世界設定
世界政府の樹立
2174年地球はついに統一され、世界政府が樹立される
この結果、人類はさらなる発展をとげることとなった
時は流れ2315年
地球資源の枯渇がいよいよ現実となり始めた頃
地球政府はついに宇宙開拓に乗り出す
世界政府の大統領によるテラフォーミング宣言の発令
宇宙税の創設とともにテラフォーミング委員会(TFC)が設立された
TFCは世界政府の下部組織であり、その目的は火星を居住可能惑星とすること
そのためにプロジェクトに参画する企業を募集
PC達は宇宙開拓に乗り出す企業となってプロジェクトに参加する
火星のテラフォーミングによって最も成長した企業は果たしてどこになるのか
キャンペーン概要
CPをもっとも稼いだ人が勝ちです
各PLは自分の企業のCEO他強い経営権を持ったキャラクターとなります
あなた方の目的は今回の火星地球化計画に参画し、自社をより発展させることです
各PCが個別の企業を担当し、時に敵対、協力してシナリオの目的(クエスト)を達成することを目指します
NPC
企業/組織設定
世界政府
2130年から当時の国連は軍事委託条約を製作し、国家の軍事力を極端に制限する代わりに恒久的な国家保護を約束する製作を進める。
当初は後進国、中小国だけが賛同していたが、徐々に対象を拡大し、2170年に全ての国家が本条例の下に管理されることとなり、事実上国際紛争が消滅した。
コレを受けて2174年にそれまでの主要国とともに世界政府の樹立を宣言し、ついに世界統一を達成した。
その後は世界政府の指導のもとに、順調な経済発展を遂げていくモノの、世界全体に準平等な生活水準を保障しようとした結果、これまでにない大消費時代を迎えたことで、資源枯渇の危機を迎えることとなる。
そして2314年。ついにテラフォーミング宣言をもって、宇宙開拓に乗り出すことになる
代表:
規模:世界的な組織
形態:各国家の代表からなる連合。および世界政府軍の代表で成立。
なお、国家の概念は依然として健在。イメージ的には世界規模のEU。
世界政府はさらに各地域を統括する地域統括局に分割されている。
例えば、宇宙開発局の下にテラフォーミング委員会が設立されている。
世界政府
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宇宙開発局 ― アジア統括局―北アメリカ統括局-欧州統括局……
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テラフォーミング委員会 日本―中国……
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UNMI
テラフォーミング委員会(TFC)
テラフォーミング宣言により発足した世界政府の下部組織。
火星を統治する政府組織であり、PC達の企業に事業を斡旋する
様々な組織から送られてくる代議員達で構成されている。
パワーバランスの偏りを防ぐために同一人物の連続任期は5年までと定められている。
TFCの内部では主に6つの派閥が存在しており、日々その主張を戦わせている
火星第一主義
火星の発展を第一とし、火星の政治的、社会的地位をより上位にすることを目指す派閥。
現状では火星は独立した統治権を持たないが、テラフォーミングの最終局面で、宇宙開発局からも独立した新しい統括局として独立することを目指す
科学統制派
科学の力ってスゲー、という思想の人々。
様々な科学関連の学会の関係者で構成されている。
政党の支持企業も科学関連が多い。
火星上での科学実験や新規事業などの先進的な事業を好む
親宇宙派
広大な宇宙の中で生活する様々な人や企業と寄り添い、宇宙貿易の中心となることを目指す。
現在宇宙圏で強い力を持っている月、火星、木星に経営基盤を持つ企業の代表で成立している
温熱重視主義
火星の外気温上昇を優先して推進すべきという派閥
火星原理主義
テラフォーミング反対派による派閥。派閥としては小規模だが、過激思想で様々な裏社会の人間と繋がりがあると言われる。テラフォーミング宣言以後、急激に台頭してきた地球至上主義団体が大元と言われている。
緑化推進派
火星上の緑化事業の推進派閥
緑化方法の是非について他の派閥と意見の対立をすることが多い
テラクター
地球に古くからある複合企業(コングロマリット)
巨大な資本を武器に地球で最大勢力を誇る。
宇宙空間や衛星都市の建設、宙間航路の確保の立ち遅れから火星開拓事業への参加が遅れている
UNMI
テラフォーミング宣言以前の火星の資源開拓を手動していた組織。
テラフォーミング宣言以後は委員会の下部組織として各種活動をしている。
もともと火星開拓をしていたため、火星の地理的条件を始めとした多くの知識と技術を有しているものの、人的、工業的な資源が少ないのが難点
タルシス共和国(組織)
テラフォーミング宣言直後に集められた移民希望者達によって作られた火星上最初の都市にして国家。テラフォーミング委員会、UNMIと火星開発に対して何かとトラブルになることがおおいものの、基本的には拡張よりも保守的な立場を貫いている。農業の安定化のための水資源の確保が課題でマリネリス海溝の大規模海洋化をテラクターと共同して実施するべく動いている
ポリュペモス
人類の所有するなかで最大規模の宇宙船(アトランティス号)を本社とする物流企業。
300隻以上の大小様々な輸送船を持っており、社屋であり居住区であるとともに、太陽系最大の物流ハブでもある。
一部区画を一般に開放しており、フリーの運び屋もよく利用するため、モノだけでなく多くの情報も集まってくる
クレディコー
大富豪バルド・ハンターがテラフォーミング宣言後につくった火星開拓専門の企業。企業の歴史はないもののバルドに心酔した人物や火星開拓にて一旗揚げたい野心家が揃っている。実績がなにもないこともあり、世間的には軽んじられているものの、希少な技術者が揃っていることもあり、火星開拓で頭角を表すべく爪をといでいる。
有名都市
タルシス(都市)
第一次火星入植計画で火星にやってきた人たちが作った都市。
キャンペーン開始時点で唯一の火星上の居住区域である。
世界政府より国家としての権利を認められており、人類史上はじめての地球外惑星上の国家となっている。
テラフォーミング委員会およびUNMIとは火星上の利権や統治の方法論を巡り、たびたび対立している。
代表:
国家体制:
規模:
ルナ・メトロポリス
月はこの時代において最も発達した衛星都市である。
各種資源の産出はもちろんだがラグランジュポイントを利用したスイングバイによる長距離宇宙航行の拠点として地政学的に非常に重要な意味を持つ。
よってこの月の統治を一手に担う主要都市であるルナメトロポリスが発展するのは自明と言える。
ルナメトロポリスの統治者である総督は世界政府の大統領に次ぐ権威を有する存在である
黎明都市(ドーンシティ):金星上の都市
資源惑星として金星から浮遊体を採取するために作られた都市。
過酷な金星の環境に対して「常に夜明けとなる」ように惑星上に敷かれた円形レール上を高速で周回している。
そのため、決められた時間でないと都市への侵入/待避が出来ない
金星と地球は姉妹惑星として年密な経済的政治的な連携を保っており、ドーンシティの市長は世界政府に対しても大きな発言権を持つ
マクスウェル基地
地名
火星
物語の舞台となる惑星。
地球資源の枯渇に伴い、居住可能性のある近隣惑星としてにわかに注目を浴びることとなる。
すでに月など小規模な衛生に短期間の居留を可能としている人類ではあるが、地球以外の惑星に対して永続的な居住をするのは初のプロジェクトとなる
物語スタート時点でタルシス円錐丘に居住した「はじまりの100人」の運営するタルシス共和国が存在している
マリネリス渓谷
長さは4000km、深さは7kmに達し、幅は最大200kmであり、太陽系でも最大規模の峡谷である。この大きな窪みを利用して海洋化させるプロジェクトがある。火星上にいくつかある海洋予定地のうちの一つ。地理的な近さから特にタルシス共和国がこの地点の海洋化に期待を寄せている
タルシス円錐丘
なだらかな傾斜を持った大規模な土地。
火星上の最初の入植者である「はじまりの100人」がこの地に作った都市がタルシス共和国となった
オリンポス山
標高27000m級の太陽系最大の山。火山活動は停止している。
一部で霊峰として信仰の対象となっている
ノクティス迷路
ノクティス迷路はその名の通り、まるで迷路のような深く切り立った斜面の谷が入り組んだ複雑な地形である。
地球
宇宙
ラグランジュポイント
この世界で単にラグランジュポイントといった場合は、月近傍にある地球-月系のラグランジュポイントを指す。
衛星軌道の安定点であるラグランジュポイントは地球を出発点として各惑星/衛生へと旅立つ各宇宙船の中継ポイントとして
宇宙的地政学の重要拠点となっている。
この地点を管理運営するためにあるルナメトロポリスは地球圏最大の都市として成長した。
世界政府直轄の宙域警備艦隊がラグランジュポイント周辺を恒に周回しており、ラグランジュポイントに侵入する宇宙船はすべてチェックされている。
この地点を経由しなくても外宇宙に飛び立つことは可能。それだけの推進力を得られる大型船を有しているのは世界政府を除くと、地球圏最大規模のコングロマリットであるテラクターとポリュペモスだけである
元ネタ/資料
ボードゲーム Terraforming Mars
最終更新:2020年08月15日 16:21