首なしライダー 17
鏡の前に立って自分の姿を確認する
膨らんだ胸
くびれた腰
くびれた腰
どっからどう見ても鏡の前のこの体は女の体だ
「なんでそこまでスタイル抜群の体になるんですかねー…」
朝野が後ろから羨ましそうに眺めている
首塚の宴当日
俺と朝野は誘いを断る理由もなく、指定された場所に向かう準備をおこなっていた。
俺と朝野は誘いを断る理由もなく、指定された場所に向かう準備をおこなっていた。
[これってちゃんと元に戻るのか?]
ホワイトボードに書いた文章を朝野に見せる
ホワイトボードに書いた文章を朝野に見せる
「一応昨日パソコンで調べたんですけどねー…どこにも情報がないんですよ」
[情報がない?]
…いちいち文字をホワイトボードに書くのが面倒になる
…いちいち文字をホワイトボードに書くのが面倒になる
「私だって都市伝説の事を全て知ってるわけじゃないですからねー」
朝野は俺の部屋の冷蔵庫から数本のペットボトルに入ったジュースを取り出し、ビニールの袋に次々と入れながら答える
[…]
俺はふと自分の胸をライダースーツの上から突いてみる
当たり前のように柔らかい
俺はふと自分の胸をライダースーツの上から突いてみる
当たり前のように柔らかい
…こんな格好で首塚主催の宴会に参加する事になるとは…
「先輩、そろそろ行きますよ」
いつのまにか移動した朝野が外から呼んでいる
俺は家の前に停めてあるバイクに向かって歩きだした。
俺は家の前に停めてあるバイクに向かって歩きだした。
日は傾き時刻は夕方
都市伝説が集まる宴会まで後少し…
都市伝説が集まる宴会まで後少し…