このページでは、まのさばの世界観全体について考察する。
キャラクターに関する考察は、個別ページの方で。
以下ネタバレ注意!
時系列関連
まとめると
- 1525年、魔女の島にゴシック屋敷が建設される
- 1637年頃、人間が魔女の島を襲撃(島原の乱が元ネタ?)
- 1642年頃、メルルが魔女因子の実験で不老不死に
- 1642年頃〜1825年、魔女因子完成、大魔女が姿を消す
- 1897年〜1967年頃、トレデキム開発、完成
- 1967年〜1975年、メルル、牢屋敷の管理人に就任、魔女裁判開始
- 2023年、推定49回目の魔女裁判(ナノカ姉)。終結に2年かかってる。
- 2024年、この時の魔女候補はどこかに送られる(まのむら?)
- 2025年、推定50回目の魔女裁判(エマヒロ)
魔女の島襲撃、大魔女失踪の時期、メルルの年齢
メルルの発言から大魔女失踪は200年以上前であることは確定。
そのため、人間による襲撃と、大魔女失踪は1525年〜1825年の間に絞られる。
ユキの発言によると、「人間が文明を発達させて」襲撃してきたとのこと。つまり、人間の文明が急速に発展した時期以降が襲撃時期であろう。魔女の島襲撃を勝手に日本が行ったと仮定すると、2つの時期が考えられる。
- 1543年〜1590年代、鉄砲伝来の頃、つまり豊臣政権による襲撃
- 1637年頃、キリシタン弾圧の頃、島原の乱のあたり。
どちらかを断定する根拠はないが、少なくとも鎖国時代は除外してよいと思われる。「大船建造の禁」によってそもそも戦艦を造ることを禁じられていたためである。
個人的な考察としては、魔女の島で魔女は文明を発達させた描写があるので、少なくとも数十年スケールではないだろうということである。つまり、1637年頃が最も有力なのではないか。
ちなみにこの時期は世界的な魔女狩りブームの時期でもあり、侵略者がヨーロッパ人であっても矛盾しない。
これにより、大魔女の失踪時期は1637年頃〜1825年に絞られる。これは魔女因子の開発の実験にどれだけ時間がかかったかによるが、それを特定する根拠は存在していない。
ちなみに、これらの推測からある程度メルルの年齢も推測できる。少なくとも、1525年〜1637年頃のどこかではリアル年齢10歳程度だったと考えられる(幸せそうな写真がのこっているので)。ただし、その姿を維持するには迅速にメルルを不老不死化する必要があるはずである。故に、大魔女は5年程度で魔女因子を開発したとすると、メルルで実験したのは1642年頃ではないかと推定できる。
これによって、メルルの年齢は推定2025-1642+15=398歳ぐらいだとなる。
結論、メルルは約400歳のおばあちゃん。
トレデキムの開発時期
「研究員の調査書」からは、
- 研究を開始して数十年かかったこと
- 既存の科学がその時期にはあったこと
- その報告書は現代の日本語で書かれていること
が分かる。舞台が日本であると仮定すれば、国家の明確な制度として化学が始まったのは明治維新以降の1877年(東大創設年)である。数十年という表現を20年〜90年ととらえるならば、トレデキムの完成時期は、1897年〜1967年頃だと推定できる。
そもそも牢屋敷自体始まったのは科学では少女を救うことはできないと判明してからであろう。ゆえに、少なくともメルルの管理人就任より前にはトレデキムは完成したはずである。
これは何回目の魔女裁判か?
作中内描写から毎年4月に13人程度の少女を収監していることは間違いないであろう。つまり年1回ペースで行われている。現在の魔女番号の最後尾は670なのだから、おおよそ670/13で50〜51回程度であるのではないかと推測できる。
メタ的に考えれば、キリのいい50番目にする気がする。
ただし、この推定方法には矛盾がある。
まず、原則として看守は前回の魔女候補から選択されるため、ナノカ姉の裁判は前回である。だが、ナノカの年齢は17歳である。つまり、ナノカ姉が収容されたのは2年前となる。つまり必ずしも年1回ペースではない。
2024年に15歳になった魔女候補はどこに行ってしまったのかという疑問が残るが、まのむらの舞台など他に魔女の処分場があるのかもしれない。
ちなみに、これによってメルルが牢屋敷の管理人に名乗り出た時期も分かる。おおよそ50年前より以前である。
まのさば年代をSteam版発売年である2025年と勝手に仮定すれば、1975年以前にメルルが牢屋敷の管理人となり、魔女裁判を開始したと、見積もる事ができる。
監獄島の元ネタ
人間の襲撃の元ネタが、島原の乱であれば、ある程度監獄島の位置も絞り込むことができる。
- 野崎島
- 長崎県の五島列島にあるほぼ無人の島
- 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産にも登録されている
- 葛島
- 同じく五島列島にある無人島
- こちらにも潜伏キリシタンが住んでいたことがある
あるいはかつて文明が栄えて現在衰退した軍艦島かもしれない。
資料集には「この世界のどこかにある無人島」と書かれており、「絶海の孤島」などとは書かれていない。この手の作品なら「絶海の孤島」と書きたくなるはずだが、敢えて書いていないのだろう。
また、最終章の描写から機関がヘリコプターでそこまで時間をかけずに到達できる位置にあることは分かる。そのため、少なくとも日本本島からはそこまで離れていない位置にあることは確定している。
だが、ハンナやユキによる島移動があっても地図の書き換え程度で済んでいるということは、周辺には島や大陸はないのだろう。
大晦日連続殺人事件
機関による陰謀説
作中では、「原初の魔女」が絶滅したと強調される通り、この世から全ての魔女が消え去ったわけではない。あくまでも、絶滅したのは「原初の魔女」と呼ばれる、
月代ユキや水精の大魔女の系譜の魔女である。
資料集にもあるが、
ゴクチョー≒機関の目的は「大魔女の発見および、魔女の放逐」である。本編で大魔女召喚にほぼ必須であった魔法を挙げてみよう。ヒロの死に戻り、ココの千里眼、メルルの治療の3つである。ナノカの幻視やミリアの入れ替わりもあると便利だが、必須ではない。死に戻りと千里眼である程度代用可能であるからだ。つまり、ヒロ、ココ、メルル以外は別にほかの少女でも良かったということになる。
まのむら、はのうらで引っ張りだこになるヒロはそもそも機関によって魔女因子を活性化するように誘導されていた可能性がある。彼女の魔法の起源は明かされていないためである。水難事故はヒロが魔法に気づいたきっかけであって、魔法を取得したきっかけでは必ずしもない。
故に、ヒロはそもそも死に戻り魔法を持たされており、牢屋敷へ誘導された可能性が浮上する。まのむらに過去改変魔法を持つ主人公が登場するが、そもそもまのさばは彼女の過去改変によって改変された世界線である可能性がある。つまり、まのさばは完成された世界線であり、そのためにさまざまなベース世界への介入が行われたということになる。
ところで、大晦日連続殺人事件はきわめて謎の多い事件である。犯人の動機は不明であり、追い詰められると自殺している。ココは事件以前から千里眼が使えたと明言されており、機関にとってのハッピーエンドに至るために、彼女の魔法が重要であったのは間違いない。
故に、このような推理が成立する。大晦日連続殺人事件はココの魔女因子を活性化させるために、機関が仕組んだものではないかということである。根拠はいくつかある。まず、動機が不明であり、しかも犯人も自殺しているところである。仮に一般的な無敵の人による凶行であれば、追い詰められたところで自殺するだろうか。むしろ、無敵の人は話題になることをねらって犯罪を起こすことが多い。つまり、殺人を犯したあとの言動による世界への自信の誇示こそが、無敵の人の原動力のはずなのである。それにもかからわず、自殺をするというのは、その後の目的を達せぬままにこの世から去ってしまうことであり、元来の狙いと矛盾してしまうだろう。
故に、機関の忠誠のための自殺か、機関に口封じで殺されたのか、あるいは報道規制か、さまざまな可能性が考えられるが、この事件を字面通りに受け取ろうとすると違和感が出るのは確かであろう。
そもそもなぜ機関は千里眼の魔法こそが、大魔女の召喚に必要だとわかったのだろうか?
これには、冒頭で触れた、魔女の生き残りが関係していると思われる。作中で触れたように、魔女は予知能力を持つものがいる。機関が予知能力を持つ魔女あるいは魔女候補を拘束しており、それによって、大魔女が召喚される未来が見えたならば、そのために何の準備が必要か判定できるはずである。
そもそも事件は5年前であり、機関は5年前から理想的な環境をセッティングするために暗躍していたことになる。繰り返しになるが、機関の目的は「大魔女の発見及び、魔女の放逐」である。機関に魔女を抱え込むことには矛盾を感じるかもしれないが、より大きな目的のために一時的に手を組み、用が終われば切り捨てるという形をとったとすれば矛盾しない。
まとめるならば、ヒロの水難事故やココの大晦日連続殺人事件は、機関が大魔女を召喚可能な環境を整えるために、5年前から仕組んでいた陰謀であった可能性があるということである。この考察自体ただの陰謀論に過ぎないが。
魔女因子関連
魔法は先天的か後天的か?
アンアンのように生まれつき魔法を持っていたケースもあるが、レイアやハンナのように、明らかに本人の望みが魔法に反映されているケースもある。
魔法は、先天的にランダムに決まるのか?それとも、後天的に自分の望みを叶えるものが得られるのか?
先天的説
そもそもアンアンは「軽度な洗脳」能力を赤ちゃんの時から欲していたわけではないだろう。仮に赤ちゃんのわがままな望みが叶えられて、魔法が得られるならば、全員「軽度な洗脳」持ちになっているだろう。
ハンナにしても、望んでいたのは「富裕」であって、「浮遊」ではないだろう。
魔法は、先天的にランダムに選ばれて、偶然自分の望みと合致していた人が本編で目立っているだけでは?(例、レイアさん)
後天説だと説明しづらいのは、シェリーの怪力だろう。後天説だと、シェリーは「職員をぶん殴りたい」と思ったから怪力が得られたということになるが、シェリー本人はもちろんそんなことは意識していない。
それにも関わらず、怪力が発現したということは、魔法は先天的にランダムに決まってて、ストレスがかかると発動するといったパターンなのではないか。
後天的説
レイアのように望みがピンポイントな人が、まさにピッタリな魔法を偶然得られるだろうか?
また、明確に後天的に魔法を得ているエマがいる。そもそもエマが「魔女殺し」などを望むだろうか?(ユキがエマに望むように思考誘導していた描写はあるし、なぜか微笑まされていたが)
アンアンも赤ちゃんの望みが「偶然」実現され、「軽度な洗脳」が得られたと考えられる。
恐らく、望んでもどれが実現されるかは運次第であり、ハンナの「浮遊」のように、ややズレた魔法が得られることもあるのだろう。少女漫画の登場人物に憧れていた描写があったことから、「浮遊」がハンナの本当の望みだという可能性もあるが。
政府・機関関連
政府のスタンスは?
魔女因子をもった少女の暴走(例、3週目のハンナ)によって、国が大惨事になる可能性があり、苦慮している立場だと考えられる。
魔法少女の処置については、トレデキムの説明などから、政府や機関内でいくつかの派閥があると考えられる。
- 強硬派
- 慎重派
- 少女をすぐに処分するのには反対
- まずは魔法少女と魔法の仕組みを理解するため、研究や実験を優先すべき
- トレデキムは元来魔女因子を消すことを目的として開発されたものであり、恐らくこちら側の派閥が開発したのだろう
- メルル的にも、大魔女を見つけるために一時的には生かしておく必要があるので、恐らく慎重派の立場に近かったと思われる
元々、政府のスタンスとしては強硬派の勢いが強く、少女の直接的な処分を検討していたが、慎重派やメルルとの妥協により、牢屋敷に隔離し、殺し合わせることで間接的に処分するという方針で決定したのだろう。
そもそもメルルがトレデキムを所有しているのは、魔女因子を消す薬の開発に協力したからとも考えられる。牢屋敷は魔法少女を隔離して実験するための国の実験所として一時的に利用されており、そのため、要人用にゲストハウスなどを増設する必要があったのかもしれない。
政府は魔女因子が消えた少女は段階的に解放しており、政府としても本音では殺したくなかったのであろう。
どうやって、魔女因子を見つけてるのか?
「国の調査で見つかるとどこかに幽閉される」という都市伝説が既に流れていることから、全国民を対象に、健康診断などに紛れて魔女因子の検査を実施していると思われる。
実際、ナノカは「幻視」によってそのような調査の存在を未来視し、ナノカ姉は「変身」によって、魔女因子の検出を回避している。
何故、帰還の許可にタイムラグがあったのか?
エピローグにおいて、真っ先に帰還許可をもらったのはヒロであった。理由としては以下のものが考えられる
- 「死に戻り」という能力が国にとってそこまで脅威とみなされなかった
- 家柄が良いため、親族の力が強かった、あるいは政府に信頼されていた
魔女因子が消えたとはいえ、政府としても懸念自体は残り続けるだろう。特に、人類を滅亡させ得る「魔女殺し」を持つエマの帰還についてはかなり遅れた可能性が高い。そもそも唯一スタッフロールでエマとヒロの挿絵が存在していないので、エマが家に帰れたか怪しいところである。
国民への情報統制
作中の描写から、魔法の存在は公表されておらず、情報統制が敷かれていると推測される。
だが、魔法少女の存在は「国の調査で見つかるとどこかに幽閉される」といった都市伝説として、一部で広まっている。
他の国は存在するのか?/舞台は日本なのか?
ヒロが「留学」していることから、少なくとも、主人公らが住んでいる国以外にも国が存在することが示唆されている。
まのさばの舞台となっている国は、色々と日本っぽい要素が存在する。
- ヒロの過去スチルにおける和服
- 制服のデザイン
- 刑法が日本流
ただし、主人公らが住んでいる国が日本なのかどうかは断定できない。例えば、「
橘シェリー」や「
遠野ハンナ」は日本的な姓に西洋的な名前の組み合わせであり、日本っぽい架空の国の可能性もある。
ただし、シェリーやハンナがハーフの可能性もあるし、西洋的な名前が流行っているだけのifの日本なだけかもしれない。
フィクスマージ語関連
解読班募集中!
基本パターンは以下の3つ
- 英語+英語
- 日本語+英語
- 英語+日本語
名詞
| フィクスマージ語 |
発音 |
意味 |
語源 |
| LaVI |
|
法の悪魔 |
Law+Devil |
| cUrOi |
|
呪い |
Curse+呪い(Noroi) |
| yOUlowly |
|
ゆっくり |
Yukkuri+Slowly? |
| KaRaDy |
|
体 |
体(Karada)+Body |
| shi-des |
|
死 |
死(shi)+Death |
| prIz'u' jeen |
|
囚人 |
prison+人(jin) |
| ievil JIO |
|
魔女? |
|
| FineNd |
|
おしまい |
Fin+end |
| toim |
|
時間 |
時+Time |
| zanCrue |
|
残酷 |
残+Cruel |
| sinRuit |
|
真実 |
真(sin)+f「ruit」? |
| litt JIO |
|
少女 |
Little+女 |
| Guil-me |
|
罪 |
Guild+罪 |
| zanfession |
|
懺悔 |
懺悔+confession |
動詞
| フィクスマージ語 |
発音 |
意味 |
語源 |
| i・zana-vited |
|
誘われた |
誘う(izanau)+invited |
文法関連の単語
| フィクスマージ語 |
発音 |
意味 |
語源 |
| S~ond' |
|
そして |
そして(Soshite)+and |
| N'o |
|
の |
の |
その他文法事項
最終更新:2026年04月07日 23:02