殺し合いが始まってより幾時間が経過し、純黒の空が紺蒼へと移り変わっていく頃。
閑静な平原エリアに聳え立つ超高層ホテルを前に、二人の男女が姿を現した。
閑静な平原エリアに聳え立つ超高層ホテルを前に、二人の男女が姿を現した。
「ここがホテルか……。 想像していたよりも随分と大きくて立派なものね」
「ああ…、それに、あそこを見てみろ。ご丁寧なことに直通の駅も併設されているようだ。運営は一体どんな手筈で、これだけ大層なものを用意したんだ?」
「テミスって女の言葉を信じるなら、あのμって子が用意したってことでしょ? 私たちを駒のように転移させたりした、得体のしれない力で。」
「ああ…、それに、あそこを見てみろ。ご丁寧なことに直通の駅も併設されているようだ。運営は一体どんな手筈で、これだけ大層なものを用意したんだ?」
「テミスって女の言葉を信じるなら、あのμって子が用意したってことでしょ? 私たちを駒のように転移させたりした、得体のしれない力で。」
首輪解析のために必要な道具と落ち着ける場所の探索のため、ブチャラティとアリアが最初に目指したのはこのホテルであった。
ホテルということであれば、その運用や事務的な都合上、一般的な工具などは備わっているはずだと踏んでの判断であった。
また、例えこの場所で適当な道具が見つからなかったとしても、電車などを用いて他の当たり―――例えば『早乙女研究所』なる施設への移動も選択肢として採用できるのも、大きな要因であった。
ホテルということであれば、その運用や事務的な都合上、一般的な工具などは備わっているはずだと踏んでの判断であった。
また、例えこの場所で適当な道具が見つからなかったとしても、電車などを用いて他の当たり―――例えば『早乙女研究所』なる施設への移動も選択肢として採用できるのも、大きな要因であった。
「―――入るぞ」
「ええ…」
「ええ…」
互いに頷き、自動ドアからホテルのロビーへと入っていくアリアとブチャラティ。
その面持ちは緊張したものとなっている。
その面持ちは緊張したものとなっている。
それもその筈―――このホテルは地図にも明記されている施設。
平原にポツンと立つこの巨大建造物は謂わばランドマーク。他の参加者もこの施設を目指す可能性が高い。
それ故、他の参加者が既に根城としていることも十分に想定される。
殺し合いに乗っている参加者がいようものなら、有無を言わさず襲撃を仕掛けてくる可能性もあるのだ。
平原にポツンと立つこの巨大建造物は謂わばランドマーク。他の参加者もこの施設を目指す可能性が高い。
それ故、他の参加者が既に根城としていることも十分に想定される。
殺し合いに乗っている参加者がいようものなら、有無を言わさず襲撃を仕掛けてくる可能性もあるのだ。
「―――ブチャラティ……」
「ああっ…、分かっている」
「ああっ…、分かっている」
ホテルのロビーは照明などは一切点灯していない―――この空間に響くのもアリアとブチャラティの声と息遣いのみであったが、それでもロビー奥の老化から“何か“の気配を察した二人は身構える。
「―――誰かそこにいるのか?」
静寂が支配する空間に、ブチャラティが呼び掛けるが、それに対する返答はない。
張り詰めた空気の中で、徒らに時間が経過していく。
張り詰めた空気の中で、徒らに時間が経過していく。
「俺の名前はブローノ・ブチャラティ。隣にいる彼女はアリアだ。共にこの殺し合いを打破しようと仲間を集めている。そちらも殺し合いに乗っていないというのであれば、話し合いをしたいのだが…」
尚もブチャラティは呼びかけ、尚も沈黙は続く。
業を煮やしたアリアが、いよいよ口を開こうとしたその時―――。
業を煮やしたアリアが、いよいよ口を開こうとしたその時―――。
「―――分かりました。殺し合いを望まないのはこちらも同じです。まずは、お話を伺いましょうか」
闇奥から現れたのは黒髪の青年であった。
着込んでいるのは単調な黒のシャツとパンツ―――このホテル備え付けの部屋着だろうか。
そのルーズな服装も相まって、一見すると頼りがいのない優男に見えなくもないが。
着込んでいるのは単調な黒のシャツとパンツ―――このホテル備え付けの部屋着だろうか。
そのルーズな服装も相まって、一見すると頼りがいのない優男に見えなくもないが。
(只者ではないな……。)
イタリアの裏社会で様々な人間を見てきたブチャラティは、この東洋の青年から、得体のしれない生命力と不気味さを感じとっていた。
「うんうん! ともかく、恐い人達じゃなくて良かったよ! まぁ立ち話もなんだし、場所を変えて、腰を据えて話をしようか!」
青年に続いて、顔を覗かせたのは白衣を纏う眼鏡の男性であった。
アハハと薄ら笑いを顔に張り付け、手をポンポンと叩いている。
先の青年とは違い、この医者風の男からは特に脅威となるものは感じ取れない。
無害な優男というのが、ブチャラティから見たその男に対する第一印象であった。
アハハと薄ら笑いを顔に張り付け、手をポンポンと叩いている。
先の青年とは違い、この医者風の男からは特に脅威となるものは感じ取れない。
無害な優男というのが、ブチャラティから見たその男に対する第一印象であった。
◇
ジオルドからの急襲をどうにかして退けた新羅と九郎。
神殿を脱出した後に、二人は隣接エリアのホテルへと向かった。
本当は、神殿エリアに併設されている駅を経由して、池袋駅などを目指したかったが、いつジオルドが戻ってくるかも分からない現状―――電車を経由するのであれば別エリアの駅を利用した方が良いと意見が一致したからである。
神殿を脱出した後に、二人は隣接エリアのホテルへと向かった。
本当は、神殿エリアに併設されている駅を経由して、池袋駅などを目指したかったが、いつジオルドが戻ってくるかも分からない現状―――電車を経由するのであれば別エリアの駅を利用した方が良いと意見が一致したからである。
ホテルに到着後、二人はまず隣接する駅にて電車の時刻表を確認。
時刻表にて、次に池袋方面の電車が到着するのが第一回放送後と知って、それまではホテルで腰を落ち着かせることにした。
時刻表にて、次に池袋方面の電車が到着するのが第一回放送後と知って、それまではホテルで腰を落ち着かせることにした。
そして、どこかの客室で休息を取ろうと上層につながるエレベータに乗り込もうとした直後、フロントからブチャラティの呼びかけが聞こえて、今へと至る。
「ジオルド・スティアート……キースの友人で、彼の義姉のカタリナ・クラエスの婚約者か…。こいつも殺し合いに乗ってるって訳ね……」
「ああ……君たちを襲ったというキース・クラエスといい、彼らが使う『魔法』には注意をした方がよい」
「奴らの友人で、俺たち4人と接触していない他の3人―――マリア・キャンベル、メアリ・ハント――それに、カタリナ・クラエスは何らかの『魔法』を使役する可能性があるということか。
しかし、このカタリナという女―――二人の男を殺人者に仕立て上げるとは……よほど慕われているらしいな。これが魔性の女というやつか」
「ああ……君たちを襲ったというキース・クラエスといい、彼らが使う『魔法』には注意をした方がよい」
「奴らの友人で、俺たち4人と接触していない他の3人―――マリア・キャンベル、メアリ・ハント――それに、カタリナ・クラエスは何らかの『魔法』を使役する可能性があるということか。
しかし、このカタリナという女―――二人の男を殺人者に仕立て上げるとは……よほど慕われているらしいな。これが魔性の女というやつか」
大きな円形のテーブルを4人の男女が囲み、情報交換をしているこの場所は、ホテル最上階のレストラン。
このレストランは所謂ビュッフェスタイルのようで、部屋の中には複数のワゴンが並べられており、その上には幾つかの和・洋・中、様々な料理が載せられている。
また一面ガラス張りとなっており、そこからは外の光景も一望できるようになっている。
このレストランは所謂ビュッフェスタイルのようで、部屋の中には複数のワゴンが並べられており、その上には幾つかの和・洋・中、様々な料理が載せられている。
また一面ガラス張りとなっており、そこからは外の光景も一望できるようになっている。
「まぁ彼らの気持ちは分からなくもないかな……かくいう僕も、愛しのセルティのことを想えば、どんな悪事にだって手を染めることはできる気構えではいるしね。 嗚呼~僕のセルティ、君は一体どこで何をしているのやら―――」
「岸谷新羅……どんな理由があろうと―――例えそれが愛している人のためだろうと、殺人は決して肯定できる行為ではないわ」
「岸谷新羅……どんな理由があろうと―――例えそれが愛している人のためだろうと、殺人は決して肯定できる行為ではないわ」
ビュッフェのワゴンから調達した桃まんを頬張りながら、アリアは新羅を睨みつける。
先のリュージとの一件もあって、アリアは不機嫌全開。
今にも「風穴あけるわよ」と襲い掛からんとする剣幕だ。
その迫力に、新羅は思わずたじろぐ。
先のリュージとの一件もあって、アリアは不機嫌全開。
今にも「風穴あけるわよ」と襲い掛からんとする剣幕だ。
その迫力に、新羅は思わずたじろぐ。
「わわわっ!? ちょ、ちょっと待ってよ、アリアちゃん! あくまでも『愛を貫くものを決して侮ることなかれ』という物の例えであって! 僕は殺し合いには乗るつもりはないよ、どう考えても非合理的だし! そんなことしたら、セルティが悲しむだろうからねッ!」
「―――ちょっとズレてる感じもしますが……。流石に今の発言は軽率ですよ、岸谷先生。 神崎さん、どうか気を悪くしないでほしい。確かに岸谷先生は変わってはいるけど、悪い人ではないから……」
「―――分かったわ、今回は九郎に免じて許してあげる……」
「面目ない…今度から軽はずみな発言には気をつけるようにするよ……」
「―――ちょっとズレてる感じもしますが……。流石に今の発言は軽率ですよ、岸谷先生。 神崎さん、どうか気を悪くしないでほしい。確かに岸谷先生は変わってはいるけど、悪い人ではないから……」
「―――分かったわ、今回は九郎に免じて許してあげる……」
「面目ない…今度から軽はずみな発言には気をつけるようにするよ……」
新羅は心底申し訳なさそうな表情を浮かべて、コーヒーを啜った。
新羅が語った言葉に嘘や偽りはなく、彼は殺し合いに乗るつもりはない。
九郎から「ズレている」と指摘はあったが、それは言い得て妙。
新羅の行動方針には人道的なものだとか、倫理的なものなどは鑑みていない。
第一に、「セルティと一緒に帰還する」。
第二に、「セルティを極力悲しませない」。
その行動原理に従って、岸谷新羅は殺し合いに乗らないのであった。
九郎から「ズレている」と指摘はあったが、それは言い得て妙。
新羅の行動方針には人道的なものだとか、倫理的なものなどは鑑みていない。
第一に、「セルティと一緒に帰還する」。
第二に、「セルティを極力悲しませない」。
その行動原理に従って、岸谷新羅は殺し合いに乗らないのであった。
そして、新羅への糾弾が一段落して、いよいよ脱出に向けて、どのような行動を起こすべきかの議題に移ろうとしたとき。
ザザッ、ザザザッー―――
「うん? 何ですか、この音は?」
「あそこからのようだな…」
「あそこからのようだな…」
レストラン内にノイズが響き渡り、全員がブチャラティの指差した音源に注視する。
目に留まるのは壁掛けの大画面のテレビ。
レストラン内には、カウンター式のバーも用意されている。
バーに隣接しているところを見る限り、大方スポーツ観戦などに用いるために設置されたのであろう。
目に留まるのは壁掛けの大画面のテレビ。
レストラン内には、カウンター式のバーも用意されている。
バーに隣接しているところを見る限り、大方スポーツ観戦などに用いるために設置されたのであろう。
スクリーンに映っていたのは白黒の砂嵐であったのだが、やがて画面は移り変わりーーー。
「なっ、なななななっ!? な、何よこれッ〜〜〜〜〜!!?」
投影されたのは、ベッド上で黒の長髪を振り乱す少女の姿。
頰を紅潮させ、写真に艶めかしく口づけをして、人形を股座に挟む淫らな姿に、呆気に取られる一同。
頰を紅潮させ、写真に艶めかしく口づけをして、人形を股座に挟む淫らな姿に、呆気に取られる一同。
画面越しであられもない姿を晒している少女のことを、ブチャラティ、九郎、新羅の三人は知らない。
しかし、アリアは違う。
しかし、アリアは違う。
「み、み、み、見るなぁッ〜〜〜〜〜!!!」
件の少女が、佐々木志乃―――武偵高の後輩だと認識すると、顔を真っ赤にして、スクリーンの前へと飛び出す。
これ以上の尊厳を汚さまいと、小さな身体をふんだんに使い、男達の視線を遮ったのである。
これ以上の尊厳を汚さまいと、小さな身体をふんだんに使い、男達の視線を遮ったのである。
「ふぅ……ふぅ……、全く…何だったのよ……。今のは……」
両膝に手を乗せて、肩で息をするアリア。
数分の―――しかしアリアにとっては気の遠くなりそうな時間を経て、少女の痴態を収めた映像は終了して、スクリーンは何も映し出さなくなった。
数分の―――しかしアリアにとっては気の遠くなりそうな時間を経て、少女の痴態を収めた映像は終了して、スクリーンは何も映し出さなくなった。
顔を上げると、こちらに視線を送る三人の青年。
鼻の下を伸ばしているようならば、その場で風穴をあけるつもりだったが、幸いなことにそのような不届き者はいないようだ。
鼻の下を伸ばしているようならば、その場で風穴をあけるつもりだったが、幸いなことにそのような不届き者はいないようだ。
「彼女は、知り合いか……?」
「―――ええっ……。でも何でこんな映像が…」
「―――ええっ……。でも何でこんな映像が…」
ようやく呼吸を整えたアリアの脳内には、様々な疑問が湧き上がってくる。
何故、あんな映像がテレビに映し出されたのか?
誰が、何の目的で、あの映像を流したのだろうか?
もしかして、映像を垂れ流したのは主催者の仕業なのか?
そもそも、あの映像は佐々木志乃がこの会場に来てから撮られたものなのか?
誰が、何の目的で、あの映像を流したのだろうか?
もしかして、映像を垂れ流したのは主催者の仕業なのか?
そもそも、あの映像は佐々木志乃がこの会場に来てから撮られたものなのか?
アリアがそれらの疑問に対して、考察を当て嵌めようとする中。
「―――危ういね、彼女……」
これまでにない真剣な声色で、新羅が手に顎を乗せて呟いた。
「どういう意味ですか、岸谷先生?」
「これはまだ僕の見当違いかもしれないし、杞憂なのかもしれないけど……あの子、最初目が赤く光っていなったかい?」
「……ああ、確かにそれは俺も気になっていた」
「―――そして、最後には、支給品だと思わしき一本の刀を手に取って、部屋から出て行った…」
「そ、それがどうしたって言うのよ!?」
「これはまだ僕の見当違いかもしれないし、杞憂なのかもしれないけど……あの子、最初目が赤く光っていなったかい?」
「……ああ、確かにそれは俺も気になっていた」
「―――そして、最後には、支給品だと思わしき一本の刀を手に取って、部屋から出て行った…」
「そ、それがどうしたって言うのよ!?」
勿体ぶる新羅に、アリアは苛々しながら噛みつく。
新羅は神妙な面持ちのまま、一呼吸おいて。
新羅は神妙な面持ちのまま、一呼吸おいて。
「―――皆は、人間を愛する刀、罪歌について聞いたことはあるかい?」
かつて己が父・岸谷森厳が保有し、昨今では池袋界隈を震撼させた、妖刀の存在を打ち明けたのであった。
曰く、罪歌とは『全ての人間を愛する』妖刀であり―――。
曰く、愛の表現として、人を斬り―――。
曰く、斬られた人間は『罪歌の子』として、支配下に置かれて、別の人を斬る―――。
曰く、そうして罪歌の支配下に置かれた人間は、黒目が赤く光る―――。
曰く、愛の表現として、人を斬り―――。
曰く、斬られた人間は『罪歌の子』として、支配下に置かれて、別の人を斬る―――。
曰く、そうして罪歌の支配下に置かれた人間は、黒目が赤く光る―――。
そんな都市伝説じみたオカルト話を大真面目に語る新羅に、アリア達3人の男女は黙って耳を傾けていた。
既にこの会場に来てから、主催者の能力や他参加者が繰り出す『魔法』など、自分達の常識では推し量れない出来事に遭遇してきた彼女達にとっては、今更妖刀の類が一本や二本出てきたところで驚きはしないようだ。
既にこの会場に来てから、主催者の能力や他参加者が繰り出す『魔法』など、自分達の常識では推し量れない出来事に遭遇してきた彼女達にとっては、今更妖刀の類が一本や二本出てきたところで驚きはしないようだ。
「成る程……。確かにあの少女が所持していた刀がその『罪歌』とやらであれば、警戒するに越したことはないな。『罪歌』に乗っ取られていたら厄介だ」
「―――ブチャラティ……。 佐々木志乃は武偵よ。刀に乗っ取られるほど柔ではないわ」
「仮に、刀の支配から逃れて―――逆に制御できるようになった場合でも、間違いを起こすようなことはしない子と認識して良いと?」
「……ッ!? そ、それは……」
「―――ブチャラティ……。 佐々木志乃は武偵よ。刀に乗っ取られるほど柔ではないわ」
「仮に、刀の支配から逃れて―――逆に制御できるようになった場合でも、間違いを起こすようなことはしない子と認識して良いと?」
「……ッ!? そ、それは……」
九郎からの問いかけに、言葉を詰まらせるアリア。
脳裏に浮かんだのは、志乃がアリアの戦妹 であるあかりへと、斬りかかったあの夜の出来事。
あの時といい、先ほどの映像での情事といい、志乃があかりに対して異常と言ってよいほどの執着を持っているのは明らかである。
その執着が乱心した行動を引き起こさないという保証はどこにもない。
脳裏に浮かんだのは、志乃がアリアの
あの時といい、先ほどの映像での情事といい、志乃があかりに対して異常と言ってよいほどの執着を持っているのは明らかである。
その執着が乱心した行動を引き起こさないという保証はどこにもない。
「―――も、もしもの時があれば……その時は、私があの子を何とかするわよッ!」
「……分かった。それでは、彼女のことはアリアに一任しよう。二人もそれで良いか?」
「……分かった。それでは、彼女のことはアリアに一任しよう。二人もそれで良いか?」
ブチャラティからの提案に、九郎と新羅は、ほぼ同時にコクリと頷く。
アリアの身内ということであれば、部外者の人間はそこに介在する余地はない。
アリアの身内ということであれば、部外者の人間はそこに介在する余地はない。
「それで、これからのことだが――」
予期せぬ映像の放映、そして妖刀への対処と話は逸れてしまったが、ブチャラティはここで本来あるべき話題へと切り戻す。
「まずは、こいつの解析を行いたいと思っている」
ブチャラティの取り出したそれに全員の視線が集まる。
それは全ての参加者に装着されているはずの銀色の金属の塊。
それは全ての参加者に装着されているはずの銀色の金属の塊。
「皆さんを襲ったというキース・クラエスの首輪ですね」
「ああ…こいつがある限り、俺達は主催者達からの支配から逃れることはできないからな。新羅…それに九郎、こいつの分解と解析に何か役立ちそうなものは持っていないか?」
「……残念ながら、僕の支給品の中にはなさそうです……。岸谷先生はどうですか?」
「う〜ん、僕の方も空振りかな。一つだけ……この『マスターキー』という支給品が気掛かりだけど、少なくとも首輪解析には使えそうにはないね」
「ああ…こいつがある限り、俺達は主催者達からの支配から逃れることはできないからな。新羅…それに九郎、こいつの分解と解析に何か役立ちそうなものは持っていないか?」
「……残念ながら、僕の支給品の中にはなさそうです……。岸谷先生はどうですか?」
「う〜ん、僕の方も空振りかな。一つだけ……この『マスターキー』という支給品が気掛かりだけど、少なくとも首輪解析には使えそうにはないね」
新羅が肩を竦めながら、取り出したのは、白い輪っか。
怪訝な顔をする一同に対して、続けて提示するのは説明書とおぼしき一枚のメモ。
そこには以下のように記載されている。
怪訝な顔をする一同に対して、続けて提示するのは説明書とおぼしき一枚のメモ。
そこには以下のように記載されている。
支給品: マスターキー
会場内に幾つか存在する扉を開くことが出来ます。但し、使用者は「大いなる父 」である必要があります。
会場内に幾つか存在する扉を開くことが出来ます。但し、使用者は「
「『大いなる父 』って何?」
「僕に聞かれても……。特定の参加者に対する呼称だとは思うけど……皆に心当たりは……って、その様子だとなさそうだね……」
「地図には『大いなる父の遺跡』という施設も載っていますけど、この『マスターキー』と関係があるんでしょうか?」
「僕に聞かれても……。特定の参加者に対する呼称だとは思うけど……皆に心当たりは……って、その様子だとなさそうだね……」
「地図には『大いなる父の遺跡』という施設も載っていますけど、この『マスターキー』と関係があるんでしょうか?」
北東のエリアには、九郎の云う『大いなる父の遺跡』なる施設はある。
この施設名に含まれる『大いなる父』は説明書きにある『大いなる父』と同義であると考えられる。
但し、この『大いなる父』が具体的にどのような者を指すのか、皆目見当がつかないのが現状だ。
この施設名に含まれる『大いなる父』は説明書きにある『大いなる父』と同義であると考えられる。
但し、この『大いなる父』が具体的にどのような者を指すのか、皆目見当がつかないのが現状だ。
「何れにしろ、首輪解析には使えそうにないな……。一旦この『マスターキー』のことは置いておくとして、まずはこのホテルの中に使えそうなものがあるか探るべきだ。
―――と言っても、わざわざ客室を見て回る必要はないだろう。1階にある事務室、後は地下にある器械準備室、倉庫あたりを調べて回るとしよう」
―――と言っても、わざわざ客室を見て回る必要はないだろう。1階にある事務室、後は地下にある器械準備室、倉庫あたりを調べて回るとしよう」
ともかく、まずは目先の課題解決が必要かだ。
ブチャラティの提案に、アリア、新羅、九郎の三人は賛同する。
そして一同は、首輪解析に利用できそうな工具類の探索に身を乗り出すのであった。
ブチャラティの提案に、アリア、新羅、九郎の三人は賛同する。
そして一同は、首輪解析に利用できそうな工具類の探索に身を乗り出すのであった。
◇
「『スティッキィ・フィンガーズ』ッ!」
ブチャラティの掛け声とともに、発現した異形は眼前の鉄塊に拳撃を叩きこむ。
表面が少し凹んだその鉄塊の正体は、自動販売機程の大きさの金庫―――その扉にはいつの間にかジッパーが取り付けられている。
表面が少し凹んだその鉄塊の正体は、自動販売機程の大きさの金庫―――その扉にはいつの間にかジッパーが取り付けられている。
「これが『スタンド』ですか……本当に不思議な能力 ですね」
「俺からすると、スタンド使いではないお前達に、これが視えているのが不思議で仕方ないがな」
「俺からすると、スタンド使いではないお前達に、これが視えているのが不思議で仕方ないがな」
ホテル1階の事務室と地下の倉庫周辺の捜索―――二手に分かれて捜索した方が効率良いだろうとのブチャラティの発案で、今事務室を物色しているのが、ブチャラティと九郎の二人である。
ちなみにこの組み合わせを提案したのも、ブチャラティである。
新羅は何かと饒舌で分かりやすい人間であったが、九郎の人物像については先の談話だけでは推し量れない部分もあったため、こうして交流の機会を設けたのである。
ちなみにこの組み合わせを提案したのも、ブチャラティである。
新羅は何かと饒舌で分かりやすい人間であったが、九郎の人物像については先の談話だけでは推し量れない部分もあったため、こうして交流の機会を設けたのである。
「中に何かあるな……。これは―――鍵か? 一緒にメモもあるな……」
「何て書いてあるんですか?」
拡げたジッパーから金庫の中身を難なく取り出したブチャラティ。
常人では考えられない離れ業ではあるが、九郎は平静を保ったまま、メモの中身を問い質す。
「何て書いてあるんですか?」
拡げたジッパーから金庫の中身を難なく取り出したブチャラティ。
常人では考えられない離れ業ではあるが、九郎は平静を保ったまま、メモの中身を問い質す。
「『スパリゾート高千穂内、男性ロッカーNo.53の鍵』としか、書かれていない…。運営は俺達に宝探しの真似事でもさせたいのか?」
「本質的には『このロッカーに何かあるぞ』という情報の方が重要ですね。最悪、鍵はなくても、ブチャラティさんのような異能持ちであれば、ロッカーを無理やりこじ開けるのは容易いでしょうし」
「本質的には『このロッカーに何かあるぞ』という情報の方が重要ですね。最悪、鍵はなくても、ブチャラティさんのような異能持ちであれば、ロッカーを無理やりこじ開けるのは容易いでしょうし」
九郎の発言は尤もだ、とブチャラティは同意した。
この会場にはジョルノやブチャラティといったスタンド使い。キースやジオルドといった『魔法』を扱う者が参加している。
そんな異能使いにとっては、鍵などわざわざ利用せず、ロッカーを破壊した上で中身を取り出した方が手っ取り早いだろう、と。
この会場にはジョルノやブチャラティといったスタンド使い。キースやジオルドといった『魔法』を扱う者が参加している。
そんな異能使いにとっては、鍵などわざわざ利用せず、ロッカーを破壊した上で中身を取り出した方が手っ取り早いだろう、と。
そして、ここでブチャラティふと思い出したかのように、口を開く。
「異能と言えば、九郎、お前も不死身だということだが……一度死んでから、また蘇るっていうのは、どういう感覚なんだ?」
ブチャラティ自身も一度経験した蘇生の体験。
そこには如何ともし難い違和感と不気味さを感じた。
それを何遍も体験しているという九郎が、どんな気持ちで「死」を乗り越えてきたのか、単純に興味があったのだ。
そこには如何ともし難い違和感と不気味さを感じた。
それを何遍も体験しているという九郎が、どんな気持ちで「死」を乗り越えてきたのか、単純に興味があったのだ。
「僕は特に痛みとかは感じませんが、死んだときは凄く気持ち悪い感覚になりますね、死に方にも依りますが。だから生き返っても、気持ち悪い感覚は引き摺りますよ、もう慣れましたけど。 しかし、どうして急にそんなことを?」
「いいや、これはあくまでも興味本位だ。しかし、九郎、いくら不死身だからといって無茶はするなよ。この首輪も、俺達の能力を織り込んだ上でのものだと認識してよいだろう。だから恐らく―――。」
「不死者である僕ですら、殺せる…ということですね。僕も同意見です」
「ああ…、そう考えるべきだ」
「いいや、これはあくまでも興味本位だ。しかし、九郎、いくら不死身だからといって無茶はするなよ。この首輪も、俺達の能力を織り込んだ上でのものだと認識してよいだろう。だから恐らく―――。」
「不死者である僕ですら、殺せる…ということですね。僕も同意見です」
「ああ…、そう考えるべきだ」
恐らく主催者の能力を以ってすれば、死に体のブチャラティを蘇らせたように、不死身の九郎を死なせることも可能であろう。
如何なる参加者の生と死を自在に反転させる主催者―――その能力と技術が集約されているのが各々参加者に嵌められた首輪といったところだろうか。
如何なる参加者の生と死を自在に反転させる主催者―――その能力と技術が集約されているのが各々参加者に嵌められた首輪といったところだろうか。
だからこそ、脱出のためには何としても首輪を解除しなければならない。
二人は目を光らせ、首輪解析に役立ちそうな工具の探索をするのだが、
「ここはハズレだな……収穫はこの鍵ぐらいか。一旦ロビーに戻るぞ」
「ええ、そうですね…」
「ええ、そうですね…」
結局空振りに終わり、ブチャラティと九郎は事務室を後にする。
(“慣れた“か……)
ロビーへの廊下を歩くブチャラティは、先行く九郎の背中を見つめ、先程の会話を回想する。
九郎は自身に降りかかった「死」について「慣れた」と言ってのけた。
人魚の肉を喰らって得たという異能によって、九郎には「自分という存在が『無』になる」つまりは本当の意味での「死」という概念はなくなったと考えられる。
九郎は自身に降りかかった「死」について「慣れた」と言ってのけた。
人魚の肉を喰らって得たという異能によって、九郎には「自分という存在が『無』になる」つまりは本当の意味での「死」という概念はなくなったと考えられる。
そんな九郎をーーーブチャラティは、羨ましい、と思った。
九郎と違って、ブチャラティは不死者ではない。
死に体で身体が動いていたのは、奇跡的なものであったし、
そこから蘇生を果たしたのは、それは第三者の悪意が介在したものであった。
死に体で身体が動いていたのは、奇跡的なものであったし、
そこから蘇生を果たしたのは、それは第三者の悪意が介在したものであった。
故にブチャラティは彼自身の意思で、生死の境界を塗り替えることはできない。
誤解のないように言うが、ブチャラティ自身は「死」そのものには恐怖を抱かないし、「生」そのものに固執している訳ではない。
元よりブチャラティが住まうギャングの世界は、常に死と隣り合わせ―――覚悟は出来ている。
元よりブチャラティが住まうギャングの世界は、常に死と隣り合わせ―――覚悟は出来ている。
ブチャラティが恐れているのは、使命を果たせず、志半ばで倒れることである。
九郎のことを羨ましいと思ったのは、自身の「死」によって、己が課した宿命ーーー主催者の女達や「パッショーネ」のボスのような吐き気を催すような『邪悪』を討ち、トリッシュや仲間たちを導くことーーーそれが妨げられてしまうようなことがないからだ。
基本的に人間の「生」は有限であり、その「生」を以て、何を成し得るかは、それぞれの人間の選択・行動次第となる。
(だからこそ……この命、簡単にはくれてやる訳にはいかないな)
ああ、そうだ。
この再生された命には、ブチャラティのみならず、トリッシュや仲間たちの命運も担っている。
志半ばで犬死にするわけにはいかない。
この再生された命には、ブチャラティのみならず、トリッシュや仲間たちの命運も担っている。
志半ばで犬死にするわけにはいかない。
九郎との会話を皮切りに、改めて、自身の命の重みを認識したブチャラティ。
その瞳には、必ずや使命を果たさんとする固い決意が込められていた。
その瞳には、必ずや使命を果たさんとする固い決意が込められていた。
【F-3/ホテル1F/早朝/一日目】
【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】
[状態]:疲労(中)
[服装]:普段の服装
[装備]:
[道具]:不明支給品1~3、キース・クラエスの首輪、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵)
[思考]
基本:殺し合いを止めて主催を倒す。
0:ロビーに戻り、アリア達を待つ。
1:ホテルでの解析が困難な場合は、電車を利用しての移動も視野にする。行先の候補は「早乙女研究所」。
2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。
3:カタリナ・クラエスがどのような人間なのか、興味
[備考]
※ 参戦時期はフーゴと別れた直後。身体は生身に戻っています。
※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。
【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】
[状態]:疲労(中)
[服装]:普段の服装
[装備]:
[道具]:不明支給品1~3、キース・クラエスの首輪、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵)
[思考]
基本:殺し合いを止めて主催を倒す。
0:ロビーに戻り、アリア達を待つ。
1:ホテルでの解析が困難な場合は、電車を利用しての移動も視野にする。行先の候補は「早乙女研究所」。
2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。
3:カタリナ・クラエスがどのような人間なのか、興味
[備考]
※ 参戦時期はフーゴと別れた直後。身体は生身に戻っています。
※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。
【桜川九郎@虚構推理】
[状態]:健康
[服装]:ホテルの部屋着
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3
[思考]
基本:殺し合いからの脱出
1: 一先ずはブチャラティとアリアの首輪解析に協力する
2: 岩永と紗季さんを探す
3: ジオルドを始めとする人外、異能の参加者を警戒
[備考]
※ 鋼人七瀬編解決後からの参戦となります
※ 新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。
※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。
[状態]:健康
[服装]:ホテルの部屋着
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3
[思考]
基本:殺し合いからの脱出
1: 一先ずはブチャラティとアリアの首輪解析に協力する
2: 岩永と紗季さんを探す
3: ジオルドを始めとする人外、異能の参加者を警戒
[備考]
※ 鋼人七瀬編解決後からの参戦となります
※ 新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。
※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。
◇
「でねぇ~その時のセルティの反応がまた愛らしくてさぁ―――」
「だーーーッ、もう十分ッ! セルティさんが可愛いっていうのは分かったからッ!」
「だーーーッ、もう十分ッ! セルティさんが可愛いっていうのは分かったからッ!」
アリアは後悔していた。
新羅とペアでホテル地下を捜索していたものの、何かと気まずい空気が両者の間に漂っていた。
志乃の件も尾を引いているように見えるし、その前にも何かと威嚇してきたアリアに対して、新羅が畏まっている様子であった。
器械準備室での探索で、アリアと新羅の間で交わされたのは必要最小限のマニュアル的な会話のみ。
結局、器械準備室に工具の類がなかったので、次に広々とした地下倉庫エリアを探索していたのだが、空気は変わらず死んだままであった。
志乃の件も尾を引いているように見えるし、その前にも何かと威嚇してきたアリアに対して、新羅が畏まっている様子であった。
器械準備室での探索で、アリアと新羅の間で交わされたのは必要最小限のマニュアル的な会話のみ。
結局、器械準備室に工具の類がなかったので、次に広々とした地下倉庫エリアを探索していたのだが、空気は変わらず死んだままであった。
このままでは良くない……と、アリアは思い切って新羅に話を振ってみる。
話題は、新羅の同居人であるという首なしライダー「セルティ」についてである。
話題は、新羅の同居人であるという首なしライダー「セルティ」についてである。
正直なところ、ぎこちない空気を変えることさえ出来れば、どのような話題でもよかったのだが、途端に、新羅の顔はパッと明るくなり「おお~アリアちゃん、セルティのことが気になるのかい? もう仕方ないなぁ~それじゃあ僕のとっておきの『セルティ可愛い!エピソード』を語り聞かせてあげようじゃないかぁ!」と饒舌に語り始めたのである。
最初は適当に相打ちを挟みながら、新羅の話に耳を傾けていたのだが、機関銃のように発せられるセルティエピソードは止まることを知らず。
この広い地下倉庫を探索中、延々と聞かされる羽目となってしまっている。
この広い地下倉庫を探索中、延々と聞かされる羽目となってしまっている。
いい加減うんざりして、もう十分だ、と声を上げたのだがーーー。
「まぁまぁ、そう言わずにッ! ここからのセルティがまた可愛いんだよ~」
(駄目だ、こいつ……。 早く何とかしないと……。)
(駄目だ、こいつ……。 早く何とかしないと……。)
新羅は尚もニコニコしたまま、愛する彼女が如何に素晴らしいのかを力説していく。
この手の類は何を言っても無駄だと悟ったアリアは、新羅の言葉を騒音として聞き流しながら、探索作業に従事することとした。
(しかし、良くもまあ、あそこまで他人を好きになることなんて出来るわね。私には理解できな―――)
瞬間、ふと脳裏に浮かんだのは、最近になって自身のパートナーとなった、黒髪の少し目つきの悪い彼の姿―――。
(って何でそこで、あいつが出てくるのよッ!? べ、別にッ! 私とキンジはそんな関係じゃないんだからッ!)
湯気が出そうな勢いで、顔を赤面させ、慌てて自身が描いた空想上の彼の姿を打ち消したのであった。
「うん、アリアちゃん? やけに顔が赤いけど、大丈夫かい?」
「な、何でもないわよッ! あんたも惚気話に感けてないで、ちゃんと探しなさいよねッ!」
「な、何でもないわよッ! あんたも惚気話に感けてないで、ちゃんと探しなさいよねッ!」
こうして、何かと凸凹な二人の探索は続くのであった。
【F-3/ホテル地下倉庫エリア/早朝/一日目】
【神崎・H・アリア@緋弾のアリアAA】
[状態]:疲労(中)
[服装]:武偵高の制服
[装備]:竜馬の武器だらけマント@新ゲッターロボ
[道具]:不明支給品0~2、キースの支給品(不明支給品0~2)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
[思考]
基本:武偵としてこの事件を解決する。
0:地下倉庫で、首輪解除に役立つ工具がないか物色する
1:探索を終えたらロビーに戻り、ブチャラティ達と合流する
2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。
3:佐々木志乃が気がかり……何やってんのよ……。
【神崎・H・アリア@緋弾のアリアAA】
[状態]:疲労(中)
[服装]:武偵高の制服
[装備]:竜馬の武器だらけマント@新ゲッターロボ
[道具]:不明支給品0~2、キースの支給品(不明支給品0~2)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
[思考]
基本:武偵としてこの事件を解決する。
0:地下倉庫で、首輪解除に役立つ工具がないか物色する
1:探索を終えたらロビーに戻り、ブチャラティ達と合流する
2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。
3:佐々木志乃が気がかり……何やってんのよ……。
[備考]
※ 参戦時期は少なくとも高千穂リゾート経験後です。
※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。
※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。
【岸谷新羅@デュラララ!!】
[状態]:健康
[服装]:白衣
[装備]:まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2
[道具]:基本支給品一色、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1
[思考]
基本:セルティと一緒に帰る
0:電車が来るまで、アリア達の首輪解析に協力する
1:その後、電車で池袋駅を目指しセルティを探す
2:桜川君の人体に興味。ちょっと検査してみたい
3:ジオルドを警戒。セルティに害を与えるかもしれないので、野放しにはしたくない
[備考]
※ 九郎、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。
※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
[状態]:健康
[服装]:白衣
[装備]:まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2
[道具]:基本支給品一色、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1
[思考]
基本:セルティと一緒に帰る
0:電車が来るまで、アリア達の首輪解析に協力する
1:その後、電車で池袋駅を目指しセルティを探す
2:桜川君の人体に興味。ちょっと検査してみたい
3:ジオルドを警戒。セルティに害を与えるかもしれないので、野放しにはしたくない
[備考]
※ 九郎、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。
※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。
※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。
【支給品紹介】
【マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇】
岸谷新羅に支給。
会場内施設にあるいくつかの専用の扉を開錠することができます。
尚、このマスターキーを使用できるのは「大いなる父 」、つまり「人間」にのみに限定されます。
ヒトや鬼、業魔などの人外の参加者は使用することはできません。
【マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇】
岸谷新羅に支給。
会場内施設にあるいくつかの専用の扉を開錠することができます。
尚、このマスターキーを使用できるのは「
ヒトや鬼、業魔などの人外の参加者は使用することはできません。
前話 | 次話 | |
Strange Interlude | 投下順 | 深淵の入り口 |
前話 | キャラクター | 次話 |
小さな反逆 | 神崎・H・アリア | 方針決定 |
小さな反逆 | ブローノ・ブチャラティ | 方針決定 |
Lovers | 桜川九郎 | 方針決定 |
Lovers | 岸谷新羅 | 方針決定 |