**■〈典災〉《ジーニアス》 [[〈古来種〉]]により構成される[[〈全界十三騎士団〉]]の半分を滅ぼした軍勢の名称。 〈大災害〉後、各地で存在が確認されている謎のモンスター。既存のモンスターと大きく異なる性質や能力を保有しており、しかも「この世界がゲームを模している世界だ」と認識しているかのような物言いをする。ステータス表記はモンスターの物ではあるが、個々に自我を持ち、セルデシア世界の法則を外れた正体不明の存在。 こうした特徴により、〈典災〉は単なるモンスターではなく〈冒険者〉と同様にこの世界の外からの来訪者ではないかとも言われている。〈冒険者〉が、アバターの肉体に現代人の精神を宿したように、〈典災〉は〈ノウアスフィアの開墾〉による新規エネミーの肉体に「何か」が入り込んだものではないかといわれる。 この軍勢の目的や正体は不明であるが、〈冒険者〉と〈大地人〉にとって大きな脅威であることは間違いない。 元ネタは19世紀の魔術書『ヌクテメロン(The Nuctemeron)』。タイトルはギリシア語で「昼に照らされる夜」の意。フランス人魔術師エリファス・レヴィが自著『高等魔術の教理と祭儀』の付録につけて出版したという経緯がある。イエス・キリストと同時代の人物である「テュアナのアポロニウス」が原著者とされているが、真偽の程は怪しい。 1時から12時までの時間を象徴する「ゲニウス(精霊・悪魔的なもの)」が、1時間ごとに7柱(9時枠のみ5柱)、合わせて82柱記載されている。