「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-22

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匿名ユーザー

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(裂邪>37度2分か・・・夏風邪かも知れんな。
(ミナワ>そう・・・ですか・・・

ある夏の雨降る日。 裂邪は体温計の数字を見て悩んでいた。どうやらミナワが熱を出したらしい。

(裂邪>ここ暫く川で遊びすぎたかな・・・てか、都市伝説も風邪引くのか?
(バク>ただでさえ都市伝説がうようよしてるバクから、この町は何が起こっても不思議じゃないバク。
   「都市伝説風邪」とか、契約者の間で噂にでもなってるんじゃないバクか?
(裂邪>新しい病名出すなよ!不安になる!
(シェイド>マァ、ミナワハ人間タイプダカラ、人間ガ引クヨウナ風邪デモ感染シタノデハナイカ?
     何レニセヨ、安静ハ必要ダナ。
(裂邪>もちろん。 でもごめんな、今日は登校日なんだ・・・できれば一緒にいてやりたいのに。
(ミナワ>ありがとうございます。 お気持ちだけで十分ですよ。
    主人様は、やるべきことをやって下さい。
(裂邪>ありがとう・・・じゃ、行ってくるわ。効くかわからんが、薬と水置いとくから飲んどいてくれ。
   ちゃんと寝てなきゃダメだぞ? 元気になったら・・・あ、いいや。
(ミナワ>何だったんですかぁ~///
(裂邪>ウヒヒヒヒヒw あぁバクとウィル、外出を許可するってか、出ろ。
(ウィル>何故でい?
(裂邪>バクが「都市伝説風邪」とか恐いこと言ってるからな。お前等まで感染されるとまずい。
(バク>この雨で散歩しろっていうバクか!?
(裂邪>爺さん婆さんはしょっちゅうやってるわ!
(バク>ハァ・・・変な事言うんじゃなかったバク・・・
   オイラが風邪引いて帰ってきたら主の所為バクからね!
(裂邪>「バク」は風邪引かないって相場が決まってんでい!
(ウィル>それあっしの・・・
(獏>そりゃ「バク」じゃねぇ「バカ」だバーカ!

ぶつぶつ言いながら、獏はウィルと共にしとしとと雨降る空へ駆け上がった。
実はこうしていると獏の能力も向上するので、裂邪としては一石二鳥なのだが。
裂邪がふぅ、と溜息をつくと、シェイドはスッと影に溶ける。

(裂邪>・・・じゃ、俺もそろそろっ!
(ミナワ>へ?あのちょっ・・・・・んん・・・・・ふあぁ!
    す、するならするって言ってくださいよぉ!///
    それにうつっちゃったらどうするんですか!?///
(裂邪>ま、前から「行ってきます」のキスに憧れてたんだよ!///
   それに、俺は風邪引いた事が無いから大丈夫!

お互いに顔を真っ赤にして笑ったあと、裂邪は名残惜しそうに部屋を出た。
彼としては、大切な人のことが心配なのだろうが・・・やりすぎだ。

(ミナワ>・・・ご主人様ったらぁ・・・余計に熱くなっちゃいましたよぉ・・・///
    ・・・・・・「元気になったら」・・・キス以上のこととkは、早く寝ませんと!///

薬を飲み、ガバッと布団を顔までかけるミナワ。
暫く胸の高鳴りの所為で眠れなかったが、次第にうとうととし始めた。







数時間後。 パチッ、とミナワは目を開いた。 目の前には、お盆を持った黒いロングヘアの女性の姿。

(明美>あら、起こしちゃったかしら。
(ミナワ>あ、いえ、そんなこt―――――えぇぇぇぇぇぇぇ!?

彼女は飛び起きて、壁の方に後退った。 しかし、明美は常に穏やかだった。

(明美>うふふ♪ もうお昼だから、御雑炊作ってきたんだけど、食べられそう?
(ミナワ>え、いや、あの、その・・・・ご、ご主人様の、お母様・・・でいらっしゃいますか?
(明美>ええ。
(ミナワ>わ、私が誰かとか、何でここにいるかとか・・・訊かないんですか?
(明美>ミナワちゃんでしょ? いつも裂邪がお世話になってます。
(ミナワ>あ、いえいえこちらこそ・・・ってご存知なんですか!?
(明美>貴方の方が訊きたい事が多そうね;

明美はまずお盆をミナワに差し出した。
驚きの連続があってか、彼女は震えながらそれを受け取り、さじですくって口に運ぶ。

(ミナワ>・・・美味しい!
(明美>よかった~、裂邪ったら、貴方の料理の方が気に入ってるみたいだから、ちょっと不安だったの。
(ミナワ>そ、そんなことまでご存知だったんですか///
(明美>昔、都市伝説に襲われた事があってね、
   それから都市伝説の姿が見えたりするようになっちゃって。
   貴方達の事はここに来た時から気づいてたの。裂邪とマサヨシが契約者だってことも知ってたし。
(ミナワ>そうだったんですか・・・
(明美>他にもね、裂邪と貴方の関係のことm
(ミナワ>ち、違います違います! そ、そんな気は、その・・・ご、ごめんなさい!///
(明美>謝らなくてもいいのよ? こっちとしては、嬉しかったの。
(ミナワ>・・・?
(明美>あの子、昔から男の子も女の子も関係なく友達がいなくて、ずっと1人だったの。
   だから、ミナワちゃんっていう友達がいるって知って、ちょっと安心しちゃって・・・
(ミナワ>お母様・・・
(明美>あ、ごめんなさい、おかわり持ってこようかしら?
(ミナワ>いえ、ご馳走様でした。
    ・・・あの、ご主人様の話、聞かせて頂いてもよろしいでしょうか?

明美は笑顔で首を縦に振り、ベッドに腰掛け、裂邪の話を始めた。



そしてまた数時間後。女の話は本当に長いものだ。 いつの間にか、話し手はミナワに替わっていた。

(ミナワ>―――それで、私がそのゴム人間という都市伝説に追い詰められてしまって、
    全て諦めていたんですけど、そこにご主人様が現れて・・・はぁ、ご主人様ぁ・・・///

勝手に頬を赤らめるミナワ。 明美はニヤニヤしながらそれを眺めていた。

(ミナワ>・・・あ、失礼しました!///
(明美>いいのよ。 ホントに好きなのね、裂邪の事。
(ミナワ>そ、そんなぁ・・・///
(明美>そっか、裂邪が・・・そんなところだけミツに似てたのね。
(ミナワ>ミツ?・・・あ、お父様ですか?
(明美>そう。 さっき都市伝説に襲われたことがあるって言ったでしょ?
   その時都市伝説から私を助けてくれたのが、ミツだったの。
(ミナワ>ご主人様と同じ・・・
(明美>普段からいたずらばっかりやってたけど、正義感だけはしっかり受け継いでたみたいね。
   いたずらといえばミナワちゃん、裂邪に変なことされてない?
(ミナワ>ご、ご主人様はそんなことしませんよ!
(明美>でも、朝からあっついヤツしてたんでしょ?
(ミナワ>どこまで知ってるんですかぁ~!///
(明美>うふふ♪ 裂邪が気に入るわけだわ。
(ミナワ>え?///

チラ、と明美は時計に目をやると、はっと思い出したように立ち上がる。

(明美>ごめんなさい、もうすぐ裂邪が帰ってきちゃう。 あ、このことは内緒ね?
(ミナワ>はい。 今日は本当に・・・ありがとうございました!
(明美>こちらこそありがと。 これからも裂邪をよろしくね。

ガチャッ、とドアを開けたが、立ち止まってそのまま振り返る。

(明美>結婚とかは、決まってるの?
(ミナワ>もぉ~! お母様のいじわるぅ~!///

真っ赤になっているミナワを見て、明美はまた笑って部屋を出た。
彼女が部屋を出てすぐに、「ただいま」という声と、物凄いスピードで階段を駆け上がる音が聞こえた。

(裂邪>はぁ、はぁ・・・ミナワ! 大丈夫か!?
(ミナワ>はい、お陰様で。
(裂邪>ぐっすり眠ったか? 熱は計ったか? 飯は食べたか?
   下着はこまめに替えたか? 脱いだパンツは何処だ?
(ミナワ>もぅ、心配しすぎですyって最後の質問要りませんよね!?
(裂邪>バレたかw でもキスした後なんだから、パンツの中身とか気になるじゃない?
(ミナワ>ご主人様のえっちぃ///

ウヒヒヒ、と笑いながら、裂邪は机の上に鞄をおろし、教科書やノートを出す。

(ミナワ>・・・いいお母様ですね。
(裂邪>ん? お袋がどうした?
(ミナワ>あ、何でもありません。
(裂邪>ふぅん・・・む・・・・・・

裂邪は何か考え事をしていた、かと思えば。 突然ミナワの両手を押さえた。

(ミナワ>ほえ!? ご、ごしゅじ―――
(裂邪>最近、シェイドを影の中に閉じ込めておく方法を知ってな。今ならバクとウィルもいないし・・・いい、だろ?
(ミナワ>あ、あの・・・・・・・・・・・・・はい♪
(獏>主てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
(ウィル>昼間っからなんて事を;
(裂邪>げっ! は、早かったなお前等!
(シェイド>裂邪貴様ァァァァァァァァァ! ヨクモ私ヲ閉ジ込メテクレタナァ!?
(裂邪>しまった! 待てシェイド落ち着け! 俺は別にそんなつもりj
(シェ+獏>聞く耳持たんわぁ!

獏は裂邪をベッドの上から引き摺り下ろし、シェイドと共に彼をボコボコにしだした。
もう、止められない・・・少し残念だったが、色々知る事ができて嬉しかったミナワであった。

   ...END

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