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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • Cinderella cage

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

Cinderella cage

最終更新:2007年07月07日 19:06

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だれでも歓迎! 編集

Cinderella cage ◆2kGkudiwr6


雲ひとつない青空の下、太陽の光をほどよく覆う塔の陰。葉を揺らがせる涼しげな風が心地よい。
殺し合いの場と言うよりは、遠足やハイキングの現場という方が適切な気さえする。

「……まったく、優雅さの欠片もないわ、あの男。
 だいたい、どこから出てきたのよ。ネコアルクみたいなUMAかしら……」

そんな中、塔から出てきたのはぶつぶつと愚痴る白いレン。爽やかな光景とは正反対である。
もっとも、三時間前はこんなある意味のんきなことを呟く余裕さえなかったわけだが。
とりあえずまともに動けるレベルまで落ち着いた彼女は、こうなる原因となったものにいたくご立腹だった。
ちなみに「あの男」とは言うまでもなくヘビィ・D!である。

「あの髪にあの筋肉、明らかにこの場にそぐわないし……」

坊主憎ければ袈裟まで憎し。白いレンはそのスタイルにまでケチを付け始めた。この場合モヒカンだが。
そのまま白いレンは頭の上に落ちてきた木の葉を払って歩く。
涼しげな風が彼女の髪を靡かせる。しかしそんな風とはやはり正反対に、彼女の表情は不服げだ。

「……少し着るのが早かったかしら」

はぁ、と溜め息。
さっきの戦いで彼女の純白のドレスは汚れる羽目になっていた。
それ故にいったん脱いでペットボトルの水で汚れた所を洗ったのだが……
染みは落ちても、洗った所は乾ききっていないと来た。あまり白いレンにとって堪えきれるような状態ではない。
もっとも、脱いだままではいられないから着たのだが。
あの腐れモヒカン、と毒づいて白いレンは顔を上げ、

「さて、何の用かしら?
 そんなに血の匂いを撒き散らして、手入れが行き届いてないわよ?」

なんでもなさげに呟いた言葉で、空気を凍らせた。

■

「さて、何の用かしら?
 そんなに血の匂いを撒き散らして、手入れが行き届いてないわよ?」

たった一言。それだで、音が消えた……いや、隠れていた者、イシドロはそう錯覚していた。
あの戦闘が終わり応急処置をした後、ひとまず最初にいた塔のところに戻ったところで、
何者かがいると感づいたのだ。

(もう手加減なんかしねえぞ……
 それに、三人殺せばご褒美よこすとか言ってたしよ。
 もしかしたらガッツみてえな義手も手に入るかもしれねえ)

そんな淡い理想を抱きながら、イシドロは右腕に拳大の石を握り締めていた。
とはいえ先ほどの交戦はイシドロに警戒心を生み出させるに足るモノ。
故にじっと観察し、見張りに徹して機を窺っていたのだ。

――結果的に見れば、彼の判断では正解だ。

観察者に気付いたからこそ塔の中でさっさと白いレンは服を着たわけで。
気付いていないと思い込んで迂闊に攻撃を仕掛ければ、返り討ちが関の山だっただろう。
もっとも、眼福にはなったかもしれないが。

(あっさり勘付きやがって……あいつらといい、ここにいるのはやっぱ化け物ばっかりかよ!)

イシドロが歯を噛み締めたのは、未だに切断された腕が痛むからという身体的理由だけではないだろう。
そして、再確認する。このような相手ばかりが跋扈するこの場所では、容赦などするだけ無駄だと。

■

風だけがその場の音を支配する。
相変わらず白いレンはつまらなそうにその場に立ち、イシドロは隠れたまま。
一見すると無防備にしか見えない白レンの姿だが、彼女なりにしっかりと考えている。
単純な話。まだ腹部へのダメージが残っており、足があまり利かないのだ。
そんな状況である以上、誘き出して正面からやり合ったほうがよっぽどいい。

「……さて」

つまらなげに少女は周囲を一瞥する。気配は消えない。逃げる気はない、ということ。
それでも塔の入り口で足を止めたまま、白いレンは動かない。
ちょうど、扉や壁などによって遮蔽され攻撃を受ける方向は限定される位置だ。
そして、限られた方面からの攻撃に対応できないほど彼女は弱くない。

戦いの場とは思えないほど、塔の前は相変わらず静寂なままで。
その中に一瞬だけ、木の影を縫って走る姿が現れる。
同時に白いレンの手元に現れた鏡が、投げつけられた石を叩き落していた。

「……ふぅん。
 いきなり石を投げつけるなんて、はしたないと思わなくって?」
「うるせえ!
 それに、てめえみたいな魔法使う相手に手加減してやる理由もねえ!」

どこまでも優雅に声を響かせる白いレンに対し、イシドロは礼節の欠片もない声で答えた。
だが、イシドロが姿を現すことはない。木の影に隠れたまま、虎視眈々と機会を窺っている。
……白いレンには気配で分かる。だから、

「退屈だわ」

あっさりと、石を叩き落せる。
白いレンに攻撃が届く範囲……つまり壁や扉と言う障壁が無いは、角度にして約150°。首を動かさずに十分渡せる程度。
例え相手が持っているのが銃だったとしても、すぐに壁や扉を盾にして対応できる。
増してや石礫ごとき、叩き落せないはずがない。
扉が木製などの脆い作りなら違っただろうが、扉も金属製。例え銃でも破壊されまい。
一応最初はそういった物ごと貫通してくる攻撃を警戒していたのだが、それもないようだ。

「つまらないわ」

溜め息を吐きながら、腕を振る。
二撃三撃四撃、鏡が石礫とぶつかり合う。白いレンにはかすり傷一つはない。
五撃六撃、光球が礫を叩き落す。
狙いは正確だ。だが攻撃してくる方向が限られている以上、それは投擲を防ぎやすくするだけ。
確かに石礫は速いが、それでも銃弾に遠く及ばない以上防ぐ手段はいくらでもある。

――故に、それは油断を呼び寄せる。

七撃目、飛んできたものを今まで通りに防ごうとして。

「っ……」

少女の表情が、変わった。
飛んで来たのは石礫ではなく……手榴弾。今までの攻撃は、目を慣れさせるためのフェイク。
投擲のリズムも速さも変えて、本命の一撃を叩きこまれる直前。
白いレンは手を翳す。踊りの振り付けの一つのように。

「フルール・フリーズ・クルールー!」

青空の元氷の刃が場違いに生み出され、手榴弾を貫く。
結果、白いレンを害することなく投擲物は爆散した。
髪を爆風になびかせながら白いレンは呟いていた。感心したように。

「……意外と冷静なのね」

何度も石礫を拾い、投げ続けることで攻撃手段が「それしかない」と思わせる。
そうして目や思考を慣れさせ、固まらせたところで突如本命を投げる。単純だが、その効果は絶大だ。
何よりも厄介なのが、「これ以外にもあるのではないか」と警戒せざるを得ないこと。
少し思慮深い者ならば、手榴弾がこれで最後ではないかもしれない、
もしくは他に攻撃手段があるのかもしれない、そう考えざるを得ない。

「いいでしょう。愉しませてくれるみたいね」

それでもなお、白いレンは不敵に笑う。自分の不利を知っても。
イシドロの取った戦法はゲリラの見本とも言うべきもの。
白いレンには腹部に受けたダメージが残っている以上、それに付いていくだけの敏捷性を発揮するのは難しい。
元々、足を止めての防衛線は白いレンの得意とする所ではない。
彼女の戦い方は、雪の上をワルツで舞うような華麗で幻想的な物なのだから。
その上、相手の出方も白いレンには不明だ。
もし手榴弾以上の物があれば、このままではジリ貧になる恐れがある。そう彼女は思考した。
故に。

(……来やがった、来やがった)

白いレンはイシドロを倒すべく前進してくる。
それはイシドロの狙い通りだ。イシドロには実際のところ、手榴弾しかない。
切り札と言うにはやや心もとないカード(だと、タバサとの戦いが元で彼は思っている)。
だからこそ、そのカードをうまく活用できるように状況を作り上げなくてはならない。
腕を失った痛みの中で、彼なりに必死に考えた結果である。
しかし……イシドロにとって気に入らないものがあった。

(随分落ち着いてやがる……
 いや、騙されねえぞ。どうせ強がりに決まってら)

それは、表情。
ここまではイシドロの狙い通り。それなのに、相手の表情に焦りやそれに類するものはない。
それどころか、不敵な笑みさえ浮かべているとなれば……イシドロもその裏にあるものを警戒したくなってくる。
だが、それでもイシドロは戦闘の続行を決断した。現状は少なくとも、彼に有利だ。
相手が塔から離れたこと。それは何を意味するか。
単純なことだ。障壁がなくなった以上、イシドロは360°……全方位からの攻撃が可能だということ。
森の木陰に姿を隠すことによる奇襲が、最大限に効果を発揮する状況である。

木の合間を縫って石礫が投擲される。銃弾には及ばないとはいえ、小動物程度なら十分即死させられる威力。
白いレンの盾である鏡は全方位をカバーできるものではない以上、この状態ではそうそう簡単に防ぎきれるものではない。
初撃は背後から後頭部目掛けて。それを手に具現した光球で払う。
次は側面から眼球へ。くるりと後ろへ跳んで回避。
そして正面から左肘を狙う。凶器は地面から咲いた氷の花が受け止めた。
再び根競べが始まる。さっきと違うのは、白いレンにとって明らかに不利な情勢であること。
イシドロは同じ場所に留まらない。常に違う方向から投擲する。
だからこそ、多種多様な対応で白いレンは攻撃を捌いていく。
防御、回避、跳躍、反撃。鏡が光り、ドレスが捲くれ、髪がなびき、氷が石を叩き落す。
まるで華麗なワルツを踊っているかように、少女が動く。幻想的に。
投擲した石礫はすでに十を越えた。だがかすり傷こそ付いても、致命傷は未だにない。

(……やりやがる)

しかし、イシドロは冷静だ。決して焦らない。
なぜなら――今までの攻撃は、フェイクであるから。
影に潜んだまま、相手の死角へと回りこむ。同時に、全身全霊を持ってひときわ大きな礫を投擲。
狙うはただ一つ……足!

今まで全ての投擲は上半身、腰から上に集中させていた。
ここに来て、突然の下半身を狙った攻撃。だからこそ、対応できない。
なんとか回避はしたものの、白いレンはバランスを崩して転倒する――!
好機と見たイシドロは、手榴弾を取り出して一気に前に出た。

彼は気付かない。
誘き出されたのは、イシドロの方だという事に。

起き上がることもせず、白いレンが一冊の書物を取り出した。
怪訝に思ったイシドロだったが、それでも攻撃をやめようとはせず。

――その一瞬で形勢は逆転した。

「くす――偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)」
「がっ…………!?」

少女が歌でも歌うかのように真名を告げる。
同時に、イシドロは突如体に走った痛みに動きを止められていた。
これが白いレンの支給品の一つ。ゾロアスターの教典・アヴェスターの写本。
効果は単純にして明快……使用者の傷を、相手にそっくりそのまま返すというものだ。
痛みそのものは大した事はない。元々白いレンも平気で動ける程度のものだ。
だが、突然痛みが走ったこと。それがほんの一瞬動きを止めて。

「……戦闘の上では使い道もないと思っていたのだけれど」

その間に、白いレンは起き上がって腕を振る。指揮者のように、戦いの趨勢を導くべく。
これは決して誇張ではない。それと共にイシドロは完全に拘束されたのだから。
よほど目のよい者なら気付いただろう。その手に、糸が握られていたことに。

「な……!?」
「張り巡らせた『糸』による結界……お気に召しまして?」

支給品の二つ目、エーテライト。細く長く丈夫な、透明な糸。
綺麗に、華麗に、一欠片の容赦もなく。白いレンが操る糸はイシドロに何の行動も許しはしない。
彼に出来たのは、地面に倒れて芋虫のように暴れることだけだ。
そんなイシドロを見て、夢魔はころころと笑う。見た目相応な無邪気な笑みで。
……だからこそ、イシドロはぞっとした。こいつは、普通じゃない、と。
それでも抵抗しようとするイシドロに向けて、白いレンは優雅にゆっくりと足を進め。
倒れ込んでいるイシドロの側に座り込んで。

――顎を、つい、と持ち上げた。

「ふふ……」
「な、何だよ、何する気だよ……!?」

文字通りの至近距離から見つめられ、イシドロは思わず震えた声を出していた。
命の危険もさることながら、イシドロが怯えたのはその表情。
幼いくせに妖艶な白いレンの笑みは、違う意味で嫌な予感を抱かせる。

……もっとも、いくら怯えたところでどうしようもないが。

困惑するイシドロをよそに、白いレンはイシドロの頭を持ち上げた。
そのまま、まるで恋人がする抱擁のように腕を首に巻きつけ。
その腕でこっそりとエーテライトをイシドロの後頭部に突き刺して。

白いレンは、イシドロにキスをした。

「お、お、おま……!?」
「ふふ……勇敢な殿方。あなたは理想を追い求めているのね。
 ……でも、そのように怖がっていては素敵な紳士にはなれなくってよ?」

唇を離しても抱きしめたままで、口から糸を引きながら夢魔は囁く。
イシドロの耳元に生暖かい息を吹きかけながら、まるで催眠術のように言葉を響かせる。
否、真実それは催眠術と同義だ。
相手を惑わし、意識を現実から剥離させ、幻想の中に貶めるのだから。

――だから、後頭部に刺された異物にも気付かない。

「貴方の理想を、叶えてあげましょう。
 男なら誰しも憧れるでしょう? 騎士に」

イシドロの意識が闇に落ちる。いや、堕とされる。
なぜそんなことを知っているのか、などと聞く暇も余裕も与えない。
いや、疑問に思うことさえさせなかった。

「眠りなさい。
 深い深い快楽の中で……あなたは変わる」

それでも、風より小さく囁く声は深く響く。
脳に直接響いて、内面から彼の意識を変革する。
外界の情報は完全に途絶され、それを待っていたかのように夢魔は言葉を告げた。

「……私の、騎士に」

勝ち誇った笑みと共に告げられたこの言葉だけは、イシドロが聞くことはなかった。
白いレンにとって、聞かせる必要のあるものではなかったから。

■

雲ひとつない青空の下、太陽の光をほどよく覆う塔の陰。葉を揺らがせる涼しげな風が相変わらず心地よい。
私――白いレンは草むらの上に寝転がっていた。多少疲労が溜まっている身に日光が染みる。
思わずのんびりとあくびをしていた。傍目には遠足やハイキングでもしているのかと思われるかもしれない。
脇でユメに溺れ、変な喘ぎ声を上げている子供がいなければ。

「ふふ、無様ね」

私は場にそぐわないBGMを流すモノをちらりと見て、嘲笑った。
この哀れな、そして愚かな少年の後頭部に突き刺したのはエーテライト。シオンが愛用する擬似神経。
これの本来の使い道は決して戦闘での武器とするものではない。
鞭としての使い道は、麻酔としての効果や糸の丈夫さ・長さから生まれた副産物に過ぎないのだ。
本来の用途は、相手の魂へのクラック、もしくはハッキング。
脳に接続し、許可なくその中にある情報を改竄し、閲覧する。
もちろん、私はシオンとは違う。彼女ほど上手くはできない。
……だから、私は私なりのやり方で改竄している、それだけのこと。
そう、淫魔としてのやり方で。

「……にしても、どうも扱いにくいものばかり支給されたわね」

自分の装備を見返して、思わずそう慨嘆していた。
ヴェルグ・アヴェスターは重傷になればなるほど効果が高くなるけど、
かと言ってそれは死が近づいていることを意味するし。
エーテライトは鞭として使えるけど、大抵の人間は上手く扱えずにどこかに飛ばしてしまうだろうし(実は、飛ばしかけたのは秘密だ)。
三つの支給品、小さなバイオリンに至っては何のためにあるか分かりはしない。
どうせ支給されるなら銃や短刀を貰った方が分かりやすくていいと思うのだけれど。

「ま、いいでしょう。私は扱えるんだもの」

そう呟いて、思考を移した。
脇には、未だ息を上気させているあいつ。蛮勇と勇敢の区別も付かない、道具としては最適なモノ。
エーテライト越しに、直に淫夢を見せているのだ。こんな子供相手には少々刺激が強いか。
そう思ったから。

「啼きなさい」

もっと刺激的な内容に、夢を書き換えて差し上げた。
そのまま少し手を伸ばして、指でつつ、となぞる。敏感になっていたモノはそれだけで跳ね上がった。

「フフ、ウブなんだから」

子供のように無邪気に笑いながら妖艶にイシドロを弄ぶ今の私を見れば、誰もがこういうだろう。
まさしく、淫魔だと。

別に個人的な嗜好からこんなことをやっているわけではない。こんな子供、趣味ではないし。
ただ単純に、今の私と装備では限界がある。それだけ。
ヴェルグ・アヴェスターにせよエーテライトにせよ、単体での攻撃力にはどうも不安がある支給品だ。
傷を受けることを前提とするアヴェスターに、純粋な武器としての威力はそれほどではないエーテライト。
トリッキー故に使い道は幅広いが、真正面からの戦闘には向いていない。
……だから、それを補ってくれる道具が必要、というわけだ。
もちろん、ご褒美を見逃すつもりもない。この道具に頼むのはあくまで前衛。
とどめを刺すのは私だ。上手くやれば、死者の魂を集めて固有結界を構築することも可能だろう。
人を道具扱いなんて非道?まさか。別に駄目ならそれでもいいのだ。
私に逆らおうとした瞬間また淫夢の世界に引きずり込んで、その間に首でも斬ればいいだけ。
快楽の中で死ねる以上、幸せな死に方だと言えるだろう。
殺す前にしっかりと慈悲だけでも与えるのだから、感謝ぐらいはしてほしいものだ。
そんなことを思いながら、くすりと私は嘲笑った。夢に溺れる子供を。
私は夢魔。だから、ここにいる参加者の一人でも多くに素晴らしいユメをプレゼントしよう。

「では、皆様。良いユメにご期待ください」

――もっとも、その素晴らしさの尺度はこちらで決めさせてもらうけれど。


【C-3/塔の前/1日目/真昼】
【白レン@MELTY BLOOD】
[状態]:腹部に大きなダメージ(休んでマシになってきた)
   中度の疲労、体の所々に擦り傷
[装備]:エーテライト×3@MELTY BLOOD(一本はイシドロに接続)
    ヴェルグ・アヴェスター@Fate/hollow ataraxia
[道具]:支給品一式、バイオリン@ローゼンメイデン
[服装]:いつもの白いドレス(洗ったばかりなので一部が少し湿っている。深い意味はない)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して志貴を手に入れる。
第一行動方針:イシドロを調教(性的な意味で)、自分の騎士にする。駄目な様ならここでさようなら。
第二行動方針:できれば『ご褒美』で傷を治したい。
第三行動方針:なので状況や場合によっては三人目はイシドロにする。
※以後、ヴェルグ・アヴェスターはイシドロに対しては使用不能です。

【イシドロ@ベルセルク】
[状態]:左腕の前腕部から先を喪失(乱暴にだが止血済み)。右頬にかすり傷。
   失血と疲労による消耗。睡眠中。後頭部に白レンのエーテライトが接続。
   腹部に痛み(傷はありません。白レンがヴェルグ・アヴェスターを解除すればなくなります)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、手榴弾×2
[思考]:未成年者には色々と刺激の強すぎる夢の中。
第一行動方針:大人への階段を一段飛ばしで駆け上がっている最中(夢の中で)。
基本行動方針:優勝して大物になる(と、自分に言い聞かせている)
[備考]:食料の半分を上着の裏に吊るしています。

【ヴェルグ・アヴェスター@Fate/hollow ataraxia】
受けた傷を相手に返す、最もシンプルな報復の呪い。よって攻撃を受けなければ攻撃できない。
魂に傷を写すので使用者の傷が治らない限りその痛みは消えないが、傷は受けない。
また使用者の傷がなくなるわけではない。
発動条件は一人の相手に一度きりの使用であり、呪いを行う術者が死亡していないこと。
自動的なものではなく術者が発動させる呪術。
軽い傷では「一度きり」の条件から、重すぎる傷では「死亡していないこと」の条件から無意味となる、扱いの難しい宝具。
本来の使用者も「傷を負わなければ攻撃できない、クソっタレな三流宝具」などと漏らしている。

【エーテライト@MELTY BLOOD】
先に突起が付いた透明な糸。
鞭の代わりにしたり、麻酔の代わりにしたり、神経の代わりにしたりにしたりと様々な用途があるが、
特筆すべき用途は「相手の脳に接続し、その中の情報を閲覧・改竄・支配すること」。
一度脳に接続すると、どれだけ離れても使い手が外さない限り外れない。
脳に接続されたエーテライトは魔眼などでない限り見えないし、違和感もほとんどない。
これはある家系の人間(シオン)のみが可能なこととされているが、
他の家系の人間(秋葉)に使い方を教えて渡しているところを見るとある程度までは普通の人間でもできるらしい。
そのため白レンではシオンのような使い方は不可能だが、
代わりに相手に強制的に淫夢を見せることが可能ということにした。

【バイオリン@ローゼンメイデン】
金糸雀の扱う武器。これで曲を弾き、音楽を元に風などを生み出す。
これがないと彼女はろくに戦えない。

≪122: カナリアの啼く頃に 時系列順に読む 085:後悔は後で悔いること≫
≪078: 悲しみを越えて 投下順に読む 080:「信じてる」 ‐Masked Child‐≫
≪018: SLUM No.5~そして狂を生きる 白レンの登場SSを読む 094:ようこそ悪いユメの中≫
≪042: 英雄志願 イシドロの登場SSを読む 094:ようこそ悪いユメの中≫

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