我はオヤシロさま。
我こそはオヤシロさまの祟り。
我を祟めよ、讃えよ、そして畏れよ。
我が紡ぐは祟りにあらず、死にあらず。
我こそはオヤシロさまの祟り。
我を祟めよ、讃えよ、そして畏れよ。
我が紡ぐは祟りにあらず、死にあらず。
我が紡ぐは歴史なり。
歴史は祟りを語り、我が存在を
永劫に語り伝えるであろう。
歴史は祟りを語り、我が存在を
永劫に語り伝えるであろう。
我こそは祟りなり、
肉で出来た身を超越し者なり。
この身が例え朽ち果てようとも、
我が紡ぎし歴史は
永遠に残り続けるであろう。
肉で出来た身を超越し者なり。
この身が例え朽ち果てようとも、
我が紡ぎし歴史は
永遠に残り続けるであろう。
「ひぐらしのなく頃に」より
目覚めた、目覚めてしまった。
目が覚めなければよかったのに――少し思う。
目が覚めなければよかったのに――少し思う。
けれど、今日も陽(よう)として日は昇り、陰として月は沈む。
今日はいつ? 歳を取ると月日の早さに目がくらんでしまう。
時刻は平等ではない、そう思う。
5歳にとっての1年は人生の5分の1である。
50歳にとっての1年は人生の50分の1である。
生きれば生きるほど、速度が早くなる。
5歳にとっての1年は人生の5分の1である。
50歳にとっての1年は人生の50分の1である。
生きれば生きるほど、速度が早くなる。
まるで、同じ事を何度も繰り返しているように。
今日、目にする陽と、昨日の陽は何かが違うのだろうか?
去年の今の陽と、今年の陽は何かが違うのだろうか?
去年の今の陽と、今年の陽は何かが違うのだろうか?
今日はいつ? 昨日? 明日? それとも?
ただ、それでも、時刻は刻刻と過ぎていく。
何かが泣いている、鳴いている、啼いている。
ああ、あれは・・・せみ?・・・ひぐらし?・・・とり?・・・とり!?
「鳥!!」
思わず叫んでしまった。
「何ですか先生!、いきなり!!」
思わず叫んでしまった。
「何ですか先生!、いきなり!!」
ここは・・・夕暮れに染まった世界のどこに自分がいるのか、わかるまで一刻かかった。
「寝ぼけたんですか、僕は鳥ではなく鳥口ですよ」
ごめん――そう答えて、私は私を取り戻す。
「もうすぐ雛見沢につきますよ」
時刻は4時を大きく過ぎていた、朝の8時前に出たのだから8時間以上も過ぎている。
5・6時間で着くと予定だったはずだが、思ったよりも時間を喰ってしまったようだ。
私は窓を大きく開けた、東京とは違う匂いがする。
ごめん――そう答えて、私は私を取り戻す。
「もうすぐ雛見沢につきますよ」
時刻は4時を大きく過ぎていた、朝の8時前に出たのだから8時間以上も過ぎている。
5・6時間で着くと予定だったはずだが、思ったよりも時間を喰ってしまったようだ。
私は窓を大きく開けた、東京とは違う匂いがする。
ああ、ひぐらしが鳴いている。