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連載 - 赤い靴・DNo-14a

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だれでも歓迎! 編集
 …何だか、様子がおかしいように見えたから
 心配に、なったのだ
 彼の考えは、ただ、それだけで
 何かを企んでいた訳でもなく、ただただ本当に、心配していただけだったのだ


 2年B組の模擬店の呼び込みを手伝っていたディラン
 他のクラスの生徒なのだが、様々事情によりこのクラスを手伝っていた繰の様子が、何だかおかしい事に気づいて

「繰ちゃん?具合、悪いの?」

 …そこで
 繰が休憩時間に入り、控え室に入ったところで
 ディランも休憩時間だった事もあり、控え室に入って、繰にそう尋ねた

「え?……い、いえ、な、何でもないけど」

 なぜか、慌てた様子の繰
 顔が、赤い
 …熱でもあるのだろうか?
 ディランは繰に近づくと、そっと、頬と額に触れる
 ………ほのかに、熱い

「~~~~っな、何を」
「熱いよ?熱、あるんじゃないかな……大丈夫?」

 じ、と
 至近距離で、心配そうに繰を見つめるディラン
 …息がかかるほどの、至近距離に
 繰はますます慌てる

「ね、熱なんてないわよ、大丈夫!!」
「そう…?無理しちゃ、駄目だよ。疲れていたり、具合が悪いなら、他の人に言って、しっかり休ませてもらったほうがいいよ…?」

 至近距離で、見つめたまま
 心配そうに、そう言ってくるディラン


 …ディランは、気づかない
 繰のスカートの中身が、ほぼ全裸状態である事に
 ディランは気づかない
 繰が、他に誰もいないこの休憩時間中に、急いで下着を履き直そうとしていた事に

 まさか、スカートの中がそんな事になっているなど
 気づくはずも、ないのだから
 …思い切り、着替えの邪魔になってしまっている、その事実に
 ディランが、気づくはずもなく
 そして、繰もまた、自分がそんな状態になっているなど、恥ずかしくて口に出せる訳もなく

 …なかなか、繰が下着をはきなおせない状況が続くのだが
 誰が悪い訳でもないのである





続くかどうかわからない




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