(凛々>これは、ウチがR-No.875から聞いた話なんやけどな・・・
「組織」本部の一室にて
R-No.8―乱堂凛々が、勿体ぶった表情でデスクに身を乗り出す
ｺﾞｸﾘと唾を飲み込みながら、真剣に話を聞いているR-No.6―ロベルタ・リベラとR-No.7―ラピーナ・レスピーギ
凛々は暫し２人の熱い視線をニヤニヤ笑って楽しそうに見ると、口を開いた
R-No.8―乱堂凛々が、勿体ぶった表情でデスクに身を乗り出す
ｺﾞｸﾘと唾を飲み込みながら、真剣に話を聞いているR-No.6―ロベルタ・リベラとR-No.7―ラピーナ・レスピーギ
凛々は暫し２人の熱い視線をニヤニヤ笑って楽しそうに見ると、口を開いた
(凛々>この「組織」には・・・X-No.がホンマにおるらしい！
(ロベルタ>えーうっそぉ！？
(ラピーナ>ほ、ホントなの？
(凛々>ウチを信じなぁれや、紛う事なき真実やで！
(6＋7>へ、へぇ～
(凛々>なはははは、２へぇ貰たで♪
(ラピーナ>あ、つい言っちゃったんだよー・・・
(ロベルタ>むむむ、恐るべしだね凛々ちゃんは
(ロベルタ>えーうっそぉ！？
(ラピーナ>ほ、ホントなの？
(凛々>ウチを信じなぁれや、紛う事なき真実やで！
(6＋7>へ、へぇ～
(凛々>なはははは、２へぇ貰たで♪
(ラピーナ>あ、つい言っちゃったんだよー・・・
(ロベルタ>むむむ、恐るべしだね凛々ちゃんは
どうやら、相手の知らなさそうな話をして『へぇ』を多く言わせた者が勝つ、
という珍妙なゲームをしているようである
わいわいと３人で盛り上がっていると、不意にドアが開かれ、
部屋に緑の髪の小柄な少女―R-No.1、六条 蓮華が不機嫌そうな様子で入ってきた
という珍妙なゲームをしているようである
わいわいと３人で盛り上がっていると、不意にドアが開かれ、
部屋に緑の髪の小柄な少女―R-No.1、六条 蓮華が不機嫌そうな様子で入ってきた
(蓮華>・・・何やってるんですか連番トリオ
(ロベルタ>あ、蓮華さん
(凛々>連番て・・・ウチらは宝くじかいな；
(蓮華>あと、一応言っておきますけど
X-No.は「組織」結成から現在に至るまでただの１人もいませんよ
(ロベルタ>あ、蓮華さん
(凛々>連番て・・・ウチらは宝くじかいな；
(蓮華>あと、一応言っておきますけど
X-No.は「組織」結成から現在に至るまでただの１人もいませんよ
凍ったように固まる空間
数秒後、ロベルタとラピーナの視線は鋭く冷たいものとなって凛々に突き刺さる
数秒後、ロベルタとラピーナの視線は鋭く冷たいものとなって凛々に突き刺さる
(ラピーナ>凛々ちゃーん、どういうことなのー？？
(凛々>え、な、んなアホな、ウチは嘘吐いてへんで！？
(蓮華>「組織」が出来る前は、候補はいたと噂で聞きましたが・・・No.0だけだったらしいですが
今も行方不明で、「組織」には戻ってませんし、追加メンバーも無し・・・永久欠番状態ですよ、X-No.は
(6＋7>リぃ～リぃ～ちゃぁ～ん？？？
(凛々>あんまりや！？ 怒るんやったらウチやのぉてハナゲに怒ってぇな！？
(凛々>え、な、んなアホな、ウチは嘘吐いてへんで！？
(蓮華>「組織」が出来る前は、候補はいたと噂で聞きましたが・・・No.0だけだったらしいですが
今も行方不明で、「組織」には戻ってませんし、追加メンバーも無し・・・永久欠番状態ですよ、X-No.は
(6＋7>リぃ～リぃ～ちゃぁ～ん？？？
(凛々>あんまりや！？ 怒るんやったらウチやのぉてハナゲに怒ってぇな！？
若干涙目になりながら２人に弁解する凛々
ハァ、と呆れ気味に溜息を吐いて、蓮華は己のデスクについてノートパソコンを開く
ハァ、と呆れ気味に溜息を吐いて、蓮華は己のデスクについてノートパソコンを開く
(蓮華>・・・あ、
ふと、思い出したように、言葉を紡いだ
(蓮華>似たようなナンバーならありますよ、X-No.と
３人の反応は早かった
一瞬にして食い入るように近寄り、必要以上に顔を近づける
一瞬にして食い入るように近寄り、必要以上に顔を近づける
(ラピーナ>なになにー？ 似たようなナンバーって
(ロベルタ>面白そー、話してよ蓮華さん！
(凛々>流石蓮華はんや！ よっ、ナンバーワン！
(蓮華>実際にNo.1なので全く褒められてない気もしますが・・・まぁ、いいでしょう
(ロベルタ>面白そー、話してよ蓮華さん！
(凛々>流石蓮華はんや！ よっ、ナンバーワン！
(蓮華>実際にNo.1なので全く褒められてない気もしますが・・・まぁ、いいでしょう
小さく笑うと、彼女は早々とキーボードを叩き何かを打ち込んで、ディスプレイを凛々達に見せた
書かれていたのは、『Ｘ』『Χ』『Х』の３文字
頭上にクエスチョンマークを浮かべて、３人の首は９０度に傾けられる
書かれていたのは、『Ｘ』『Χ』『Х』の３文字
頭上にクエスチョンマークを浮かべて、３人の首は９０度に傾けられる
(蓮華>読めますか？
(ロベルタ>読めますか、って・・・
(凛々>そない言われても・・・
(ラピーナ>全部一緒なんだよー？
(蓮華>でも実際は、全部違う字なんですよ
最初の『Ｘ』は件のアルファベットの一つ『エックス』ですが、
次の『Χ』はギリシャ文字の『カイ』、最後の『Х』はキリル文字の『ハー』です
(凛々>ギリシャ文字とかキリル文字とか「組織」におったん！？
(蓮華>まぁ、A～Zまでのアルファベットのナンバーを持つ黒服は、嫌な言い方をすれば腐るほどいますが、
逆にギリシャ文字やキリル文字のようなナンバーを持つのは極少数です
現に先程挙げたχ-No.もх-No.も、５～６人という少数精鋭で成り立っています
他にも、π-No.やβ-No.というのもありますが、π-No.はどうやら全員「組織」を抜けたようですね・・・２名だけですが
(6＋7＋8>へぇ～・・・
(ロベルタ>読めますか、って・・・
(凛々>そない言われても・・・
(ラピーナ>全部一緒なんだよー？
(蓮華>でも実際は、全部違う字なんですよ
最初の『Ｘ』は件のアルファベットの一つ『エックス』ですが、
次の『Χ』はギリシャ文字の『カイ』、最後の『Х』はキリル文字の『ハー』です
(凛々>ギリシャ文字とかキリル文字とか「組織」におったん！？
(蓮華>まぁ、A～Zまでのアルファベットのナンバーを持つ黒服は、嫌な言い方をすれば腐るほどいますが、
逆にギリシャ文字やキリル文字のようなナンバーを持つのは極少数です
現に先程挙げたχ-No.もх-No.も、５～６人という少数精鋭で成り立っています
他にも、π-No.やβ-No.というのもありますが、π-No.はどうやら全員「組織」を抜けたようですね・・・２名だけですが
(6＋7＋8>へぇ～・・・
思わず漏らしてしまう３人だったが、
完全に話にのめり込んでしまっていて、自分達がさっきまで何をやっていたのかすら忘れてしまっていた
完全に話にのめり込んでしまっていて、自分達がさっきまで何をやっていたのかすら忘れてしまっていた
(蓮華>逆に言えば、人数が少ない言わばマイナーである方が暗躍がしやすいかも知れませんね
最近は「組織」の暗部が減っていると聞きますが、それもどの程度のものなのか・・・
(ロベルタ>・・・アタシ達、「組織」に入ってもう結構経ったかなーとか思ってたけど・・・
(ラピーナ>まだまだ知らないことがいっぱいあるんだねー・・・
(凛々>いやぁ、蓮華はんさまさまやなぁ。っちゅーわけで蓮華はん、他に何かおもろいのあったら言うたｔｔ
(蓮華>何調子の言いこと言ってるんですか
(凛々>え？
(蓮華>今は勤務中です。他のナンバーの情報は今後の任務にも影響してくるだろうと判断して話しましたが、
これ以上妙な話をしていると新たな都市伝説が生まれる可能性もありますし、何より時間と体力が勿体ないです
いい加減仕事に戻ってください
(6＋7＋8>えー！？
(蓮華>報告書を書きあげるのと、私と楽しい楽しい一晩を過ごすのとどちらが良いですか？
最近は「組織」の暗部が減っていると聞きますが、それもどの程度のものなのか・・・
(ロベルタ>・・・アタシ達、「組織」に入ってもう結構経ったかなーとか思ってたけど・・・
(ラピーナ>まだまだ知らないことがいっぱいあるんだねー・・・
(凛々>いやぁ、蓮華はんさまさまやなぁ。っちゅーわけで蓮華はん、他に何かおもろいのあったら言うたｔｔ
(蓮華>何調子の言いこと言ってるんですか
(凛々>え？
(蓮華>今は勤務中です。他のナンバーの情報は今後の任務にも影響してくるだろうと判断して話しましたが、
これ以上妙な話をしていると新たな都市伝説が生まれる可能性もありますし、何より時間と体力が勿体ないです
いい加減仕事に戻ってください
(6＋7＋8>えー！？
(蓮華>報告書を書きあげるのと、私と楽しい楽しい一晩を過ごすのとどちらが良いですか？
う、と言葉に詰まる凛々達
『楽しい楽しい一晩』とは、恐らく、いや絶対鞭で叩かれるやら縛りあげられるやらに違いない
潔く、仕事に戻ろうとすると、ドアが勢い良く開け放たれ、紫の長髪の少女――R-No.5、レジーヌ・ルーフィオが、
『楽しい楽しい一晩』とは、恐らく、いや絶対鞭で叩かれるやら縛りあげられるやらに違いない
潔く、仕事に戻ろうとすると、ドアが勢い良く開け放たれ、紫の長髪の少女――R-No.5、レジーヌ・ルーフィオが、
(レジーヌ>無論後者だろう、と私は開口一番に性欲を垂れ流す
とわざわざ言う為だけに現れた
蓮華は眉をぴくぴくと痙攣させ、大きく息を吸い、そして大きな溜息を吐いた
蓮華は眉をぴくぴくと痙攣させ、大きく息を吸い、そして大きな溜息を吐いた
(蓮華>・・・馬鹿ばっか
...To be Continued
