作中用語解説
前提
武俠物は一種のシェアワールド文化で作られており、相互に
設定を真似たり、アレンジを効かせたりが盛んな文化です。
よって同じ名前でも違う設定などは当たり前、活俠傳ではこうなっていると考えて下さい。
前提
武俠物は一種のシェアワールド文化で作られており、相互に
設定を真似たり、アレンジを効かせたりが盛んな文化です。
よって同じ名前でも違う設定などは当たり前、活俠傳ではこうなっていると考えて下さい。
基礎用語
中原(ちゅうげん)
- 物語の舞台である、黄河の中流・下流域にある一大平原地域の事。中国文明発祥の地。
- 地図的には、日本の本州南端からずっと南に行って到達した辺り。
- 「中原を征する者は天下を征す」という言葉があるほど重要な地であり、当時は天下の中心だと言われていた。
江湖(こうこ)
- 元は民間・世間一般を差す言葉だが、武侠的には「朝廷や官憲の力が及ばない、我らが生きる裏社会・流浪社会」といったような意味。
- 任侠物やヤクザ物でいう「渡世」と同じような言葉。
武侠(ぶきょう)
- 外功・内功や剣技といった『武』術に長け、正義や義理人情といった『侠』の心を持つ者たちの事。
- 剣や格闘、気功を使える任侠一家、と考えれば想像しやすいかも。
門派
中原六大派
嵩山(すうざん)
- 仏教僧による一派でかつては中原六大派の筆頭だった勢力。
- 約二十年前の極楽教との戦いで痛手を負い、近年は宗派を離れる僧も増えて衰退ぎみ。本編で廃寺が多いのはそのため。
- 大人の都合か嵩山寺となっているが、いわゆるカンフー映画や少林寺拳法で有名なあのお寺の流派。
- 河南本院と福建分院の二派があるが江湖の人々には混同されがち。極楽教と本気で戦ったのは本院の方。
- さらに河南本院は金国に占領された事もあり大きく弱体化。分院を筆頭にすべきと主張する者も出てきている。(ちなみに本編中では釈明和尚が分院の僧。)
- 武学の源流と言われているが、その武功は多くが流出、失伝してしまっており、物によっては露店でも買える。
- なお「嵩山寺十八銅人」はカンフー映画ネタ。このゲームでも鬼のように強い。元ネタは少林寺十八銅人で検索してみよう。
全真(ぜんしん)
- 嵩山が衰退した後に急速に台頭した門派。中原第一の大派とも言える勢力を誇る。
- 三教合一を強調し、宗派間の対立を解消した。※仏教、道教、儒教の一致を指す。
- 布教のために簡略化された全真剣法は国民健康体操と揶揄されるほどに広まっている。
- 学びやすく信徒は多いが強者は少ない。
- 七人一組で展開する北斗七星陣という奥義がある。(元ネタは金庸の『射鵰英雄伝』『神鵰侠侶』)
- 実際に太極拳が作られるのはもっと後世だが、武功のスタイル等は太極拳や太極剣のオマージュかと思われる(道教系、健康体操など)。
峨嵋(がび)
- 恐らく江湖で最も古い門派。
- 武侠小説では女性のみや尼僧ばかりの流派と描かれる事も多いが、今作では男女とも師事している。
- 場所は唐門に近く、唐門は眉山にあり峨嵋派は峨嵋山に居を構えている。
- 唐門とは互いに干渉しない方針で、普段は交流がない。
- 峨嵋派の多くは仏教、少数は道教を信じている。
- 拳法や蹴りが主体であり、形意拳も用いる。
- 字輩という、世代ごとに同じ一字を名前に組み込む伝統がある。同族である事、かつ上下関係をはっきりさせるための風習だとか。今の世代は向無憂や解無塵の「無」。ひとつ前の世代は袁乘風の「乘」がそれ。
青城(せいじょう)
- 正一道(道教の一派)の一派。
- 剣を使うが真の強みは気功にあり、内功に非常に優れている。
- 全真派と対象的に学びにくく極めにくい少数精鋭と言える。
点蒼(てんそう)
- 剣を用いる一派。本作では唐門とは確執があり仲が悪く、よく争っている。
- 本拠地の点蒼山は中原よりはるか遠く、大理にある。移動時の地図に入らない位遠い。
- 方角としてはだいたい南西の方で、むしろミャンマーやラオスの方が中原江湖より近そうなレベルで遠方。
- 中原への進出も考えているようだが、唐門との小競り合いもあり実現できていない。
- 入室弟子は生涯一本の剣を使うとされており、剣を妻とすると言われる事も。
- 修行を終えた弟子は下山して江湖を巡り、帰郷できれば二つ名を授かれる。(葉雲舟の「蒼松剣客」など)
崆峒(こうどう)
- 崆峒派とは総称であり、崆峒山にある全ての門派を指す。かつてはもっと多くの流派があったが、作中時点では飛天門、奪魄門、鉄拳門、玄功門の四門が並び立っている。
- 崆峒山は国境付近にあるため、中原(宋や金)、西夏、吐蕃(チベット)と各国の武学を広く取り込んでいる。
- 四門を統括する掌派人は先代が亡くなったため不在。各派の掌門が跡目を狙って静かに対立している。
- 飛天門:赤い服で崆峒派の筆頭。仙人を目指し軽功が強い流派。祭祀や政治的な事などを担う。
- 奪魄門:青い服でかぎ爪を使う流派。火消し・夜回り・捕り物を担う。夜勤が常で特異な武功を操るため誤解されがち。
- 玄功門:黄色の服で知識を重んじる流派。蔵書や戸籍、家畜の管理などを担う。ただし鉄琵琶功などもあるように頭脳だけではない。
- 鉄拳門:緑の服で肉体派の流派。鍛冶をメインに、農業や狩猟など他の三派がやらない仕事を全て担う。他に入れなかった人間は全てここに来るため人材はピンキリ。
三大名家
唐門(とうもん)
- 眉山に居を構える門派。三大名家の一角であるが、物語開始時点では門人も減り凋落、衰退している。
- 言わずとしれた本作の主人公:趙活が属する門派であり物語の中心。
- 暗器と毒に優れている。自らの耐毒を高める修行もあるため、他派に比べると内力に劣ると言われる。
- 門人には入室と外姓の別がある。外弟子として入門後、師長の目に留まることで入室し姓を唐と改める。
- 侠を重んじて清濁併せ呑む門派ではあるが、その性質と暗器や毒を主とする戦い方、更には衰退している現状から他の正道門派からは煙たがられたり軽く見られることがある。
- 昔から大いにやらかす門人がたまに出てしまい、その後始末や尻ぬぐいに長年苦労している。そのため江湖には唐門を恨む者も多い。
今の掌門も若い頃はだいぶやんちゃしていた
上官(じょうかん)
- 福州に居を構え、海上貿易で財を成した大一族。
- 大型船の建造依頼をきっかけに朝廷とも縁が出来たため、江湖からは一歩離れた態度を取っている。
- 海運業や漁業をなかば独占しているため、海運ギルドである滄幇は実質この家の支配下にある。
- 民からの評判もそこまで悪くないが、権力者を嫌う海賊の白鯊幇とは敵対している。
- かつて崆峒にあった雪山派とは、互いの子供を婚約させようとするほど親しかった事もある。
南宮(なんきゅう)
- 江陵府に居を構える、江湖の調停役も兼ねる大一族。
- 過去に武林盟主を輩出した事もある名家。唐門とも交流あり。
- 江陵城内に多数の宿屋を持つ等、かなりの資産家の一族。
- 家人や使用人はみな肩甲を装備し、扇を用いるなど風流な攻防一体の武闘スタイルを好む。
- 出世するほど大きな肩甲を装備できる。南宮風流扇や南宮心法など独自の武功も練られている。
三大幇
丐幇(かいほう)
- 中国全土に広がる物乞い達の互助組織。人数は非常に多く地味に最大派閥。
- 分舵とよばれる拠点が各地にあり、そのネットワークを生かして江湖の情報収集に強いとされる集団。
- 身につけた袋の数で位階が決まっており、一袋から九袋まで存在する。六袋弟子以上は武功を授かれる。
- それ以下の弟子は動物のけしかけ、糞や生石灰の投げつけ等とルール無用の戦い方がメイン。
- 本作では、物乞いの姿をしたゴロツキ犯罪集団である旧派閥と、侠儀を掲げて悪事を良しとしない新派閥で割れている。今の幇主は新派の李富貴だが、未だ旧派の者も多い。
滄幇(そうほう)
- 海や河など水運労働者の互助組織。滄は青の意味もあるので、のちの青幇(水運ギルドから発展したマフィア)と思われる。
- 本作では上官世家に従っており手下のような立場にある。
- 海賊と戦うために武功を修めているが、侠客というわけではない模様。
- 地元では海の仕事は独占しており個人の漁師は仕事が立ち行かず、魚もボッタクリ価格で売っているという会話がある。
飛石幇(ひせきほう)
- 陸の肉体労働者の互助組織のひとつ。新興勢力だが急成長中。
- 本作オリジナルの組織な模様。元は山賊のような集団だったが、今は肉体労働や人材派遣等の正業につき勢力を拡大している。
- 戦闘では主に石つぶてと鍛えた肉体を用いる。内功や武学とはあまり縁のない集団だが、幇主レベルになると自由自在な跳弾や硬気功といった武功を修めた者もいる。
- 大師兄のせいで唐門とは険悪な状況からスタートする。
その他
白鯊幇(しろざめほう)
- 朝廷や上官世家といった権力者をメインに襲う海賊集団。
- 基本的に庶民は襲わないため地元人気はあるが、気に入らない権力者をさらって辱めたり鮫の餌にする事もあるので正義の集団というわけでは無い。
- 村中の民家に魚を投げ入れた逸話が出てくるが、それも施しというよりは魚の独占販売への嫌がらせが目的だった模様。
極楽教(ごくらくきょう)
- 本編の20年前に中原に災禍をもたらした魔教。西夏と共謀し中原の隷属を目論んだが、当時の武林盟の激しい抗戦により阻止された。
- 元々は密教系のまともな宗教だったようだが、100年続く内に後人の私利私欲で捻じ曲げられ魔教となったとの事。
- 教主と左護法・右護法、極楽七仙という幹部が存在し、全員が恐ろしい武功の持ち主だった。
- 20年前の決戦で教主含む幹部のほぼ全てを討ち取られ壊滅したものの、中原武林にも多くの犠牲を出した。嵩山派の衰退、唐門の掌門の後遺症などもこの戦いのせい。
- ひとり生存した幹部の右護法も後年討ち取られているが、現在でも残党の根絶までは出来ていない模様。
泥教
- 最近台頭してきた新興宗教。本作オリジナル宗教らしい。
- 『この世は全て泥沼である。道教なども昇仙できず誰も抜け出せていないのだから、既存宗教には頼らず今生きる事を考えよう』といったような教義を持つ。
- 本拠地は六道峡という秘境にあり、そこでは泥の温泉が湧いている。特殊な泥を薬に用いたりもする。
- 六道輪廻になぞらえた六派の派閥があり、それぞれ独立して活動している。各道の当主は「〇〇道法王」と名乗るが、一部を除いて正体は秘されている。
- 20年前に国家転覆を図った極楽教という魔教があった事、また既存宗教に喧嘩を売るような教えである事。さらに『今生きる』中で犯罪や悪事を働く派閥も複数あるため、泥教も魔教とみなされ弾圧されている。
- 泥の温泉、泥漿温泉は実在のもの。日本でも大分県や鹿児島県で泥教気分が味わえる温泉がある模様。
天道
- 創始者が率いる一派。六道峡の山奥で医術を研鑽しているらしい。
地獄道
- 法で裁けない悪党を私刑して回る、神出鬼没の無法集団。正義寄りだが法治国家に反逆している。
- 構成員は牛頭馬頭や地獄の獄卒、黒白無常などの扮装をしているので目立つ。
畜生道
- 盗みを始め、生きるためなら何でも有りとする一派。色々な所に潜んでいると言われる。
人間道
- 表立って活動していない一派。正体は謎に包まれている。
餓鬼道
- 官憲を襲う海賊である白鯊幇が名乗っている。幇主である餓鬼道法王は賞金首でもある。
修羅道
- 宋軍などの中に潜み、国家転覆を図ろうとする一派。本体はすでに壊滅したが残党がまだ活動している。
用語
秘笈(ひきゅう)
飛燕流星翎(ひえんりゅうせいれい)
唐掌門・唐中翎が編み出した絶招。
正面対決より不意打ちや毒といった搦め手を得意とする唐門にあって、真正面から相手を斃せる貴重な技でもある。
唐中翎は若い頃にこの技で天下をあまねく打ち負かし、さらに20年前に極楽教右護法を破ったのもこの技。
作中では非常に著名で、その威力のほども知れ渡ってるらしく、譚霸刀は予備動作を見ただけで怯えていた。
正面対決より不意打ちや毒といった搦め手を得意とする唐門にあって、真正面から相手を斃せる貴重な技でもある。
唐中翎は若い頃にこの技で天下をあまねく打ち負かし、さらに20年前に極楽教右護法を破ったのもこの技。
作中では非常に著名で、その威力のほども知れ渡ってるらしく、譚霸刀は予備動作を見ただけで怯えていた。
翎とは見慣れない漢字だが、羽・羽毛のことで、唐布衣がこの技を出すときは羽毛を手に持っている。
もしくは唐中翎が自身の名を一文字付けただけなのかもしれない。
もしくは唐中翎が自身の名を一文字付けただけなのかもしれない。
古今四大絶技
現在ではほぼ失伝し、半ば伝説と化している、武林最高峰の技。
このうち作中で登場するのは嵩山派奥義・破体無形気勁"金剛神槍指"。
詳細は不明ながら、離れたところにいる相手を気の力で貫く技のようだ。
このうち作中で登場するのは嵩山派奥義・破体無形気勁"金剛神槍指"。
詳細は不明ながら、離れたところにいる相手を気の力で貫く技のようだ。
作中では王二壯と無相祖師が使用している。無相祖師が放ったものは鄒博と趙逵が受け止めたが、
それでもなお彼らの掌から腕を貫き、それぞれ左右の腕を廃されるほどの威力があった。
唐布衣も人前で使用しているが、こちらは透明な暗器である無形矢を用いたハッタリだった。
元ネタはおそらく天竜八部の六脈神剣
それでもなお彼らの掌から腕を貫き、それぞれ左右の腕を廃されるほどの威力があった。
唐布衣も人前で使用しているが、こちらは透明な暗器である無形矢を用いたハッタリだった。
元ネタはおそらく天竜八部の六脈神剣