初出 | 少年KING 1982年創刊-10号、83年1号 |
単行本 | ヒットコミックス 13巻,14巻 |
スコラコミックスペシャル 8巻 | |
ビブロスコミック文庫 9巻,10巻 | |
KING LEGEND 13巻,14巻 |
設定年代と主な舞台
- 宇宙暦0474
- アタバ
- ウォーデン
- エイゼル
- エンノ
- エンバ
- オケアン
- カロス
- コロン
- サント
- スタイ
- スタルカ
- スラグ
- スレト
- セイハ
- ソイ
- ソランダム
- タルゴ
- 地球
- ディクラ
- ディナール
- テネロ
- トア
- ナート
- ファーゴ
- マイカノフ
- モルバ
- モンド
- レウィン
- レンテロフ
- ロルカ
- ロンウォール
主な登場人物
超能力
ギミック
あらすじ
ジオイド弾の炸裂後、銀河のほとんどの星は汎銀河戦争と呼ばれる戦争状態に陥った。
惑星ファーゴに居合わせたナガトとロックは、ある施設の地下でライガー教授の遺産、銀河を動かすほどの力を持つ巨大なコンピューターを発見する。ナガトはファーゴの代表となって戦争を止めるために尽力するが、ロックは「ライガーの後継者になるつもりはない」と再び袂を分かつ。
軍事産業総合体・UAI社は自社の利益のために戦場の長期化をコントロールしていると噂されていた。連邦とUAIの凄惨なエスパー同士の戦いに偶然巻き込まれたロックは、ジャーナリストのクミ・ニールセンたちに救出され、共に調査を開始する。UAIは複数勢力に兵器を供給するばかりか、兵器の寿命を故意に短く設定して際限なく利益を上げていた。UAIを危険視したロックは、本社のあるロンウォールを目指す。
ラフノールで暮らしていたラグとレマはジオイド弾で惑星を失い、放浪生活を送っていた。惑星テネロに漂着した折、電子頭脳に育てられた超人ロックのクローンである子供たちを保護し、星を渡り歩きながら彼らを育て始める。惑星スラグのUAI施設でピンチに陥るロックを察知したのを切っ掛けに、十数年ぶりにロックと行動を共にする。
ロックと別れてからのナガトは幾つかの惑星を平定し、今やファーゴを中心とした星間共和国の総裁であった。事実上「帝国」と呼ばれるほどの勢いでスタルカ連邦を制圧したのも束の間、自身の艦隊が惑星スラグへ向かった隙を突かれ、帝国領の惑星が総攻撃を受ける。その攻撃にUAIの色濃い影を見て取ったナガトは、UAI本社を叩くためにロンウォールへと向かう。
UAI本社に侵入するロック。社長のオクタヴィアスはESPを始めあらゆるエネルギーを吸収するスーツを着用し、無敵の防御力と攻撃力を兼ね備えていた。ラグとレマを殺し、ロックを追い込んで「真の支配者」を名乗るオクタヴィアスだが、スーツのエネルギーを逆用したロックが若返りを打ち消したことであっけなく老衰死する。
遅れて現れたナガト総裁にクミは「あなた…知ってるわ、ナガト皇帝でしょ」と呼びかける。オクタヴィアスの死体を前にナガトは銀河帝国の開闢を予感するのだった。