…がさがさ
がさごそがさ
がさごそがさ
ゴミ箱をあさる影
それは、野良犬に見えた
…そこに近づく人間
犬に見えるそれは、己を生み出した噂に従い、動く
それは、野良犬に見えた
…そこに近づく人間
犬に見えるそれは、己を生み出した噂に従い、動く
「あぁ?何見てんだよ」
くるり、振り返った顔は、うだつの上がらない中年の男
…それに、犬耳が生えた姿
不気味である
ひたすら不気味である
…それに、犬耳が生えた姿
不気味である
ひたすら不気味である
都市伝説に語られる「人面犬」
それは、ただ、伝わる通りの行動をとった
それだけだった
それは、ただ、伝わる通りの行動をとった
それだけだった
「………せ」
「あん?」
「あん?」
…人面犬は、気付かなかった
自分を見てきていた、人間が
…酷く、飢えた瞳を、している事に
自分を見てきていた、人間が
…酷く、飢えた瞳を、している事に
「----食い物よこせぇええええええええええええええ!!!!!!!!」
「ぎゃいんっ!!??」
「ぎゃいんっ!!??」
どごすっ!!!
人面犬は、あっさりと突き飛ばされて
人面犬を突き飛ばした人間は、がさがさと勢いでゴミ箱をあさり、食い物を探し出した
…その様子に、人面犬は、きょとんとする
人面犬は、あっさりと突き飛ばされて
人面犬を突き飛ばした人間は、がさがさと勢いでゴミ箱をあさり、食い物を探し出した
…その様子に、人面犬は、きょとんとする
「っちぃ、ロクなもんがありゃしねぇ…」
くるり
中身が微妙に残ったマヨネーズの容器を咥えながら、その人間は人面犬に振り返った
その眼光に、人面犬はびくりと震える
中身が微妙に残ったマヨネーズの容器を咥えながら、その人間は人面犬に振り返った
その眼光に、人面犬はびくりと震える
「……食用なのは、ちゃうちゃうだったか…………雑種は食えるかな?」
っちょ、おま!?
やばい
こいつはやばい!?
きゃいんきゃいん!と人面犬は逃げ出した!
やばい
こいつはやばい!?
きゃいんきゃいん!と人面犬は逃げ出した!
「…食い物」
しかし!
回りこまれた!!!
回りこまれた!!!
「俺の食料となれぇえええええええええええ!!!!」
「ぎぃやあああああああああああああああああああああ!!!???」
「ぎぃやあああああああああああああああああああああ!!!???」
ぎゃわんぎゃわんぎゃわん!!??
学校街に、響く悲鳴
都市伝説が…それも、食物関係でもない都市伝説が、人間に食料として狙われる
まさしく、前代未聞の光景が繰り広げられていたのだった
都市伝説が…それも、食物関係でもない都市伝説が、人間に食料として狙われる
まさしく、前代未聞の光景が繰り広げられていたのだった
「…あー、くそ、逃げられた」
ふらふら
人面犬に逃げられた人間
ふらふら、街を彷徨う
人面犬に逃げられた人間
ふらふら、街を彷徨う
「……腹減った。くっそ、馬鹿弟子め。学校街で生活してるらしいが、どこに住んでいやがる…」
…人間の名前は、禰門 樹
勝つためには手段選ばぬ、外道の格闘技の使い手である
勝つためには手段選ばぬ、外道の格闘技の使い手である
……しかし
いかなる熟練の、都市伝説相手に互角以上で戦える格闘家であろうとも
空腹という敵を前には、なすすべもないのだった
いかなる熟練の、都市伝説相手に互角以上で戦える格闘家であろうとも
空腹という敵を前には、なすすべもないのだった
続くかどうかわからない