以下ネタバレ注意!
その正体
黒部ナノカの姉。
妹の身代わりとなって変身能力を使い検査を受けた結果、牢屋敷送りとなった。
ナノカの幻視の内容によれば、誰かを殺害後に魔女裁判により犯行が発覚し、処刑されナレハテとなった。
その後は牢屋敷の管理者の
氷上メルルにより看守として起用されていた。
よく見るとナノカが落として必死に探していたものと同じ、お揃いの黒いリボンが頭に突き刺さっている。
看守となってもお姉ちゃん?
看守となってしまった後も、密かに妹であるナノカを見守ったりしているのではないかという説がある。
ナノカ処刑時の行動
もっとも分かりやすいのはナノカ処刑時であり、
ゴクチョーが指示を与えていないと話しているにも関わらず、まるで妹を銃弾の雨から守るかのように銃口の前に立ち塞がった。
反論 ゴクチョーによる演出説
しかし、このような動きは実はゴクチョー側による演出だったのではないかという説がある。
実際に真の動機を語らずにカッコをつけて散ろうとしたナノカだったが、姉である看守が上記の行動をとった事により、トラウマである「身代わり」を刺激されてしまう。
結果、号泣と絶叫の中で魔女化してしまった。
看守の行動は、結果としてナノカを魔女化させて処刑するという目的を達成する上で、最高の働きをしたわけである。
ゴクチョーが裏から本当は指示をしていたという考えも一理あるのだ。
シェリーを怒りから殺害?
逆に姉として妹を未だに見守っているような場面が他にもあるとの声もある。
それがバッドエンドにおいて
橘シェリーを懲罰房内で殺したと思われるシーンである。
規則違反によるペナルティの執行は基本的に看守が任されているが、作中のシーンで看守に対して暴力で立ち向かうような場合を除き、規則違反により殺される場面はほとんどない。
基本的にはアリサの懲罰房行きや、ハンナを定規で軽く叩いたりするような優しいものが多い。
その例外がシェリーのケースである。
自分が勝手に落としたにも関わらず、アリサがリボンを盗んだというナノカの言いがかりをきっかけに起きた、ナノカとアリサの一触即発の場面。
この場面をシェリーの暴力により止めると、バッドエンドへと分岐する。
暴力沙汰を起こしたとしてアリサ、ナノカ、シェリーの三人は懲罰房へと看守により拘束される事になる。
後日、この内アリサやナノカは解放される事になるのだが、シェリーはアリサによれば、もうダメだとのことで処分されてしまっていた。
なぜシェリーだけ殺されてしまったのかと言うと、看守にとっての可愛い妹であるナノカを殴って気絶させてしまったからではないかと一部では言われている。
自分の可愛い妹を傷つけられた怒りから、シェリーに対しては定規で叩くような優しいものではなく、本気で殺すような暴力を振るった可能性もあるのではないだろうか。
反論 シェリーの抵抗に対する暴力措置説
しかし、これも看守としての役目を果たしていただけではないかとの反論がある。
他のバッドエンドにおいて、シェリーはハンナを懲罰房から助けようと看守に立ち向かうシーンがあるが、その際に看守はシェリーを殺害している。
ナノカを殴り拘束された場合も、同じように看守に対して抵抗したため殺された、という可能性も十分に考えられるのだ。
反論 シェリーがなれはてになった説
「もうダメそうですね」は生きてるけど瀕死、もしくは生かす価値が無い状態に向けて使う言葉だと思う。
抵抗して殺された場合即死だろうから出ない台詞ではないだろうか。
殺すような暴力でR-18Gな状態になってダメそう判定された可能性は捨てられないが……ここは敢えてなれはてになった説を提唱したい。
シェリーが行動を起こした結果、誰にも望まれない結果になった(頼んだエマにさえ)ので「人がやることじゃないことをしたんだな……私魔女なのかもしれないな……」と思って魔女化→なれはて化した。
シェリーがエマに喧嘩の仲裁を打診したのは「この状況って【人間】なら止める場面なんでしょうか?」というのを確認する意図があったんじゃないだろうか。
そこでエマが冗談で「やっちゃって」と回答した結果シェリーが即決で飛び出す→周囲全員ドン引きになり、「人の心が分からない……私は醜悪な魔女……」となって魔女化した、と。
最終更新:2025年08月12日 01:52