第51話~第60話

ロケ地・北海道札幌市。
ギリズマはファータと共にラパンを追跡する事に。
どうやらラパンは単独で札幌市の名産奇跡獣と戦っていた。
ラパンの心境が揺れ動く…!
次回、名産奇跡獣道中記・第51話『ラパンよ聞け!奇跡の声を…』
私は本当のヴィリームになりたい…!

名前:キセキジンギスラープ
モチーフ:ジンギスカン+クラーク像+シープ(羊)
能力:大志を抱く程度の能力
解説:札幌市の羊ヶ丘展望台のクラーク像から生まれた名産奇跡獣。
外見は羊の皮を被ったクラーク博士。妙にジンギスカンの匂いがする。
ラパンがテレポートされた先の札幌市で遭遇し、ラパンと対峙した。

「ヴィリーム・ラパン・クレーター!」
ラパンは跳び蹴りをかますが、何故か命中するも浄化されない。
「…もう一度!ヴィリーム・ラパン・クレーター!」
技を何度か使うも浄化には至らず。
逆にジンギスラープの攻撃を受けて吹き飛ばされ気絶。

丁度ギリズマとファータが駆けつけた。
ギリズマはラパンの事をファータに任せ、単独でジンギスラープに挑む。

(…どうもラパンは隙が出来てるわ。じゃあ…)
「ヴィリーム・ギリズマ・フルスキャナー!」
携帯電話で自分自身を大量に撮影したギリズマ。分身技だ。

(大志を抱けぬ…)
分身したギリズマ達に囲まれたジンギスラープ。
「ヴィリーム・ギリズマ・フォンキネシス!」
携帯電話から発する超能力でジンギスラープを浮かせ、
ギリズマが携帯電話を閉じて浄化!
ローカルハートを手にしたギリズマ。そのままファータの所へ。
「まだラパンは気絶してるわ…」
「う、うーん…」
ラパンが丁度目を覚まして涙を流した。

「ごめんなさい…。私今までローカルハート回収の邪魔をして来ました…」
涙ぐむラパンを慰めるファータとギリズマ。
そこに火の玉が現れた。
「リムラパン。お前は十分ヴィリームの一員として貢献した。
先程ウィザーグローと会ってな、彼女も俺に真相を話してくれた。
リムラパン、お前は今日から正式に幻想奇跡隊の一員だ!」

一瞬ラパンは戸惑うも、笑顔で受け入れた。
「…はい!」
「さあ、今日から仲間よ!」
リムラパンが、仲間に加わった!

次回ロケ地・千葉県館山市!
ゲストエピソード編第11話・リムヴォルフ編!待て次回!

ロケ地・千葉県館山市他。
千葉県内で次々現れた謎の名産奇跡獣。
沢山の千葉県の名産奇跡獣が次々と現れては消えゆく。
ヴォルフは果たして、この名産奇跡獣に勝てるのか?
次回、名産奇跡獣道中記・第52話『チバラサイカ 千葉寄生作戦!(前編)』
ちばばカードを手に入れた!

名前:キセキチバラサイカ
モチーフ:千葉県+パラサイト(寄生)+イカ
能力:千葉県の名産品等に寄生する程度の能力
解説:隕石から分かれたローカルパワーがどこにも宿らず、
千葉県に着地して隕石がそのまま名産奇跡獣になった珍しい名産奇跡獣。
ローカルパワーそのものが本体で、外見も隕石色の千葉県の形をしたイカそのもの(この外見は緊急用)。
千葉県のあらゆる都市の名産品に寄生し、各地でヴィリームと戦った。

丁度館山市に帰省していた影狼は、テレビのニュースを見ていた。
「本日の千葉県のニュースです。
昨日千葉県市原市の【市原ぞうの国】の象1頭が突如名産奇跡獣に変化しました。
しかしそこにリムビターが駆けつけて浄化したお陰で無事に象は元通りになりました」
「怖いわー。名産奇跡獣怖いわー」

その頃船橋市では、何故かふ●っしーらしき何かとブレイブが対峙していた。
「ヒャッハー!梨汁ブシャー!」
「何故ゆるキャラのお前が私に刃向かうのだ!」
するとそこに、本物のふな●しーが!
「そいつは偽物だなっしー!」

「ヤバいなっし!」
「逃がすか!ヴィリーム・ブレイブ・エスパーダ!」
見事浄化…されたかに見えた。
だがふなっ●ーの古い着ぐるみが残っているだけだ。
「…どういう事だ?」

翌日。館山市で事件が起きた。
なんとあの婆娑羅帝王らしき何かが館山市に現れたのだ!

「ああ…!」
青ざめる影狼。だがすぐに異変調査の為にリムヴォルフに変身して現地に向かった。

丁度千葉県にて戦ったブレイブ・ビターと合流。
そこに現れたのは、
確かにあの婆娑羅帝王そのものだ。
ヴォルフ達を見つけた婆娑羅帝王らしきものは、なんと隕石になりビターの口に入った!

「逃げて…、2人とも…」
ビターがブレイブとヴォルフに逃げるよう勧告。
するとビターの姿が変わった!
なんと一瞬で千葉県型の人型コウモリに変身!
「リムビターの体は頂いた。お前達をまず倒してやる…」

なんと千葉県の名産奇跡獣は体をす寄生る!
リムビターがパラサイカに体を寄生された!
果たしてヴォルフ達は、ビターを救い出し、チバラサイカを浄化出来るのか?
次回、名産奇跡獣道中記・第52話『チバラサイカ 千葉寄生作戦!(後編)』
ヒーターと影狼。

ビターの体が、千葉県の名産奇跡獣・キセキチバラサイカに寄生された!
体を寄生したチバラサイカが語りだす。
「ふふ…、俺を攻撃すればリムビターにもダメージが入る…。
祠に寄生したままで、婆娑羅帝王の姿を維持して千葉県をパニックに陥れるつもりだったが、
ヴィリームの誰かに寄生した方がむしろいいわい!」
「これじゃあ攻撃出来ないわ…!」
「卑怯者…!すまないビター!浄化が優先だ!」
ブレイブはビターに寄生したチバラサイカに攻撃!
だが相手は空中にいる。中々攻撃が命中しない。
そしてブレイブはミラクルパワーが尽きて気絶。
追い込まれたヴォルフ。

すると意外にも、チバラサイカがヴォルフの前に。
「リムヴォルフ。お前を倒す前にリムビターの顔を見せてやろう…」
チバラサイカの腹部に、ビターの全身が浮かび上がった。

「…かかったわね!名産奇跡獣さん!」
なんとヴォルフは強引にビターをチバラサイカから引き剥がした!
「ありがとうヴォルフ!お陰で脱出出来たわ!」
「私の事なら心配しないで!それよりあの名産奇跡獣の浄化が先決よ!」

「ぐあ!予想外だ!」
宿主を失ったチバラサイカは慌てた。
(…ラッキー!銚子市の濡れせんべだ!)
チバラサイカは、置かれていた銚子市の濡れせんべに寄生しようとするが…。

「…残念でした」
ヴォルフが濡れせんべを食べてしまった。
「貴方は浄化するのも惜しくないわ…!
市原市の象さん!船橋市の●なっし●!
館山市の婆娑羅帝王の祠!銚子市の濡れせんべ!
そして私のかけがえの無い仲間・リムビター!
これは全員からのお仕置きよ!」
珍しく怒ったヴォルフが技を繰り出す!

「ヴィリーム・ヴォルフ・クレッセント!」
必殺技でチバラサイカを浄化!
ヴォルフはローカルハートを入手。

「今日はありがとう、ヴォルフ」
ビターはそっと呟いた。

ロケ地・青森県六ヶ所村。
六ヶ所村の核燃料再処理工場にローカルパワーが宿った!
名産奇跡獣が核を操れば、大変な事になる!
そんな時、時間と空間を制するヴィリームが参上!
次回、名産奇跡獣道中記・第54話『ザワールド!!切り札はRMEP(リムエスパース)』
そのうち考えるのをやめた。

名前:キセキニュークリアッヒル
モチーフ:ニュークリア(核)+核燃料再処理工場+アヒル+アップル(林檎)
能力:核を操る程度の能力
解説:青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場から生まれた名産奇跡獣。
要塞タイプの奇跡獣で自らは動かない。
外見は核燃料再処理工場が林檎色のアヒルになった感じ。
林檎爆弾を投げたり(核は無い)、自爆したりする事が可能。
リムエスパースと戦う事になる。

十六夜咲夜。バンキーランドの名物マジシャン。
かつては伝説のヴィリームの1人だった。
ある日咲夜は、出張マジックショーの為、青森県六ヶ所村を訪れた。
だがその矢先、キセキニュークリアッヒルが現れてしまう。
ニュークリアッヒルは林檎爆弾を投げまくり、六ヶ所村民を苦しめる。
咲夜は心の中で、自分がもう一度ヴィリームになれたらと呟いた。

「咲夜!これを飲め!」
ウィザーグローが咲夜に謎の薬を投げた!
咲夜は一か八か、薬を飲んだ!

すると咲夜の体にミラクルパワーが満ちていき、リムエスパースとなった!
「これでまた、戦えるわ!」

ニュークリアッヒルの所へ急行するエスパース。
それに気づいたニュークリアッヒルは、自ら自爆を試みた!
…のだがなんと一瞬のうちに浄化され、エスパースがローカルハートを入手していた!

その一瞬は数秒に過ぎない。プロセスをもう一度見てみよう。
「やべー!ヴィリームだ!…自爆するか」
「無駄よ!ヴィリーム・エスパース・ワールド!」
そしてエスパースがナイフを模した54枚のトランプを投げる!
「ぎゃー!」
エスパースの時間操作能力で簡単に数秒で浄化が出来たのだ。

ウィザーグローとエスパースのその後のやり取りにて。
「やったなエスパース!
ただ、時間操作は控えた方がいいぜ。
あれはミラクルパワーを大幅に消耗するんだ」
「…承知したわ」

(リムエスパース、瀟洒に復活よ…)

ロケ地・山形県山形市。
山形市で、復活するヴィリーム。
山形市で、暴れだす名産奇跡獣!
山形市で、何かを盗む仮面の熟女(レディ)…。
次回、名産奇跡獣道中記・第55話『B(ブロッケン)が壊した/怪盗マダム・ウィンター(前編)』
破壊せよ!絶望の殻を!


名前:キセキサクランビー
モチーフ:さくらんぼ+ルビー+ビー(蜂)
能力:全力で逃げ回る程度の能力
解説:山形市のさくらんぼと、ある怪盗が狙っていたルビーと、蜂から生まれた名産奇跡獣。
さくらんぼの形のルビーが体になった蜂の外見をしている。
時々さくらんぼを食べてエネルギー吸収しないと体がもたない。
逃げ回る時は、常に空を飛ぶ。

「ニュースの時間です。
先日、青森県青森市にて謎の怪盗が、××宅にある宝石の一部を盗み出しました。
怪盗の特徴は、白いロシア帽に、口元が見える水色の雪の結晶を模した仮面に、
青いトレンチコートに、黒い革手袋が特徴です…」
山形市へ向かうリムジンのカーナビのテレビからニュースが流れる。
リムジンの後方座席に座っているのは、
真紅家の次女・歩藍と彼女のクラスメート・チルノとリリーだ。
チルノとリリーのそれぞれの親に数日の都合が出来た為、歩藍が友達になってくれたお礼として山形旅行に招待。
…言い出しっぺはリリーなのだが。

山形市に到着。3人はさくらんぼを早速食べようと現地に降り立ったが…。
「サクランビー!」
名産奇跡獣が出現!

チルノとリリーは物影に隠れようとしたが…。
「ねえ、貴方達ミッドヴィリーム?」
「ち、違いますよー!」
「あたいは、さるの顔の一般町民さ!」
「…分かってないわね。これを見て!」
歩藍が見せたのはスペルカード
「「どゆことー?」」

疑問に思う2人の前に、ウィザーグロー登場!
「説明するぜ。おととい歩藍に私があの薬を飲ませた。
今日から歩藍もヴィリームなんだぜ!」
「おー!」
「そうでしたかー」
「それより変身しないと、やばくなるぜ?」

「「「ヴィリーム!ミラクライズ・オン!」」」

一方、影に隠れている水色の仮面を被った女性がいた。
彼女の通名はマダム・ウィンター。
「狙っていたルビーが名産奇跡獣化したのは予想外ね…!」

名産奇跡獣が山形市に現れた!
リムブロッケンが破壊の限りを尽くすのか?
意外なあの方が、ヴィリームのピンチを救う…!
次回、名産奇跡獣道中記・第55話『B(ブロッケン)が壊した/怪盗マダム・ウィンター(中編)』
仮面に隠した雪の結晶。


ウェール・グラースに加え、伝説のヴィリームの1人、リムブロッケンも山形市で戦うのだ!

「来たなヴィリーム!本官のスピードについてこれるかな?」
音速で逃げるサクランビー。

「ヴィリーム・グラース・バルカン!」
氷の銃で連射するグラース。だが攻撃は当たらない。

「それなら…、ヴィリーム・ウェール・シードミサイル!」
ポンポンから追尾性のあり種を飛ばすウェール。
しかし種はサクランビーが羽ばたきで吹き飛ばし、ウェールが追いかけられる羽目に。
「…って、何でですかー!」

一方のブロッケンは、当てずっぽうで『レーヴァテイン』と呼ばれる剣を振り回す。
幸い人が無い所で戦っている為、木が壊れても大丈夫だ。

(…ならば、学校へ逃げてやる!)
学校へ逃げていくサクランビー!
ブロッケンが学校を誤って壊したら一大事だ。
するとそこに、2つの氷柱が飛んできた!

グサッ!グサッ!

サクランビーの羽に刺さり、刺さった箇所から徐々に凍りつく。
「誰かしら?」
「誰ですかー?」
「お前は誰だ!」

現れたのはマダム・ウィンター。水色の仮面の怪盗だ。
「今よ3人とも!必殺技で浄化しなさい!」

「コイン一個の命より重いわ!
ヴィリーム・ブロッケン・デストロイア!」
レーヴァテインをチャージして、自らサクランビーに突っ込み攻撃!
壮大な破壊力でサクランビーを浄化!
ローカルハートを手にしたブロッケン。ルビーはマダム・ウィンターが手にした。

事件は一件落着…、では無かった。
「やったね!」
ブロッケンがガッツポーズしたその瞬間!
彼女から無数のエネルギー弾が飛び交う!
ブロッケンは復活したてなので、力をコントロールするのがままならないようだ。

エネルギー弾は山形市中に飛び交った。
幸い怪我人は奇跡的に無かったが、ビルや木に直撃していく。
そして最後のエネルギー弾が、マダム・ウィンターの仮面に直撃!

パリーン!

「…う、嘘でしょ!何で!?」
グラースが驚愕した、マダム・ウィンターの正体とは…!

キセキサクランビーをどうにか浄化。
だが、ブロッケンの大技には手痛い反動があった。
その反動で、怪盗マダム・ウィンターの雪の仮面が割れた…!
次回、名産奇跡獣道中記・第57話『B(ブロッケン)が壊した/怪盗マダム・ウィンター(後編)』
冬の仮面に降り積もる、正義の心。

見事必殺技で、サクランビーを浄化したブロッケン。
だがその技を使った後にガッツポーズした。
するとブロッケンから無数のエネルギー弾が飛んできた!
最後の弾がマダム・ウィンターの仮面を割った!

「う、嘘でしょ!…何で!?」
グラースが驚愕した、マダム・ウィンターの仮面の素顔は…!

「……」

なんとチルノの義理の母親、レティ・ホワイトロックだった。
あまりにも突然の出来事に、言葉が出ないグラース。
すると、レティが懐に忍ばせた予備の仮面を被って言った。
「お願いよ、ミッドヴィリーム…。
マダム・ウィンターの正体は、一般人・警察・そして私の宝物、チルノ…。
誰にも言わないで…」

(ウェールどうしよう…。あたいレティに何と言えばいいの…)
(…大丈夫ですよ。いつも通り過ごせば、レティさんも笑顔で接してくれますよー)
動揺するグラースを、抱きしめてなだめるウェール。
一方のブロッケンも、今はグラースを励ます一方で、
自分の力が制御出来ていない事に、自身の未熟さを感じた。
ちなみにヴィリームの正体は、レティはまだ知らない。

3人が幻想町に戻った後の事。
マダム・ウィンターはウィザーグローと会話した。
「私の正体、ヴィリーム達にバレちゃったわね…」
「まあ気にするな。ワールドハートはどうした?」
「欧州、ロシア、オセアニアの分なら私が持っているわ」
「私はアフリカと南北アメリカだな…。
アジアのワールドハートがローカルハートを47個集めた分なのだが…」
「確かケイオスが、群馬県のローカルハートを入手したのよね」
「ああ。ワールドハートを全て集めれば、1つ願いが叶うみたいだな」
「ええ。願いの権利は譲るわ。
私に彗星の欠片をくれないかしら?」
「それは約束通りだ。換金すればお金になるしな。
そして願いでミラクルアースを変えるんだぜ…」
ロケ地・島根県出雲市。
出雲駅についたぞ!
出雲そば屋を買って独占だ!
やめて!乗っ取りカードはやめて!
次回、名産奇跡獣道中記・第58話『復活!謎のリムデスティニーとレディ・スパイダー』
予告内容は本編と無関係やで。

名前:キセキソバイシャコ
モチーフ:出雲そば+出雲大社+シャコ
能力:出雲そばを自在に出す程度の能力
解説:出雲大社から生まれた名産奇跡獣。
外見は出雲大社を体に纏った巨大なシャコ。
口から吐き出す無数の出雲そばが武器。

真紅家のお嬢様、麗美亜は丁度大学の勉強を兼ねて出雲大社に来ていた。
彼女の懐には、ウィザーグローから貰った例の薬が。

ちなみに今日はなんと、バラエティの撮影でアイドルの黒谷ヤマメもいる。
「うちはな…」

そんなヤマメをよそに、麗美亜は出雲大社に絵馬を書こうとしたが…。
「ソバイシャコー!」
キセキソバイシャコが現れ、麗美亜が出雲そばに締め付けられた。
「これも、運命かしら…」
そう呟いたが、薬の事を思い出して飲んだ!

リムデスティニー、復活。
デスティニーは出雲そばをほどき、槍を投げるが…。
「出雲そバリアー!」
跳ね返された。
そんな状態で苦戦しているデスティニーの前に、仮面の少女が現れた!

「ウチに任せとき!レディ・スパイダー参上や!」
茶色いリボン、金色の蜘蛛の巣模様のチャイナドレス、黒いシルクの手袋、
そして黄色い蜘蛛の巣を模した仮面(口元が見えるタイプ)を被った少女が現れた!
スパイダーは手袋を片方脱ぐと、指から太い糸が出現!
ソバイシャコを締めつけ、動きを止めた。
「必殺技を出すんや!リムデスティニー!」

「これも貴方の運命よ!ヴィリーム・デスティニー・ミルキーウェイ!」
紅い槍を投げた。ソバイシャコを貫通し、見事浄化。
ローカルハートを手にしたデスティニー。
取った隙を狙って、スパイダーの仮面を外した!

「…」
「…ヤマメさん、サイン!」
サインをスペルカードに書いて、レディ・スパイダー、いや、ヤマメさんは立ち去った。

その後麗美亜は、出雲市観光を楽しんだようだ。

一方…。
「はい、マダム・ウィンターはんか。
ハルトマン・ローズとビート・エレキテルが?!」

ロケ地・群馬県桐生市他。
群馬県のローカルパワーは、とある人物に宿っていた!
それを聞いて動き出したケイオス。
一方、ある人物が群馬県のローカルハートを狙おうと…。
次回、名産奇跡獣道中記・第59話『群馬をかけた戦い』
遂に、遂に…。

名前:キセキオクリギックス
モチーフ:送り狐+式神九尾コックス・ナイント
能力:式神を送り届ける程度の能力
解説:当時群馬県桐生市にいたコックスにローカルパワーが宿り生まれた名産奇跡獣。
外見はコックスと全く同じ。
ケイオスは、群馬県中を捜索していたようだが…。

「強いわ…」
「助けて…」
2人の仮面の少女が倒れている。助けたのはリムビブロス。
正体は妖山学園の中学生、本居小鈴だ。

ビブロスは倒れた2人に、家庭の医学の本のミラクルパワーを翳して治療した。
「ヴィリーム・ビブロス・リーディング!」
2人は回復し、ビブロスに真相を話した。
「ありがとね。私はビート・エレキテル」
先に話したのは赤髪に白いジャケット、紫色のネクタイ、白い手袋、
そして赤い稲妻を模した仮面(口元露出)を被った少女。
通名はビート・エレキテル。

「私はハルトマン・ローズよ。宜しくね」
次に話したのは通名ハルトマン・ローズ。
緑髪と黒い帽子、黄色いスモック、白い手袋、
そして緑色の猫を模した仮面(口元露出)を被っている。

どうやら彼女達は、桐生市でオクリギックスと遭遇し戦ったが、
謎のスキマ少女が急襲して倒されたらしい。
2人はローカルハートがスキマ少女に渡るのを微かに目撃していた。

「仮面の下見せて?」
ビブロスが訪ねたが、両方首を横に振った。

すると3人の前に、ウィザーグローが現れた!
「すまん!至急幻想町に戻ってくれ!
ローカルハートが群馬県以外全て集まった!」
3人はウィザーグローに言われるがままに、幻想町のカフェ『ヴアル』に急いだ。

ヴアルには大勢の人物が集結。
ヴィリーム26人(コメットも)、奇跡団幹部(早苗除く、ミラーとヨーヨード含む)、
マダム・ウィンターと3人の仲間、ウィザーグロー、霊夢だ。
火の玉がミラクルパワーの戦士全員を集めるよう、ウィザーグローに頼んだのだ。

新たな長い戦いが幕を開ける…!

遂に集まった、48人のミラクルパワーの少女達!
ヴィリーム、奇跡団、味方の奇跡獣人、謎のミラクルアイ、そして霊夢とカナと華扇と小町!
彼女達がローカルハートとワールドハートを揃え、ケイオスの野望に立ち向かう!
次回、名産奇跡獣道中記・第60話『集いしミラクルパワーの戦士達』
さあ!


ヴアルに集まったミラクルパワーの戦士達。
黒狼と理恵(コウモリ)とハクタクルムーンとミラクーンも駆けつけた!
更にウィザーグローがミマの娘・カナとミラクルアース住人のアリスを連れてきた!
そして最後に現れたのは意外な人物だった…!
「悪いがあたいも参加させて貰うよ!」
「包帯が唸りだしました!ケイオスが来る予感がします!」
幻想町の警察官・小野塚小町と、妖山学園の教師・茨木華扇だ。

どうやら2人は何故かケイオスについて知っているようで、今回の異変に集まった。
更にアリスは、マダム・ウィンター達がいるのに気づき、桃色の仮面を即座に被った。
アリスはパペット・メイデンと名乗り、マダム・ウィンター達に訪ねた。
「ワールドハートは集めきったのね。ウィンター、スパイダー、ローズ、エレキテル」
「ええ」
「ウチは持ってへんけど」
「まあね」
「集まったよー!」
彼女達はミラクルパワーを使いこなす謎の集団、ミラクルアイと言うらしい。
シンキ・マーガトロイドがワールドハートの異変の為に組織した集団だ。

ハクタクルムーンは例の奇跡獣で慧音から分離して駆けつけた。
「慧音に迷惑はかけられないからな…」

カナ・アナベラルはウィザーグローからの知らせを受け、
母親のミマに会いたい一心でヴアルにやって来た。
「お母さんに会えるなら…、私は何だってする!」

そしてウィザーグローの口からローカルハートとワールドハートの真実が語られた。
「すまん、よく聞いてくれ。
私はある日、願いが一つだけ叶うミラクルパワーが満ちた彗星を目撃して私の願いを叶えようとした。
だがあのヴィオラが彗星ごとサモンゲートに入れようとしたんだ!
そこで私は彗星にスパークを放ち、
地球上に降り注いで分割し、どうにかヴィオラの野望だけは阻止出来た。
早いうちに回収すべく、私はヴィリームと奇跡団とミラクルアイに、
ローカルハートとワールドハートの回収を頼んだんだぜ」

ウィザーグローが語り終えると、突如地震発生!
謎の地震で、ヴアルがケイオスの本拠地・マヨヒガにワープ!
そこにはヴィオラを始め、コックスやティアットに加え、
三幹部とナノケイオス10人がいた!

「さあ大人しく、ローカルハートとワールドハートを渡しなさい」
ヴィオラが胡散臭く発言。

「悪いなヴィオラ!お前に渡す訳にはいかないぜ!」
ウィザーグローが反論すると…!
「うふふ…、じゃあ貴方達を一瞬で眠らせてあげるわ!」
強烈な風がヴィリーム達を襲う!最早絶体絶命ー。

かと思われたその時。

「待てィ!」

そこに現れたのはー。
「争いある限り私は不滅!キセキシンパンダ参上!」
キセキシンパンダだ。なんとシンパンダがヴィオラの攻撃を無効化したのだ。

「…この奇跡獣め!」
ビーズがシンパンダに攻撃するが…。
「審判への反抗はイエローカードだ!」
ビーズを跳ね飛ばした。続けてシンパンダが語る。

「人間は、とある素晴らしい物を生み出した事を知らないようだな。境界皇帝ヴィオラよ。
人間はスポーツやゲームやバトル等の勝負を生み出したんだ!これぞ人間の賜物だ!
ケイオスよ、ローカルハートとワールドハートが欲しければ、彼女達と正々堂々戦えばいい。
ミッドヴィリームと、東風谷奇跡団と、その他大勢とな!」

意外にもヴィオラの返事は。
「…分かったわ。もしそちらが勝ったら潔く群馬のローカルハートは渡すわ。
ただし負けた時は…、ローカルハートもワールドハートも貴方達の力も全て渡して貰うわ!」

「よし、ならば大勢いるから対決はこれだ!
【ミラクル・ロワイヤル】だ!
これは双方の野望を賭けた戦いだ!
予選はケイオス側の1人とこちら側の3人が同じ部屋で戦い、勝者が決勝戦に進出する!
予選は16の部屋で行う!
決勝戦は16人で戦い、チームが全滅した時点で終了だ!
審判は私が行う!なお、予選の組み合わせはくじ引きで決める!」

ケイオスの面々は、様々な反応を見せつつシンパンダ指定の部屋へ。
一方のヴィリーム達は、抽選のくじ引きを引き始めた…!
運命の抽選結果は次回!

果たしてヴィリーム達は、ケイオスの野望を防げるか…!


次回、ローカルハート等を賭けたミラクル・ロワイヤル開始!
待て次回!

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最終更新:2018年11月23日 16:15