漫画やゲームで、幼なじみの可愛い女の子に起こされるという展開がある。
あれは、どんな気分なんだろう。少なくとも、俺よりはさぞや清々しい目覚めなのだろう。
「起っきろー!!」
壊れんばかりの勢いで扉を開き、鈴ちゃんが部屋にやってきた。
「鈴ちゃん、人の家に勝手に入ってこないで」
「やだなぁケンちゃん。将来を約束した仲なんだから、私の家も同然じゃーん」
将来を約束て……それ幼稚園の頃の、しかもおままごとしてた時の話だし。
「そんな事よりケンちゃん、今日は公園をパトロールだよ!」
「公園?」
「そ、なんかあの辺りで女の人や小さい子が倒れる事件が頻繁してるの。これは都市伝説の臭いがするよ!
そういう訳で!私達契約者としては、ほうってはおけないのです!!」
そう、俺と鈴ちゃんは契約者だ。都市伝説と契約し、都市伝説と戦う。それが俺達の仕事だ。
まだ高校生なんだけどねえ。
「そういえば、ケンちゃんと二人だけで、公園に……これはデートだね!」
「違うから」
あれは、どんな気分なんだろう。少なくとも、俺よりはさぞや清々しい目覚めなのだろう。
「起っきろー!!」
壊れんばかりの勢いで扉を開き、鈴ちゃんが部屋にやってきた。
「鈴ちゃん、人の家に勝手に入ってこないで」
「やだなぁケンちゃん。将来を約束した仲なんだから、私の家も同然じゃーん」
将来を約束て……それ幼稚園の頃の、しかもおままごとしてた時の話だし。
「そんな事よりケンちゃん、今日は公園をパトロールだよ!」
「公園?」
「そ、なんかあの辺りで女の人や小さい子が倒れる事件が頻繁してるの。これは都市伝説の臭いがするよ!
そういう訳で!私達契約者としては、ほうってはおけないのです!!」
そう、俺と鈴ちゃんは契約者だ。都市伝説と契約し、都市伝説と戦う。それが俺達の仕事だ。
まだ高校生なんだけどねえ。
「そういえば、ケンちゃんと二人だけで、公園に……これはデートだね!」
「違うから」
夜、鈴ちゃんの案内で着いた公園は、ちょっとした散歩ができる広さがあった。
もっとこじんまりした公園を想像してたんだが。これは都市伝説を捜すところからやらないと駄目か。
戦うだけだと思ってたから、普段着で来ちゃったよ。茂みとか捜しやすいジャージにすればよかった。
ちなみに鈴ちゃんはいつも、動きやすいという理由で短いスカートだ。戦闘の時に動き回るとたまに、下着が見えたりする。
気持ち悪いので止めてほしい。
「しかし、暗いなぁ」
「そうだねえ。お化けとか出たら抱き着いても良い?」
「戦ってよ……」
攻撃能力あるの鈴ちゃんなんだから。
「もう、連れないなあ。……抱き着いてやる!」
重い。あと胸が当たって痛い。
「ふふふ、当ててんのよ」
「嬉しくないから」
無いんだから無茶だよ。
「イチャイチャしてんじゃねええぇぇぇぇぇ!!」
「うわ!?」「きゃっ!?」
へんな おっさんが あらわれた!
「夜の公園で何するつもりだ!ナニするつもりだったんだな!」
変な箱を持ったおっさんは、唾を飛ばしながら喚く。
正直、都市伝説とか関係なく、別の意味で怖い。春か?春だからか?
「あれ?おじさんも契約者?」
鈴ちゃんがおっさんを見ながら口を開く。
「あん?そうだが、も?も、って事は……」
「うん!私達も契約者だよ!最近、この辺りで倒れる人が多いらしいから調べに来たの。
おじさんは?」
「おじさんかぁ?おじさんはなぁ……」
このおっさんニヤニヤ笑ってキモいな。
「最近、この辺りに来る人間を襲ってるのさ!!」
あ、やっぱり犯人だった。
もっとこじんまりした公園を想像してたんだが。これは都市伝説を捜すところからやらないと駄目か。
戦うだけだと思ってたから、普段着で来ちゃったよ。茂みとか捜しやすいジャージにすればよかった。
ちなみに鈴ちゃんはいつも、動きやすいという理由で短いスカートだ。戦闘の時に動き回るとたまに、下着が見えたりする。
気持ち悪いので止めてほしい。
「しかし、暗いなぁ」
「そうだねえ。お化けとか出たら抱き着いても良い?」
「戦ってよ……」
攻撃能力あるの鈴ちゃんなんだから。
「もう、連れないなあ。……抱き着いてやる!」
重い。あと胸が当たって痛い。
「ふふふ、当ててんのよ」
「嬉しくないから」
無いんだから無茶だよ。
「イチャイチャしてんじゃねええぇぇぇぇぇ!!」
「うわ!?」「きゃっ!?」
へんな おっさんが あらわれた!
「夜の公園で何するつもりだ!ナニするつもりだったんだな!」
変な箱を持ったおっさんは、唾を飛ばしながら喚く。
正直、都市伝説とか関係なく、別の意味で怖い。春か?春だからか?
「あれ?おじさんも契約者?」
鈴ちゃんがおっさんを見ながら口を開く。
「あん?そうだが、も?も、って事は……」
「うん!私達も契約者だよ!最近、この辺りで倒れる人が多いらしいから調べに来たの。
おじさんは?」
「おじさんかぁ?おじさんはなぁ……」
このおっさんニヤニヤ笑ってキモいな。
「最近、この辺りに来る人間を襲ってるのさ!!」
あ、やっぱり犯人だった。
たまにいるんだよな。契約者なのに、都市伝説と戦わずに自分の為だけに使う人。
とりあえず……
「どいつもこいつも、欝陶しいんだよ!いちゃつきやがっ、て……ぁ、んだ……?体が……動か……な」
「俺の都市伝説、『金縛り』です。しばらく動けませんよ」
都市伝説だろうと契約者だろうと人を襲うならどっちでも良いや。テキトーに懲らしめよう。
「鈴ちゃん、パス」
「はいは~い」
まあ、懲らしめるのは俺の役目じゃないけど。
「く、来る……な。俺の、都市伝説は『コトリバコ』……だぞ!お前みたいな、女、近寄っただけで……」
おっさんの言葉を無視して、鈴ちゃんはおっさんに近づく。
「……お、おい。なんで平気なんだ……。おい、待て……止まれって、おい。来るな……!」
鈴ちゃんはおっさんの前に立ち、肩に手を置く。それだけで、
「いっ…………!!?」
おっさんの骨が折れた。
「おじさん。おじさんが襲った人の数覚えてる?」
「ぉぼっ、……お、覚えてない……っ」
「そっかぁ。じゃ、私が調べた人数分だけ、おじさんの骨を折るね」
「ひっ…………!」
鈴ちゃん笑ってるけど、怒ってるなあ。おっさんはご愁傷様。
鈴ちゃんは『骨折アルバイト』の契約者だ。触れただけで相手の骨を折る能力を持つ。
俺が動きを止めて、鈴ちゃんが攻撃する。いつもの戦法。
しかし、『コトリバコ』かぁ。たしかに子供や女性には危ないね。鈴ちゃんには関係ないけど。
本名、「七五三木 鈴太郎」だし。
あーあ、可愛い女の子の幼なじみが欲しい。
とりあえず……
「どいつもこいつも、欝陶しいんだよ!いちゃつきやがっ、て……ぁ、んだ……?体が……動か……な」
「俺の都市伝説、『金縛り』です。しばらく動けませんよ」
都市伝説だろうと契約者だろうと人を襲うならどっちでも良いや。テキトーに懲らしめよう。
「鈴ちゃん、パス」
「はいは~い」
まあ、懲らしめるのは俺の役目じゃないけど。
「く、来る……な。俺の、都市伝説は『コトリバコ』……だぞ!お前みたいな、女、近寄っただけで……」
おっさんの言葉を無視して、鈴ちゃんはおっさんに近づく。
「……お、おい。なんで平気なんだ……。おい、待て……止まれって、おい。来るな……!」
鈴ちゃんはおっさんの前に立ち、肩に手を置く。それだけで、
「いっ…………!!?」
おっさんの骨が折れた。
「おじさん。おじさんが襲った人の数覚えてる?」
「ぉぼっ、……お、覚えてない……っ」
「そっかぁ。じゃ、私が調べた人数分だけ、おじさんの骨を折るね」
「ひっ…………!」
鈴ちゃん笑ってるけど、怒ってるなあ。おっさんはご愁傷様。
鈴ちゃんは『骨折アルバイト』の契約者だ。触れただけで相手の骨を折る能力を持つ。
俺が動きを止めて、鈴ちゃんが攻撃する。いつもの戦法。
しかし、『コトリバコ』かぁ。たしかに子供や女性には危ないね。鈴ちゃんには関係ないけど。
本名、「七五三木 鈴太郎」だし。
あーあ、可愛い女の子の幼なじみが欲しい。
終