ファシリテーションとは
一般的に会議などの場において、新しいアイデアを出したり、問題解決が図れるよう、効果的にプロセスを管理すること。
以下の3つのステップから構成される
- 準備をする
- 目的・目標・成果物の設定
- 参加者の分析
- 議論の枠組みの設計
- 実際にファシリテーションを行う
- フォローする
目的とは
会議やプロジェクトの背景・前提や大義名分。ねらい。
目標とは
「何を達成すべきか」ということ。成果と生産性を測る尺度。
成果物とは
会議やプロジェクトの「目的」や「目標」を達成した時のゴールの姿、着地点。
参加者の分析とは
参加者の決定を含む。参加者の知識や能力、経験、興味などを見積もり、どのような結論を期待しているか分析する。
議論の枠組みとは
どのような流れで進めていくのが目的・目標達成に最も適切か考え、その中で何が論点になりそうかを把握すること。
論点を洗い出す手順は以下の3つのステップから構成される。
論点抽出第1ステップ:ファシリテーションの目的・目標を再確認する
会議やプロジェクトの目的・目標・成果物のイメージを再確認する。
論点抽出第2ステップ:目的・目標に沿って論点となりそうな要素を押さえる
到達点(目標)に達するまでに「どのような要素」を押させておく必要があるのか、そして「どのような道筋」をたどればよいかを提示する必要がある。
- 大きく「どのような要素」を押さえるべきか考える
- 大きく「どのような道筋」で進めるべきか考える(思考プロセスの決定)
目標達成に必要なプロセスとして以下のようにブレイクダウンする。(例)
- 理想と現実とのギャップを特定する(課題抽出)
- ギャップが生じた原因を特定(課題の原因特定)
- ギャップ解消のためのオプションを抽出(解決案の作成)
- アクションの決定(解決策の決定)
論点抽出第3ステップ:論点を具体化・細分化する
意見が分かれそうな箇所について具体化する。想定される意見が分かれてしまう原因は以下の通り。
- 立場の違いによって情報/状況の捉え方が異なる
- 情報が不足している
- 判断基準が決まっていない
ファシリテータに求められる役割
ファシリテータとはファシリテーションを行う人のこと。役割は以下の通り。
- 参加者を動機づけする
- 目標、目的を明確化し、共有する
- 会議、プロジェクトへの参加者のコミットメントを高める
- 議論、活動のプロセスを管理する
- 議論を活性化する
- 異なる意見を引き出す
- 特定の人が場を仕切らないようにする
- タイムマネジメント
- 成果を具現化する
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最終更新:2011年10月12日 20:03