概要
開運!なんでも鑑定団は1994年よりテレビ東京系列で放送されている鑑定バラエティ番組であり、30年以上の放送で登場した依頼品の数は10万点以上、総鑑定額200億円を超えている。そんな中、1996年10月1日放送分に登場した「山下清の将棋盤」は、唯一のスタジオで0円だった品である。
経緯
鑑定団の放送内で0円はしばしば発生しており、最も頻発するのが隕石として持ち込まれた石が「そこら辺のただの石」だったケースである。しかし、隕石っぽい石でも(特に海外で)「Meteorwrong」と呼ばれ、一定の需要があるらしく、場合によっては1000~3000円程度の値段がつく。そのため、隕石として0円だったものは観賞価値すらない本当にそこら辺の石、という評価である。
また、偽造品には問答無用で0円の値段がつき、2012年に登場した「両面に平等院鳳凰堂が刻まれたエラー10円玉」は、2枚の10円玉をスライスして接着した偽造品であり、0円となった。
以上のように時折0円は発生しているが、何れにしても出張鑑定であり、スタジオだと多少の温情が入るのか、どんなに安くても100~200円の値段をつける事がほとんどである。そんな中で、唯一0円が発生したのが1996年10月1日に登場した「山下清の将棋盤」である。つまり、電光掲示板に0円と表示された唯一の例である。
鑑定結果
山下清の所定鑑定人が鑑定にあたり、その結果将棋盤の裏に書き込まれた署名の筆跡から違う事と、力仕事を嫌う清が木彫をすることはありえないと結論付けられた。更に、将棋盤としての価値もまったくなく、0円という評価額がつけられた。
なお、スタジオは前代未聞の自体に大盛り上がりで、司会の紳助・石坂らが悪ふざけして放送中に将棋盤にサインを書き込んだところ別の意味で価値がつき放送後に20万円で買いたいという電話がかかってきたという。さらに、中島誠之助らレギュラー鑑定士は「贋作に箱書きをするようなもの」として拒んだというエピソードも残っている。
ちなみに1995年の1年間の最低鑑定額はアシスタントの吉田真由子の持ち込んだ切手帳であり、額面そのままで720円だった。当時でも0円自体が珍しかった上に、スタジオで発生した最初で最後の例だった。
発掘状況
当時のなんでも鑑定団は毎週視聴率20%を超える絶頂期だったが、アップロードは稀である。その放送回に登場したゲストが非常に人気である人物である場合、そのゲストのファンがアップすることがあるが、この放送会のゲストは香坂みゆきであり、あまり期待できない。
非常に印象的なエピソードだったため、この放送回以外でも総集編や◯時間スペシャルの際に「おもしろ依頼人」として再度紹介されていた可能性もあり、そっちの方が期待できるかもしれない。特に放送後に欲しいと電話がかかってきたエピソードは後日談が取材された可能性を示唆している。