オリジナルの定義は以下である。
[1]自然数と関数のペアから、自然数と関数のペアへの写像S(S 変換)を以下で定義する。
ただし g(x) は以下で与えられる。
[2] 自然数、関数、S変換から同様の組を生み出す写像 SS を以下で定義する。
ただし S2 と n,g(x) は順次以下で与えられる。
[3] に SS 変換を 63 回繰り返して得た自然数をふぃっしゅ数、関数をふぃっしゅ関数とする。
上記においてはというmとかfとかgとかxとかごっちゃになった表記で分かり辛いが、要するにふぃっしゅっしゅ氏がやろうとした事は何かというと、数の増幅とともに関数の増幅をも同時に試みたという事である。つまり表記を多少変えて説明すると、
に変換を掛けると、より大きな自然数、より爆発力の高い関数
が生まれる、と言い換えることができる。さらに変換を掛けて
となり、→
→
・・・と続く、という風に読み替えても良い。じゃあ
を作るためのプロセスの中身はなんぞや、というのが、前半のS変換の定義である。
まず最初の段階で抑えておくべきは関数B(m,n)についてである。関数Bの規則2、3はアッカーマン関数と定義的に完全に一致する。規則1はアッカーマンだとA(0,n)=n+1となる所だが、B(0,n)の場合は=f(n)と関数fが入ってしまう。ここがミソである。
まずアッカーマンの場合と同じように、B(1,n)、B(2,n)について、f(n)を用いてどのような実体が表せるかを見る。
↑これ以上は限界容量を超えるので書けません。
つまりこれは、縦横に表記の拡大を繰り返す操作です。
段重ねの数は常にn+1になりますので、中々厄介ではありますが、当然ながら段重ねの数が巨大数レベルになれば、1つや2つの違いは無視できるようになります。