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パッケージシステム全般のFAQ

ソフトのインストール方法が分かりません

ソフトのインストール方法はソフトによって異なります。そのソフトに付属のドキュメントや配布元サイトの説明文をよく読みましょう。
ファイル名の suffix (拡張子) によっては下記のようにしてインストールできることもあります。

AppImage の場合

インストール不要の実行ファイルです。ファイラーでダブルクリックするだけです。

rpm、deb、pkg、tgz、flatpak、flatpakref、snap の場合

パッケージシステム用のパッケージです。パッケージマネージャの機能を使って展開します。(注意: tgz は下記の tar.gz の略称として用いられることもある)

tar.gz, tar.bz2 の場合

ソースファイルです。手動でプログラムをビルド(してインストール)するのに用います。

AppImage が実行しません

多くの場合、実行権限が付いてません。ファイラーのプロパティなどで実行可能にするか、chmod +x ファイル名.AppImage として下さい。
実行権限が付いてるのに実行しない場合は、端末画面から ./ファイル名.AppImage で実行してみて下さい。

AppImages require FUSE to run.

というようなエラーメッセージが出る場合は、FUSE のバージョンが合ってないのでしょう。Fuse2 をインストールするには、Ubuntu 24.04 以降の場合、以下のコマンドを実行します。

$ sudo apt install libfuse2t64

RPMとDpkgってどこが違うの?

「ソフトをビルドしてファイルにまとめ、マシンにインストールする」という基本部分は共通しているものの、いくらか違いが有るので以下に列挙します。

設定ツールの分離 vs 統合

RPM では、パッケージシステム自体には、インストールした設定ファイルを編集するフロントエンド系の機能は含まれない。独自アプリとして分離されている。
フロントエンド部分が他のアプリと同じように独立しているので、製作者が独自の設定ツールを載せられる。ディストロ開発者の意欲次第で工夫が可能。RPM 系のディストロでは、Dpkgを採用したものに比べて設定系のフロントエンドが使いやすく工夫されてるものが多め。
逆に、Dpkg ではパッケージシステムに設定機構を搭載し、パッケージ製作者は簡単なスクリプトを書くだけで同じ設定機構を再利用できるようにした。わざわざソフトごとにフロントエンドを作る必要がないし簡単に対応できるので、ソフト開発者側で対応しやすい。設定できるソフトは RPM 系のディストロよりも多め。だが、どのソフトも同じインターフェースを再利用する関係から、ただ値を入れて進めるだけの質素な画面が出てくることが多い。
どちらにしてもウィンドウシステムとかサーバーみたいなシステム構築系のソフト用。設定ファイルがつかない単純なコマンド系のプログラムとか、設定の保管に独自の機構を使うデスクトップ系のアプリケーションではあまり関係なし。

スクリプトの付属形態

RPM では、基本的にソースファイルが入った tarball と spec ファイルを別のディレクトリに入れておいてパッケージを作成する。これは、ディストロ開発者がいろんなところからソースファイルをとってきた上で、それぞれに対応する spec ファイルを記述するにはやりやすい慣習だが、ソフト開発者が自らそのディストロ用のパッケージを作ろうと思ったらやや面倒になる。
RPM にする前はコードを編集するたびにただ make だけ実行してればよかったわけだが、RPM にしようと思ったらまず tar.gz を出力して、spec も編集して rpm を吐く必要がある。現存のソフトのコードに変更を加える場合、diff で変更内容をパッチに取ったりする必要があるかも。
Dpkg では、ソースファイルとパッケージデータを一緒に保持する。ソースファイルの中にファイルを加えてやるだけで対応できるし、コマンド1つでパッケージが作れるので楽。変更した内容も自動で diff に加えてられるし。
RPM の方式はディストロ開発者から見れば単純で分かりやすい。パッケージ製作者が対応しやすいのは Dpkg かもしれない。

srpm vs diff

RPMではspecファイルを含めたソースパッケージの配布にsrc.rpmという独自の形式を使う。が、Dpkgではオリジナルのtar.gzやdiffをバラに分ける。
RPMの場合、持ち運びしやすくてかさばらない。Dpkgの場合はいちいちインストールしなくても中身が見れる。といった利点があるかも。

最終更新:2026年07月17日 14:16