〈典災〉

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〈典災〉 - (2014/10/05 (日) 03:46:30) の編集履歴(バックアップ)


■〈典災〉《ジーニアス》

〈古来種〉により構成される〈全界十三騎士団〉の半分を滅ぼした謎の軍勢の名称。
〈大災害〉後、各地で存在が確認されている謎のモンスター。既存のモンスターと大きく異なる性質や能力、雰囲気を保有しており、しかも「この世界がゲームを模している世界だ」と認識しているかのような物言いをする。ステータス表記はモンスターの物ではあるが、個々に自我を持ち、セルデシア世界の法則を外れた正体不明の存在。当初は〈ノウアスフィアの開墾〉で導入された新種のモンスターであると思われていたが、研究が進むにつれその認識は不十分であると考えられるようになった。ステータス表記と一致しない性能や、流転する個体情報といった特異な性質は、この世界の法則とは異質なものである。モンスターかもしれないが今までのモンスターとは異なるもの、この世界の仕組みから外れた何かである、というのが現時点で出されている数少ない考察。
こうした特徴により、〈典災〉は単なるモンスターではなく〈冒険者〉と同様にこの世界の外からの来訪者ではないかとも言われている。〈冒険者〉が、アバターの肉体に現代人の精神を宿したように、〈典災〉は〈ノウアスフィアの開墾〉による新規エネミーの肉体に「何か」が入り込んだものではないかといわれる。しかし目撃例も少なくまだ分からないことが多い。また〈典災〉は〈冒険者〉に対して災いをもたらすことが多く、遭遇した場合彼らの行為を止めるために戦闘になってしまうことも調査が進まない一因となっている。確かなのは〈冒険者〉や〈大地人〉に悪意を持つ、ということだけである。
情報筋によれば〈典災〉達は90を超える数がいるとされ、そのうちごく一部しか行動していないらしい。この軍勢の目的や正体、強さは不明であるが、〈冒険者〉と〈大地人〉にとって大きな脅威であることは間違いない。

名称・能力の元ネタは19世紀の魔術書『ヌクテメロン(The Nuctemeron)』。タイトルはギリシア語で「昼に照らされる夜」の意。
1時から12時までの時間を象徴する「ゲニウス(精霊・悪魔的なもの)」が、1時間ごとに7柱(9時枠のみ5柱)、合わせて82柱記載されている(作者ブログにおける〈ノウアスフィアの開墾〉OP初期メモの記述『八十二の典災』に合致)。しかし実際は、9時のゲニウスの中に言語を支配する「キルタブス(Kirtabus)」と盗人の発見を支配する「サブリル(Sablil)」も存在すると思われる(計84柱)。
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