概要
『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄の同名漫画を原作とした人気の長寿アニメシリーズ。最も有名なアニメシリーズ(訳注:テレビ朝日版第1期。いわゆる大山版)は、シンエイ動画が制作し、1979年4月2日~2005年3月18日まで放送された。シリーズ終了の1ヶ月後に放送が開始されたリブート版(訳注:テレビ朝日版第2期。いわゆる水田版)は2024年7月現在も放送中。
1980年4月8日の特番「春だ!一番ドラえもん祭り」内で、『ドラQパーマン』というタイトルの特別編が放送された。 『オバケのQ太郎』及び『パーマン』(訳注:それぞれ1971年放送のアニメ第2作と67年放送のアニメ第1作がベース)とコラボした特別回で、各作品のキャラクターが『ドラえもん』に出演した。シンエイ動画制作ではない番組が『ドラえもん』に登場するのはこれが唯一(訳注:どちらも制作は東京ムービー。ただし実制作はシンエイ動画の前身であるAプロダクションが担当していた)であり、それぞれの作品のテーマソングが劇中で流れる。
(訳注:1985年3月13日の特番「ドラえもんの春休みまんが祭り」にて再編集短縮版が放送された。後述する動画はこの時の録画である)
(訳注:1985年3月13日の特番「ドラえもんの春休みまんが祭り」にて再編集短縮版が放送された。後述する動画はこの時の録画である)
ストーリー
現在視聴できる短縮版のストーリーを記す。本編の内容は漫画版(主に藤子・F・不二雄ではなくしのだひでおが描いた)に忠実である。
(訳注:漫画版は 「月刊コロコロコミック」1979年8月号に掲載。正確には藤子がネームとキャラクター配置を決め、しのだが下描きとペン入れを行った合作である。長らく幻の作品だったが、『藤子・F・不二雄大全集』ドラえもん第20巻に初収録された)。
(訳注:漫画版は 「月刊コロコロコミック」1979年8月号に掲載。正確には藤子がネームとキャラクター配置を決め、しのだが下描きとペン入れを行った合作である。長らく幻の作品だったが、『藤子・F・不二雄大全集』ドラえもん第20巻に初収録された)。
春休みのある日、宿題をやらず昼寝しているのび太にうんざりしたドラえもんは、「さいなんくんれん機」でのび太を叩き起こす。失敗しのび太と喧嘩したドラえもんは、同じように苦労している人を探しに行き、パーマン1号・Q太郎と出会う。打ち解けた3人はキャンプへ行くことにする。一方のび太は姿を消したドラえもんを探しに出かける。
楽しくキャンプする3人だったが、突如火山が噴火し、キャンプ場以外壊滅してしまう。ドラえもん・1号・Q太郎は相棒の名前を叫び、こんなことになるなら喧嘩するんじゃなかったと号泣するが、そこにのび太が現れ、全ては「さいなんくんれん機」で起こしたものだと種明かし。怒るドラえもんだったが、全員が無事で良かったと2人に言われ納得する。
のび太の隣には正太・ミツ夫のコピーロボットもいた。彼らが呼びかけるとドロンパ・O次郎・パーマン2号・パー子が草むらから登場、全員がキャンプに参加するところで幕となる。
楽しくキャンプする3人だったが、突如火山が噴火し、キャンプ場以外壊滅してしまう。ドラえもん・1号・Q太郎は相棒の名前を叫び、こんなことになるなら喧嘩するんじゃなかったと号泣するが、そこにのび太が現れ、全ては「さいなんくんれん機」で起こしたものだと種明かし。怒るドラえもんだったが、全員が無事で良かったと2人に言われ納得する。
のび太の隣には正太・ミツ夫のコピーロボットもいた。彼らが呼びかけるとドロンパ・O次郎・パーマン2号・パー子が草むらから登場、全員がキャンプに参加するところで幕となる。
発見状況
2018年10月19日、1985年に放送された短縮版がYouTubeにアップロードされた。約7分35秒の長さで、多くのシーンが省略されている(訳注:特にのび太・正太・ミツ夫のコピーロボットの3人でのやり取りがかなりカットされていると思われる)。
この特別番組の完全版は現在も失われており、他の特別番組と同様、20~30 分程度の長さだった可能性が高い。この特別番組の紹介記事やセル画といったメディアに断片が残っている。
この特別番組の完全版は現在も失われており、他の特別番組と同様、20~30 分程度の長さだった可能性が高い。この特別番組の紹介記事やセル画といったメディアに断片が残っている。
メディアギャラリー





現在視聴可能な再編集短縮版。
関連リンク
- Dora・Q・Perman (partially found anime TV special; 1980) 元記事
- Wikipedia:ドラQパーマン
- ドラちゃんのおへや:特番放映リスト(1980年)
- 白銀氏による紹介ツイート