繰が、いかにディランを部屋から追い出し、宏也から取り戻した下着をはきなおそうか
それを必死に考えていた、その時
それを必死に考えていた、その時
……にゃあ、と
猫の鳴き声が、聞こえた
猫の鳴き声が、聞こえた
「え?」
繰が、声のした方向を、見ると
うにゃん?と首をかしげている猫が一匹
ふわふわした毛の長い、若干大柄な猫がちょこんっ、と座って、繰とディランを見つめていた
うにゃん?と首をかしげている猫が一匹
ふわふわした毛の長い、若干大柄な猫がちょこんっ、と座って、繰とディランを見つめていた
「あ……だ、ダミア?どこから入ってきたの、駄目だよ…」
「え?何、この猫、先生の?」
「あ、う、うん……」
「え?何、この猫、先生の?」
「あ、う、うん……」
うにゃにゃん
ディランの言葉を理解しているのかいないのか、ダミアと呼ばれたその猫は、てちてちと二人に近づいてきた
じ~~~っと、二人を見つめて
そして、何を思ったのか
ディランの言葉を理解しているのかいないのか、ダミアと呼ばれたその猫は、てちてちと二人に近づいてきた
じ~~~っと、二人を見つめて
そして、何を思ったのか
「っきゃ!?」
「く、繰ちゃん!?」
「く、繰ちゃん!?」
ぴょ~~ん!と、繰に向かって、飛び掛った
繰に自覚はなかったが、メイドとして接客していて、甘いケーキなども運んでいた訳で
彼女が纏うその甘い香りを、ダミアが感じ取ったのだ
猫とは言え、大柄なダミアに飛び掛られ、椅子から転げ落ちそうになる繰
その繰に、ディランは慌てて手を伸ばしたが
繰に自覚はなかったが、メイドとして接客していて、甘いケーキなども運んでいた訳で
彼女が纏うその甘い香りを、ダミアが感じ取ったのだ
猫とは言え、大柄なダミアに飛び掛られ、椅子から転げ落ちそうになる繰
その繰に、ディランは慌てて手を伸ばしたが
「にゃ?」
「うわっ!?」
「うわっ!?」
ふみっ
繰に飛び掛った、ダミアが
繰に手を伸ばしたディランの頭を、思い切り踏んづけて
結果として、繰もディランも、倒れこんでしまい
繰に飛び掛った、ダミアが
繰に手を伸ばしたディランの頭を、思い切り踏んづけて
結果として、繰もディランも、倒れこんでしまい
「いたた……もう、何なの………よ」
ぴし、と
今の状況に、固まる繰
にゃ??と、ダミアは愛らしく首をかしげている、が
今の状況に、固まる繰
にゃ??と、ダミアは愛らしく首をかしげている、が
待て
何がどうなって、こう言う状況になった!!??
何がどうなって、こう言う状況になった!!??
「あぅ………いたた……だ、ダミア?ぼ、僕の、頭から……降りて、くれる、かな……?」
「あ、ま、待った!降りないで!このままで!!」
「………え?」
「あ、ま、待った!降りないで!このままで!!」
「………え?」
慌てた様子の繰の言葉に、ディランは首を傾げようとするが……後頭部にダミアが乗っている状況では、首を傾げられない
……今、どんな状況になっている、か?
それは、繰が床に、脚を開いた状態で座り込み
どう言うタイミングで入り込んでしまったのか、その両足の間に……ディランの頭が、入ってしまっていて
スカート越しに、その後頭部に、ダミアが座っている状況
すなわち
ダミアが体をどけて、ディランが顔を上げたら
見える
色々と、見えてしまう
まだ、宏也から取り戻した下着をはきなおしていないのである
全体的に色々と見えてしまうっ!!??
それは、繰が床に、脚を開いた状態で座り込み
どう言うタイミングで入り込んでしまったのか、その両足の間に……ディランの頭が、入ってしまっていて
スカート越しに、その後頭部に、ダミアが座っている状況
すなわち
ダミアが体をどけて、ディランが顔を上げたら
見える
色々と、見えてしまう
まだ、宏也から取り戻した下着をはきなおしていないのである
全体的に色々と見えてしまうっ!!??
「え、えぇと、繰ちゃん………どう言う状況、なのか……聞いても、大丈夫……?」
「き、聞くなっ!?自分で考えなさいよ、それくらいっ!!」
「あぅぅ……っ!?ご、御免なさい……」
「き、聞くなっ!?自分で考えなさいよ、それくらいっ!!」
「あぅぅ……っ!?ご、御免なさい……」
おどおどした様子のディランの言葉に、真っ赤になって答える繰
うにゃにゃん??と、ダミアは不思議そうに、不思議そうに首をかしげていて
うにゃにゃん??と、ダミアは不思議そうに、不思議そうに首をかしげていて
この状況、一体、どうしたら良いのか
思考を混乱させ、繰は固まってしまっているのだった
思考を混乱させ、繰は固まってしまっているのだった
続くかどうかさっぱりわからないから困る