高千穂(たかちほ)は、2100年時点で唯一実際に運営されている有人宇宙ステーションで、高度6400kmの宇宙空間にある。
作中では
衛星軌道居住施設とも表記されている。
九島光宣と
桜井水波が居住している。
元は
新ソビエト連邦の最新鋭ミサイル潜水艦「クトゥーゾフ」。
新ソビエト連邦による
巳焼島攻撃に投入されたが、
司波達也によって無力化され、
四葉家が鹵獲したものである。
2100年4月1日、パーツに分解され、気密室に入れられた
九島光宣と
桜井水波ごと、擬似瞬間移動魔法の魔法式が刻まれた巨大
刻印魔法陣と
司波深雪・
アンジェリーナ・クドウ・シールズの魔法注入により宇宙空間に打ち上げられ、宇宙空間で
司波達也の
再成による再組立てがおこなわれ、居住可能になった。
船内には、主に管制業務と地上に降りた
九島光宣のサポートを担う、
パラサイドール「マギー」がいる。
スペック
- サイズ:全長170m、最大幅20m
- 動力:恒星炉。九島光宣の魔法注入で問題なく動く。補助動力源として太陽光発電システム
- 「マジストア」により1Gの重力が維持される
- エアカーに使われている移動システムが搭載されており、軌道を変えることも出来る
- 巳焼島と高千穂の内殻双方に刻印魔法陣が設けられており(巳焼島側は直径200m)、擬似瞬間移動魔法の魔法式が刻まれている。これにより、巳焼島から見えている時限定ではあるが、魔法陣の力のみで物資の補給をいくらでも受けられ、人間の質量程度を瞬間移動させることが可能になっている。人や物資は船内に直接搬入出来ず、衛星軌道上の宇宙空間に打ち上げられた後で、エアロックを通って船内に入る仕組みである
- エアロックはミサイル潜水艦時代の垂直発射装置のスペースを利用したものである
- 潜水艦時代の発令所は情報センターになっており、全天の観測データが集められ、電子頭脳で情報処理されている。AIに古い字体の梵字を解読させるといった用途にも使える
- 船内で使われる電化製品は普通の民生品だが、壊れても修理対応が難しいため、船内に修理が行える作業室がある
- 地球に降りた九島光宣を高千穂まで引き上げる魔法陣は「マギー」が作動させる
- 耐久性:100年程度機能を維持できる
- 巳焼島とはレーザー通信で交信する
居住スペースの内装デザインは
司波深雪が行った。
登場巻数
32巻、
メイジアン・カンパニー1巻、
メイジアン・カンパニー2巻、
メイジアン・カンパニー3巻、
メイジアン・カンパニー4巻
コメント
施設
最終更新:2024年12月30日 14:45