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平安神宮
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平安神宮
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概略
平安神宮(へいあんじんぐう)は、京都府京都市左京区にある神社。祭神は平安京?遷都を行った第50代桓武天皇と第121代孝明天皇(明治天皇の父)。社殿は平安京?の朝堂院(大内裏の正庁)を模し、約八分の五に縮小して創建された。神門は応天門、外拝殿は大極殿を模している。旧社格は、官幣大社。京都市民の氏神として篤く信仰されている。
平安神宮(へいあんじんぐう)は、京都府京都市左京区にある神社。祭神は平安京?遷都を行った第50代桓武天皇と第121代孝明天皇(明治天皇の父)。社殿は平安京?の朝堂院(大内裏の正庁)を模し、約八分の五に縮小して創建された。神門は応天門、外拝殿は大極殿を模している。旧社格は、官幣大社。京都市民の氏神として篤く信仰されている。
歴史
平安神宮は明治28年(1895)年に平安京?遷都千百年を記念して建てられた。当時、京都の衰退ぶりは目を覆うものがあり、幕末の戦乱と火災で市街地は荒廃し、明治維新によって天皇が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与えていた。その状況下で京都を救ったのは京都復興への市民の情熱であり、数々の復興事業を展開し、教育、文化、産業、生活などすべての面において新しい京都が模索され、同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれた。これら一連の町おこし事業のひとつとして平安神宮は創建される。平安京?の建物を模して造られた社殿はまず内国勧業博覧会のパビリオンとして使用され、のちに平安神宮の社殿とされた。その後、皇紀二千六百年にあたる昭和15年(1940)には、京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇の神霊が合祀されることになった。また神宮の創建と遷都千百年祭を奉祝する行事として時代祭?が明治28年(1895)に始められた。これは東京遷都以前の幕末から平安時代までの京都の時代風俗衣装を纏った行列が、京都の市街を巡行するもの。開催日は桓武天皇が長岡京?から都を移し新しい都に入ったとされる日、10月22日である(初回のみ10月25日に行われた)。時代祭?行列(正式には神幸列)は、京都全市域からなる市民組織「平安講社」によって運営され、当初は6列、人員500名程度の規模だったが、現在では明治維新時代、江戸時代、安土桃山時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の7つの時代を18の行列に分けて1列ずつ担当しているほか、江戸時代婦人列、中世婦人列、平安時代婦人列は京都の五花街?が輪番で担当するなど、総勢約2,000名の人々が参加する一大行列となっている。1万2,000点にもおよぶ調度品、衣裳、祭具は綿密な時代考証が重ねられ、京都が千年の間、都として培って来た伝統工芸技術の粋を集めて復元されたもの。
平安神宮は明治28年(1895)年に平安京?遷都千百年を記念して建てられた。当時、京都の衰退ぶりは目を覆うものがあり、幕末の戦乱と火災で市街地は荒廃し、明治維新によって天皇が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与えていた。その状況下で京都を救ったのは京都復興への市民の情熱であり、数々の復興事業を展開し、教育、文化、産業、生活などすべての面において新しい京都が模索され、同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれた。これら一連の町おこし事業のひとつとして平安神宮は創建される。平安京?の建物を模して造られた社殿はまず内国勧業博覧会のパビリオンとして使用され、のちに平安神宮の社殿とされた。その後、皇紀二千六百年にあたる昭和15年(1940)には、京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇の神霊が合祀されることになった。また神宮の創建と遷都千百年祭を奉祝する行事として時代祭?が明治28年(1895)に始められた。これは東京遷都以前の幕末から平安時代までの京都の時代風俗衣装を纏った行列が、京都の市街を巡行するもの。開催日は桓武天皇が長岡京?から都を移し新しい都に入ったとされる日、10月22日である(初回のみ10月25日に行われた)。時代祭?行列(正式には神幸列)は、京都全市域からなる市民組織「平安講社」によって運営され、当初は6列、人員500名程度の規模だったが、現在では明治維新時代、江戸時代、安土桃山時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の7つの時代を18の行列に分けて1列ずつ担当しているほか、江戸時代婦人列、中世婦人列、平安時代婦人列は京都の五花街?が輪番で担当するなど、総勢約2,000名の人々が参加する一大行列となっている。1万2,000点にもおよぶ調度品、衣裳、祭具は綿密な時代考証が重ねられ、京都が千年の間、都として培って来た伝統工芸技術の粋を集めて復元されたもの。
建築物
本殿・内拝殿
昭和15年(1940)、孝明天皇の鎮座にあたり、本殿・祝詞殿・内拝殿・翼舎・神楽殿(儀式殿)・額殿・内外歩廊斎館(祭典の為参篭する館)・社務所などが増改築され、社殿も大修理が行われた。昭和51年(1976)の火災で本殿と内拝殿が一部焼失したため、昭和54年(1979)に復興された。本殿は七間社流造、銅版葺。内拝殿は切妻造、銅版葺で一部丹塗りの素木造。
外拝殿(大極殿)
寝殿造、碧瓦本葺、丹塗り。平安神宮創建当初の建物で高さは約17m。東に蒼龍楼、西に白虎楼を従え、両楼閣とともに平安京?の朝堂院を模して創建された。元となった大極殿は正庁の正殿にあたり、即位礼などの重要な儀式を執り行う場所だった。正面白砂の段差の部分を龍尾檀といい、一段高くなったところに右近の橘、左近の桜が植えられている。
蒼龍楼・白虎楼
高さ約10mの二層の楼閣で碧瓦本葺、丹塗り。左右対称にできており、共に屋根中央と四隅に5つの望楼を設けている。
神門(応天門)
二層楼碧瓦本葺・丹塗りの豪華な門で、高さ約20m。平安神宮創建当初の建物。平安京?の応天門を模して造られたが、外拝殿とは違って同率(同じ大きさ)で復元されている。
神苑
約1万坪(3万3,000平方メートル)という広さを誇り、明治時代の代表的な池泉回遊式庭園として名高い。作庭は植治・七代目小川治兵衛?。社殿を取り囲むように南・西・中・東の四つの庭からなっている。明治の元老山県有朋の力添えによって明治27年(1894)に着工し、大正2年(1913)に完成。国の名勝に指定されている。庭園には年間を通じて50種類余りの鳥類が訪れ、都市のなかのオアシスもいうべき存在といえる。
南神苑は翔鸞池(しょうらんいけ)を中心に、平安時代の庭園の特色である野筋と遣水(やりみず)の様式を持つ。特に「平安の苑」は平安時代に著された書物(伊勢物語・源氏物語・古今和歌集・竹取物語・枕草子)に記されている200種余りの植物が、その一節の紹介とともに植栽されている。また平安遷都千百年を記念して敷設された日本で初めての電車、チンチン電車も展示されている。春にはたくさんの八重紅しだれ桜が咲く観桜の名所。南神苑のみ昭和43年(1968)に増築されたもの。
西神苑は閑静な雰囲気の池泉回遊式庭園で、白虎池の水際には花菖蒲が群生し、初夏には水面に睡蓮が彩りを添える。西側の築山の上には澄心亭(ちょうしんてい)という茶室があり、4月と8月を除く毎月第二日曜日には茶席が催されている(有料)。
中神苑は蒼龍池を中心とし、池に浮かぶ珊瑚島までは「臥龍橋」と称する飛び石が配置されている。これは天正年間に豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が用いられており、「この橋を渡る人には、龍の背にのって池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わっていただく」という小川治兵衛?の作庭の意図が織り込まれている。
東神苑は栖鳳池を中心に、尚美館や泰平閣が建ち、東には東山連山のひとつ華頂山を借景とした雄大な眺めが広がる池泉回遊式庭園。池には蓬莱山をあらわした鶴島と亀島は松を頂いて浮かんでいる。
南神苑は翔鸞池(しょうらんいけ)を中心に、平安時代の庭園の特色である野筋と遣水(やりみず)の様式を持つ。特に「平安の苑」は平安時代に著された書物(伊勢物語・源氏物語・古今和歌集・竹取物語・枕草子)に記されている200種余りの植物が、その一節の紹介とともに植栽されている。また平安遷都千百年を記念して敷設された日本で初めての電車、チンチン電車も展示されている。春にはたくさんの八重紅しだれ桜が咲く観桜の名所。南神苑のみ昭和43年(1968)に増築されたもの。
西神苑は閑静な雰囲気の池泉回遊式庭園で、白虎池の水際には花菖蒲が群生し、初夏には水面に睡蓮が彩りを添える。西側の築山の上には澄心亭(ちょうしんてい)という茶室があり、4月と8月を除く毎月第二日曜日には茶席が催されている(有料)。
中神苑は蒼龍池を中心とし、池に浮かぶ珊瑚島までは「臥龍橋」と称する飛び石が配置されている。これは天正年間に豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が用いられており、「この橋を渡る人には、龍の背にのって池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わっていただく」という小川治兵衛?の作庭の意図が織り込まれている。
東神苑は栖鳳池を中心に、尚美館や泰平閣が建ち、東には東山連山のひとつ華頂山を借景とした雄大な眺めが広がる池泉回遊式庭園。池には蓬莱山をあらわした鶴島と亀島は松を頂いて浮かんでいる。
尚美館(貴賓館)
栖鳳池の西岸から池に突き出すようにして建つ。入母屋造、檜皮葺。大正元年(1912)に京都御所?から下賜された建物で、内部は豪華な襖絵で飾られている。
泰平閣(橋殿)
栖鳳池に架かる屋根付きの橋の中央にある楼閣。寄棟重層造、檜皮葺。大正元年(1912)に京都御所?から下賜されたもの。
大鳥居
平安神宮の参道、神宮道にある高さ約24mの朱塗りの鳥居。鉄筋コンクリートで造られている。昭和4年(1929)の建造。
文化財
国宝
なし
重要文化財(建造物)
なし
重要文化財(美術工芸品)
なし
名勝
平安神宮神苑
拝観情報
住所 京都市左京区岡崎西天王町97
電話番号 075-761-0221
拝観時間 6:00~18:00(3/1~3/14と9/1~10/31は17:30、11/1~2/28は17:00)
神苑参拝は8:30~17:30(3/1~3/14と9/1~10/31は17:00、11/1~2/28は16:30)、10/22参拝休止
拝観料 境内自由、神苑参拝600円
アクセス 市バス「京都会館美術館前」下車すぐ
駐車場 徒歩圏内(約3分)に市営駐車場あり(60分500円、超過30分毎に200円)
住所 京都市左京区岡崎西天王町97
電話番号 075-761-0221
拝観時間 6:00~18:00(3/1~3/14と9/1~10/31は17:30、11/1~2/28は17:00)
神苑参拝は8:30~17:30(3/1~3/14と9/1~10/31は17:00、11/1~2/28は16:30)、10/22参拝休止
拝観料 境内自由、神苑参拝600円
アクセス 市バス「京都会館美術館前」下車すぐ
駐車場 徒歩圏内(約3分)に市営駐車場あり(60分500円、超過30分毎に200円)
主な祭事
1月1日 元旦祭
1月15日 成人祭
1月30日 孝明天皇祭
2月3日 節分祭
2月11日 紀元祭
3月15日 桓武天皇御鎮座記念祭
4月1日~15日 観桜茶会
4月上旬 紅しだれコンサート
4月13日 桓武天皇祭
4月15日 例祭
4月16日 神饌講・澄心会
5月5日 愛護祭
5月立夏の日 更衣祭
6月1日・2日 京都薪能
6月上旬 神苑無料公開
6月15日 献酒祭
6月30日 夏越大祓式
7月15日 茶業繁栄祈願献茶祭
9月19日 神苑無料公開
9月秋分の日 秋分祭
9月最終日曜日 煎茶献茶祭
10月15日~23日 時代祭?
10月19日 孝明天皇御鎮座記念祭
11月3日 明治祭
11月立冬の日 更衣祭
11月15日 七五三祭
11月23日 新嘗祭・勧農祭
12月23日 天長祭
12月25日 煤拂祭
12月31日 大祓式・除夜祭
1月1日 元旦祭
1月15日 成人祭
1月30日 孝明天皇祭
2月3日 節分祭
2月11日 紀元祭
3月15日 桓武天皇御鎮座記念祭
4月1日~15日 観桜茶会
4月上旬 紅しだれコンサート
4月13日 桓武天皇祭
4月15日 例祭
4月16日 神饌講・澄心会
5月5日 愛護祭
5月立夏の日 更衣祭
6月1日・2日 京都薪能
6月上旬 神苑無料公開
6月15日 献酒祭
6月30日 夏越大祓式
7月15日 茶業繁栄祈願献茶祭
9月19日 神苑無料公開
9月秋分の日 秋分祭
9月最終日曜日 煎茶献茶祭
10月15日~23日 時代祭?
10月19日 孝明天皇御鎮座記念祭
11月3日 明治祭
11月立冬の日 更衣祭
11月15日 七五三祭
11月23日 新嘗祭・勧農祭
12月23日 天長祭
12月25日 煤拂祭
12月31日 大祓式・除夜祭
その他
京都検定出題
平成16年(2004)第1回京都検定3級出題
「平安神宮は、桓武天皇と( )の二人の天皇が祭神である。」
「平安神宮は、桓武天皇と( )の二人の天皇が祭神である。」
平成16年(2004)第1回京都検定2級出題
「平安神宮の社殿は、明治28年(1895)、平安京の政庁の中心であった( )の形式を縮小して復元したものである。」
「祭と行われる神社について誤っているものを選びなさい。 (ア)烏相撲・上賀茂神社 (イ)田植祭・伏見稲荷大社 (ウ)水祭・貴船神社 (エ)名月管弦祭・平安神宮」
「平安神宮の社殿は、明治28年(1895)、平安京の政庁の中心であった( )の形式を縮小して復元したものである。」
「祭と行われる神社について誤っているものを選びなさい。 (ア)烏相撲・上賀茂神社 (イ)田植祭・伏見稲荷大社 (ウ)水祭・貴船神社 (エ)名月管弦祭・平安神宮」
平成17年(2005)第2回京都検定3級出題
「平安神宮について誤っているものを選びなさい。 (ア)平安神宮は明治28年(1895)に平安遷都1,100年を記念して建立された (イ)祭神は桓武天皇と孝明天皇である (ウ)社殿は平安京の大内裏の正庁である朱雀院を模して建立された (エ)二層の神門は応天門、拝殿は大極殿を模して建立された」
「平安神宮について誤っているものを選びなさい。 (ア)平安神宮は明治28年(1895)に平安遷都1,100年を記念して建立された (イ)祭神は桓武天皇と孝明天皇である (ウ)社殿は平安京の大内裏の正庁である朱雀院を模して建立された (エ)二層の神門は応天門、拝殿は大極殿を模して建立された」
平成17年(2005)第2回京都検定2級出題
「京都に夏を告げる京都薪能は( )で6月1日と2日に行われる。」
「京都に夏を告げる京都薪能は( )で6月1日と2日に行われる。」
平成17年(2005)第2回京都検定1級出題
「平安神宮について150字以上200字以内の文章で書きなさい。祭神、創建年とその時代背景、社殿は平安京の何を模したか、神苑の作庭者名、6月1日と2日に行われる行事名、は必ず含むことにする。」
「平安神宮について150字以上200字以内の文章で書きなさい。祭神、創建年とその時代背景、社殿は平安京の何を模したか、神苑の作庭者名、6月1日と2日に行われる行事名、は必ず含むことにする。」