「はい、赤い靴」
その日
赤い靴の契約者が、赤い靴にチョコレートを渡してきた
明日は槍か兄貴が降るな、と赤い靴はその瞬間、そう考えて
何かを察した契約者に、盛大に殴られた
赤い靴の契約者が、赤い靴にチョコレートを渡してきた
明日は槍か兄貴が降るな、と赤い靴はその瞬間、そう考えて
何かを察した契約者に、盛大に殴られた
「あれだ、ロリなんだから、すぐ暴力に走る癖は治した方がいいぞ」
「あんた相手だけだから、安心しなさい」
「あんた相手だけだから、安心しなさい」
なるほど
いや、それは安心してもいいのだろうか
若干、悩むところだが
いや、それは安心してもいいのだろうか
若干、悩むところだが
「バレンタインなんだから、別に渡してもいいでしょ?」
「まぁ、そうだが」
「まぁ、そうだが」
まさか、もらえるとはこれっぽっちも思っていなかった
こちらからは、契約者にチョコを用意していたから、すでに渡しているが…
こちらからは、契約者にチョコを用意していたから、すでに渡しているが…
「返却は受け付けないわよ」
「返却など、しないさ」
「返却など、しないさ」
ありがたくいただく、と
「ロリコン自重しろ」と白いチョコペンで書かれた、その大きなチョコレートを、赤い靴は遠慮なく食べたのだった
「ロリコン自重しろ」と白いチョコペンで書かれた、その大きなチョコレートを、赤い靴は遠慮なく食べたのだった
終われ