幻想奇跡隊ミッドヴィリーム外伝
■概要
前作
『アイ・アム・ミッドヴィリーム』のバージョンアップ版。
表題
「SAVERSE」は、
「SAVE」と
「VERSE」を組み合わせた造語。
■ストーリーモード
SAVERSEでは新たに、リムラプラス視点とリムカロン視点、2つの視点でストーリーが進行する「アナザーストーリー」が追加。
隠された真実や前作での謎だった部分が明らかとなり、敵対勢力の尖兵である謎の影人間『異形の人形』についても言及される。
使用キャラがリムラプラス、リムマクス、リムカイロスのみとなり、チャプター毎に使用キャラクターを切り替えながら1つのストーリーを進行していく。ゲームの流れは無印のストーリーモードと同じだが、勝敗による分差の他に選択肢による分差があり、進んだルートによっては
エンディングが変化する。
選択肢を正しく選択し、かつストーリー上、重要なラウンドでの勝敗で、様々な事実が明らかになる。
リムカロン視点では花映塚次元崩壊から各次元のミッドヴィリーム同士による同士討ち、そしてピネジェム襲撃までのストーリーが彼女視点で描かれている。
戦闘パートは少なく、選択肢による分差が多いのが特徴で、選択肢によって物語の結末が変化する。
「アイ・アム・ミッドヴィリーム」の歴史改変・修正が行われた世界線において存在が確認されている異形の敵。リムラプラス/リムカロン視点の各ストーリーで言及されている。
『異形の人形』と化した者は、姿がシルエットのように全身が黒色になる。そしてゾンビのように徘徊して人々を襲撃する。
リムカロン曰く、『異形の人形』は大別して3種類いるという。
①「奇跡の戦士の変わり果てた姿」
満身創痍者と
ペナルティにより姿を変えられた者がこれに該当する。次元消滅時に、二次創作次元以外の各次元の
ミッドヴィリームはリムラプラスによって時空竜宮城へ転送されたが、次元崩壊直前までに満身創痍(何らかの原因による死亡を含む)したミッドヴィリームはこれに含まれていない。転送時に「数が合わない」のはそのためである。
リムラプラス曰く、次元崩壊は歴史改変の影響によって、その次元の「歴史」が変わってしまった場合も含まれる。この場合は2ボス次元、5ボス次元がこれに該当し、満身創痍者が『異形の人形』と化している。
元々がミッドヴィリームのため、各々の必殺技では浄化されない。ミッドヴィリームが『異形の人形』化すると、名実共に「無」となり、名前も姿も認識されなくなる。
『異形の人形』化したミッドヴィリームを救済する方法は存在しない。が、リムラプラス視点のストーリーでは正しい選択肢と戦闘の勝敗による差分により、『異形の人形』化したミッドヴィリームの救済を模索するストーリーに入る。
なお、残存する次元では『はぐれ戦士』と呼ぶ事もある。
②「奇跡の戦士になれなかったものの成れの果て」
奇跡の戦士の素質がありながら、何らかの事情や理由で奇跡の戦士になれなかった者がこれに該当する。
多くは何らかのトリガーによって『異形の人形』と化している。そうなるに至る原因・要因は様々であるが、リムラプラス曰く、トリガーは"失望"といった「負の感情」が関係している、と指摘する。
次に挙げる③との複合パターンも有る、とリムカロンは話す。差異として狂暴性の有無など、様々な視点・観点を分析・考察している。
こちらはミッドヴィリーム各々の必殺技による浄化が可能である。
③「世界線に産まれた者の、"全て"への負の感情」
リムカロン視点のアナザーストーリーにおいて、リムカロンは「哀れ」と断じた存在。襲撃している『異形の人形』の多くは「これ」だという。
こちらもミッドヴィリーム各々の必殺技で浄化する事ができる。しかしすぐ復活するうえ、次から次へと沸いて出るためキリがない。
また、リムラプラス視点のアナザーストーリーの1ルートにて、リムラプラスはこう断じている。
"知覚した限りの情報は不確信ゆえ断定できないが、これだけは言える。『逸脱した正義』は最早正義ではない。他人の成功が気に食わない者の、自慰的妨害行為だ"
彼女が知覚した「断片」によると、『それ』は己の承認欲求のために歪んだ正義を振りかざして破壊行為を繰り返すとんでもない輩であり、それ故に二次創作次元をはじめ、各次元で活動するミッドヴィリームや、それらの補佐を担っている味方勢力の活動にも支障をきたしている。
リムラプラスによる次元修復の際には、そうした存在の再生及び修復は「必要ない」と断じ、怒りをあらわにした。
■システム
新たに「ガードクラッシュ」が追加。
ガードクラッシュ
本作では攻撃をガードし続ける事によって、体力ゲージの下にある『ガードゲージ』が蓄積する。これが満タンに達した時に攻撃をガードすると「ガードクラッシュ」となり、無防備状態となる。この時に攻撃を受けると、通常よりも多くダメージを受ける。
また、一部のキャラの一部の技は確定でガードクラッシュさせる事ができる。これによってより攻めやすくなるが、多くの確定ガードクラッシュは攻撃を外すと大きな隙を晒してしまい、逆にピンチに陥るリスクも。
リムラプラス / Ream Laplus
対応メンバー:???(不明)
アンカバリティ:アノマロカリス
一作目のクロニクルモードのラスボス。SAVERSEにてプレイアブル化された。但しアンロックにはアナザーストーリーをクリアする必要がある。
戦法は前作でラスボスとして登場した時と同じだが、これに加えてガリアンソード『クロックアームズ』による剣戟を繰り出す。
これにより中~遠距離での戦いが可能となり、時空間操作による幻惑と合わせて相手に反撃の隙を与えず完封する戦闘スタイル。
このキャラのみ「溜め時間の継続」というテクニックが可能。全キャラの技中で屈指の性能を持つ「ダークネスブレード」は↓溜め↑+攻撃という、全キャラ中唯一の溜め技であるが、この技を、このテクニックを使って「しゃがみ→立って近距離を歩く→しゃがみ」の繰り返しで「ダークネスブレードを溜めながら移動」して、対戦相手にプレッシャーをかけることもできる。これに対空性能の高い立ち技と合わせる事で、相手に接近させず完封する事も可能。一部キャラ以外は試合開始直後に「後ろにジャンプする」以外の行動をとると、そのまま即死させられる。
リムカロン / Ream Kharon
対応メンバー:
小野塚小町
アンカバリティ:ミツユビナマケモノ
アナザーストーリーのみ使用可能。
無印では死神装束調の
ヴィリームスーツだったが、本作ではチアリーダー(
参考資料:東方ロストワード)調のヴィリームスーツに変わっている。無印同様NPCだが、アナザーストーリーでは選択肢によっては戦闘に入るのでこちらに分類する。
戦闘時は旗印を抱いた槍を使用しての槍術がメイン。もう一方の武器である短剣は鎖鎌の機能を持ち、巻きつけてこちらへ引き寄せて絶え間ないラッシュを繰り出す。
彼岸花型の華砲は、主に幻想奥義の時に用いるが、アナザーストーリーでの戦闘時は華砲を発動する振りをして相手を時空の渦へ蹴り飛ばしている。
◇幻想奥義
ヴィリーム・カロン・グリムリーパー
『旅は道連れ、世は習い、他生之縁のしがらみに、並んで咲いた沙羅双樹、逝くは地獄か極楽か、彼岸に一名ご案内』(アナザーストーリーver.)
『旅は道連れ、世は情け、業縁奇縁は絡み合い、真っ赤に咲いた曼珠沙華、逝くは地獄か極楽か "また会う日を楽しみに"』【コード承認。華砲『Hgn-XIII』解花】 (通常ストーリーver.)
相手を鎖でぐるぐる巻きにして独楽の要領で回転させ、回っているところを開いた時空の裂け目へと吹っ飛ばす技。
リムヴォーパル / Ream Vorpal
対応メンバー:浅葱清蘭
アンカバリティ:ノウサギ
1ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
武装は血染めのゴルフクラブと謎のラッパ銃の二刀流で、銃から放たれるゴム弾とゴルフクラブでの殴打で遠近ともにこなせる。ジャンプ力が高く二段ジャンプや三角跳びが可能なため機動力に長ける。
最大の特徴はゴム弾をゴルフクラブで斜め上方に打ち出す『Eagle shot』で、誰かに当たるまで画面内を弾が跳ね回る。ただし一度跳ね返った弾は自身にも当たるため注意が必要。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ヴォーパル・フォールインワン
『そのキレイな面をぶっ飛ばしてやる!』
対戦相手を空中に跳ね上げ、八方向に反射弾を発射、跳ね返ってきた弾丸が落ちてきた相手に収束してトドメを刺す技。
リムバレット / Ream Bullet
対応メンバー:
射命丸文
アンカバリティ:ハシボソガラス
4ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
被写体を撮影し相手をひるませる「Shoot the Bullet」を軸に、全キャラ中最速の移動速度と得意の空中殺法を駆使する。
表向きはフリーのルポライターを名乗る政府の情報統制機関の人員。真実を虚偽と圧力で握りつぶされるのを極度に嫌う性分で、時には無謀ともとれる無茶な行動を取る。そのため元いた次元世界では自身の性分と行動から、既得権益や富裕層から命を狙われている。
書籍CD次元に、彼女と瓜二つのミッドヴィリームがいる。
本来はリムヴァイクたち一行が白蓮を救い出すのを止めなくてはいけない立場なのだが、なぜ白蓮が封印されたのかについての真実を取材するため同行している。
◇幻想奥義
ヴィリーム・バレット・テンペスタリウス
『…誰も知らぬところから、誰も知らぬところへと…それが私・それが風…しかしあなたは何処へも行けず、ここに留まるでしょう…物言わぬ屍となって!』
分身して見えるほどの速度で相手の周囲を飛び回り、衝撃波でダメージを与え最終的には竜巻を発生させて天高く吹き飛ばす技。
リムヘリオス / Ream Helios
対応メンバー:
霊烏路空
アンカバリティ:ハシブトガラス
6ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
追加キャラを含めた全キャラで最高の火力と最低の耐久力を持つ。「紙」と揶揄されるほどに受けるダメージは他キャラよりも多いため、基本的には高攻撃力と高火力でごり押す「やられる前にやる」戦法となる。
自身の暮らす次元では「カリスマ連合」側で活動。ヴィリームアーツでは
赤毛に変わる。巨大電力会社に勤める原子力発電所所長の娘で、無類のメタルヒーローマニア。淑女同盟側の神奈子とは昔からの知り合い。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ヘリオス・ガンマバースト
『赤よりもなお赫い
閃光、全て等しく葬る
火焔…輝け、地獄の太陽!ガンマ!バァァァーーースト!!』
右手に装着した
ロックバスター大砲型アタッチメントの機能をオーバーロードさせ、強烈なパルスレーザーを照射する技。
リムレガート / Ream Legato
リムピアノ / Ream Piano
リムフォルテ / Ream Forte
リムセーニョ / Ream Segno
対応メンバー:リリカ(ルナサ/メルラン/レイラ)・プリズムリバー
アンカバリティ:テントウムシ
花映塚次元で活動するミッドヴィリーム。
プレイヤーキャラ選択画面で押したボタンにより、操作するメンバーが変化。1Pカラー(□):リムレガート、2Pカラー(△):リムピアノ / Ream Piano、3Pカラー(○):リムフォルテ / Ream Forteという位置づけとなる。
キャラ性能は攻撃型(リムフォルテ)、防御型(リムピアノ)、バランス型(リムレガート)となり、それぞれを呼び出して攻撃させる戦法は共通。ヴィリームアーツや幻想奥義は三位一体の攻撃を繰り出す。
◇幻想奥義
ヴィリーム・レガート・セブンスコード
『ルナ姉、メル姉、行くよ!』
『…秘するは花』『咲き誇るも花!』『すべての花に貴賎無し!』(私を想ってください)【コード承認。華砲『ALT-5・6・7…』開花】
画面外からピアノ・フォルテ・レイラを召喚、三(+1)位一体の音波砲により攻撃する技。
リムエレキテル / Ream Electric
対応メンバー:永江衣玖
アンカバリティ:デンキウナギ
黄昏次元で活動するミッドヴィリーム。蒸気甲冑の色は緋色、武装は霊力を通すことで硬度と形状を自在に変えられる特殊な繊維で編まれたロングマフラー『天の羽衣』。
追加キャラを含めた全キャラで唯一、一撃必殺技を持つ。この技はヒットすると文字通り一撃でダウンを奪えるが、攻撃が出るまでかなりの時間を要する。低難度低燃費で相手の体力ゲージを半分以上奪うコンボも持つ反面、武器を使えない状況下では攻撃がままならない等癖が強く、扱いが難しい。
◇幻想奥義
ヴィリーム・エレキテル・ナイトフィーバー
『終末を告げるこの一撃にて、この夜宴も、幕引きと致しましょう…』
天を指した手の先で、羽衣をミラーボールのように球状にして放電させながら回転、巨大な雷撃を落として相手を黒焦げにする技。
リムルーナ / Ream Luna
対応メンバー:
蓬莱山輝夜
アンカバリティ:オオサンショウウオ
6ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
超火力・高性能の「キンカク・ストライク」を始め、各種必殺技は癖が強く扱いづらいものの、爆発力がゲストキャラクターを含めた全キャラ中屈指の高さという、爆発力に極振りしたキャラ性能。
その反面、機動力・耐久力はほぼ無いに等しく、必殺技の爆発力でフォローするという両極端な性能。ハマれば強いが、ハマらなかったら何もできずにKOされるという、強さを指標で表せないキャラといえる。
6ボス次元では「カリスマ連合」側で活動。平安時代から続く旧華族のお嬢様。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ルーナ・ファイブオーダー
『月の都に、行きたいかーーー!?罰ゲームは怖くないかーーー!?』
唐突に五連続の早押しクイズを始め、終了後『体力ゲージ最大値の20%×不正解問(ルーナに先取された分も含む)の数』のダメージを与える技…技?
リムエレメント / Ream Element
対応メンバー:パチュリー・ノーレッジ
アンカバリティ:ムラサキクラゲ
4ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
飛び道具の種類が豊富、飛び込まれても吹き飛び効果のある技で近寄らせないなど、遠距離戦に特化した性能。耐久力の低さは↓↓+弾幕攻撃で出せる「エナジーチャージ」で強化でき、回数を重ねるほど強化できる。
そうした性能からか、対戦相手時はアクションゲームをプレイしているような感覚になる。
錬金術の研究家。リムヴァイクの師匠が残した魔導飛行艇『セイレーン号』を手に入れ、研究を進めていた。"救出の暁には詳しくこの船の仕組みについて教える"という条件でセイレーン号を返還、旅に同行している。
◇幻想奥義
ヴィリーム・エレメント・ラストエリクシール
『これぞ"賢者の石"、錬金術の最終到達点にして…全てを癒す不老長寿の霊薬…出し惜しみは無しで、いくわよ』
『知は力なり!!』
錬金術で作り出した賢者の石で自身の貧弱な肉体を"治療"し、さらに地水火風の四大元素によるバフを重ね掛けした上で渾身の右ストレートを放つ技。
リムハウル / Ream Howl
対応メンバー:
幽谷響子
アンカバリティ:アカホエザル
2ボス次元で活動するミッドヴィリーム。リムディーヴァとはかつて二人でロックバンドユニット『鳥獣GIGA』を組んでいた相棒同士。
リムディーヴァと対のいわゆる「リュウに対するケン」キャラ。こちらの場合は反射する音波と、当身をはじめとした切り替えしを武器とする。低姿勢から繰り出される「エコーロケット」は反動が小さく使いやすい。
2ボス次元ではやむをえない事情からリムディーヴァを裏切り対立側に回っているため、リムディーヴァとの対戦時に問い詰められる一幕も。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ハウル・エコーチェンバー
『おはようと言えばおはようと返し、さよならと言えばまた明日と返す…こだま?違うね、
やまびこだよ、それは!!』
音を反射するフィールドを作り、その中で音波を反響させ、増幅させた音の大波を対戦相手に向けて放つ技。
リムコンシャス / Ream Conscious
対応メンバー:
古明地こいし
アンカバリティ:イエネコ(黒)
EXボス次元で活動するミッドヴィリームにして、実験により生み出された三人の"人造"魔法少女の一人。
魔法少女としてのコードネームは『EX-404 アンファウンド』。能力の影響か元々か、軽度の自閉症を発症している。能力は自身の存在を他者に感知させなくするというもの。
姿を消して攻撃や移動を行う「Subconsciousness」による牽制を主軸とする。同技は影で判別可能だが、一部ステージでは影が消えるため有効打を撃ちやすい。しかし耐久力はやや低めで一連のコンボを受けただけで大ダメージを被る。
「Visionnerz」など一部の必殺技やヴィリームアーツ発動時は、姿が白色に変化する。
EXボス次元ではリムキメラ・リムフレンジーと共に活動。次元崩壊に伴う時空竜宮城への転送時にはぐれた仲間の捜索にあたる。
◇幻想奥義
ヴィリーム・コンシャス・シュレーディンガー
『…笑う猫、笑わない猫…猫の無い笑い…チェシャ猫は消えて
"微笑み"が残る…私は"何処にでも居て、何処にも居ない"…』
白化した上で現れたり消えたりを繰り返しながら相手の周りを跳び回りながら斬りつける技。
リムゲッツ / Ream Gotz
対応メンバー:
茨木華扇
アンカバリティ:シオマネキ
書籍CD次元で活動するミッドヴィリームで、怪盗連合に所属する隻腕の怪盗。かつて失った自身の右腕と、それに繋がる手掛かりを手段を問わず探し回っており、一般的な芸術品や財宝にはあまり興味がない。失った右腕は機械仕掛けの義手で補っている。
ヴィリームネームの由来は『鉄腕ゲッツ』。ゲーテの戯曲『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン』のモデルとなった隻腕の騎士。身代金目当ての決闘を繰り返したため"盗賊騎士"とあだ名された
本作では「茨歌仙」原典における「茨木童子の腕」の姿であり、リムゲッツ従来の義手(ガントレット)による気功を攻撃に応用した打撃技をメインに立ち回る。とはいえ、やってる事は概ねプロレス技に近く、気功波の逆噴射を利用して相手にスピアーを繰り出したり、打ち上げた相手に飛びつきバックブリーカーを繰り出すなど、その傾向が顕著に現れている。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ゲッツ・ファントムペイン
『《不明なユニットが接続されました》《システムに深刻な異常発生。ただちに使用を停止してください》』
義手の手首から先をパージし、巨大重機のロボットアームと無理やり接続、義手や接続部から火花を散らしながら対戦相手を巨大質量で薙ぎ払う技。
リムパルフェ / Ream Parfait
対応メンバー:
宇佐見菫子
アンカバリティ:カササギ
黄昏次元で活動するミッドヴィリーム。帝都防影隊にスカウトされた突然変異的に強い超能力を持つ一般家庭生まれの少女。蒸気甲冑の色は菫色、固有武装は無いが超能力で岩やガレキを飛ばして攻撃する。
サイコキネシスを武器とし、そのスタイル通り遠距離戦を得意とする。同じ遠距離戦を得意とするリムエレメントと違い、こちらは踏み込まれた際の立ち回りに難がある。加えて一部キャラ相手にはサイコキネシスが通じないため、得意な攻撃ができずジリ貧になる場合も。
踏み込まれた場合はパリィで切り返すなど、間合いの取り方がポイントとなるキャラ。基本は打ち上げて落とすか、近距離に入られる手前で足止めするかの二択。
◇幻想奥義
ヴィリーム・パルフェ・オーバードライブ
『制御装置OFF・リミッター解除…ここからは私も何が起きるか分からないから、逃げるか耐えるかしてね?』
制御装置を切ってサイコキネシスを100%全力解放、暴走する力場の嵐に対戦相手を巻き込んで攻撃する技。
リムポップ / Ream Pop
対応メンバー:
アリス・マーガトロイド
アンカバリティ:チェシャネコ
3ボス次元で活動する、主人公級のミッドヴィリーム。初期はリムレーヴと共に活動し次第に仲間が増えたが、しかし物語の途中、サキュバスに堕してしまい物語は急転する。
いわゆる「呪いのデーボ」
やユダ様、オクラよろしく、「常に画面上に存在するオプションと本体を同時操作して戦う」キャラ。試合開始時に人形が眠っており、弾幕攻撃で人形の稼動をオンオフに切り替えることが出来る。そうして常時遠隔操作をしていき、人形とのコンビネーションで相手を翻弄する。
また、操作する人形は背後にいる等身大の人形も含まれており、2体の人形を使用したコンボも可能。ただ、遠隔操作中は当然無防備。防戦時はなるべく挟撃しやすいよう慎重な立ち回りが要求される。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ポップ・ヴェルトライゼンデ
『これはとある少女の物語…仙境・蓬莱国より降り立って、
倫敦…
和蘭…
仏蘭西…
露西亞…
西藏…京都を経て、魔都・上海へと至る堕落と混沌の御伽噺…』
→七色の服を着た七体の人形に背景を世界の各都市の風景に変えながら次々と相手を攻撃させ、最後に黒い服を着たリムポップ本体が相手の首に糸を巻きつけて吊るす技。
リムリュコス / Ream Lykos
対応メンバー:今泉影狼
アンカバリティ:ニホンオオカミ
3ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
3ボス次元では林業勤務。後に覚醒しリムレーヴらと共に活動。
戦士としては義侠心が強く、守るべきものの鉾盾となった。しかしリムレーヴ曰く「満月の日は出禁」と云われるほど、満月の日はあらゆる面でヤバくなるのが玉に瑕。その隙を突かれ、一時期サキュバスに堕されていた。
武器である斧を地面に刺し、再度コマンド入力によってその斧を飛ばす「ヴィルヘルム」を主軸に、各種近接戦を得意とする。斧を刺した後も、リムリュコス本人は移動や攻撃が可能。挟撃や撹乱で相手を翻弄する。
◇幻想奥義
ヴィリーム・リュコス・ワイルドハント
『…偶因狂疾成殊類』「不成長嘯但成噑!」
『「私の中のケダモノが叫ぶ…"血が足りない、肉が足りない…ニンゲンを狩れ、吊られる前に…"」』
→ペンダントの赤い石を見つめて自身に暗示を掛け、人狼の姿に変わって相手に突撃、超スピードでの全方位攻撃を行う技。
リムサヴマ / Ream Thauma
対応メンバー:東風谷早苗
アンカバリティ:アオダイショウ(アルビノ)
5ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
物語の最序盤で次元の歪みに呑まれ異次元空間に幽閉されていたが、リムルージュらの活躍により救出される。しかし歴史改変の影響で救出が無かった事にされた事で、異次元空間に永遠に幽閉される事となる。
本作ではリムラプラス視点のアナザーストーリーの1ルートにて、リムラプラスの歴史修正能力と、リムマクスの次元干渉術の合わせ技により異次元空間から解放されている。
姿はいわゆる「金髪早苗」。これは5ボス次元の正史において、覚醒した姿であり、乾坤の力を駆使して戦う。とはいえ解放されたばかりで力を取り戻しておらず、本来なら攻撃でないアクションが結果的に攻撃になっているなど、予測不可能。
◇幻想奥義
ヴィリーム・サヴマ・シャングリ=ラ
(聞こえますか…感じますか…私の呼び掛けを…我が名は"永遠の苗木…貴女の心に直接、呼び掛けています…さあ)
『チャクラの眼を開き…目覚めなさいっ!!』
明けの明星(金星)から放射される謎のエネルギーを受け止め、両手から光の波動を放って対戦相手の魂を浄化する技。
『金星から来訪した護法魔王尊の御業を一時的に再現する伝説のスーパー現人神の秘奥義』と本人は自称する…が、本当かどうかは不明である。
リムウェルズ / Ream Wells
対応メンバー:十六夜咲夜
アンカバリティ:ギンギツネ
5ボス次元で活動するミッドヴィリーム。
5ボス次元の正史において最初の満身創痍者となった戦士。しかし歴史改変の影響で満身創痍とならず、生き延びている。
飛び道具で拘束し、投げ等の攻撃で相手を崩す戦法を得意とする。山形(やまなり)に飛ぶ飛び道具の存在により、相手の動きを牽制する。また、時間停止を用いたワープを駆使し、自分の得意な間合いを維持できる。
しかし戦法としては、いわゆる遠距離型。ワープによる回避があるとはいえ、ワープ地点を読まれて反撃に遭う事が多々ある。リムマクスとの対戦時には困惑する一面も。
◇幻想奥義
ヴィリーム・ウェルズ・インビジブル
『…かつて霧の都を震え上がらせた"姿無き殺人鬼"…霧に隠れ、音も無く、喉を切り裂く、銀の刃…』
『"見えない"ことが、恐怖を倍増させる…』
→霧を巻き起こして姿を消し、背後にワープして致命的な一撃を与える技。
リムフレンジー / Ream Frenzy
対応メンバー:フランドール・スカーレット
アンカバリティ:チスイコウモリ
EXボス次元で活動する、主人公級のミッドヴィリームにして、実験により生み出された三人の"人造"魔法少女の一人。
魔法少女としてのコードネームは『EX-403 フォービドゥン』。最初の能力発動時の影響で精神分裂症を発症している。能力は分子結合解除による対象の爆破。
時針、分針、秒針を模した剣を使い分ける三刀流(BASARAの伊達政宗やサムスピの徳川慶寅よろしく立ち回る感じ)の使い手。
基本はラッシュによるごり押しだが、フレーム単位での差し込みには弱く、攻撃が出た直後を差し込まれると次の攻撃が出ず立ち止まってしまう。飛び道具や設置技に対しては、ガード直後に→+攻撃ボタンで割り込めるため反撃しやすい。
元いた次元では"カミサマ"を名乗る謎の科学者によりヴィリームに覚醒。本作では次元崩壊時にはぐれており、捜索の最中、同士討ちに巻き込まれる。
◇幻想奥義
ヴィリーム・フレンジー・ギロチンクロック
『午前零時?午後十二時?"昨日"と"明日"が交差する時、"今日"はどこに行っちゃうのかな?』
→秒針の剣を鎖に変えて相手を天井から吊るし、午前零時を模して長針と短針の剣を交差させ、相手の首を切る技。
SAVERSEリリース時に追加されたDLCには、
XIIberグループ
▶︎ヴィ・ドールのメンバー『式神しふぉん』『東条かりん』『白雪はにい』の3人からなるゲームユニット【げま娘】がミッドヴィリームの力を得て戦う"ミラクライバー / Miracliber"として参戦。
ゲストキャラクターは他のプレイアブルキャラと異なり、対戦相手時の全てのフェイタリティはギャグ仕様に差し替えられたり(例:黒こげアフロになる、吹き飛ばされて星になる等)、対戦相手に友好的なアクションをとる
「フレンドリィ / Friendry」で決着が付く仕様となっている。『正体バレ決着』であるアンカバリティが存在しないのも特徴。
中の人などいない!
また、ゲストキャラクターの幻想奥義は無い代わりに、ゲストキャラクター専用のヒロインズ・ブルータリティが存在する。同技を繰り出す事でフェイタリティ決着となるが、演出は「吹き飛ばされて星になる」「画面に激突する」「頭から突き刺すように地面に埋まる」「ぺしゃんこになる」等になっている。
▶︎式神しふぉん
XIIberグループ「ヴィ・ドール」いーすぽず所属。ぐびぐび〜。
ヴィ・ドール加入以前から習っているボクシングをベースとしており、様々な角度から繰り出されるパンチと、配信時のリスナーへのアメとムチを使い分けんばかりのプレッシャーで相手を牽制する。
一部のパンチ技がシューティーに対応。飛び道具もあり中・遠距離戦もこなせるが、脚部への攻撃に対する防御にやや難があり、下半身への攻撃を受け続けるとピヨリ状態となり隙を晒してしまう(ファイターズヒストリーの弱点システムとほぼ同等)。
◇幻想奥義(ヒロインズ・ブルータリティ)
しふぉん版瞬獄殺。両腕を顔の横で構えて滑るように相手に接近→暗転後、対戦相手にものすごい効果音と共に一瞬で十数発のパンチを叩き込む→暗転明け、倒れ伏す相手と背中を向けて立つしふぉんの姿、そして背景に大きく"狗"の文字が浮かぶ
▶︎東条かりん
XIIberグループ「ヴィ・ドール」3期生。通称『東条会カイチョーかりんタイチョー』。
キャラ性能はリムヴァイクのコンパチブルだが、地上またはジャンプ中に→要素(テンキーで云う3,6,9)+中攻撃で繰り出される「ヒップドロップ」が確定ガードクラッシュという高性能で、これらを起点に攻めていける反面、技を外すと自分がダメージを受けて大きな隙を晒してしまう。
◇幻想奥義(ヒロインズ・ブルータリティ)
ラッパを吹いて部隊員たちを召集し、二度目のラッパで総員突撃の号令をかける。リスナーたちによるフルボッコの後、かりん自身は巨大化し、リスナーもろとも対戦相手を踏み潰す。
▶︎白雪はにい
XIIberグループ「ヴィ・ドール」3期生。こんまっしぶ〜。
機動力に欠けるが攻撃力は非常に高く、通常技でもガードの上から敵の体力を削り取る。さらに攻撃力を上げる技を発動する事で、自身をさらに強化できる。必殺技の多くは相手の体力ゲージを5~6割近く奪うという随一の威力を誇るが、攻撃が出るまでの隙がかなり大きい。一ラウンド一回、好物のカルビ丼をどこからか取り出し食べて回復が可能だが、食べている最中は当然隙だらけの上対戦相手に奪い取られる可能性がある
自身はKカップの持ち主というかなりの戦闘力。戦場鎚による攻撃は威力・リーチともに優れている。
◇幻想奥義(ヒロインズ・ブルータリティ)
- 『乙女独楽・天空落とし】
相手の両腕を掴んでのジャイアントスイング。スイングの遠心力で上昇し、頂点に達した所で手を離し、そのまま相手を放り投げて地面へ叩きつける。
■追加ステージ
SAVERSEにて追加されたステージは3つ。以下の3ステージは上記のゲストキャラクター専用ステージとして登場する。
年代 |
舞台とバックステージ |
BGM |
BC 1 |
エルサレムが舞台。バックステージは夜明け前の聖夜。 |
『黎明に舞う羽 〜triple down〜』 |
AD 1916 |
第一次大戦期のアラビアが舞台。バックステージはヒジャーズ鉄道を走る貨物列車。 |
『pilgrim's maghreb』 |
AD 2520 |
沈黙の惑星と化した地球が舞台。バックステージは光の巨人が佇む無人の未来都市。 |
『驕れる人類種は久しからず』 |
???『…灯りを絶やさぬように…保ってください…後に続く者たちが…暗く冷たい闇に…迷わぬように…』
???『…たとえそれが…ごく小さな光で…あったとしても…0と1の違いは…1と無限の差よりも…大きいのですから…』
最終更新:2024年10月22日 11:28