感じになるのかなぁ……」
「別に、そういう裏でこそこそやってるわけじゃないんだけどね。こっちは最近手に入った渋谷のルール取り決めとか、泥棒猫の掃除とか。暇があったらカナメと一緒にランデブーしたいんだけどなぁ」
「そのカナメって人は、シュカさんの超恋人みたいな人?」
「恋人みたい、じゃなくて恋人関係になりたいの! カナメは初心者なのに『無敗の女王』なんて勝手に言われていた私に勝てた人なんだよ。カナメだけは私にとっての特別だから、彼のためならなんだってする」
「そ、それは超ご熱心なことで……。……もし滝壺さんが浜面に対しスキンシップを超自重しなかったら超あんな感じになるのかなぁ……」
施設内を探索ながらの会話。会話の途中でお互いの世界のことに関しての情報交換も行っており、シュカの方は『学園都市』や異能がほぼすべての住人に行き渡っている世界観に興味を示し、絹旗はシュカから聞いた『ダーウィンズゲーム』なる『異能を与えられるが殺し合いゲームに強制参加させられる』という代物に対し、一時期学園都市で噂になっていた『幻想御手 』の事を思い出し、その後はシュカによるカナメへの愛情表現に少しばかり引いていた
「滝壺って、あのセレモニーで見せしめにされた人よね?」
「……そうっす。浜面、大丈夫かな……あんなことあったわけだしどっかで超落ち込んでいるかもしれないから超放っておけないっていうか」
「案外心配性なのね、絹旗って」
「別に、あんなスケベ男は別にどっかでぶっ倒れても超どうでもいいんですけど、やっぱり元々は同じメンバーですし。……それに滝壺さんを殺しやがったあの女は超許さないっていうか」
「……元だとはいっても親しい友人を殺されて怒る気持ち、わからなくもないかな。私も、もしカナメが殺されたら自分でもどうなるか」
「…………」
「……なんだか辛気臭いこと言っちゃったかも、私らしくもない」
「いやいいっすよ。で、これからどうするんっすか? ここは大体超探し尽くしちゃったですし」
「うーん……私としてはまずカナメと合流したいところなんだけど……カナメ達や私を繋ぐ所がこの渋谷駅ぐらいしかないんだよねぇ。最悪王 までここに来そうだし。まあその時は蘇る気すらなくなるほどにぐちゃぐちゃにして殺してあげるんだけど」
「なんというかほんっと超容赦ないんっすね……まるで麦野みたいというか」
「麦野? ああ、絹旗達の元リーダーの?」
「そうっす。危害を加えてくる相手にはほんっと容赦なくて、しかもアイテム解散後に浜面から聞いたんですけど裏切ったとは言えフレンダ殺してたり、滝壺さんを超容赦なく使い捨て道具にしようとしたり、気性超荒いし」
「最後に至っては悪口よね? というかそんなのと同じ扱いは流石に心外なんだけど。まあ気持ちはわからなくもないわね」
「まあどんなやつだってあんな奴と比べられるのは超迷惑で―――」
「……そうっす。浜面、大丈夫かな……あんなことあったわけだしどっかで超落ち込んでいるかもしれないから超放っておけないっていうか」
「案外心配性なのね、絹旗って」
「別に、あんなスケベ男は別にどっかでぶっ倒れても超どうでもいいんですけど、やっぱり元々は同じメンバーですし。……それに滝壺さんを殺しやがったあの女は超許さないっていうか」
「……元だとはいっても親しい友人を殺されて怒る気持ち、わからなくもないかな。私も、もしカナメが殺されたら自分でもどうなるか」
「…………」
「……なんだか辛気臭いこと言っちゃったかも、私らしくもない」
「いやいいっすよ。で、これからどうするんっすか? ここは大体超探し尽くしちゃったですし」
「うーん……私としてはまずカナメと合流したいところなんだけど……カナメ達や私を繋ぐ所がこの渋谷駅ぐらいしかないんだよねぇ。最悪
「なんというかほんっと超容赦ないんっすね……まるで麦野みたいというか」
「麦野? ああ、絹旗達の元リーダーの?」
「そうっす。危害を加えてくる相手にはほんっと容赦なくて、しかもアイテム解散後に浜面から聞いたんですけど裏切ったとは言えフレンダ殺してたり、滝壺さんを超容赦なく使い捨て道具にしようとしたり、気性超荒いし」
「最後に至っては悪口よね? というかそんなのと同じ扱いは流石に心外なんだけど。まあ気持ちはわからなくもないわね」
「まあどんなやつだってあんな奴と比べられるのは超迷惑で―――」
「――一体誰が『あんな奴』だってぇ?」
絹旗が言いかけようとした時、向こう側から、絹旗自身にとって聞き覚えのある声が向こう側から響く
「……やば、超フラグ建てちゃったっす」
その一言とともに振り向けば、そこには、絹旗最愛が最も見知った女性の――麦野沈利の姿があった
~~~
「はぁい、久しぶりねぇ絹旗?」
「……あ、超久しぶりっすね……麦野……」
「……あ、超久しぶりっすね……麦野……」
麦野沈利、学園都市に7人しかいないとされるレベル5超能力者、第4位『原子崩し 』。かつて絹旗が所属していた暗部組織『アイテム』のリーダー。
その超能力もさる事ながら、他とは常軌を逸した身体能力をも持ち合わせる文字通りの人間重戦車。
ぎこちないながらも言葉をすすめる絹旗とは対照的に、シュカは目の前の『麦野沈利』という女への警戒を怠らずにしていた
その超能力もさる事ながら、他とは常軌を逸した身体能力をも持ち合わせる文字通りの人間重戦車。
ぎこちないながらも言葉をすすめる絹旗とは対照的に、シュカは目の前の『麦野沈利』という女への警戒を怠らずにしていた
「……その様子だと、浜面にやられた後、超色々あったそうっすね……」
「………あー。まあそうだな。おかげで左目と右腕はこの有様だ。クソムカつく程にな」
「………あー。まあそうだな。おかげで左目と右腕はこの有様だ。クソムカつく程にな」
若干引き気味に対応する絹旗に対し、不気味さを漂わせながらも答える麦野。最後に絹旗が見た麦野の姿とは大きく変わり果てていた。特に左目と右腕は『原子崩し』で構成されたであろう青白い光の塊となっている
「……だがなぁ絹旗、あの時、あのテミスとかいうクソ女の付けやがった首輪で弾け飛んだのが滝壺でよかったよ、もし浜面が爆殺されちゃああたしの手で浜面を殺れなくなっちまうからなぁ」
「……ッ。麦野はこれからどうするんですか?」
「……ッ。麦野はこれからどうするんですか?」
わかっていたこととは言え、内心苛立ちを隠すことが出来ない絹旗
「んなこと決まってるだろ、浜面を見つけ出して殺すんだよ。じっくり痛めつけてからなぁ。だが、このまま素直に生き残った所で戻っても統括理事の連中にこき使われるだけ……だったら」
「邪魔するやつも、ふんぞり返ってるクソ女どもも全員まとめてぶっ殺して、『願いを叶える力』とやらで第一位すら超える力を手に入れてやるだけさ」
「………それは、つまり……」
(………!)
「……ま、そういうことだ。――二人共、ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い」
「邪魔するやつも、ふんぞり返ってるクソ女どもも全員まとめてぶっ殺して、『願いを叶える力』とやらで第一位すら超える力を手に入れてやるだけさ」
「………それは、つまり……」
(………!)
「……ま、そういうことだ。――二人共、ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い」
その言葉の刹那、麦野の正面に青白い光球が複数出現、それより二人に向けてビームが射出
「死にたくなかったら捕まりなさい!」
「言われなくても超わかってるっす!」
「言われなくても超わかってるっす!」
それと同時に『荊棘の女王』を発動させたシュカが鎖の鏃部分を壁に向けて突き刺し、シュカの身体にしがみついた絹旗もろとも既の所で回避。
「ちいっ!」
苛つきながらも麦野はビームを続けて射出、上の階層に着地した二人は着地から即その場から離れる。ビームが直撃した部分はまるで溶解したかの如く切断さてていた
「……連続射出にはある程度間を置かないとだめ、と。でもあの威力、今までいろんな異能使いと出会ったこと有るけど、これは流石に食らったらまずいかなぁ……」
「麦野は学園都市でも7人しかいないレベル5超能力者の第四位。こと『対兵器』に関しては超おっかないやつっす。ただ、演算とかの微調整で連続発射は超出来ないらしいですし、見た所シリコンバーンは持ってなさそうだから、超拡散射撃も可能性もなさそうですね」
「なぁるほど。確かに肩書通りの強さらしいけど、あの気の短さだったら付け入るチャンスはたくさんありそうかなぁ……。先に訪ねとくけど、あなた一応あのばーさんの元仲間だけど、今から私あいつ容赦なく殺すつもりで動く。なにか異論はない?」
「――別に構わないです、もとより覚悟は超決めてますし。それにいつかこういうことになりそうって超思っていたですし」
「……じゃあ、私に一つ作戦があるの、だから少しの間誘導よろしくね!」
「えっ」
「麦野は学園都市でも7人しかいないレベル5超能力者の第四位。こと『対兵器』に関しては超おっかないやつっす。ただ、演算とかの微調整で連続発射は超出来ないらしいですし、見た所シリコンバーンは持ってなさそうだから、超拡散射撃も可能性もなさそうですね」
「なぁるほど。確かに肩書通りの強さらしいけど、あの気の短さだったら付け入るチャンスはたくさんありそうかなぁ……。先に訪ねとくけど、あなた一応あのばーさんの元仲間だけど、今から私あいつ容赦なく殺すつもりで動く。なにか異論はない?」
「――別に構わないです、もとより覚悟は超決めてますし。それにいつかこういうことになりそうって超思っていたですし」
「……じゃあ、私に一つ作戦があるの、だから少しの間誘導よろしくね!」
「えっ」
そうシュカが言い残すと、困惑と途方にくれる絹旗を尻目にシュカは別通路へと向かっていってしまった
「ちょっ、まっ……あーもうっ!あっちもあっちで超人使い粗そうなんですけど! ……って」
そう愚痴をこぼすもふと床を見れば、誘導用とも取れる矢印の形をした引っかき傷
「……あーはいそうですかそうですね。――っと」
もうこうなりゃ超やるしかない、っと覚悟を決め、その直後に飛んできたビームを回避。振り向けば今にも色んな意味で沸き出してそうな麦野の姿
「き~ぬ~は~た~……逃げてばかりか~?」
「超正面から麦野とやりあって敵わないからこうやってるっての。それともなんですか? 浜面にやられたからってやつあたりですか? それ超ダサくない?」
「―――殺す」
「超正面から麦野とやりあって敵わないからこうやってるっての。それともなんですか? 浜面にやられたからってやつあたりですか? それ超ダサくない?」
「―――殺す」
絹旗の挑発目的であろう言葉に見事麦野は静かにブチギレ。即座にビームを射出するも、絹旗は紙一重で回避
(……まっさかここまで沸点低くなってるなんて超予想外でしたけど、これなら楽に誘導できそうっすね)
内心今の麦野沸点の低さに驚きとドン引きを胸に抱くも、『作戦』通りに麦野を誘導するために追いかけられながらも移動を開始するのであった。
~~~
「……って、結局超一周しただけっすかぁぁぁ!?」
結果だけ言えば、誘導の結果、結局元の大広間に戻ってきただけである
そしてそうボヤいた直後に壁をビーム砲がぶち抜き、麦野の姿は現れる
そしてそうボヤいた直後に壁をビーム砲がぶち抜き、麦野の姿は現れる
「ちょこまかと逃げやがって……だが、もう年貢の納め時だなぁ、き・ぬ・は・た・ぁ」
「……ッ!」
「……ッ!」
万事休す、こんな時になっても現れないシュカに絹旗も「最初っから超こうするつもりだったんですか!?」などと内心思い始めたその時
「年貢の納め時はあなたの方だよ、お・ば・さ・ん」
「ッ!? ガッ………!?」
「ッ!? ガッ………!?」
シュカの声が聞こえた途端、突然麦野の首元にロープが巻き付き、そのまま上空へ引っ張り上げ、縛り上げる。
ハッとした絹旗が上空を見上げると、まだ破壊しつくされていなかった巨大照明にロープが巻き付けられていた
麦野も抵抗のために自分の首を締め上げようとするロープを左腕の閃光アームで焼き切ろうとする。だが
ハッとした絹旗が上空を見上げると、まだ破壊しつくされていなかった巨大照明にロープが巻き付けられていた
麦野も抵抗のために自分の首を締め上げようとするロープを左腕の閃光アームで焼き切ろうとする。だが
「……はいはい、超そうゆうことっすか――」
いざロープを切って落下しようとした所に、落下地点へと移動しておいた絹旗の
「ほんっと……人使い超粗い……っすよッ!!!」
「……ガァッッ!!!!!!」
「……ガァッッ!!!!!!」
麦野に演算させる暇も与えず、『窒素装甲 』にて拳に纏わせておいた圧縮窒素んの塊をそのまま麦野の腹部に食らわせ、そのまま殴り飛ばす
そのまま壁に叩きつけられ大ダメージを食らったはずの麦野だったが即座に立ち上がろうとする……が、目の前には既に鎖を麦野の首元に突き付けたシュカの姿
そのまま壁に叩きつけられ大ダメージを食らったはずの麦野だったが即座に立ち上がろうとする……が、目の前には既に鎖を麦野の首元に突き付けたシュカの姿
「絹旗ちゃん時間稼ぎお疲れぇ」
「……せめて内容ぐらい超伝えてほしかったですよ、っていうかいつの間にあんな所にロープなんか」
「あなたがおばさんを別の部屋に誘導した直後に。私の異能 は紐状の構造体ならどんなものでも自在に操れるの。鋼鉄製のワイヤーがあればあのおばさんを膾切りに出来たんだけど、あいにくあったのはただのロープだったからねぇ」
「……やっぱ……超おっかないっすね……」
「……せめて内容ぐらい超伝えてほしかったですよ、っていうかいつの間にあんな所にロープなんか」
「あなたがおばさんを別の部屋に誘導した直後に。私の
「……やっぱ……超おっかないっすね……」
シュカのおっかなさに内心ビビる絹旗。だが、策があったとは言え第四位を相手に上手くハメた彼女は明らかに麦野に対してチェックを突き付けていた
「クソが、アタシが、こんなガキに……!」
「喧しいなぁおばさん、前はどんな立場にいたのか知らないけどさぁ、もう年貢の納め時なんだし、おとなしく死んじゃえば。そ・れ・に、あなたの攻撃よりも私があなたの首を掻っ切るほうが早いんだし。もうあなた、おしまいだよ?」
「喧しいなぁおばさん、前はどんな立場にいたのか知らないけどさぁ、もう年貢の納め時なんだし、おとなしく死んじゃえば。そ・れ・に、あなたの攻撃よりも私があなたの首を掻っ切るほうが早いんだし。もうあなた、おしまいだよ?」
喚く麦野に対し、まるで養豚場の豚を見るような目で冷たく見下ろすシュカ。もはや勝敗は火を見るよりも明らかだ、どうあがいても麦野の行動よりもシュカの方が早いだろう
事実、絹旗もそう思っていた、が―――
事実、絹旗もそう思っていた、が―――
「じゃあ、おばさん、さような――――え?」
……切り裂かれたのは、麦野の首元なのではなく、シュカの身体そのものだった
「な――!?」
おそらく誰も予想できなかったであろう、絹旗にも、シュカにも、そして麦野にも
だが、この状況下において誰よりも驚愕していたのは絶体絶命の危機に陥っていたはずの麦野沈利
だが、この状況下において誰よりも驚愕していたのは絶体絶命の危機に陥っていたはずの麦野沈利
本来であれば、自分が『原子崩し』によるビーム射出よりも、シュカによる鎖での一撃のほうが早く、そのまま死ぬはずだったのは麦野沈利の方。だが現実は突然『見えない何か』に切り裂かれたかの如くシュカが出血。結果として危機からは逃れたものの、麦野からすれば疑問は尽きずにいた
もし『漁夫の利』を狙う『誰か』がいたのであれば死ぬ直前であった自分なんかよりも、今まさに自分をチェック寸前まで追い込んでいた二人を支援し、その後に二人を別の形で始末するかになるはずだ
『誰か』の思惑を麦野は知るすべは今は持たない。だか、その『誰か』によって生まれた千載一遇の好機を見逃すわけなどなかった
『誰か』の思惑を麦野は知るすべは今は持たない。だか、その『誰か』によって生まれた千載一遇の好機を見逃すわけなどなかった
「……どらぁっ!」
麦野沈利の持ち味はその能力だけではない、素で常人離れした肉体も麦野沈利という人物の特徴でもある。事実、絹旗の『窒素装甲』による一撃を喰らってなお、それでもある程度動ける様子だったのが証拠
シュカの身体が崩れ落ちたタイミングを狙いシュカを殴り飛ばす
シュカの身体が崩れ落ちたタイミングを狙いシュカを殴り飛ばす
「……シュカ!」
「油断禁物だぞぉ、き・ぬ・は・た・ちゃぁぁぁぁん!」
「……しまっ――!?」
「油断禁物だぞぉ、き・ぬ・は・た・ちゃぁぁぁぁん!」
「……しまっ――!?」
殴り飛ばされたシュカ自体は絹旗が受け止めたものの、その一瞬の隙をついて『原子崩し』を発動、絹旗も『窒素装甲』で防ぐも、『原子崩し』の攻撃を何度も受け止められるほど甘くはなく
「――ッッッ!」
射出されたレーザーのうち数本が絹旗の『窒素装甲』を貫き、彼女の身体を襲う。急所はなんとか避けたものの、それで当たる光線は喰らってしまう。だが貫かれる直前に地面を殴り擬似的な煙幕を発生させ、なんとか麦野の視界からは逃れることに成功した
「……ちっ、ちょこまかと。……じゃあ炙り出すしか無いよなぁ!」
~~~
2階、来場客のための宿泊室が立ち並ぶ階層、その宿泊施設のうちの一つに、シュカと絹旗は隠れていた
「……っ。まだ麦野にはバレてないようですけど……。……どっちも超ピンチって、ところですね……」
光線による攻撃は急所を最低限避けていた絹旗だが、麦野の攻撃を防ぐためで能力を酷使したため疲労困憊。それ以上に問題はシュカ、例の斬撃をもろに食らった形で、さらに腹部に並の人間ぐらいなら骨折させられる程の麦野の拳を受けたことで、ある意味ダメージ具合では絹旗より上ではあった
「……ええ、そう、ね。なんだったの、あれ……」
「私はわかるわけないっすよ……それに、麦野も超驚いていたようですし」
「じゃあ、あのタイミングで新しい異能に目覚めた、わけ……?」
「そんな超悪夢見たいな超ミラクル、起きてたまるかってんです……」
「………こういう時に、カナメたちがいてくれたら、なんて贅沢、言ってられないわね……ッ」
「私はわかるわけないっすよ……それに、麦野も超驚いていたようですし」
「じゃあ、あのタイミングで新しい異能に目覚めた、わけ……?」
「そんな超悪夢見たいな超ミラクル、起きてたまるかってんです……」
「………こういう時に、カナメたちがいてくれたら、なんて贅沢、言ってられないわね……ッ」
そう愚痴るシュカであったが、脇腹を抑えるその顔には苦悶の表情
「……シュカ、超無理してるんじゃないですか? ――元々は私達アイテムの問題っす。シュカが本来関わる必要なんて超なかったですし、巻き込んだのは超こっちの責任で――」
「……自己犠牲精神なんて今更流行らないわよ絹旗。それに、あのおばさんは野放しにしていたら確実にカナメにまで手を出しそう……そんなこと絶対にさせない、カナメを殺させはしない」
「……自己犠牲精神なんて今更流行らないわよ絹旗。それに、あのおばさんは野放しにしていたら確実にカナメにまで手を出しそう……そんなこと絶対にさせない、カナメを殺させはしない」
そう何か覚悟を決めたシュカは、鎖で壁を切り裂き、穴をあける
「――あんただけそこから逃げなさい。あんたの責任問題とかどうでもいいの、あいつは私が殺す。殺さないと気がすまない」
「はぁ!? その傷で麦野相手は超無理があるっすよ! しかも例の斬撃のこともあるわけですし、むざむざ死ににいくような――」
「――聞こえなかったの? 逃げなかったら私があなたを殺すわよ?」
「はぁ!? その傷で麦野相手は超無理があるっすよ! しかも例の斬撃のこともあるわけですし、むざむざ死ににいくような――」
「――聞こえなかったの? 逃げなかったら私があなたを殺すわよ?」
シュカの眼光に威圧されたのか、絹旗も絹旗で折れることになり
「……あーもう、超わかったっすよ! だけど死んだら超許さないっすよ!」
「……じゃあもしカナメと出会えたら、私がいない間はカナメのこと代わりによろしくねー。あ、もしカナメを寝取ろうなんてことしたら地の果てまで追ってきて殺すから」
「こわっ! だったら尚更私が麦野と――」
「じゃあ今のあんた、まともに能力使えるわけ?」
「……それは」
「……じゃあもしカナメと出会えたら、私がいない間はカナメのこと代わりによろしくねー。あ、もしカナメを寝取ろうなんてことしたら地の果てまで追ってきて殺すから」
「こわっ! だったら尚更私が麦野と――」
「じゃあ今のあんた、まともに能力使えるわけ?」
「……それは」
痛い所を突かれ言い返せなかった。『窒素装甲』で『原子崩し』の連発をなんとか防ぎきっただけでも結構な体力は使っている。おそらく次に防げるかと言われるとその自信はない。強いて2階から無傷で着地出来るぐらいのことは出来るが、それで麦野に勝てるかと言われると話は別だ
「……紐状の構造体さえあれば私の『荊棘の女王』でどうにか出来る。鎖がまだ健在だからね。傷はあんたよりもひどいけど、それでもないよりはましよ」
「……」
「大丈夫、たとえ無様でもみっともなくても、私は必ずカナメの元へ戻る。だから代わりにカナメのこと頼むって言ったのよ」
「……超信じてもいいんですよね?」
「もちろん、これでも『無敗の女王』なんて呼ばれてたんだから。カナメには負けちゃったんだけどね」
「……」
「大丈夫、たとえ無様でもみっともなくても、私は必ずカナメの元へ戻る。だから代わりにカナメのこと頼むって言ったのよ」
「……超信じてもいいんですよね?」
「もちろん、これでも『無敗の女王』なんて呼ばれてたんだから。カナメには負けちゃったんだけどね」
最後にシュカがそう言い残すと宿泊室から出ていってしまった。
「……はぁ」
誰いなくなった部屋で、一人ため息をつく。
「……カナメ、ですか」
そう呟くと、文字通り2階から飛び降りて、建物から離れる。
超らしくもない、なんて思いながらも軽く走っていく、一旦向かう先は公園を経由して魔法学園、最終的には『アイテム』のアジトだ。カナメという人はともかく、おそらく浜面が同じくそこに向かっている可能性も高いからだ
超らしくもない、なんて思いながらも軽く走っていく、一旦向かう先は公園を経由して魔法学園、最終的には『アイテム』のアジトだ。カナメという人はともかく、おそらく浜面が同じくそこに向かっている可能性も高いからだ
「どうしてこんな厄介事ばっかり……私も超甘くなりすぎたのかなぁ」
浜面を探す、カナメとかいう人を探す。面倒事を勝手に引き受けさせられた気がするが、まあこの際仕方がない
「……あんな超大口叩いたんだから、ちゃんと生きてカナメって人の所に戻って欲しいですよ!」
今はただ、彼女を信じ、自分のやることをするために走るのであった
【C-2/一日目/深夜】
【絹旗最愛@とある魔術の禁書目録Ⅲ】
[状態]:負傷(中・ある程度治っている)、疲労(中)
[服装]:いつもの服装(ボロボロ)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:必ず主催はぶん殴らないと気がすまない
1:浜面とカナメとかいう人を探す
2:浜面がいるかもしれないので「アイテム」アジトへ向かう
3:シュカの事が心配
[備考]
※アニメ18話、猟犬部隊に捕まった後からの参戦です
【絹旗最愛@とある魔術の禁書目録Ⅲ】
[状態]:負傷(中・ある程度治っている)、疲労(中)
[服装]:いつもの服装(ボロボロ)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:必ず主催はぶん殴らないと気がすまない
1:浜面とカナメとかいう人を探す
2:浜面がいるかもしれないので「アイテム」アジトへ向かう
3:シュカの事が心配
[備考]
※アニメ18話、猟犬部隊に捕まった後からの参戦です
~~~
「……てめぇ一人だけか。絹旗のやつはどうした」
「まっ先に逃げたよ。……さっきは油断しちゃったけど、あなた一人殺す程度私一人で十分だよ、おばさん?」
「まっ先に逃げたよ。……さっきは油断しちゃったけど、あなた一人殺す程度私一人で十分だよ、おばさん?」
もはや見るも無惨にボロボロとかした大広間内部。ここに狩野朱歌と麦野沈利は対峙していた
「……一人で十分? そんな身体でか? 一度不意打ちに成功した程度で調子乗ってんじゃねぇぞ三下」
「三下なのはあなたの方だよおばさん。自分の思い通りにならないからって癇癪起こして、仲間のことなんて一切考えずに道具扱い。……指導者としては三下どころかパンチのシミ以下よ」
「三下なのはあなたの方だよおばさん。自分の思い通りにならないからって癇癪起こして、仲間のことなんて一切考えずに道具扱い。……指導者としては三下どころかパンチのシミ以下よ」
事実、一撃食らった以外ほぼ好調子な麦野に比べ、黒のゴスロリ衣装が所々赤く染まるほどに受けた切り傷、そして麦野の拳で肋骨数本にヒビが入っている。軽口を叩いてるように見えて痛み自体はまだ色濃く残っていたりしていた
「――クソ女、本気で焼き肉にされてぇようだな」
「えー、私が焼き肉だったらあなたは残飯以下だよねー?」
「……もういい、お前も絹旗も、お前の大切なやつら諸共全員消し炭にしてやるよクソ女」
「―――他のやつは別にどっちでもいいけど、カナメに手を出すんだったら容赦しないよ残飯おばさん。いいえ、カナメは絶対に殺させない、その前に私が――」
「えー、私が焼き肉だったらあなたは残飯以下だよねー?」
「……もういい、お前も絹旗も、お前の大切なやつら諸共全員消し炭にしてやるよクソ女」
「―――他のやつは別にどっちでもいいけど、カナメに手を出すんだったら容赦しないよ残飯おばさん。いいえ、カナメは絶対に殺させない、その前に私が――」
刹那、麦野の頬をシュカの鎖が通過。その跡は一閃の切り傷として麦野の頬から一滴の血が地面に溢れる
「―――あんたを殺してあげる!!」
「やってみやがれクソ女ァァァァッッ!!」
「やってみやがれクソ女ァァァァッッ!!」
両者の怒号と同時に麦野はスフィアを展開しビームの放射を開始。それをシュカはすぐさま鎖を壁に伸ばし回避。そのまま壁を駆けながら鎖を天井に伸ばし次の麦野のビームを回避していく。さながら鎖をぶらさがりロープのように扱い自在に動く彼女は攻撃ヘリ
「ちょこまかとぉぉぉっ!!!」
麦野も負けじとビームを発射するも自在に動くシュカを捉えられずにいた。だがシュカ側も麦野に対し攻撃を仕掛けられずにいる。その理由は何を隠そう、麦野沈利の右腕だ。
『原子崩し』によって構成された仮初の右腕は、それ自体が触れたものを溶かす光学兵器そのものだ
シュカの異能 はそもそも紐状の構造体がないと意味がない。そもそも幸運にも支給された鎖もロープも一本しか無い。だから不用意に攻撃して、鎖を台無しにされては戦闘力がなくなったも同然。そうなれば麦野の『原子崩し』によってもれなくウェルダン焼き
『原子崩し』によって構成された仮初の右腕は、それ自体が触れたものを溶かす光学兵器そのものだ
シュカの
(あの右腕さえなければもうちょっと楽に戦えるんだけど……だからといって中々一発で決めさせてくれるほど甘くはない、か。このまま持久戦に持ち込まれたらダメージが溜まってるこっちのほうが不利になる。なんとかして付け入る隙を―――ッ!こんな、時に……)
上空を移動しながらなんとか打開策を考えていたのだが、最悪のタイミングで傷口が再び痛み始める
「あーあ、痛そうでかわいそ~。じゃあばーいばーい!」
そして絶好の機会と言わんばかりに動きの鈍ったシュカに対しビームを発射。発射されたうちの数本は体を捻り回避するも
「あああああっ!!」
残りの二本が鎖とシュカの右肩を貫通。肉が焼ける痛みに思わず声を上げてしまう、さらに痛みで『荊棘の女王』が強制解除され、そのまま落下し地面に叩きつけられそうになる
だが既での所で『荊棘の女王』を再発動、鎖を地面に差し込んで落下速度を減衰させることでなんとか壁隣に着地
だが既での所で『荊棘の女王』を再発動、鎖を地面に差し込んで落下速度を減衰させることでなんとか壁隣に着地
「はぁ……はぁ……」
「――はい、お疲れ様ぁ!」
「――!?」
「――はい、お疲れ様ぁ!」
「――!?」
危機を乗り越えたと思いきや目の前には麦野沈利。
「……さぁって、私を舐め腐ってくれた罰だクソ女。まずは両手両足切り落としてダルマにしてから私の『原子崩し』で身体を焼き混ぜながらゆっくり苦しめて――殺してやるよ」
もはや同じ人間とは思えない表情をする麦野。シュカは絶望したのか壁にもたれ掛かり顔を下げたまま
「……あ? あんな啖呵叩いておいてもう戦意喪失か、じゃあ……あたしの好きのように遊んでやるよ!」
狂喜の笑顔を見せびらかした麦野はそのままシュカに右腕を振り下ろそうとした瞬間
「――『荊棘の女王』!」
「なぁ!?」
「なぁ!?」
だが顔を上げ声を上げたシュカは、袖に隠しておいた、先端にガラス片をつけておいたロープを打ち放つ。
(この距離じゃあガードすら間に合わ、な――)
(おばさん、この勝負、私の勝――)
(おばさん、この勝負、私の勝――)
完全な不意打ち、もはや麦野ではガードも回避も間に合わない。シュカは勝利を確信した――
――はずだった
「……あ?」
そのガラス片は、麦野沈利には届くことなく地面に落ちた
代わりに、ザスッ という肉が裂ける音がした
目の前には、何が起こったのかわからないシュカの顔と
その後ろに、突然現れた黒髪の女
「――ねぇ夾竹桃、助ける相手完全に間違えてると思うわよ、これ」
そして黒髪の女の、その黒き異形の腕は、シュカの心の臓を、確実に貫き砕いていた
「……ぁ……っ!?」
滝のようにシュカの口から血をドボドボと吐き出される。その後異形の腕を胸から引き抜いた『女』は、シュカの横っ腹に回し蹴り、蹴り飛ばされた衝撃でシュカは壁に叩きつけられ倒れ……立ち上がることはなかった
「……そうかもね。あの娘結構ウブそうだったし、ペットにするのも悪くなかったわね……あーあ、もったいなかったかなぁ。……さて、一旦外に出ましょうか、話はそれから」
女の言葉に遅れ少女……女に『夾竹桃』と呼ばれた黒いセーラー服の少女は、そうぼやきながらもゆっくりとその姿を現したのだった
☆
「――オイ」
「……あら、『命の恩人』に対してその態度はいけないんじゃない?」
「……そういうことか、ケッ」
「……あら、『命の恩人』に対してその態度はいけないんじゃない?」
「……そういうことか、ケッ」
麦野は理解した、あの時に起こった突然の『見えない斬撃』、そして突然現れたこの女。全ては夾竹桃 の手引だったということに
「……気に入らねぇが、助けてくれたことぐらいには感謝してやる。だがあの『見えない斬撃』がどういう手種を使いやがった。そっちの女はともかく、ガキの方は超能力を持ってるようにはみえねぇからな」
「ああ、それ……それはこれを使って、ね」
「ああ、それ……それはこれを使って、ね」
麦野の問いに対し、夾竹桃は懐から長方形型のデバイスを見せ、その答えを示す
「そいつは……」
「『オジギソウ』。私も理論自体はよくわからないけど、特定の周波数に応じて特定の反応を返す、ナノサイズ程の反射合金の粒……らしいわよ」
「で、それをそのデバイスで操作している、と」
「『オジギソウ』。私も理論自体はよくわからないけど、特定の周波数に応じて特定の反応を返す、ナノサイズ程の反射合金の粒……らしいわよ」
「で、それをそのデバイスで操作している、と」
オジギソウ――麦野沈利がいた世界において、暗部組織の一つ『ブロック』に所属していた『博士』という人物が使用していた極小の『兵器』
回路も動力もないが、複数の周波数を組み合わせた反応を用い、ラジコン感覚での操作が可能。ナノサイズではあるが微細なアームを開閉させることで金属やアスファルトを瞬時にえぐり切ったりすることも可能。文字通り『見えない斬撃』もまた、可能である
回路も動力もないが、複数の周波数を組み合わせた反応を用い、ラジコン感覚での操作が可能。ナノサイズではあるが微細なアームを開閉させることで金属やアスファルトを瞬時にえぐり切ったりすることも可能。文字通り『見えない斬撃』もまた、可能である
「というか撃ち過ぎなのよあなた、おかげでこっちが瓦礫の崩落で巻き込まれかねなかったんだから」
「それはてめぇらの自己責任だろうが……が、よーっくわかった。……で、こっからが本題だ。何が目的だ?」
「それはてめぇらの自己責任だろうが……が、よーっくわかった。……で、こっからが本題だ。何が目的だ?」
『見えない斬撃』の原理を理解し、『原子崩し』によるビームをいつでも射出を出来る用にスフィアだけは出現させる
今までの暗部努めの経験則から、麦野からすれば目的のわからない二人はさっさと叩き潰したいところであったのだが、先のシュカとの戦闘での手傷、まだそこの見えない二人、そして『自分を助けた意図』がわからない以上、自分らしくもない慎重な対応をせざるえなかったのだ
今までの暗部努めの経験則から、麦野からすれば目的のわからない二人はさっさと叩き潰したいところであったのだが、先のシュカとの戦闘での手傷、まだそこの見えない二人、そして『自分を助けた意図』がわからない以上、自分らしくもない慎重な対応をせざるえなかったのだ
「……そうね。単刀直入に言うわ。『私達はあなたの目的を手伝う代わりに、あなたも私達の目的を手伝ってほしい』で、いいかしら」
「………」
「………」
回答は凡そ予測できた。大方戦力が欲しいだろうとギブアンドテイクな提案をされることはわかりきっていたからだ
「……私の目的は『間宮あかりの秘毒・鷹捲を手に入れて無事帰還する』、隣にいる彼女、ベルベット・クラウは……」
「……はぁ。私は優勝には興味ないけど、ここにはいないある男に復讐したいのよ。だからといって優勝なんて手段であいつらに媚びるのも気に入らない。復讐は自分の手で為して、こそよ」
「……」
「……はぁ。私は優勝には興味ないけど、ここにはいないある男に復讐したいのよ。だからといって優勝なんて手段であいつらに媚びるのも気に入らない。復讐は自分の手で為して、こそよ」
「……」
だが、その後の言葉が麦野沈利にとって予想外だった。このような交渉は、上手く目的を隠して『底』が見えないように立ち回り、あわよくば上手く切り捨て自分だけ甘い汁を吸えばいい
だが、あの女はあっさりと自分の目的を明かした。だからこそ逆に読めなくなった
ただ、ベルベットとかいう女の「復讐は自分の手で為して、こそ」というのには共感出来た
だが、あの女はあっさりと自分の目的を明かした。だからこそ逆に読めなくなった
ただ、ベルベットとかいう女の「復讐は自分の手で為して、こそ」というのには共感出来た
結論から言えば、ベルベットという女はともかく夾竹桃というガキの底が逆に見えない
仮に『言ったとおり』だとして、必要以上に馴れ合うことも目的達成前に裏切ることもしない『対等な立場』を築いた先にある『もの』が見えない
が……もし事実だとしたら、こいつらは使える事になる。夾竹桃という女は気に入らないし、もしこんな形でもなかったら何かしらされる前にさっさとぶち殺したいところだ。
だが、第二位といい、一人で戦ってはまともに敵わない可能性のあるやつらがたくさんいる。本当にクソ気に食わないが……
仮に『言ったとおり』だとして、必要以上に馴れ合うことも目的達成前に裏切ることもしない『対等な立場』を築いた先にある『もの』が見えない
が……もし事実だとしたら、こいつらは使える事になる。夾竹桃という女は気に入らないし、もしこんな形でもなかったら何かしらされる前にさっさとぶち殺したいところだ。
だが、第二位といい、一人で戦ってはまともに敵わない可能性のあるやつらがたくさんいる。本当にクソ気に食わないが……
「……あーあ、わーかったよ。気が変わった――てめぇらと組んでやる。だが……もし余計な真似をしやがったら、その時はてめぇら二人共ぶち殺し確定だ。わかってんだろうな?」
「……その言葉が聞けただけで十分よ。ベルベットもそれでいいわよね?」
「元々そっちのことはあんたに一任するつもりだったから、私は別に構わないわ。そいつ私の邪魔をしなければ、の話だけど」
「その心配はねぇよ。最低全員の目的が果たされるまでは手を出さないことぐらいは約束してやる」
「もとよりその予定での提案だから安心して、ベルベットともそういう『約束』よ」
「……その言葉が聞けただけで十分よ。ベルベットもそれでいいわよね?」
「元々そっちのことはあんたに一任するつもりだったから、私は別に構わないわ。そいつ私の邪魔をしなければ、の話だけど」
「その心配はねぇよ。最低全員の目的が果たされるまでは手を出さないことぐらいは約束してやる」
「もとよりその予定での提案だから安心して、ベルベットともそういう『約束』よ」
――結果、同盟は結ばれた
夾竹桃は『秘毒・鷹捲』の入手、その後の帰還
麦野沈利は浜面仕上を自らの手で抹殺し、主催共を殺し『願いを叶える力』とやらを手に入れる
ベルベット・クラウは『復讐』の為に参加者を喰らい力を得て、最終的には主催共をも喰らい尽くす
実を言えば主催が持っているであろう『願いを叶える力』に関して少しベルベットと麦野が話し合う事になったのだが、ベルベットがそれにそこまで興味を示さなかった(というかそこまでいらない)らしかったためその件に関しては麦野がそれを手に入れる形となった
麦野沈利は浜面仕上を自らの手で抹殺し、主催共を殺し『願いを叶える力』とやらを手に入れる
ベルベット・クラウは『復讐』の為に参加者を喰らい力を得て、最終的には主催共をも喰らい尽くす
実を言えば主催が持っているであろう『願いを叶える力』に関して少しベルベットと麦野が話し合う事になったのだが、ベルベットがそれにそこまで興味を示さなかった(というかそこまでいらない)らしかったためその件に関しては麦野がそれを手に入れる形となった
後、ベルベットが望む事に関してもう一つだけ――これはまだベルベットと夾竹桃が麦野沈利と遭遇する前
夾竹桃がベルベットにスマホの使い方を教えていた時、名簿確認の際に見えた『ライフィセット』の名
ベルベット曰く彼の弟の名は『ライフィセット・クラウ』。ただもしそれならフルネーム呼びになるはずのに何故クラウ姓が無いのか気になっていた所に夾竹桃がちょっとした考察として
夾竹桃がベルベットにスマホの使い方を教えていた時、名簿確認の際に見えた『ライフィセット』の名
ベルベット曰く彼の弟の名は『ライフィセット・クラウ』。ただもしそれならフルネーム呼びになるはずのに何故クラウ姓が無いのか気になっていた所に夾竹桃がちょっとした考察として
「『叶えられる願い』には死者の蘇生もあったから、その弟さんが蘇って参加させられてる可能性も低くはないけど、それだとクラウ姓が意図的に抜かされてるのも妙ね。……まさかだけど、あなたを動揺させるために、偽物か、それとも、それを贄に作られた『何か』か――」
その言葉に、ベルベットの中で何かが弾けた
ベルベットは知っている、兄だった『アーサー』の手で、ライフィセット・クラウが救世の力とやらの贄に捧げられ、食われた
もしその『ライフィセット』が、『救世の力』とやらが実体化した代物だったとするなら――
ベルベットは知っている、兄だった『アーサー』の手で、ライフィセット・クラウが救世の力とやらの贄に捧げられ、食われた
もしその『ライフィセット』が、『救世の力』とやらが実体化した代物だったとするなら――
「……それが何でラフィーの名前を騙ってるかなんて知ったこっちゃないけど……そのラフィーの名前と同じ何かは、'私'が殺す。手を出すな」
殺す、ラフィーの名を語った、悍ましいであろう『何か』は、この手で殺す。それがベルベットの、このバトルロワイアルにおいて増えた目的の一つである
……話を現在に戻そう
目的を達成するにしろ、まずは夾竹桃の提案でまずは池袋駅から電車に乗って紅魔館に向かう方針に固まった。
正確には、紅魔館の中にある大図書館。目的は主催や他参加者に関する情報集め。道中で目的の人物と出会えればそれでよし、邪魔者はベルベットの餌にするか捕まえて何かしら利用するか
ちなみにシュカの死体は麦野によって首を切断され、その後に夾竹桃が回収した
正確には、紅魔館の中にある大図書館。目的は主催や他参加者に関する情報集め。道中で目的の人物と出会えればそれでよし、邪魔者はベルベットの餌にするか捕まえて何かしら利用するか
ちなみにシュカの死体は麦野によって首を切断され、その後に夾竹桃が回収した
「それじゃあ、時間も惜しいことだし、行きましょうか」
「……おいガキ、一つ良いか?」
「何かしら? 手早くお願いね」
「……せっかく組むことになったんだ、チーム名とかどうすんだって、な?」
「……私はそこまで興味はないから、決めるのならご自由に」
「あたしも同じく」
「……おいガキ、一つ良いか?」
「何かしら? 手早くお願いね」
「……せっかく組むことになったんだ、チーム名とかどうすんだって、な?」
「……私はそこまで興味はないから、決めるのならご自由に」
「あたしも同じく」
「……そうだな。せっかく自由に決めていいってんなら……『アイテム』」
「? それって確か――」
「あたしが元々率いていた組織の名前だ。結末が何にしろ『使う使われる』関係なんだろ、尚更ちょうどいいじゃねぇか」
「ふふっ……いいセンスしてるわね、気に入ったわ」
「? それって確か――」
「あたしが元々率いていた組織の名前だ。結末が何にしろ『使う使われる』関係なんだろ、尚更ちょうどいいじゃねぇか」
「ふふっ……いいセンスしてるわね、気に入ったわ」
斯くして、最悪の同盟は動き出す
正しき未来は失われた、彼女たちは正しき道から外れた
其は、蠱空に座す、繰糸の蜘蛛にして魔宮の蠍
其は、暴虐と破壊を齎す、原子崩しの第四位
其は、復讐の為に在るが儘に喰らい尽くす、災禍の顕主にして喰魔
世界は回る、そして嗤う――謳え、この虚ろなる―――
◯ ◯ ◯
何も聞こえない、何も見えない……熱い、苦しい、痛い
本当に私らしくもないことしちゃったかな
それとも、家族 が出来てから、ほんの少し気が抜けていたのか
今更そんな事を考えても仕方ない、けれど
約束、してくれたのに。どんなに無様でみっともなくても、行きて帰ってきてくれるって
約束、してくれたのに。私がそれを破っちゃった
別に死ぬのは怖くはないけど、それ以上に怖くて、悔しくて、悲しく思ったのは――
私のせいで、カナメが変わり果ててしまうことだ
今度こそ、意識が永遠の闇へ沈んでいく。二度と奇跡なんてご都合なことは起きるはずがない
私は、強くて、優しいカナメが大好きで、そんなカナメは私が死んでしまったせいで変わり果ててほしくない
でも、それはもう叶わぬ願いかもしれない。でも、カナメと同じ家族 になれたことは、今までで一番、楽しくて、嬉しくて――
「ご……め、ん、ね……カナ……メ……」
願わくば、私が愛した人が、いつまでも変わらないでいてくれますように
【シュカ@ダーウィンズゲーム 死亡】
【D-2/一日目/深夜】
※宮比温泉物語内部はボロボロです
※シュカの死体は切断された首もろとも放置されています
※互いの世界観情報を共有しました。
※能力をどこまで明かしているかは後続にお任せします。
※シュカの死体は切断された首もろとも放置されています
※互いの世界観情報を共有しました。
※能力をどこまで明かしているかは後続にお任せします。
【ベルベット・クラウ@テイルズオブベルセリア】
[状態]:健康
[服装]:いつもの服装
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:他の参加者共を喰らって、主催共を喰らい、復讐のための力を貯める
1:夾竹桃、麦野沈利と共に行動する
2:ライフィセットの名を騙る『悍ましい何か』は私の手で殺す
3:あの時戦った対魔士(オスカー)は殺す
4:牢獄で会った女(マギルゥ)に関しては保留
5:夾竹桃の提案に乗りまずは紅魔館(の図書館)に向かう
[備考]
※牢獄でのオスカー戦後からの参戦です
3人でアイテムを結成しました
[状態]:健康
[服装]:いつもの服装
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:他の参加者共を喰らって、主催共を喰らい、復讐のための力を貯める
1:夾竹桃、麦野沈利と共に行動する
2:ライフィセットの名を騙る『悍ましい何か』は私の手で殺す
3:あの時戦った対魔士(オスカー)は殺す
4:牢獄で会った女(マギルゥ)に関しては保留
5:夾竹桃の提案に乗りまずは紅魔館(の図書館)に向かう
[備考]
※牢獄でのオスカー戦後からの参戦です
3人でアイテムを結成しました
【麦野沈利@とある魔術の禁書目録Ⅲ】
[状態]:ダメージ(中)
[服装]:いつもの服装(ボロボロ)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:『願いを叶える力』とやらを手に入れる
1:浜面はこの手で苦しめて殺す
2:気に食わないが、夾竹桃、ベルベットとともに行動する
3:絹旗とフレンダも見つけたら必ず殺す
4:夾竹桃の提案に乗りまずは紅魔館(の図書館)に向かう
[備考]
※アニメ18話、浜面に敗北した後からの参戦です
3人でアイテムを結成しました
[状態]:ダメージ(中)
[服装]:いつもの服装(ボロボロ)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:『願いを叶える力』とやらを手に入れる
1:浜面はこの手で苦しめて殺す
2:気に食わないが、夾竹桃、ベルベットとともに行動する
3:絹旗とフレンダも見つけたら必ず殺す
4:夾竹桃の提案に乗りまずは紅魔館(の図書館)に向かう
[備考]
※アニメ18話、浜面に敗北した後からの参戦です
3人でアイテムを結成しました
【夾竹桃@緋弾のアリアAA】
[状態]:健康
[服装]:いつものセーラー服
[装備]:オジギソウとその操作端末@とある魔術の禁書目録Ⅲ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品2、シュカの首輪
[思考]
基本:間宮あかりの秘毒・鷹捲を入手後、帰還する
1:ベルベット、麦野と共に行動
2:紅魔館(の図書館)に向かう。首輪の解析は図書館到着後
3:神崎アリア及び他の武偵は警戒
[備考]
※あかりとの初遭遇後からの参戦です
3人でアイテムを結成しました
[状態]:健康
[服装]:いつものセーラー服
[装備]:オジギソウとその操作端末@とある魔術の禁書目録Ⅲ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品2、シュカの首輪
[思考]
基本:間宮あかりの秘毒・鷹捲を入手後、帰還する
1:ベルベット、麦野と共に行動
2:紅魔館(の図書館)に向かう。首輪の解析は図書館到着後
3:神崎アリア及び他の武偵は警戒
[備考]
※あかりとの初遭遇後からの参戦です
3人でアイテムを結成しました
前話 | 次話 | |
残酷な饗宴のmadness | 投下順 | 愛にできることはまだあるかい |
前話 | キャラクター | 次話 |
GAME START | 絹旗最愛 | 撫子乱舞 -凛として咲く華の如く(後編)- |
GAME START | ベルベット・クラウ | 撫子乱舞 -女郎蜘蛛と白の魔王、そして悪魔襲撃 |
GAME START | 麦野沈利 | 撫子乱舞 -女郎蜘蛛と白の魔王、そして悪魔襲撃 |
GAME START | 夾竹桃 | 撫子乱舞 -女郎蜘蛛と白の魔王、そして悪魔襲撃 |
GAME START | シュカ | GAME OVER |