以下ネタバレ注意!
名前の由来
- 遠野:遠野物語
- 明治時代にまとめられた岩手県遠野地方に伝わる逸話、伝承などを記した説話集である
- 空想に耽って現実の直視を避けた彼女に合っている。
- ハンナ
- 「恩恵」「恵み」を意味するヘブライ語の人名カンナハに由来している。
- 別名にジャンヌが存在する。ジャンヌ名の中で有名なジャンヌ・ダルクは農夫出身の軍人で最終的に異端として処刑され、後世に無実と殉教が証明され聖人に列聖された女性である。恵まれた出生でなく、度々冤罪をぶつけられたり魔女になることを嫌う彼女と共通点が見受けられる。
考察
完全犯罪成功したら他の人が死にません?
1-3において、ハンナは自分が魔女化する前にシェリーに「私を殺して、完全犯罪で乗り切れ」(意訳)とお願いしている。
仮に、シェリーが完全犯罪に成功したとしよう。その場合、考えられる可能性は「冤罪処刑」か、犯人特定できず「全員処刑」である。
ハンナはこのことを考えていなかったのだろうか?
- 考える余裕すらない程追いつめられていた可能性
- そもそもルールを把握してなかった可能性
- シェリーがそもそも死体を残さずに、完全な失踪事件にすると思ってた可能性
- シェリーなら、遺体を粉々にして海にばらまくとでも思ってたのか?
- あるいは焼却所が動作するタイミングで、ハンナを火葬して、看守が気付く前に遺体を消すとか?
- 自殺か事故として処理させて解散させてほしかった?
- ルール上、他に犠牲者を出さずに通すにはそれしかない
- 殺人事件大好きなシェリーさんにそれをやらせるのは無理があるのでは...
- シェリーならどうにかして魔女裁判のルールすらもぶっ壊してくれると思ってた可能性(投げやり説)
いずれにしろ、ハンナがシェリーを非常に(過剰な程に)信用していたことだけは間違いないだろう。
最終更新:2025年08月17日 12:18