◇
今が真夜中であることを忘れさせるほどに眩かった、金色と銀色のキラキラのせめぎ合いが終わって、荒々しく騒がしかった空間は、嘘みたいに静まり返っていた。
「―――クオンさんっ……!!」
ロクロウさんが、倒れている早苗さんの元へと駆け寄っていくのを横目に、私は、クオンさんの元へと辿り着くと、思わず息を呑んでしまった。
(……綺麗……)
私の目が否応なしに吸い寄せられてしまったのは、地面が抉れ木々は根こそぎ倒された、激戦の爪痕の惨状―――などではなく、月明かりに晒されたクオンさんの、一糸纏わぬその姿であった。
うつ伏せに倒れ込み、荒れ果てた大地へと身を預けるような格好のまま、クオンさんはかすかに胸を上下させていた。意識こそ失っているものの、その微かな呼吸が、確かな生を物語っている。
背から肩、そして引き締まった腰へと続く曲線は、先程までの激戦を繰り広げた闘士としての強靭さを宿しながらも、女性らしい豊かな肉付きとしなやかな丸みを帯びていた。
過度に誇張されることのない胸元もまた、慎ましやかでありながら確かな存在感を湛えている。豊満と呼ぶほどではない。けれど決して控えめすぎるわけでもない――その程よいふくらみが、全体の調和を崩すことなく、自然な色香を添えていた。
過度に誇張されることのない胸元もまた、慎ましやかでありながら確かな存在感を湛えている。豊満と呼ぶほどではない。けれど決して控えめすぎるわけでもない――その程よいふくらみが、全体の調和を崩すことなく、自然な色香を添えていた。
月の光は、その白磁のようにきめ細やかな肌を静かになぞり、柔らかな光沢を与えている。艶やかな黒髪は背に流れ落ち、闇と溶け合いながらも、夜の銀光を受けてほのかに輝く。その姿はどこか妖艶で、静謐でありながら抗いがたい色気を漂わせ――私は一瞬、精巧に彫り上げられた彫像を前にしているのではないかと錯覚した。
「―――おや、まだ死んでないんだね」
「……っ!?」
瞬間、背後から響いた、落胆を滲ませた声。
不覚にもクオンさんの姿に見惚れていた私の意識は、無理やり現実へと引き戻される。
不覚にもクオンさんの姿に見惚れていた私の意識は、無理やり現実へと引き戻される。
「あかりちゃんが、頑張ってくれたみたいなんだけど……やっぱりしぶといね」
振り返った先にいたのは、折原さんだった。
冷え切った眼差しで、クオンさんを見下ろしている。
冷え切った眼差しで、クオンさんを見下ろしている。
剥き出しとなった彼女の裸体に何かを感じる様子もなく、ただ淡々と。
それは人間に向ける視線ではなく、壊れかけた道具の状態を確認するような、無機質な冷たさだった。
それは人間に向ける視線ではなく、壊れかけた道具の状態を確認するような、無機質な冷たさだった。
そして―――
「臨也様、いけません!!」
背後からヴァイオレットさんが、切羽詰まった声を張り上げて、折原さんに駆け出した、その瞬間。
ヒ ュ ン !!
空気を裂く鋭い音と共に、視界の端を、銀色の軌跡が走る。
反射的に目を見開いた私の脳が、それを“ナイフ”だと認識した時―――
反射的に目を見開いた私の脳が、それを“ナイフ”だと認識した時―――
「―――っ、あぐっ……!!」
「早苗様っ!?」
鈍く、嫌な音と共に、悲鳴が木霊する。
気付けば、早苗さんがクオンさんに覆い被さるように倒れ込んでいた。
その背中から、無情にもナイフが生えている。
気付けば、早苗さんがクオンさんに覆い被さるように倒れ込んでいた。
その背中から、無情にもナイフが生えている。
その光景を見た瞬間、全てを理解する。
あの一瞬―――早苗さんは咄嗟に滑空し、ナイフの軌道へと自ら身を投げ出したのだ。
他ならぬ折原さんの投擲から、クオンさんを守るために。
あの一瞬―――早苗さんは咄嗟に滑空し、ナイフの軌道へと自ら身を投げ出したのだ。
他ならぬ折原さんの投擲から、クオンさんを守るために。
「……クオンさんを……、死なせは、しない……!!」
苦悶に顔を歪めながらも、早苗さんはヴァイオレットさんに取り押さえられている折原さんを睨みつけれ。
やがて唇を強く噛み締めると、気を失ったままのクオンさんを抱き上げた。まるで壊れ物を扱うように、そっと。
やがて唇を強く噛み締めると、気を失ったままのクオンさんを抱き上げた。まるで壊れ物を扱うように、そっと。
そのまま唇を噛み締めると、空高く飛翔すると、のろのろと闇夜の向こうへと消えて行った。
「―――この局面で、自分の身体に鞭打ってでも、身を挺して獣を護る、か……。
『贖罪』から、『献身』の域に達しているね、早苗ちゃんは……」
『贖罪』から、『献身』の域に達しているね、早苗ちゃんは……」
折原さんは、感慨深そうに、その背を見送っていた。
ヴァイオレットさんに、背後から羽交締めのような形で拘束されているというのに、振り解こうとする様子はない。
追撃する気配も、まるでなかった。
ヴァイオレットさんに、背後から羽交締めのような形で拘束されているというのに、振り解こうとする様子はない。
追撃する気配も、まるでなかった。
「まぁ、それも良いんじゃないかな。最終的に、あの獣が君の罪を赦すかどうかは皆目見当もつかないけど……。
『献身』に振り切れないと、自分自身を赦せないと思うのなら、とことんまで足掻くべきだよ―――」
『献身』に振り切れないと、自分自身を赦せないと思うのなら、とことんまで足掻くべきだよ―――」
ううん、折原さんは、きっと、そんなことしない。
だって、この人は―――
だって、この人は―――
「俺は、そんな君の追い詰められた末の、愚かしい選択も、肯定してあげるよ、早苗ちゃん」
人間が、どうしようもなく好きだから。
人間を、徹底的に観察して、その様子を愛でることに執心しているなら―――例えその結末が、幸福で彩られたものであろうとも、破滅に満ちたものであろうとも。
その結末と行程を全て観察して、分け隔てなく、愛するのだから。
直接手を下すような野暮なことはしないと察せる。
人間を、徹底的に観察して、その様子を愛でることに執心しているなら―――例えその結末が、幸福で彩られたものであろうとも、破滅に満ちたものであろうとも。
その結末と行程を全て観察して、分け隔てなく、愛するのだから。
直接手を下すような野暮なことはしないと察せる。
私が「傍観」に逃げていたのと同じように、この人は「観賞」に徹するのだろう。
その嗜好は到底理解できない。
共感できることなんて、これっぽっちもない。
共感できることなんて、これっぽっちもない。
それでも、その行動原理は分かってしまった。
分かりたくなんて、なかったけれど。
分かりたくなんて、なかったけれど。
ガ キ ン ッ!!
「……っ……」
銀と銀が交錯し火花が散ったのは、その直後だった。
「―――分かってるだろ、ヴァイオレット。
そいつは、あまりにも事を荒立て過ぎた……」
そいつは、あまりにも事を荒立て過ぎた……」
「それでも私は、誰かを切り捨てるという、お考えには賛同できません……」
満身創痍の早苗さんが刺されたのを目の当たりにしたのが、きっかけなのだろうか。
ロクロウさんが、拘束されていた臨也さんに向かって猛然と斬りかかりに行ったかと思えば、ヴァイオレットさんもこれを察知―――瞬時に、臨也さんを蹴り飛ばしてから、コンパクトな斧でこれを受け止めていた。
ロクロウさんが、拘束されていた臨也さんに向かって猛然と斬りかかりに行ったかと思えば、ヴァイオレットさんもこれを察知―――瞬時に、臨也さんを蹴り飛ばしてから、コンパクトな斧でこれを受け止めていた。
ガ キ ン ッ!!
再び剣と斧がぶつかり、硬質な衝突音が木霊した。
「ロクロウ様っ……!!」
「まぁ、お前のことだから、退かねえだろうよな。
だけど、俺としても、これ以上そいつに、揉みくちゃにされるのは看過できねえ訳だっ!!」
だけど、俺としても、これ以上そいつに、揉みくちゃにされるのは看過できねえ訳だっ!!」
二人が打ち合うたび、地面が揺れる。
鉄と鉄が悲鳴をあげるように擦れ合い、金属片が煌めいていく。
猛攻を仕掛けているロクロウさんだけど、弁慶さんに突っかかっていた時は違い、好戦的な笑みを零すことはなく、真剣に押し通ろうとしている。
鉄と鉄が悲鳴をあげるように擦れ合い、金属片が煌めいていく。
猛攻を仕掛けているロクロウさんだけど、弁慶さんに突っかかっていた時は違い、好戦的な笑みを零すことはなく、真剣に押し通ろうとしている。
(……本当に、何で今更この人は……)
そんなロクロウさんに、私が抱くのは、やはり疑念と不満であった。
確かに、満身創痍のクオンさんに躊躇いもなくトドメをさしにいったり、結果として早苗さんを傷付けたりと、臨也さんはその行動原理も含めて危険人物であることに変わりはない。
だから排除しようとするロクロウさんの判断は正しいと思う。
だけど、どうしても釈然としないし、苛立ちが募ってしまう――セルティさんの時は、散々自分が場を掻き乱してた側だったくせに、と。
だから排除しようとするロクロウさんの判断は正しいと思う。
だけど、どうしても釈然としないし、苛立ちが募ってしまう――セルティさんの時は、散々自分が場を掻き乱してた側だったくせに、と。
「―――それで、久美子ちゃんは結局、彼にどうして欲しいんだい……?」
ぽん、と右肩に軽い感触に、私は肩をびくりと震わした。
いつの間にか背後に立っていた折原さんの手だった。
力は込められていない。ただ触れているだけ。
いつの間にか背後に立っていた折原さんの手だった。
力は込められていない。ただ触れているだけ。
「また境界線の外から眺めているね。
暴れ出した彼を、嗾けることも止めることもなく――」
暴れ出した彼を、嗾けることも止めることもなく――」
甘く、冷たい声が、私の鼓膜を撫でてくる。
「オシュトルさんのペットの時と同じで、あそこの彼に期待しているのかな?
この機会に、邪魔者である俺やヴァイオレットちゃんを排除して欲しいって……」
この機会に、邪魔者である俺やヴァイオレットちゃんを排除して欲しいって……」
「……っ!?」
胸の奥を、鋭く突かれた気がした。
違う――と反射的に否定しかけて、言葉が喉で止まる。否定できるだけの根拠が、どこにも見当たらなかったから。
違う――と反射的に否定しかけて、言葉が喉で止まる。否定できるだけの根拠が、どこにも見当たらなかったから。
(私……また……)
気が付けば、折原さん達が襲撃されるのを、どこか当然の流れみたいに受け入れて、額縁の外から「傍観」に徹している、弱い私がいた。
(それも……よりにもよって―――)
願わくば、二人が亡き者にされて、それを「仕方ないこと」として、都合よく結論付ければなと思っている、打算的な私がいた。
そして、それ託す相手として―――
(あのロクロウさんに……?)
散々、場を掻き乱す人だと嫌悪して、肝心な時にはいつも使えないと決めつけて、距離を取ろうとしてきた人に、無意識的に頼ろうとしている私がいた。
(本当、最悪……)
心の中で小さく吐き捨てるみたいに呟く。
誰に向けたでもない、自分への評価を投げた、その時だった。
誰に向けたでもない、自分への評価を投げた、その時だった。
ガ キ ン ッ!!
私の間近で、火花が跳ねた。
ヴァイオレットさんを押し退けたロクロウさんが接近して、折原さんに斬りかかった。
そして、その振り下ろされた斬撃を、臨也さんは体を半歩ずらしながら、ナイフ一本で受け止めたのだ。
ヴァイオレットさんを押し退けたロクロウさんが接近して、折原さんに斬りかかった。
そして、その振り下ろされた斬撃を、臨也さんは体を半歩ずらしながら、ナイフ一本で受け止めたのだ。
「――こいつの言葉に、耳を傾ける必要はないぞ、久美子……」
ロクロウさんは、折原さんを睨みつけながら、私に冷たい声色で語りかけてくる。
「怖いねぇ」
折原さんは、不敵に口角を釣り上げたまま、一歩も引かない。
細く小さな刃一本で受け止めながら、此方に視線を流してきて、棒立ちする私をねとりと見据えてくる。
細く小さな刃一本で受け止めながら、此方に視線を流してきて、棒立ちする私をねとりと見据えてくる。
―――また、「観察」されている……。
背筋の内側を、冷たい指でなぞられたような感覚が走った。
視線だけで、思考の癖も、逃げ道の取り方も、心の揺れ幅までも測られているような気がした。
まるで標本にされたみたいだ。
視線だけで、思考の癖も、逃げ道の取り方も、心の揺れ幅までも測られているような気がした。
まるで標本にされたみたいだ。
(嫌……)
私は心の底から、この人が苦手だと思った。
足が竦む。
目を逸らしたいのに、逸らしたらそれすら“反応”として喜ばれる気がして、動けない。
目を逸らしたいのに、逸らしたらそれすら“反応”として喜ばれる気がして、動けない。
その均衡を叩き割るように――
ガ ギ ン ッ!!
重い衝突音と共に、横合いから斧の刃が割り込んだ。
ヴァイオレットさんが体をねじ込むようにして斬撃を弾き、折原さんとロクロウさんの間に強引に割って入ったのだ。
ロクロウさんは舌打ちとともに、顔を顰めて、ヴァイオレットさんとの斬り合いを再開する。
ヴァイオレットさんが体をねじ込むようにして斬撃を弾き、折原さんとロクロウさんの間に強引に割って入ったのだ。
ロクロウさんは舌打ちとともに、顔を顰めて、ヴァイオレットさんとの斬り合いを再開する。
「ねえ、久美子ちゃん」
金属の衝突音が只管に奏でられる中、折原さんは静かに耳打ちをしてきた。
鼓膜を叩く激突音とは裏腹に、その囁くような声だけが妙に近く、はっきりと届いた。
鼓膜を叩く激突音とは裏腹に、その囁くような声だけが妙に近く、はっきりと届いた。
「このままだと、俺とヴァイオレットちゃん、彼に殺されるかもしれないけどさ……。
大丈夫、君は安心していいよ。もしそうなっても――」
大丈夫、君は安心していいよ。もしそうなっても――」
折原さんは、楽しげに目を細める。
その表情は、一見とても穏やかで、優しいものに映るかもしれない。
しかし、実際には、吐き気を催すような嫌悪感を覚えた。
その表情は、一見とても穏やかで、優しいものに映るかもしれない。
しかし、実際には、吐き気を催すような嫌悪感を覚えた。
「少なくても俺は、久美子ちゃんが『俺たちの“死”を、彼に託した』結果として、恨み言漏らすこともなく受け入れてあげるよ」
「……っ!?」
心臓を内側から撫で回されような、悪寒が走った。
動揺する私を眺める折原さんは、意地の悪い笑みとともに、更に言葉を紡いでいく。
動揺する私を眺める折原さんは、意地の悪い笑みとともに、更に言葉を紡いでいく。
「俺はさ、化け物に殺されるってオチは勘弁したいけど……。久美子ちゃんが、化け物を使役した結果として、殺されたと思えば、まぁ、受け入れられるからさ」
グサリグサリと、また内側から刃物で刺されていく感覚。
目の前の人は、私が目を背けたいと思っている事実を言語化して、容赦なくぶつけてくる。
目の前の人は、私が目を背けたいと思っている事実を言語化して、容赦なくぶつけてくる。
―――黄前久美子は、「傍観」という選択を以ってして、ロクロウ・ランゲツを用いて、折原臨也達を殺そうとしている、と。
この際、折原さんの嗜好なんて、どうでも良い。
だけど、この人は暗にこうも告げている。
だけど、この人は暗にこうも告げている。
―――折原臨也とヴァイオレット・エヴァーガーデンが死ぬことになれば、その責は、黄前久美子に帰結するのだ、と。
「……っ、ぁ……」
頭の奥で、何かがひび割れる音がした気がした。
―――「傍観」を装った「逃避」の先として、忌み嫌っていたロクロウさんを無意識に頼っていたという事実。
―――どうせ無かったことに出来るとたかを括っていたものの、それでも十字架を背負う覚悟はなく、自分の手を汚す気もないという自分の醜悪さ。
胸の奥に沈めていたもの、敢えて目を背向けていたものを無理やり引きずり出されて、突き付けられた感覚に、私の呼吸は浅くなっていく。
「だからさ―――」
髪の毛をくしゃくしゃにしながら、頭を抱える私に、折原さんはそっと耳打ちをしてきた。
「久美子ちゃんは安心して、俺たちの屍を乗り越えて、進めばいいんじゃないかな」
喉の奥が、ひりついた。
息がうまく吸えない。
胸の内側を掻き回されて、思考が白く濁っていく。
息がうまく吸えない。
胸の内側を掻き回されて、思考が白く濁っていく。
(……ああ)
それでも、一つだけ、はっきりしていることはある。
(やっぱり、この人は、最悪だ)
人の負の感情を見つけては、そこに燃料を注いでいく。
人間を愛しているなどと、人情味の溢れることを言ってはいるけど、実際は、そんな温情なんか持ち合わせてはなくて。
ただ自分が面白いと感じるものを鑑賞したいというだけに過ぎない。
人間を愛しているなどと、人情味の溢れることを言ってはいるけど、実際は、そんな温情なんか持ち合わせてはなくて。
ただ自分が面白いと感じるものを鑑賞したいというだけに過ぎない。
「ねえ――もしさ……」
耳元で、甘く絡みつく悪魔の声がする。
背中越しに伝わる気配が、愉しげに揺れた。
背中越しに伝わる気配が、愉しげに揺れた。
「『傍観』で殺すことに、後ろめたさがあるなら、いっそ君が号令を掛けてみたらどうかな?
彼に、俺たちを殺せ――ってさ」
彼に、俺たちを殺せ――ってさ」
心臓が、どくん、と大きく跳ねた。
金属音が響く戦場の只中なのに、その囁きだけが妙に鮮明だった。
金属音が響く戦場の只中なのに、その囁きだけが妙に鮮明だった。
「そのほうがアクセル掛かるし、スッキリするんじゃない?
中途半端に願うより、ずっと綺麗だよ―――」
中途半端に願うより、ずっと綺麗だよ―――」
ねっとりとした声色で彩られた言葉が、刃みたいに入り込み、私に容赦なく揺さぶりをかけてくる。
視界の端では、ロクロウさんとヴァイオレットさんの打ち合いが火花を散らしている。
視界の端では、ロクロウさんとヴァイオレットさんの打ち合いが火花を散らしている。
(やめて――)
揺さぶりをかけてくる、悪魔の囁き。
選ばせるふりをして、逃げ道を塞ぐような誘導。
それらが、私が、よりにもよって疎んでいる人に、流れを託してしまっているという現実を直視させてくる。
選ばせるふりをして、逃げ道を塞ぐような誘導。
それらが、私が、よりにもよって疎んでいる人に、流れを託してしまっているという現実を直視させてくる。
「さっきも言った通り、今後のことを考えると、統率もとっていく必要はあるし、さ」
耐えきれない。
もう限界だった。
もう限界だった。
「や め て よ!!!」
二重の意味での、拒絶を含んだ悲鳴。
折原さんの囁きも、ロクロウさんの戦闘も――どちらも、これ以上進ませたくないという、ほとんど反射みたいな拒絶。
折原さんの囁きも、ロクロウさんの戦闘も――どちらも、これ以上進ませたくないという、ほとんど反射みたいな拒絶。
「やめて……!! もう、やめてよ!!」
喉が焼けるみたいに痛い。
それでも声を絞り出さずにはいられなかった。
それでも声を絞り出さずにはいられなかった。
「……久美子……?」
「久美子様……?」
ガギン、と鈍い衝突音を残して、ロクロウさんの刃が止まる。
ヴァイオレットさんも、それに呼応して、手を止めた。
静止した二人の視線が、私の元へと注がれる。
ヴァイオレットさんも、それに呼応して、手を止めた。
静止した二人の視線が、私の元へと注がれる。
「―――ロクロウさん、これ以上勝手に暴れるのは、止めてよ……!!」
息を切らしながら叫ぶと、胸がひどく痛んだ。
それでも、言葉を止めたら全部が壊れてしまう気がして、続ける。
それでも、言葉を止めたら全部が壊れてしまう気がして、続ける。
「私はそんなこと、望んでない……!!」
「―――何を吹き込んだ……?」
ロクロウさんは、折原さんに刃を向けて、低く唸るように言った。
今にも踏み込もうとする気配が、空気越しに伝わってくる。
殺気を向けられても、折原さんは不敵な笑みを浮かべたまま、相対している。
今にも踏み込もうとする気配が、空気越しに伝わってくる。
殺気を向けられても、折原さんは不敵な笑みを浮かべたまま、相対している。
―――少なくても俺は、久美子ちゃんが『俺たちの“死”を、彼に託した』結果として、恨み言漏らすこともなく受け入れてあげるよ
その光景を見て、ドクン、と私の頭の中に、今しがた折原さんが囁いた言葉が蘇った。
次の瞬間には―――
次の瞬間には―――
「だから、そういうのをやめてって言ってるの……!!」
反射的に、ロクロウさんに怒鳴っていた。
ロクロウさんは眉を顰めて、視線を臨也さんから私へと移してくる。
ロクロウさんは眉を顰めて、視線を臨也さんから私へと移してくる。
「……だがな、久美子。このまま、こいつを野放しておくと――」
「お願いだから―――!!」
ロクロウさんの反論に被せるように、叫んだ。
頭の中がぐちゃぐちゃだった。
水の中から、打ち上げられた魚のように、とにかく必死だった。
頭の中がぐちゃぐちゃだった。
水の中から、打ち上げられた魚のように、とにかく必死だった。
「これ以上、私を困らせないでよっ……!!」
何がこの場において、最善だなんて俯瞰することも出来ず―――ただもう、突きつけられている現実から目を逸らしてしまいたかった。
「……っ!!」
私の物々しい剣幕に圧倒されたのか、ロクロウさんは大きく目を見開いた。
終わらせたかった。
耳を打つ金属音も。
肩に乗っかろうとする重荷も。
注がれる好奇の視線も。
耳を打つ金属音も。
肩に乗っかろうとする重荷も。
注がれる好奇の視線も。
全部、断ち切りたかった。
「――分かったよ……」
数秒の沈黙が続いた後、ロクロウさんは、バツが悪そうに、構えていた刀をゆっくりと降ろした。
心なしか、その表情は落ち込んでいるようにも見えた。
心なしか、その表情は落ち込んでいるようにも見えた。
「……クオンさんと早苗さんを、追わないと……」
そんなロクロウさんから視線を逸らして、私は踵を返すと、早苗さん達が飛んで行った方向へと、歩み出していく。
今はただ―――この場面そのものから、逃げ出したかった。
今はただ―――この場面そのものから、逃げ出したかった。
――ザッ、ザッ。
背後から土を踏む音が続く。
振り返らなくても分かる。ロクロウさんが、ついてきてくれている。
しかし、声を掛けることなく、ただ前だけを見る。
月明かりに照らされた荒野を、ただ進む。
数歩、十数歩と距離が開いた、その時だった。
振り返らなくても分かる。ロクロウさんが、ついてきてくれている。
しかし、声を掛けることなく、ただ前だけを見る。
月明かりに照らされた荒野を、ただ進む。
数歩、十数歩と距離が開いた、その時だった。
「――君が選んだその選択も、俺は尊重するよ」
背後から、よく通る軽い声が飛んできた。
離れたはずなのに、妙に鮮明に耳に届いた。
離れたはずなのに、妙に鮮明に耳に届いた。
ゆっくりと振り返ると、月光の下、折原さんは変わらない調子で立っていた。
戦闘の余韻も、緊張も、後悔もない顔。
観劇を終えた観客みたいな、満ち足りた視線を、私に注いでいた。
戦闘の余韻も、緊張も、後悔もない顔。
観劇を終えた観客みたいな、満ち足りた視線を、私に注いでいた。
「まぁ、しっかりと励んでね。
君と早苗ちゃんが、バケモンマスターとして、手持ちのバケモン達を上手く統率してやっていけるよう、俺は陰ながら応援してるよ」
君と早苗ちゃんが、バケモンマスターとして、手持ちのバケモン達を上手く統率してやっていけるよう、俺は陰ながら応援してるよ」
反吐が出るような、薄っぺらいお世辞だった。
心にもない祝辞を、さも善意の体で差し出してきて、こちらの反応を尚も窺っていた。
心にもない祝辞を、さも善意の体で差し出してきて、こちらの反応を尚も窺っていた。
「……折原さんは、人間のこと、好きだって言ってますけど―――」
だからこそ、せめてもの、嫌味の一つは置いていきたかった。
この人の手のひらの上で転がされっぱなしで終わるのだけは、どうしても嫌だった。
この人の手のひらの上で転がされっぱなしで終わるのだけは、どうしても嫌だった。
胸の奥に溜まったざらついた感情を、言葉に変える。
刃物ほど鋭くなくていい。ただ、少し刺さればそれでいい。
刃物ほど鋭くなくていい。ただ、少し刺さればそれでいい。
「――多分、人間の方は、あなたのこと、大嫌いだと思いますよ」
静かに言い切った。
吐き捨てる、というより、置いていくみたいに。
月光の下で、折原さんは一瞬だけ目を細めたあと、楽しそうに肩を揺らした。
吐き捨てる、というより、置いていくみたいに。
月光の下で、折原さんは一瞬だけ目を細めたあと、楽しそうに肩を揺らした。
「そうかい」
くす、と喉の奥で笑う音がした。
傷ついた様子も、腹を立てた様子もない。
ただ、面白い玩具の反応を見た時みたいな、軽い相槌。
傷ついた様子も、腹を立てた様子もない。
ただ、面白い玩具の反応を見た時みたいな、軽い相槌。
私は、そんな憎たらしい姿を視界に収めると、今度こそ、踵を返して、歩み出していく。
未だ浮かない様子の、ロクロウさんを引き連れて。
未だ浮かない様子の、ロクロウさんを引き連れて。
◇
「―――成程な、事情は概ね把握した」
ホスト風の出で立ちの青年――垣根帝督は、静かに息を吐き、指先で顎をなぞった。
軽薄にも見える仕草とは裏腹に、その視線には冷えきった計算の色が宿っている。
軽薄にも見える仕草とは裏腹に、その視線には冷えきった計算の色が宿っている。
「俺としても、おかげさまで中々に有意義な話ができて良かったよ」
学園都市No.2の値踏みするような視線をものともせず、池袋の情報屋――折原臨也はニコニコと相槌を打つ。
その軽薄な笑みの裏には、ねっとりとした刃のような視線が潜んでいた。
その軽薄な笑みの裏には、ねっとりとした刃のような視線が潜んでいた。
互いに観察を怠らず、されど露骨には出さない。
静かな心理戦だけが、その場に張り詰めている。
静かな心理戦だけが、その場に張り詰めている。
―――遡ること少し前。
垣根帝督とムネチカは、大規模戦闘が行われているであろう地点へ急行していた。
だが道中、派手な豪炎や衝突音は突如として消失。
だが道中、派手な豪炎や衝突音は突如として消失。
以降は、発生源と思しき周辺を探索する方針へと切り替える。
その最中――夜空を駆ける白色の流星を視認。
発生源へ向かった二人が、ようやく巡り合ったのが、臨也とヴァイオレットの二人だった。
「それで―――」
軽い自己紹介を挟んでから、執り行われた情報交換―――そして、その後の無言の心理戦を、一旦打ち切るようにして、垣根は、傍らで話を聞いていたムネチカへ向き直った。
「お前は、これからどうするつもりだ?」
「――……。」
その場にいる全員の視線が、無言のままムネチカへと集まる。
クオン達のことを聞いてから、ムネチカは一貫して思い詰めたように目を伏せ、唇を固く結んだまま沈黙していた。
クオン達のことを聞いてから、ムネチカは一貫して思い詰めたように目を伏せ、唇を固く結んだまま沈黙していた。
―――この殺し合いに呼ばれたオシュトルの正体が、ハクであったこと。
―――そのハクが、クオンの目の前で散ったこと。
―――その結果、クオンが危うい道に踏み込んでしまったということ。
―――そのハクが、クオンの目の前で散ったこと。
―――その結果、クオンが危うい道に踏み込んでしまったということ。
何れの内容も驚愕に値するものばかり、思考の整理が容易に追いつくものではなかった。
今も尚、胸の内には、混乱が渦巻いている。
今も尚、胸の内には、混乱が渦巻いている。
だが、しかし―――
「すまぬが、垣根殿……。
小生は、これよりクオン殿を追おうと思う」
小生は、これよりクオン殿を追おうと思う」
自分の預かり知らぬところで、友人が危地に飛び込んだ―――そんな残酷な事実を突き付けられれば、これを看過することは到底出来なかった。
そんなムネチカの覚悟を察してか、垣根はやれやれといった具合に、溜息をついた。
「好きにしな、元々俺がお前を縛る理由なんか、どこにもねえしな」
「かたじけない……!!」
垣根に、深々と頭を下げたムネチカ。
次いで、クオン達が向かったとされる南の方角へと身を翻す。
次いで、クオン達が向かったとされる南の方角へと身を翻す。
「おい、ムネチカ」
背を向けかけたその足が、ぴたりと止まる。
呼び止める声は低く、先ほどまでの気怠さがわずかに削ぎ落ちていた。
呼び止める声は低く、先ほどまでの気怠さがわずかに削ぎ落ちていた。
「下らねえ幻想に、飲まれるんじゃねえぞ」
「――承知……」
短い返答だけを残し、ムネチカは振り返らず、駆け出した。
その声に混じったわずかな戸惑いにも、垣根はあえて触れず、去り行く、白の背中を見送った。
その声に混じったわずかな戸惑いにも、垣根はあえて触れず、去り行く、白の背中を見送った。
主君を失ったというムネチカが、いざ久美子やクオンに、彼女らの計画に勧誘された場合にどう動くのか―――あの様子を見る限り、今のところ、頭の整理が出来ておらず、明確な拒絶の意思を持ち合わせていないようにも見てとれた。
だから、あえて忠告はしてやった。
それでも、誘惑に屈して、最終的に久美子達側に立ち、自分の「敵」として立ち塞がるようなことがあれば、その時はその時―――遠慮なく幻想ごと叩き潰すつもりだ。
それでも、誘惑に屈して、最終的に久美子達側に立ち、自分の「敵」として立ち塞がるようなことがあれば、その時はその時―――遠慮なく幻想ごと叩き潰すつもりだ。
「さてと――」
垣根は振り返り、その場に残る臨也とヴァイオレットに相対する。
臨也は先程と変わらず好奇を含み、ヴァイオレットは僅かな緊張を滲ませながら、視線を返していた。
臨也は先程と変わらず好奇を含み、ヴァイオレットは僅かな緊張を滲ませながら、視線を返していた。
「俺は北上して、解析屋達と落ち合うつもりだが、お前らはどうする?」
「俺たちは、あかりちゃんを探しに行くとするよ。
流石に、ぶっ飛ばされたまま、『はい、さようなら~』って訳には行かないしね」
流石に、ぶっ飛ばされたまま、『はい、さようなら~』って訳には行かないしね」
「――回収した後は?」
垣根から飛び出した“回収”という言葉に、ヴァイオレットは僅かに眉を顰めたが、臨也は気にすることなく言葉を続けた。
「うーん、本音としては、アンタたちと合流しておきたいところだけど、そっちにはシズちゃんいるんでしょ? だったら、別行動かな。
あんな奴と一緒に居たら、こっちの身が持たないからねぇ―――」
あんな奴と一緒に居たら、こっちの身が持たないからねぇ―――」
肩を竦めながら、臨也は苦笑する。
表情は綻んでいるように見受けられるが、その眼差しには、忌避と殺気が垣間見えた。
表情は綻んでいるように見受けられるが、その眼差しには、忌避と殺気が垣間見えた。
「垣根君達もさぁ、気を付けた方が良いよ。
今は大人しくしているかもだけど、アイツの本性は、所詮は獣―――機嫌が悪くなったら、周囲の人間にあたって殴り殺すなんてことは、日常茶飯事だったからさ。
何なら、すぐにでも殺処分することをお勧めするよ。その時は、俺も喜んで協力させてもらうから」
今は大人しくしているかもだけど、アイツの本性は、所詮は獣―――機嫌が悪くなったら、周囲の人間にあたって殴り殺すなんてことは、日常茶飯事だったからさ。
何なら、すぐにでも殺処分することをお勧めするよ。その時は、俺も喜んで協力させてもらうから」
「臨也様、それは―――」
言の葉によって、露わになる宿敵への悪意と殺意に、いよいよもって、ヴァイオレットが制止の言葉を差し挟もうとした、その刹那。
「はん、成る程な」
短く鼻で笑うように言ってから、垣根はわずかに肩を鳴らした。
同意とも、皮肉とも取れる曖昧な響きだった。
同意とも、皮肉とも取れる曖昧な響きだった。
「安心しろ。もしも、あいつが、テメェの言う通りの危険因子で、牙を剥いてくることがあれば、その時は俺の“敵”だ―――容赦なく排除してやる」
淡々と告げられた言葉には、誇張も虚勢もない。
静雄と臨也の二人が、犬猿の仲だというのは事前に聞き及んでいたが、二人の関係性にはこれっぽっちも興味はなく、どちら側の肩を持つということをするつもりはない。
垣根にとって重要なのは、相手に利用価値があるかどうか、に過ぎない。
仮に静雄が、臨也の言う通りの、短絡的で理性のない暴力マシーンであり、その兆候を実際に確認したのなら―――その時は、利用価値なしと判断して、躊躇なく始末する。ただ、それだけの話だった。
仮に静雄が、臨也の言う通りの、短絡的で理性のない暴力マシーンであり、その兆候を実際に確認したのなら―――その時は、利用価値なしと判断して、躊躇なく始末する。ただ、それだけの話だった。
「だがな、情報屋―――」
垣根の声色が変わった。
その場の空気に、鉛のような重圧がのしかかった刹那。
垣根の背中が燦然と輝いたと同時に、発現した白い翼が延伸―――突風の如き勢いで、臨也の喉元に、突きつけられた。
その場の空気に、鉛のような重圧がのしかかった刹那。
垣根の背中が燦然と輝いたと同時に、発現した白い翼が延伸―――突風の如き勢いで、臨也の喉元に、突きつけられた。
「野郎を推し測るのは、他ならぬ俺自身だ。
他人の風説流布を鵜呑みにして、判断を誤るほど、俺は浅はかじゃねぇ……あんま舐めんなよ、コラ」
他人の風説流布を鵜呑みにして、判断を誤るほど、俺は浅はかじゃねぇ……あんま舐めんなよ、コラ」
「……。」
垣根からの殺気と威嚇に、臨也は動揺するどころか、微笑を崩さずに佇んでいる。
その傍らで、ヴァイオレットが駆け寄らんとするも、臨也はそれを手で制した。
その傍らで、ヴァイオレットが駆け寄らんとするも、臨也はそれを手で制した。
「尤も――俺からしてみれば、暴発の危険性がある不発弾より、あちこちに火種を撒き散らして回る奴の方が、よっぽどタチが悪いがな」
垣根は尚も、射殺さんとばかりの視線を臨也に浴びせる。
一連の情報交換の中―――臨也は、久美子達一行との争いについて、「交渉決裂の末、衝突に至った」と要点だけを掻い摘んで語った。しかし、その過程について、詳細は曖昧なままであった。
そこに、垣根は引っ掛かりを覚えていた。
久美子達は、自分達の理想を否定された程度で、即座に暴力へ訴えるほど短慮な集団だったのか、と。
垣根自身が直接面識を持つのはロクロウのみだが、他の面々についても伝え聞く限り、無益な争いを好んで仕掛ける性質には思えない。だとすれば―――。
―――焚き付けた奴がいる
それが、一連の騒動に対する、垣根の見立てであった。
「―――だとしても、ここで俺を殺さないってことは、まだ俺に利用価値を見出してるって認識でいいのかな?」
垣根の疑念を真正面から受け止めながらも、臨也は怯む素振りを見せない。未知の凶器を喉元に突きつけられているというのに、その声音はあくまで軽い。
「さぁな――だが、その口先で俺まで転がそうってんなら、今すぐ“面白オブジェ”に加工してやってもいいが?」
「くくっ、怖いねー……。だったら俺は、せいぜい君の眼鏡に適うように振る舞うことにするよ」
「ああ……せいぜい、利口に立ち回れ」
吐き捨てるように言い切ると、臨也へ突きつけられていた『未元物質』の翼が砂のように崩れた。白光は粒子となって夜気に溶け、圧迫感だけがわずかに残る。
「火遊びなら勝手にしろ。だが火の粉がこちらに降りかかるなら、その瞬間――テメェは俺の“敵”だ」
背を向けた垣根の周囲に、再び純白の翼が形成される。今度は攻撃ではなく、推進のための形状。
「俺は一度“敵”と認識したら、徹底的に叩き潰す――それだけは覚えておくんだな」
警告だけ済ませると、翼を羽ばたかせて、垣根は宙へと飛翔。
そのまま、ムネチカとは逆方向の、夜空へ一直線。
臨也とヴァイオレットの視界から、その背は瞬く間に遠ざかっていく。
そのまま、ムネチカとは逆方向の、夜空へ一直線。
臨也とヴァイオレットの視界から、その背は瞬く間に遠ざかっていく。
「ヴァイオレットちゃんは、さぁ―――」
夜空へ消えた白い残光を見送りながら、臨也は肩越しにヴァイオレットに問いかける。
「このまま俺と一緒で、本当にいいの? 今なら選択肢は多いよ。
久美子ちゃん達を追いかけるのも、さっきの白い彼女のところへ行くのも、垣根君達と合流するのもアリだ」
久美子ちゃん達を追いかけるのも、さっきの白い彼女のところへ行くのも、垣根君達と合流するのもアリだ」
わざとらしく指折り数え、くすりと笑う。
「俺はこれからも、俺個人の主義に則って、行動するつもりだよ。
だから、俺は『人間』を愛するために、場合によっては、平気で火種を撒くし、衝突も煽る……。必要があれば、『人間』じゃない参加者を、潰しにも行く―――さっきのように、さ」
だから、俺は『人間』を愛するために、場合によっては、平気で火種を撒くし、衝突も煽る……。必要があれば、『人間』じゃない参加者を、潰しにも行く―――さっきのように、さ」
瞬間、先程の情景が、ヴァイオレットの脳裏に浮かんだ。
クオンを執拗に挑発することで、その場を修羅場へと発展させた上、皆が事態の収拾に奔走する様を、喜悦を以て観察する、その姿。
そして、激戦の末に倒れたクオンを、ためらいなく排除しにいった――あの非情な所業。
クオンを執拗に挑発することで、その場を修羅場へと発展させた上、皆が事態の収拾に奔走する様を、喜悦を以て観察する、その姿。
そして、激戦の末に倒れたクオンを、ためらいなく排除しにいった――あの非情な所業。
「それは、ヴァイオレットちゃんにとっても、本意ではないだろう? むしろ君からしても、余計な混乱を引き起こす俺なんて――」
言いかけて、臨也はわずかに視線を落とす。
ヴァイオレットは、目を伏せ、物憂げな表情を浮かべている。
その様子に、肩を竦め、わざと軽い調子で笑ってみせた。
ヴァイオレットは、目を伏せ、物憂げな表情を浮かべている。
その様子に、肩を竦め、わざと軽い調子で笑ってみせた。
「ていうか、いっそ今のうちに拘束でもしておく? 両手縛って、どこかに放り込んでさ。これ以上、余計な争いを起こさないように。ほら、その方がよっぽど平和的だ」
冗談めかしているが、視線は鋭く、ヴァイオレットの反応を窺っている。
ここでも、臨也は、いつも通りに、『人間』を平等に愛する者として、彼女の芯に揺さぶりを掛けて、その選択を試そうとしていた。
ここでも、臨也は、いつも通りに、『人間』を平等に愛する者として、彼女の芯に揺さぶりを掛けて、その選択を試そうとしていた。
「――……。」
数秒の沈黙の後。
ヴァイオレットはゆっくりと顔を上げた。
ヴァイオレットはゆっくりと顔を上げた。
「――そのような事は、いたしません……。
そして、私は、臨也様と共に参りたいと思っております」
そして、私は、臨也様と共に参りたいと思っております」
その声は、静かでありながら揺るぎなかった。
夜風に金色の髪を靡かせ、己が意思を顕にする少女の姿に、臨也は目を細める。
夜風に金色の髪を靡かせ、己が意思を顕にする少女の姿に、臨也は目を細める。
「でもさ。俺といることで、また余計な争いに、巻き込まれるかもしれないよ?」
「承知しております」
「誰かが傷つくかもしれないよ? さっきみたいにね」
「誰も傷つかないように、努めます」
とここで、ヴァイオレットは一呼吸置くと、静かに続けた。
「――臨也様も、含めて」
「……俺も、含めてか……。
くくっ、相変わらずだね、ヴァイオレットちゃんは……」
くくっ、相変わらずだね、ヴァイオレットちゃんは……」
迷いのない返答に、臨也は苦笑いを零す。
そして、改めて悟る。ヴァイオレット・エヴァーガーデンという少女という人間の愚直さを、その特異性を―――。
そして、改めて悟る。ヴァイオレット・エヴァーガーデンという少女という人間の愚直さを、その特異性を―――。
「前にも申し上げましたが、臨也様は、無理をなさっております」
「……またそれ?」
―――嗚呼、分かっているさ……。
軽い口調で、そう返しながらも、その声音の裏には、わずかな自嘲が滲んでいた。
自分が、必要以上に「折原臨也」であろうとしているが故、らしからぬ行動に打ってでていることについては、自覚はある。
折原臨也という人間は、究極的に臆病で、卑怯で、狡猾な人間だ。
だからこそ、先のクオンに対する度重なる挑発然り、己が趣向と本性を、包み隠さず曝け出した、久美子との問答然り―――通常であれば、大衆の面前で、自身に対する猜疑心や不信を増長させかねない露骨な言動は、その後降りかかるリスクを鑑みると、我が身可愛さゆえに控えるはず。
だからこそ、先のクオンに対する度重なる挑発然り、己が趣向と本性を、包み隠さず曝け出した、久美子との問答然り―――通常であれば、大衆の面前で、自身に対する猜疑心や不信を増長させかねない露骨な言動は、その後降りかかるリスクを鑑みると、我が身可愛さゆえに控えるはず。
そして、もっと用意周到に、より間接的に糸を引いていく。
火種は他人の手に握らせ、疑念も憎悪も別の誰かへ向けさせる――それが、折原臨也という人間の常套であったはず、だ。
火種は他人の手に握らせ、疑念も憎悪も別の誰かへ向けさせる――それが、折原臨也という人間の常套であったはず、だ。
しかし、今回のそれは、あまりにも露骨すぎた。
久美子やクオンのみならず、ロクロウや垣根から敵意や不信を招いたのが、その証左だ。
久美子やクオンのみならず、ロクロウや垣根から敵意や不信を招いたのが、その証左だ。
「はい、臨也様は、何か――生き急いでいるように、見受けられます」
―――それも、分かっている……。
飄々とした態度を顕にして、ヴァイオレットと対面しつつも、臨也は、内側では冷静に己を俯瞰していた。
まるで舞台袖から、演じている自分自身を観察する観客のように。
まるで舞台袖から、演じている自分自身を観察する観客のように。
原因は明らかだ。
子供のように意固地になって、「折原臨也」らしく振る舞っているのは、今ここにある自分が、実は「折原臨也」という装束を纏った別者であるかもしれないという自分自身が導き出した考察への反発。そして―――最期の瞬間まで、人間に対する平等な無関心を貫いた友人の喪失に、感化されてしまっているからだろう。
子供のように意固地になって、「折原臨也」らしく振る舞っているのは、今ここにある自分が、実は「折原臨也」という装束を纏った別者であるかもしれないという自分自身が導き出した考察への反発。そして―――最期の瞬間まで、人間に対する平等な無関心を貫いた友人の喪失に、感化されてしまっているからだろう。
だからこそ、執拗に「折原臨也」として、彼のアイデンティティたる人間愛至上主義を徹底しようとする―――例え、それが自身の破滅に繋がるとしても……。
「ははっ、敵わないなぁ、ヴァイオレットちゃんには―――」
そんな自身の心の内を見透かしてくるような碧の眼から、臨也は視線を逸らすと、肩を竦め、大袈裟に両手を上げてみせた。
「……やれやれ」
そして、わざとらしく天を仰ぎ、深く息を吐いた。
「俺はさ、人間を観察して、愛でる側のつもりだったんだけど……気づけば、俺の方が観察されてる。やりにくいったらないよ」
「観察が、目的ではございません。私は―――」
ヴァイオレットが言葉を継ごうとした、その瞬間。
「傷ついて、苦しんでいる俺に寄り添いたい―――ってところかな?」
軽く肩をすくめたまま、臨也は先回りして遮る。
「悪いけど、そういうのは間に合ってるよ」
「……臨也様」
はっきりとした拒絶を受け、ヴァイオレットは静かに目を伏せる。その横顔に滲む哀しみを、臨也は表情を変えぬまま、ただじっと見据えていた。
数瞬の沈黙が、二人の間を漂った後―――
数瞬の沈黙が、二人の間を漂った後―――
「そろそろ、行こうか―――あかりちゃんの安否が、気がかりだ」
臨也は、軽く手を振るような仕草を行い、くるりと背を向けて、歩き出す。
「……承知、いたしました……」
差し伸べようとした手を、取り合わなかった臨也。
その事実に、ヴァイオレットは一瞬だけ寂しそうな表情を浮かべて、彼の背を追う。
その事実に、ヴァイオレットは一瞬だけ寂しそうな表情を浮かべて、彼の背を追う。
(……やっぱり、ヴァイオレットちゃんは、面白いなぁ……)
背後からついてくる、小さな足音を感じながら、臨也は、その心の内で、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという少女の在り方を、改めて讃える。
折原臨也という、厄介者でしかなく、腫れ物のような「人間」にすら、分け隔てなく、手を差し伸べようとする、その信念は、かくも真っ直ぐで、美しく、そして興味深いものだと、より一層に惹かれてしまった。
そして、一連のやり取りで、彼女に対して確信も得た。
彼女のその愚直な信念は、ある意味において、自分達に通ずるものがある、と。
岸谷新羅が、「人間」に対して、平等に無関心を貫いたように。
折原臨也が、「人間」に対して、平等に愛を注ぐように。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンもまた、「人間」に対して、平等に寄り添おうとするのだ、と。
折原臨也が、「人間」に対して、平等に愛を注ぐように。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンもまた、「人間」に対して、平等に寄り添おうとするのだ、と。
無論、彼女における「人間」と、臨也における「人間」の定義は異なるだろう。
彼女であれば、状況によっては、オシュトルのペットや、あの水口茉莉絵にさえ、手を差し伸べるかもしれない。
臨也としては、「化け物」でしかない彼女達については、早々に退場願いたい。
しかし、ヴァイオレットが彼女達に寄り添おうとするものなら、その愚かも美しい在り方の果てを、見届けてみたいと、好奇の心も湧き上がってしまう。
彼女であれば、状況によっては、オシュトルのペットや、あの水口茉莉絵にさえ、手を差し伸べるかもしれない。
臨也としては、「化け物」でしかない彼女達については、早々に退場願いたい。
しかし、ヴァイオレットが彼女達に寄り添おうとするものなら、その愚かも美しい在り方の果てを、見届けてみたいと、好奇の心も湧き上がってしまう。
(……愉しいねぇ、とても……)
喪失の影が胸を掠めても、それを深追いはしない。
「折原臨也」であろうとする衝動の理由も、掘り下げても仕方がない。
破滅へ向かっているかもしれない、という予感も、知ったことではない。
今はただ、愉しめばいい。ただ、ひたすらに「折原臨也」らしく。
そう思い込むだけで、足取りは軽くなっていく。
「折原臨也」であろうとする衝動の理由も、掘り下げても仕方がない。
破滅へ向かっているかもしれない、という予感も、知ったことではない。
今はただ、愉しめばいい。ただ、ひたすらに「折原臨也」らしく。
そう思い込むだけで、足取りは軽くなっていく。
「……。」
愉悦を口元に貼り付けたまま、臨也は進み、その背を、ヴァイオレットは、追っていく。
互いに多くを語らず、しかし確かに、同じ方角を見据えて。
静寂の夜に、足音だけが溶けていった。
互いに多くを語らず、しかし確かに、同じ方角を見据えて。
静寂の夜に、足音だけが溶けていった。
【E-7/真夜中/一日目】
【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]:疲労(極大)、全身強打、右拳骨折、言いようのない喪失感、全身に刺し傷、左眼失明
[服装]:普段の服装(濡れている)
[装備]:
[道具]:大量の投げナイフ@現実、病気平癒守@東方Projectシリーズ(残り利用可能回数0/10、使い切った状態)、まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1(新羅)
[思考]
基本:人間を観察する。
0:まずは、あかりを探す
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する。まずは一人だね。
2:首輪解除に向けて、首輪の緊急解除コードを探る
3:茉莉絵ちゃんは本当に面白い『人間』だったのに...残念だよ。
4:平和島静雄はこの機に殺す。
5:『月彦』は排除する。化け物風情が、俺の『人間』に手を出さないでくれるかな。
6:佐々木志乃の映像を見た本人と、他の参加者の反応が楽しみ。
7:主催者連中をどのように引きずり下ろすか、考える。
8:『帰宅部』、『オスティナートの楽士』、佐々木志乃、ヴァイオレット、あかり、早苗に興味。
9:久美子ちゃんの計画には賛同できないし、興味ないけど、 久美子ちゃん自体は、とても面白いね。
[備考]
※ 少なくともアニメ一期以降の参戦。
※ 志乃のあかりちゃん行為を覗きました。
※ Storkと知り合いについて情報交換しました。
※ Storkの擬態能力について把握しました
※ ジオルドとウィキッドの会話の内容を全て聞いていました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読みました。
※ 無惨を『化け物』として認識しました。
※あかりの『翼』の話から、レポートに記載されていた覚醒者の1人であるとなんとなく理解しています。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
[状態]:疲労(極大)、全身強打、右拳骨折、言いようのない喪失感、全身に刺し傷、左眼失明
[服装]:普段の服装(濡れている)
[装備]:
[道具]:大量の投げナイフ@現実、病気平癒守@東方Projectシリーズ(残り利用可能回数0/10、使い切った状態)、まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1(新羅)
[思考]
基本:人間を観察する。
0:まずは、あかりを探す
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する。まずは一人だね。
2:首輪解除に向けて、首輪の緊急解除コードを探る
3:茉莉絵ちゃんは本当に面白い『人間』だったのに...残念だよ。
4:平和島静雄はこの機に殺す。
5:『月彦』は排除する。化け物風情が、俺の『人間』に手を出さないでくれるかな。
6:佐々木志乃の映像を見た本人と、他の参加者の反応が楽しみ。
7:主催者連中をどのように引きずり下ろすか、考える。
8:『帰宅部』、『オスティナートの楽士』、佐々木志乃、ヴァイオレット、あかり、早苗に興味。
9:久美子ちゃんの計画には賛同できないし、興味ないけど、 久美子ちゃん自体は、とても面白いね。
[備考]
※ 少なくともアニメ一期以降の参戦。
※ 志乃のあかりちゃん行為を覗きました。
※ Storkと知り合いについて情報交換しました。
※ Storkの擬態能力について把握しました
※ ジオルドとウィキッドの会話の内容を全て聞いていました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読みました。
※ 無惨を『化け物』として認識しました。
※あかりの『翼』の話から、レポートに記載されていた覚醒者の1人であるとなんとなく理解しています。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン@ヴァイオレット・エヴァーガーデン】
[状態]:疲労(大)、全身ダメージ(大) 、肩口及び首負傷(止血及び回復済み)
[服装]:普段の服装
[装備]:手斧@現地調達品
[道具]:不明支給品0~2、タイプライター@ヴァイオレット・エヴァーガーデン、高坂麗奈の手紙(完成間近)、岸谷新羅の手紙(書きかけ)、電子タブレット@現実
[思考]
基本:いつか、きっとを失わせない
0:まずは、あかりを探す
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する
2:麗奈お嬢様...そんな...
3:手紙を望む者がいれば代筆する。
4:ゲッターロボ、ですか...なんだか嫌な気配がします。
5:ブチャラティ様が二人……?
6:「九郎先輩」に琴子の“想い”を届ける
7:カナメ様……
8:もしも臨也様の言う通り、茉莉絵様が殺されかけている場面に遭遇したらどうすれば...
9:久美子様の計画には、賛同できません
[備考]
※参戦時期は11話以降です。
※麗奈からの依頼で、滝先生への手紙を書きました。但し、まだ書きかけです。あと数行で完成します。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ アリア、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 琴子から電子タブレットを託されました。琴子の電子タブレットにはこれまでの彼女の経緯、このゲームに対する考察、久美子達の計画等が記されています。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
[状態]:疲労(大)、全身ダメージ(大) 、肩口及び首負傷(止血及び回復済み)
[服装]:普段の服装
[装備]:手斧@現地調達品
[道具]:不明支給品0~2、タイプライター@ヴァイオレット・エヴァーガーデン、高坂麗奈の手紙(完成間近)、岸谷新羅の手紙(書きかけ)、電子タブレット@現実
[思考]
基本:いつか、きっとを失わせない
0:まずは、あかりを探す
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する
2:麗奈お嬢様...そんな...
3:手紙を望む者がいれば代筆する。
4:ゲッターロボ、ですか...なんだか嫌な気配がします。
5:ブチャラティ様が二人……?
6:「九郎先輩」に琴子の“想い”を届ける
7:カナメ様……
8:もしも臨也様の言う通り、茉莉絵様が殺されかけている場面に遭遇したらどうすれば...
9:久美子様の計画には、賛同できません
[備考]
※参戦時期は11話以降です。
※麗奈からの依頼で、滝先生への手紙を書きました。但し、まだ書きかけです。あと数行で完成します。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ アリア、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 琴子から電子タブレットを託されました。琴子の電子タブレットにはこれまでの彼女の経緯、このゲームに対する考察、久美子達の計画等が記されています。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
◇
「――なぁ、久美子……」
早苗達と再合流するため、彼女達が飛び立った方角へと歩を進めていく、久美子とロクロウ。
特にその後の形跡を見つけることもなく、今進んでいる方角が正しいのかどうか――その確信すら持てないまま、闇夜をひたすらに突き進んでいく中、ロクロウは沈黙を破り、久美子に声を掛けていた。
特にその後の形跡を見つけることもなく、今進んでいる方角が正しいのかどうか――その確信すら持てないまま、闇夜をひたすらに突き進んでいく中、ロクロウは沈黙を破り、久美子に声を掛けていた。
「……何ですか……?」
振り返りもせずに久美子が返した声は、愛想なども一切なく、ただ疲労と張り詰めた神経だけを引きずったような、硬い響きを帯びていた。
足取りも止めることはない。
乾いた土を踏む音だけが、夜気の中に続いていく。
乾いた土を踏む音だけが、夜気の中に続いていく。
「……さっきのことだ」
「さっき、って……色々ありすぎて、どれを指してるのか分かりません」
棘の混じった返答だった。
尚も歩み続けながら、ロクロウは、前方を歩む少女の小さな背中を見据えたまま、言葉を選ぶように一度だけ息を整えた。
尚も歩み続けながら、ロクロウは、前方を歩む少女の小さな背中を見据えたまま、言葉を選ぶように一度だけ息を整えた。
「――俺を止めたことだ……」
「はい、止めましたね。折原さん達を斬るのを……。
それが何か……?」
それが何か……?」
「なんで止めた?」
問いは短く、真っ直ぐだった。
久美子の足が、わずかにだけ速くなり、ロクロウもそれに合わせて、歩調を調整する。
久美子の足が、わずかにだけ速くなり、ロクロウもそれに合わせて、歩調を調整する。
「確かに折原さんは、危険です。
あの人の悪意さえいなければ、あんな争いは起こらなかった……。
正直言うと、今でもいなくなって欲しいと、思ってる」
あの人の悪意さえいなければ、あんな争いは起こらなかった……。
正直言うと、今でもいなくなって欲しいと、思ってる」
「だったら――」
「でも――違うんです!!」
被せるように、久美子は言った。
声がわずかに上擦っている。
声がわずかに上擦っている。
「あんな最低な人でも、殺し合いには乗っていない。
だから、殺せないし―――殺しちゃいけないんです……!!」
だから、殺せないし―――殺しちゃいけないんです……!!」
ロクロウは、すぐには返さなかった。
ただ、わずかに眉を寄せ、前を行く背中を見据えたまま問い直す。
ただ、わずかに眉を寄せ、前を行く背中を見据えたまま問い直す。
「……そういう理屈にしておきたいのか?」
「――ちが、違います……そういう話じゃない……!」
帳尻合わせのために、作った理屈――そのように図星を指摘されて、久美子は、自分の表情が歪んだ気がした。
しかし、ロクロウにそれを悟られるのだけは、どうしても嫌だった。
足を止めそうになるのを無理やり踏みとどまり、久美子は視線を前へ固定したまま、声を張り上げた。
しかし、ロクロウにそれを悟られるのだけは、どうしても嫌だった。
足を止めそうになるのを無理やり踏みとどまり、久美子は視線を前へ固定したまま、声を張り上げた。
「今後私達が、仲間を増やすためにも―――少なくとも、殺し合いに乗っていない側の人間を排除してしまうと、後々その事実は、絶対に尾を引いてしまうんです。例え相手が私達の邪魔をしにきたとしても……。
ロクロウさんだって、それが分かっていて、最初はクオンさんを止めに行ったんじゃないんですか!!」
ロクロウさんだって、それが分かっていて、最初はクオンさんを止めに行ったんじゃないんですか!!」
早口で捲し立ててきた久美子に、ロクロウは冷静に言葉を返す。
「ああ、確かにその通りだ。
だが、野郎はクオンにトドメを刺しにいったし、結果として、早苗を傷つけた」
だが、野郎はクオンにトドメを刺しにいったし、結果として、早苗を傷つけた」
「それは正当防衛の延長線だし、元々あの人には、早苗さんに危害を加えるつもりはなかった……。
だから、宙に逃げる早苗さんに対して、追撃もしなかっ――……!?」
だから、宙に逃げる早苗さんに対して、追撃もしなかっ――……!?」
とここで、自分が臨也を庇っている不本意な構図になっていることに気付き、久美子の言葉が唐突に途切れた。
喉がひっかかり、足音が一拍、乱れる。
何を言っているのか、自分でも分からなくなり、一呼吸、二呼吸置いて、ロクロウに振り返る。
喉がひっかかり、足音が一拍、乱れる。
何を言っているのか、自分でも分からなくなり、一呼吸、二呼吸置いて、ロクロウに振り返る。
「と、とにかく、今後はああいう短絡的な行動は止めてください……!!
私を困らせるようなことは、しないで……!!」
私を困らせるようなことは、しないで……!!」
そう言い切ると、逃げるようにして久美子は前へ向き直った。
足早に、半ば地面を蹴るような勢いで歩を進める。
ロクロウの反応を伺うようなことはしない。
自分でも、とにかく理不尽で、噛み合っていない物言いだという自覚だけはあった。
足早に、半ば地面を蹴るような勢いで歩を進める。
ロクロウの反応を伺うようなことはしない。
自分でも、とにかく理不尽で、噛み合っていない物言いだという自覚だけはあった。
「―――短絡的ときたか……」
一方で、ロクロウはというと、先行する久美子を数歩後ろから見やりながら、先程の久美子の言葉を反芻する。
これ以上強く言い返す気にもなれなかったし、彼女の「逃避」を追求する気もなかった。
これ以上強く言い返す気にもなれなかったし、彼女の「逃避」を追求する気もなかった。
ロクロウとしては、久美子には引け目もあり、借りもある。
だからこそ、あの場では、彼女の為にも、臨也を斬るべきだったと今でも思っている。
しかし、当人がそれを拒んでいる以上、無理に押し通す気にもなれない。
だからこそ、あの場では、彼女の為にも、臨也を斬るべきだったと今でも思っている。
しかし、当人がそれを拒んでいる以上、無理に押し通す気にもなれない。
「……参ったな、こりゃ」
かと言って、彼女を見限ることも出来ず、黙々と前方を歩んでいく、あまりにも小さく弱弱しい背中を追うのであった。
【F-7/真夜中/一日目】
【ロクロウ・ランゲツ@テイルズオブベルセリア】
[状態]:全身に裂傷及び刺傷(止血及び回復済み)、全身打撲、疲労(極大)、全身ダメージ(極大)、反省、感傷、無惨の血混入、右腕欠損、言いようのない喪失感
[服装]:いつもの服装
[装備]: オボロの双剣(片一方は粉砕)@うたわれるもの 二人の白皇、ロクロウの號嵐(影打ち)@テイルズ オブ ベルセリア
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2
[思考]
基本:主催者の打倒
0:ひとまずは早苗達と再合流を目指す
1:久美子達の計画に賛同するつもりはないが、久美子には借りがあるので、暫くは共闘するつもり
2:無惨を探しだして斬る。
3:シグレを殺したという魔王ベルセリア(ベルベット)は斬る。
4: 早苗が気掛かり。號嵐を譲ってくれた借りは返すつもりだが……
5: 殺し合いに乗るつもりはない。強い参加者と出会えば斬り合いたいが…
6: 久美子達には悪いことしちまったなぁ……
7: マギルゥ、まぁ、会えば仇くらい討ってはやるさ。
8: アヴ・カムゥに搭乗していた者(新羅)については……。
9: 臨也は気に入らない
[備考]
※ 参戦時期は少なくともキララウス火山での決戦前からとなります。
※ 早苗からロクロウの號嵐(影打ち)を譲り受けました。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ 垣根によってマギルゥの死を知りました。
※ 無惨との戦闘での負傷により、無惨の血が体内に混入されました。
※ 更新されたレポートの内容により、ベルベットがシグレを殺害したことを知りました。
※ 久美子が作った解毒剤によって、毒は緩和されており、延命に成功しました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
[状態]:全身に裂傷及び刺傷(止血及び回復済み)、全身打撲、疲労(極大)、全身ダメージ(極大)、反省、感傷、無惨の血混入、右腕欠損、言いようのない喪失感
[服装]:いつもの服装
[装備]: オボロの双剣(片一方は粉砕)@うたわれるもの 二人の白皇、ロクロウの號嵐(影打ち)@テイルズ オブ ベルセリア
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2
[思考]
基本:主催者の打倒
0:ひとまずは早苗達と再合流を目指す
1:久美子達の計画に賛同するつもりはないが、久美子には借りがあるので、暫くは共闘するつもり
2:無惨を探しだして斬る。
3:シグレを殺したという魔王ベルセリア(ベルベット)は斬る。
4: 早苗が気掛かり。號嵐を譲ってくれた借りは返すつもりだが……
5: 殺し合いに乗るつもりはない。強い参加者と出会えば斬り合いたいが…
6: 久美子達には悪いことしちまったなぁ……
7: マギルゥ、まぁ、会えば仇くらい討ってはやるさ。
8: アヴ・カムゥに搭乗していた者(新羅)については……。
9: 臨也は気に入らない
[備考]
※ 参戦時期は少なくともキララウス火山での決戦前からとなります。
※ 早苗からロクロウの號嵐(影打ち)を譲り受けました。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ 垣根によってマギルゥの死を知りました。
※ 無惨との戦闘での負傷により、無惨の血が体内に混入されました。
※ 更新されたレポートの内容により、ベルベットがシグレを殺害したことを知りました。
※ 久美子が作った解毒剤によって、毒は緩和されており、延命に成功しました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】
[状態]:全身に火傷(冷却治療済み)、右耳裂傷(小)、右肩に吸血痕、深い悲しみと喪失感、琴子とカナメに対する罪悪感、臨也に対する嫌悪及び苦手意識、精神的疲労(絶大)
[役職]:ビルダー
[服装]:特製衣装・響鳴の巫女(共同制作)
[装備]:契りの指輪(共同制作)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体、シグレ・ランゲツの片腕、クロガネ征嵐@テイルズオブベルセリア、点滴セット複数@現実
[思考]
基本:歌姫(μ)に勝って、その力を利用して殺し合いの全てを無かったことにする。
0: ひとまずは早苗達と再合流を目指す
1:どんな手段を使ってでも、麗奈と共に描いた道しるべを達成する。もう、迷うことは無い―――はずだったけど……
2:ロクロウさんは嫌いだけど、利用はするつもり
3:ウィキッドは絶対に許さない
4:例え隼人さん達を敵に回したって、もう私は迷わない。望みを叶えるまで逃げ切ってやる。
5:ヴァイオレットさんと、あかりちゃんには、仲間になってほしかった……
6:魔王ベルセリアという存在には最大限の警戒
7:岩永さん、カナメさん、ごめん。必ず生き返らせるから……
8:折原さんとは、もう顔を合わせたくない
9:計画に反対する「殺し合いに乗っていない参加者」については……
[状態]:全身に火傷(冷却治療済み)、右耳裂傷(小)、右肩に吸血痕、深い悲しみと喪失感、琴子とカナメに対する罪悪感、臨也に対する嫌悪及び苦手意識、精神的疲労(絶大)
[役職]:ビルダー
[服装]:特製衣装・響鳴の巫女(共同制作)
[装備]:契りの指輪(共同制作)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体、シグレ・ランゲツの片腕、クロガネ征嵐@テイルズオブベルセリア、点滴セット複数@現実
[思考]
基本:歌姫(μ)に勝って、その力を利用して殺し合いの全てを無かったことにする。
0: ひとまずは早苗達と再合流を目指す
1:どんな手段を使ってでも、麗奈と共に描いた道しるべを達成する。もう、迷うことは無い―――はずだったけど……
2:ロクロウさんは嫌いだけど、利用はするつもり
3:ウィキッドは絶対に許さない
4:例え隼人さん達を敵に回したって、もう私は迷わない。望みを叶えるまで逃げ切ってやる。
5:ヴァイオレットさんと、あかりちゃんには、仲間になってほしかった……
6:魔王ベルセリアという存在には最大限の警戒
7:岩永さん、カナメさん、ごめん。必ず生き返らせるから……
8:折原さんとは、もう顔を合わせたくない
9:計画に反対する「殺し合いに乗っていない参加者」については……
※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦
※ロクロウと情報交換を行いました
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。現状は麗奈と一緒に衣装やら簡単なアイテムを作れる程度に収まっています。
※麗奈がビエンフーから読み取った記憶を共有し、ビエンフー視点からのロワの記録を入手しました。
※μの事を「楽器」で「願望器」だと独自の予想しました
※ロクロウと情報交換を行いました
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。現状は麗奈と一緒に衣装やら簡単なアイテムを作れる程度に収まっています。
※麗奈がビエンフーから読み取った記憶を共有し、ビエンフー視点からのロワの記録を入手しました。
※μの事を「楽器」で「願望器」だと独自の予想しました
◇
「――ハァ、ハァ……っ」
会場南方の施設――明かりも落ちた無人のフロアに辿り着いた早苗は、壁にもたれかかるようにして膝をつき、腕の中でぐったりしていたクオンの体を、慎重に床へ横たえた。
こちらが呼びかけても反応はないが、胸は変わらず上下しているので、命に別状はない―――少なくとも今すぐどうこうなる状態ではないと判断する。
こちらが呼びかけても反応はないが、胸は変わらず上下しているので、命に別状はない―――少なくとも今すぐどうこうなる状態ではないと判断する。
「っ……ぁ……!」
懸命に逃れてきて、ようやく腰を落ちつかせる場所に辿り着いたと安堵するも束の間、アドレナリンによって押し殺していた痛みが、思い出したかのように、一気に噴き出した。
背中―――深々と刺さったままの刃が、呼吸のたびに彼女の痛覚を刺激した。
背中―――深々と刺さったままの刃が、呼吸のたびに彼女の痛覚を刺激した。
早苗は大きく息を吸い込んだ後、自身の背中に手を回して、ナイフの柄をしっかりと握る。
そして次の瞬間―――
「ぐっ、あ”あ”あぁ……―――」
ナイフが勢いよく引き抜かれると、無機質な床のキャンパスに、鮮やかな赤が飛び散った。
早苗の口から、小さな悲鳴が溢れるも、それが絶叫に変わらぬように歯を食いしばった。
早苗の口から、小さな悲鳴が溢れるも、それが絶叫に変わらぬように歯を食いしばった。
(こんな、痛み……。クオンさんが受けた仕打ちと比べたら、大したことない……!!)
そう自分に言い聞かせながら、早苗は背中の灼熱に耐える。
そして、そのまま視線を再びクオンに向けた、瞬間―――
そして、そのまま視線を再びクオンに向けた、瞬間―――
「―――ハ、ク………」
「……っ!?」
早苗の心臓が、強く跳ねた。
無意識の中で、身じろぎもせずに呟かれたのは―――早苗が奪ってしまった、彼女の想い人の名であった。
無意識の中で、身じろぎもせずに呟かれたのは―――早苗が奪ってしまった、彼女の想い人の名であった。
「ごめん、なさい……」
床に横たわるクオンの目尻から、透明な雫が一筋、静かにこぼれ落ちる。それを目にした瞬間、早苗の頬にもまた、堪えていた涙が伝った。
あの時クオンに加勢したのも、身を挺して庇ったのも、理屈ではなかった。久美子の側に立つ形になったのは結果論に過ぎず、細々としたものを考える余裕などなかった。ただ、身体が先に動いていたのだ。
―――もうこれ以上、クオンさんに傷ついてほしくない。
クオンへの罪悪感は、鎖のように思考へ巻きつき、逃げ道を塞ぐ「献身」という使命へと姿を変えた。
それは誰かに強いられたものではない。それでも早苗の内側では、決して背いてはならない呪いのように、重く深く沈んでいた。
それは誰かに強いられたものではない。それでも早苗の内側では、決して背いてはならない呪いのように、重く深く沈んでいた。
「クオンさんは、私なんかに手助けされるの、きっと嫌だと思います……けど……」
嗚咽を押し殺しながら、言葉を喉の奥から絞り出す。
嗚咽を押し殺しながら、言葉を喉の奥から絞り出す。
「それでも、護らせてほしいんです……」
―――さもなければ、きっと自分の心は壊れてしまうから……。
未だ目覚めぬ“神の子”へ届くはずのない懇願を捧げ、早苗は静かに項垂れる。
そこにいるのは、幻想郷にいた、陽気でどこか危なっかしい守矢の現人神ではなかった。
ただ、ひとりの少女が、取り返しのつかない想いを抱えて震えているだけだった。
そこにいるのは、幻想郷にいた、陽気でどこか危なっかしい守矢の現人神ではなかった。
ただ、ひとりの少女が、取り返しのつかない想いを抱えて震えているだけだった。
【???/真夜中/一日目】
【クオン@うたわれるもの 二人の白皇】
[状態]:全身にダメージ(絶大)、疲労(極大)、出血(絶大)、精神的疲労(絶大)、内蔵損傷(大)、ウィツアルネミテアの力の消失、悲しみと絶望(極大)、喪失感(絶大) 、気絶中
[役職]:ビルダー
[服装]:なし(全裸)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、薬用の葉っぱ@オリジナル、不明支給品0~2、マロロの支給品3つ
[思考]
基本:久美子の願いの手助けをする。ハクを取り戻す。
0:(気絶中)
1:隼人達とも協力できるかは会って聞いてみたい。できなければ...?
2:早苗だけが悪いわけじゃないのはわかってる、でも...いまは...
3:臨也は許せない
4:ヴァイオレットとあかりも『敵』だから、排除する
[状態]:全身にダメージ(絶大)、疲労(極大)、出血(絶大)、精神的疲労(絶大)、内蔵損傷(大)、ウィツアルネミテアの力の消失、悲しみと絶望(極大)、喪失感(絶大) 、気絶中
[役職]:ビルダー
[服装]:なし(全裸)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、薬用の葉っぱ@オリジナル、不明支給品0~2、マロロの支給品3つ
[思考]
基本:久美子の願いの手助けをする。ハクを取り戻す。
0:(気絶中)
1:隼人達とも協力できるかは会って聞いてみたい。できなければ...?
2:早苗だけが悪いわけじゃないのはわかってる、でも...いまは...
3:臨也は許せない
4:ヴァイオレットとあかりも『敵』だから、排除する
[備考]※ 参戦時期は皇女としてエンナカムイに乗りこみ、ヤマトに対しての宣戦布告後オシュトルに対して激昂した直後からとなります。オシュトルの正体には気付いておりません。
※マロロと情報交換をして、『いまのオシュトルはハクを守れなかったのではなく保身の為に見捨てた』という結論を出しました。
※ウィツアルネミテアの力が破壊神に破壊された為に消失しています。今後、休息次第で戻るかは後続の書き手にお任せします。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※早苗から、オシュトルに対する悪評を聞きました。
※ウィツァルネミテアは去りましたが、残された残滓を元に、『超常の力』を発動することは出来ます。但し身体には絶大な負荷が掛かります。
※ヴライとの戦闘によって、E-6を中心として、E-5の一部、E-7の一部、D-6の一部、F-6の一部に、破壊の痕跡及び火災が発生しております。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※マロロと情報交換をして、『いまのオシュトルはハクを守れなかったのではなく保身の為に見捨てた』という結論を出しました。
※ウィツアルネミテアの力が破壊神に破壊された為に消失しています。今後、休息次第で戻るかは後続の書き手にお任せします。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※早苗から、オシュトルに対する悪評を聞きました。
※ウィツァルネミテアは去りましたが、残された残滓を元に、『超常の力』を発動することは出来ます。但し身体には絶大な負荷が掛かります。
※ヴライとの戦闘によって、E-6を中心として、E-5の一部、E-7の一部、D-6の一部、F-6の一部に、破壊の痕跡及び火災が発生しております。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
【東風谷早苗@東方Project】
[状態]:全身にダメージ(極大)、疲労(極大)、精神的疲労(絶大)、臓器損傷、悲しみ(極大)、脳内にウォシスの蟲が寄生(活動停止)、記憶改竄(修正済)、オシュトルへの不信(修正済)、クオンへの罪悪感(極大)、久美子の提案への不信感(微)、顔面ボコボコ(絶大) 、背中に刺し傷(小)
[役職]:ビルダー
[服装]:いつもの服装
[装備]:早苗のお祓い棒@東方Project
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~1、早苗の手紙
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。この『異変』を止める...?
0:クオンさんが目覚めるまで、護る。まずは、クオンさんの服をどうにかしないと……。
1:クオンさんをサポートする。結果的に、久美子さんに賛同することになっても構わない。
2:ロクロウさん、ヴァイオレットさんは信じたい
3:さっきの人が、ヴライ……。霊夢さんの仇……。
4:ブチャラティ(ドッピオ)さん、信じていいんですよね……?
5:幻想郷の知り合いをはじめ、殺し合い脱出のための仲間を探す
6:ゲッターロボ、非常に堪能いたしました。
7:シミュレータにちょっぴり心残り。でも死ぬリスクを背負ってまでは...
8:魔理沙さん、霊夢さん……。
[備考]
※ 参戦時期は少なくとも東方風神録以降となります。
※ヴァイオレットに諏訪子と神奈子宛の手紙を代筆してもらいました。
※オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※霊夢、カナメ、竜馬と情報交換してます。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※ウォシスの蟲に寄生されております。その影響で、オシュトルにまつわる記憶が改竄され、オシュトルに対する心情はかなり悪くなっています。今後も、記憶の改竄が行われる可能性は起こりえます。
※記憶の改竄による影響で、オシュトル、ヴァイオレット、ロクロウが殺し合いに乗っていると認識しました。
※ウォシスの蟲が活動停止したため、改竄された記憶が全て偽りだったと認識しました。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました
※会場南方の施設に移動しました。何処に移動したかについては、次の書き手様にお任せします。
[状態]:全身にダメージ(極大)、疲労(極大)、精神的疲労(絶大)、臓器損傷、悲しみ(極大)、脳内にウォシスの蟲が寄生(活動停止)、記憶改竄(修正済)、オシュトルへの不信(修正済)、クオンへの罪悪感(極大)、久美子の提案への不信感(微)、顔面ボコボコ(絶大) 、背中に刺し傷(小)
[役職]:ビルダー
[服装]:いつもの服装
[装備]:早苗のお祓い棒@東方Project
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~1、早苗の手紙
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。この『異変』を止める...?
0:クオンさんが目覚めるまで、護る。まずは、クオンさんの服をどうにかしないと……。
1:クオンさんをサポートする。結果的に、久美子さんに賛同することになっても構わない。
2:ロクロウさん、ヴァイオレットさんは信じたい
3:さっきの人が、ヴライ……。霊夢さんの仇……。
4:ブチャラティ(ドッピオ)さん、信じていいんですよね……?
5:幻想郷の知り合いをはじめ、殺し合い脱出のための仲間を探す
6:ゲッターロボ、非常に堪能いたしました。
7:シミュレータにちょっぴり心残り。でも死ぬリスクを背負ってまでは...
8:魔理沙さん、霊夢さん……。
[備考]
※ 参戦時期は少なくとも東方風神録以降となります。
※ヴァイオレットに諏訪子と神奈子宛の手紙を代筆してもらいました。
※オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※霊夢、カナメ、竜馬と情報交換してます。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ブチャラティ、九郎、ライフィセット、梔子と情報交換をしました。
※ウォシスの蟲に寄生されております。その影響で、オシュトルにまつわる記憶が改竄され、オシュトルに対する心情はかなり悪くなっています。今後も、記憶の改竄が行われる可能性は起こりえます。
※記憶の改竄による影響で、オシュトル、ヴァイオレット、ロクロウが殺し合いに乗っていると認識しました。
※ウォシスの蟲が活動停止したため、改竄された記憶が全て偽りだったと認識しました。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました
※会場南方の施設に移動しました。何処に移動したかについては、次の書き手様にお任せします。
◇
夜風を裂きながら、闇に染められたフィールドを、一つの白い影が、疾走する。
道中にいくつもの大規模な戦闘痕を目にするも、探し人は見当たらなかった。
道中にいくつもの大規模な戦闘痕を目にするも、探し人は見当たらなかった。
「――クオン殿、何処に……」
疾駆の最中、ムネチカは、今や唯一人のみとなった、元世界にいた友人の姿を思い浮かべ、唇を噛み締める。
クオン達は、南方へと逃れた―――そんなざっくりとした情報のみで、特に当てがある訳ではなく、ムネチカは、ひたすらに駆け回る他ない。
―――殺し合いの全てを無かったことにする
クオンが賛同したという、久美子の計画についてのスタンスは、未だ決めかねている。
まだ頭の整理は、追いついていないからだ。
まだ頭の整理は、追いついていないからだ。
ともかく、まずは、窮状に陥っているクオンを見つけ出す―――その一心で、ひたすらに足を動かし続けるのであった。
【G-6/真夜中/一日目】
【ムネチカ@うたわれるもの 二人の白皇】
[状態]:疲労(極大)、全身に火傷や打撲ダメージ(極大)、強い決意、出血(大、火傷による止血済)
[服装]:いつもの服装
[装備]:ムネチカの仮面@うたわれるもの
[道具]:基本支給品一色、大きなゲコ太のぬいぐるみ@とある魔術の禁書目録(現地調達)、夾竹桃の支給品一式(分解済みのシュカの首輪、素養格付、クリスチーネ桃子作の同人誌、夾竹桃のNETANOTE、薬草及び毒草)
[思考]
基本:アンジュとの絆を嘘にしない。
0:クオンを探す
1:黄前久美子、ライフィセットも探したい。
2:小生はもう迷わない。
3:志乃乃富士、夾竹桃、麦野沈利、感謝する。
4:ライフィセットや『あかりちゃん』を護る。
5:魔王や流竜馬に最大限の警戒を。
6:久美子たちの計画については……
7:オシュトルの正体と、その顛末に驚愕。
[状態]:疲労(極大)、全身に火傷や打撲ダメージ(極大)、強い決意、出血(大、火傷による止血済)
[服装]:いつもの服装
[装備]:ムネチカの仮面@うたわれるもの
[道具]:基本支給品一色、大きなゲコ太のぬいぐるみ@とある魔術の禁書目録(現地調達)、夾竹桃の支給品一式(分解済みのシュカの首輪、素養格付、クリスチーネ桃子作の同人誌、夾竹桃のNETANOTE、薬草及び毒草)
[思考]
基本:アンジュとの絆を嘘にしない。
0:クオンを探す
1:黄前久美子、ライフィセットも探したい。
2:小生はもう迷わない。
3:志乃乃富士、夾竹桃、麦野沈利、感謝する。
4:ライフィセットや『あかりちゃん』を護る。
5:魔王や流竜馬に最大限の警戒を。
6:久美子たちの計画については……
7:オシュトルの正体と、その顛末に驚愕。
[備考]
※参戦時期はフミルィルによって仮面を取り戻した後からとなります
※女同士の友情行為にも理解を示しました。
※画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※アンジュとの友情に目覚め、崩壊していた精神が戻りました。
※臨也達と情報交換をしました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※参戦時期はフミルィルによって仮面を取り戻した後からとなります
※女同士の友情行為にも理解を示しました。
※画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※アンジュとの友情に目覚め、崩壊していた精神が戻りました。
※臨也達と情報交換をしました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
◇
夜天を、一直線に横断する白い翼。
冷たい風を全身に浴びつつ、月光を背にしながら、垣根は、研究所を目指していた。
冷たい風を全身に浴びつつ、月光を背にしながら、垣根は、研究所を目指していた。
(成果としては、“当たり”といったところだな……)
宙を翔けながら、垣根は、先程の臨也達との情報交換で得た収穫を総括する。
―――残る生存者の大まかなスタンス
―――ウィキッドをはじめとした、危険人物の特徴
―――久美子達が掲げたという、危うい理想
―――主催者レポートの存在と、そこから導き出される考察
―――ウィキッドをはじめとした、危険人物の特徴
―――久美子達が掲げたという、危うい理想
―――主催者レポートの存在と、そこから導き出される考察
これまで、自身の手の届かぬ範囲で動いていた事象を把握することで、この殺し合いという盤面の全体像が、ぼんやりと見えてきた気がした。
後は、そのぼやけた部分を固めていく―――それだけだ。
後は、そのぼやけた部分を固めていく―――それだけだ。
あの折原臨也に関しては、危険要素を孕んでいる兆候は見受けられたが、使いよう次第といえる。
自らを、「情報屋」と名乗るだけあって、情報収集能力と、そこから考察を産み出す洞察力は、まだまだ利用価値がある。
故に、泳がすことにした―――何かを仕掛けてくる危険性はあるが、その際は情報を吸い上げた後、始末するだけだ。
自らを、「情報屋」と名乗るだけあって、情報収集能力と、そこから考察を産み出す洞察力は、まだまだ利用価値がある。
故に、泳がすことにした―――何かを仕掛けてくる危険性はあるが、その際は情報を吸い上げた後、始末するだけだ。
しかし、本当に脅威と見なすべきは、折原臨也ではない。
―――殺し合いの全てを無かったことにする
黄前久美子達が、掲げたとされる目標。
垣根個人としては、興味もないし、関わるつもりは毛頭ない。
不確定要素しかない「願望機」とやらに縋りたいのなら、勝手に目指せばいい。現実から目を背けた理想論など、放っておけばいい話だ。
垣根個人としては、興味もないし、関わるつもりは毛頭ない。
不確定要素しかない「願望機」とやらに縋りたいのなら、勝手に目指せばいい。現実から目を背けた理想論など、放っておけばいい話だ。
だが、その甘い計画が参加者の間に広まり、賛同者が増え、こちらの戦力に影響を及ぼすのなら話は別だ。
その時は対応する。場合によっては――叩き潰すことも辞さない。
その時は対応する。場合によっては――叩き潰すことも辞さない。
「――ムカつくぜ……」
学園都市No.2の脳裏に、フラッシュバックするは、過去の断片。
遠い昔に、なくしたもの。
この殺し合いに呼ばれる少し前に、交流した幼き少女のこと。
そして、この殺し合いで共闘し、散っていった者達のこと。
この殺し合いに呼ばれる少し前に、交流した幼き少女のこと。
そして、この殺し合いで共闘し、散っていった者達のこと。
死んだ人間は、生き返らない。
喪失は、消えない。
それが、世界の真理であり、不可逆なものであると、嫌というほど思い知らされてきた。
たとえ、幾多の常識を覆してきた『未元物質』をもってしても、その理だけは越えられない。
喪失は、消えない。
それが、世界の真理であり、不可逆なものであると、嫌というほど思い知らされてきた。
たとえ、幾多の常識を覆してきた『未元物質』をもってしても、その理だけは越えられない。
だからこそ垣根は、喪失を己の内に刻み、背負い、抗ってきた。
それを奇跡という名の帳尻合わせで塗り潰し、「なかったこと」にする――そんな都合の良すぎる理想に、虫唾が走った。
まるで、自分が歩んできた道そのものを否定されたかのようで、胸の奥に、冷たい怒りがじわりと滲むのを感じるのであった。
【E-7/空中/真夜中/一日目】
【垣根帝督@とある魔術の禁書目録】
[状態]:疲労(極大)、全身に火傷や打撲ダメージ(極大)、強い決意、精神的疲労(極大)、出血(大、火傷による止血済)、右腕切断(止血済み)。
[服装]:普段着
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3、ジョルノの心臓から生まれた蛇から取り出した無惨の毒に対するワクチン、ジョルノの首輪、マギルゥの首輪、妖夢の首輪、リゾットの首輪、土御門の式神(数個。詳しい数は不明)@とある魔術の禁書目録、マギルゥの支給品0~1、ジョルノの支給品0~3、顔写真付き参加者名簿、リゾットの支給品2つ
[思考]
基本方針: 主催を潰して帰る。ついでにこの悪趣味なゲームを眺めている奴らも軒並みブッ殺す。
0:早乙女研究所に向かう。ライフィセットも探したいが、首輪の解析も進めたい。
1:あの化け物(無惨)は殺す。
2:リゾットの標的だったボスも正体を突き止めていずれ殺す。
3:未元物質と聖隷術を組み合わせた独自戦法を確立する。道中で試しながら行きたい。
4:異能を知るために同行者を集める。強者ならなお良い。
5:魔王及び流竜馬には最大限の警戒。
6:麦野の最期に複雑な感情。
7:折原臨也を警戒。邪魔になるのであれば始末する
8:久美子達の計画は、気に入らない
[状態]:疲労(極大)、全身に火傷や打撲ダメージ(極大)、強い決意、精神的疲労(極大)、出血(大、火傷による止血済)、右腕切断(止血済み)。
[服装]:普段着
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3、ジョルノの心臓から生まれた蛇から取り出した無惨の毒に対するワクチン、ジョルノの首輪、マギルゥの首輪、妖夢の首輪、リゾットの首輪、土御門の式神(数個。詳しい数は不明)@とある魔術の禁書目録、マギルゥの支給品0~1、ジョルノの支給品0~3、顔写真付き参加者名簿、リゾットの支給品2つ
[思考]
基本方針: 主催を潰して帰る。ついでにこの悪趣味なゲームを眺めている奴らも軒並みブッ殺す。
0:早乙女研究所に向かう。ライフィセットも探したいが、首輪の解析も進めたい。
1:あの化け物(無惨)は殺す。
2:リゾットの標的だったボスも正体を突き止めていずれ殺す。
3:未元物質と聖隷術を組み合わせた独自戦法を確立する。道中で試しながら行きたい。
4:異能を知るために同行者を集める。強者ならなお良い。
5:魔王及び流竜馬には最大限の警戒。
6:麦野の最期に複雑な感情。
7:折原臨也を警戒。邪魔になるのであれば始末する
8:久美子達の計画は、気に入らない
[備考]
VS一方通行の前、一方通行を標的に決めたときより参戦です。
※ジョルノ、リゾット、マギルゥの支給品も垣根が持っています。
※未元物質を代用した聖隷術を試しました。未元物質を代用すると、聖隷力に影響を及ぼし威力が上がりますが、制御の難易度が跳ね上がります。制御中は行動が制限されます。
※首輪の説明文により、自分たちが作られた存在なのではないかと勘繰っています。
※ブチャラティ達と情報交換をしました。
※魔王の件が片付くまでの間、麦野と夾竹桃と十六夜咲夜と同盟を組みました
※臨也達と情報交換をしました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
VS一方通行の前、一方通行を標的に決めたときより参戦です。
※ジョルノ、リゾット、マギルゥの支給品も垣根が持っています。
※未元物質を代用した聖隷術を試しました。未元物質を代用すると、聖隷力に影響を及ぼし威力が上がりますが、制御の難易度が跳ね上がります。制御中は行動が制限されます。
※首輪の説明文により、自分たちが作られた存在なのではないかと勘繰っています。
※ブチャラティ達と情報交換をしました。
※魔王の件が片付くまでの間、麦野と夾竹桃と十六夜咲夜と同盟を組みました
※臨也達と情報交換をしました。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
◇
「何事かと思って、様子を見にきたけど―――」
垣根達と別れて、研究所へと向かっていた咲夜は、その道中で、流れ星の如く夜空を渡る、白い光を目撃。
その飛翔物の正体を探るべく、進路を外れて、落下の爪痕残る、森林地帯へと足を向けた。
その飛翔物の正体を探るべく、進路を外れて、落下の爪痕残る、森林地帯へと足を向けた。
「これは、どういう状況かしら……?」
抉れた地面の中心には、小さなクレーターが出来ていた。
その縁では、うずくまりながらも、僅かに動く小さな影が一つ―――。
その縁では、うずくまりながらも、僅かに動く小さな影が一つ―――。
「……っ……、ぁっ……」
堕天した白の少女―――間宮あかりは、砕けた地面に片手を突きながら、どうにか身を起こそうとしていた。
クオンの拳撃によって打ち砕かれた指先は、見るも無惨に五本すべてがあらぬ方向へと折れ曲がっており、もはや指としては機能しておらず、赤紫色の塊に変質していた。
クオンの拳撃によって打ち砕かれた指先は、見るも無惨に五本すべてがあらぬ方向へと折れ曲がっており、もはや指としては機能しておらず、赤紫色の塊に変質していた。
「手を貸しましょうか?」
「――えっ……?」
間の抜けた声と共に、背後を振り返る、あかり。
情報の乖離撹拌の影響か、ノイズが混じる視界が捉えたのは、月明かりを背にして、此方に近付いてくる女性の姿。
情報の乖離撹拌の影響か、ノイズが混じる視界が捉えたのは、月明かりを背にして、此方に近付いてくる女性の姿。
(……メイド、さん……?)
紺と白を基調としたドレスに、純白のカチューシャ――かつて、志乃の屋敷で見かけたような、格式張ったメイド装束。
銀色の髪を夜風に靡かせ、静かな足取りでこちらへ歩み寄ってくるその風貌に、あかりの中の記憶が掘り起こされる。
銀色の髪を夜風に靡かせ、静かな足取りでこちらへ歩み寄ってくるその風貌に、あかりの中の記憶が掘り起こされる。
---殺し合いに乗ったメイドがいる。
カタリナや琵琶坂から齎された危険人物の特徴と、眼前の人物の様相が合致していた。
「……ッ!」
瞬間、あかりは反射的に、地面を蹴って後方へ跳んだ。
そして、着地と同時に、羽根を展開―――砕けた右手を胸元に引き寄せ、左腕を前に突き出して、臨戦態勢を取るのであった。
そして、着地と同時に、羽根を展開―――砕けた右手を胸元に引き寄せ、左腕を前に突き出して、臨戦態勢を取るのであった。
【D-6/真夜中/一日目】
【間宮あかり@緋弾のアリアAA】
[状態]:覚醒、白髪化、痛覚と疲労感の欠如、視覚にノイズ、体温低下、情報の乖離撹拌(進行度71%)、全身のダメージ(大)、精神疲労(中)、左中指負傷(縦に切断、包帯が巻かれている)、右手指負傷(5本とも折れ曲がっている)、深すぎる悲しみ、久美子たちの計画に対する迷い、ウィキッド対する憎悪
[服装]:いつもの武偵校制服(破損・中)
[装備]:スターム・ルガー・スーパーレッドホーク@緋弾のアリアAA
[道具]:基本支給品一色、不明支給品2つ
[思考]
基本:テミスは許してはおけない。
0:咲夜に対処する
1:武偵として、黄前さん達の計画は否定する
2:ウィキッドは許せない
3:琵琶坂、魔王ベルセリア、夾竹桃を警戒。もう誰も死んでほしくない
4:『オスティナートの楽士』を警戒。
5:メアリさんと敵対することになったら……。
6:カナメさん……岩永さんまで...
7:もしも臨也さんの言う通り、ウィキッドが殺されかけている場面に遭遇したらどうすれば...
[状態]:覚醒、白髪化、痛覚と疲労感の欠如、視覚にノイズ、体温低下、情報の乖離撹拌(進行度71%)、全身のダメージ(大)、精神疲労(中)、左中指負傷(縦に切断、包帯が巻かれている)、右手指負傷(5本とも折れ曲がっている)、深すぎる悲しみ、久美子たちの計画に対する迷い、ウィキッド対する憎悪
[服装]:いつもの武偵校制服(破損・中)
[装備]:スターム・ルガー・スーパーレッドホーク@緋弾のアリアAA
[道具]:基本支給品一色、不明支給品2つ
[思考]
基本:テミスは許してはおけない。
0:咲夜に対処する
1:武偵として、黄前さん達の計画は否定する
2:ウィキッドは許せない
3:琵琶坂、魔王ベルセリア、夾竹桃を警戒。もう誰も死んでほしくない
4:『オスティナートの楽士』を警戒。
5:メアリさんと敵対することになったら……。
6:カナメさん……岩永さんまで...
7:もしも臨也さんの言う通り、ウィキッドが殺されかけている場面に遭遇したらどうすれば...
[備考]
※アニメ第10話、ののかが倒れた直後からの参戦です
※覚醒したことによりシアリーズを大本とする炎の聖隷力及び「風を操る程度の能力」及びシュカの異能『荊棘の女王(クイーンオブソーン)』、そして土属性の魔術を習得しました。
※情報の乖離撹拌が始まっており。このまま行けば彼女は確実に命を落とします。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※情報の乖離撹拌の進行に伴い、痛覚と疲労感が欠落しました。
※アニメ第10話、ののかが倒れた直後からの参戦です
※覚醒したことによりシアリーズを大本とする炎の聖隷力及び「風を操る程度の能力」及びシュカの異能『荊棘の女王(クイーンオブソーン)』、そして土属性の魔術を習得しました。
※情報の乖離撹拌が始まっており。このまま行けば彼女は確実に命を落とします。
※殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※情報の乖離撹拌の進行に伴い、痛覚と疲労感が欠落しました。
【十六夜咲夜@東方Projectシリーズ】
[状態]:体力消耗(極大)、全身火傷及び切り傷、全身にダメージ(極大)、右目破壊(治療不可能)腹部打撲(再発)
[役職]:ビルダー
[服装]:いつものメイド服(所々が焦げている)
[装備]:懐中時計@東方Projectシリーズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1つ 、アヴ・カムゥの残骸(ビルダー用素材)
[思考]
基本:早くお嬢様の元へ帰る、場合によっては邪魔者は殺害
0:状況に対処
1:まずは研究所に向かい、レイン達と合流する
2:ひとまずは脱出の方で動くべきか。
3:今後のことを見据え、遭遇する参加者については殺せる機会があれば殺すが、あまり無茶はしない。
4:取り逃がした獲物(カタリナ、琵琶坂)は次出会えば必ず仕留める
5:余裕があれば完全版チケットとやらも探す。
6:ヴライや魔王、流竜馬に最大限の警戒。
7:紅魔館...
[備考]
※紅霧異変前からの参戦です
※所持ナイフの最大本数は後続の書き手におまかせします
※オスカー達と情報交換を行いました
※『ジョジョ』世界の情報を把握しました。ドッピオの顔も知りましたが、ディアボロとの関係は完全には分かっておりません。
※映画を通じて、『響け!ユーフォニアム』世界の情報を把握しました。映画で上映されたものは久美子たちが1年生だった頃の内容となり、『リズと青い鳥』時系列の出来事等については、把握しておりません。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ビエンフーからこれまでの経緯を聞きました。
[状態]:体力消耗(極大)、全身火傷及び切り傷、全身にダメージ(極大)、右目破壊(治療不可能)腹部打撲(再発)
[役職]:ビルダー
[服装]:いつものメイド服(所々が焦げている)
[装備]:懐中時計@東方Projectシリーズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1つ 、アヴ・カムゥの残骸(ビルダー用素材)
[思考]
基本:早くお嬢様の元へ帰る、場合によっては邪魔者は殺害
0:状況に対処
1:まずは研究所に向かい、レイン達と合流する
2:ひとまずは脱出の方で動くべきか。
3:今後のことを見据え、遭遇する参加者については殺せる機会があれば殺すが、あまり無茶はしない。
4:取り逃がした獲物(カタリナ、琵琶坂)は次出会えば必ず仕留める
5:余裕があれば完全版チケットとやらも探す。
6:ヴライや魔王、流竜馬に最大限の警戒。
7:紅魔館...
[備考]
※紅霧異変前からの参戦です
※所持ナイフの最大本数は後続の書き手におまかせします
※オスカー達と情報交換を行いました
※『ジョジョ』世界の情報を把握しました。ドッピオの顔も知りましたが、ディアボロとの関係は完全には分かっておりません。
※映画を通じて、『響け!ユーフォニアム』世界の情報を把握しました。映画で上映されたものは久美子たちが1年生だった頃の内容となり、『リズと青い鳥』時系列の出来事等については、把握しておりません。
※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。
※ビエンフーからこれまでの経緯を聞きました。
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